JPH08216778A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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Publication number
JPH08216778A
JPH08216778A JP2497595A JP2497595A JPH08216778A JP H08216778 A JPH08216778 A JP H08216778A JP 2497595 A JP2497595 A JP 2497595A JP 2497595 A JP2497595 A JP 2497595A JP H08216778 A JPH08216778 A JP H08216778A
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JP
Japan
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light
optical block
hologram
bulb
prisms
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Application number
JP2497595A
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English (en)
Inventor
Masato Shinoda
真人 篠田
Yasuaki Kai
康朗 甲斐
Shuichi Ikui
秀一 生井
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH08216778A publication Critical patent/JPH08216778A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/22Processes or apparatus for obtaining an optical image from holograms
    • G03H1/2202Reconstruction geometries or arrangements

Landscapes

  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車などのリアコンビランプ、ストップラ
ンプ及びターンシグナルランプランプ等の車両用灯具を
提供すること。 【構成】 バルブと反射用リフレクタから成る光源から
射出した光が導光用光学ブロックに入射し、導光された
後に特定方向に反射し、この反射方向の延長線上に設置
されている体積位相型ホログラムからなる表示ホログラ
ムに入射して、入射方向と反対方向に回折反射させて表
示ホログラム面を発光させることにより表示する車両用
灯具において、前記導光用光学ブロックの光の入射面の
表面が微細なプリズムを連続に配置した形状をなし、か
つ導光された後に特定方向に反射する面が反射層を有す
る凹面形状となっていることを特徴とする車両用灯具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用灯具に関し、特
に自動車などのリアコンビランプ、ストップランプ及び
ターンシグナルランプ等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車には制動状況を後続車
の運転者に伝達するためのストップランプ、回転方向を
示すターンシグナルランプ、夜間に自車の存在を示すテ
ールランプ及び後退を示すバックランプ等の装着が義務
付けられており、最近ではこれらを一体としたコンビネ
ーションランプが自動車の後部に用いられている。
【0003】これらのランプのうち、特に情報の重要性
の高いテールランプ、ストップランプ及びターンシグナ
ルランプは、点灯時の色及び配光範囲がJIS規格によ
り厳密に規定されている。
【0004】図1は現在の自動車に用いられるランプの
一般的な構造を示す断面図である。この図に示すよう
に、自動車用ランプはタングステンフィラメント1を発
光源とするバルブ2と、バルブからの光を均一にするフ
レネルレンズ3と、点灯時の色及び配光範囲を所定のも
のとするための透光板4とから構成されている。
【0005】発光光量が不足する場合には図2に示すよ
うに、バルブのフレネルレンズと、透光板の設置位置と
反対側に鏡面状態の金属板を放物面状に湾曲させたバル
ブリフレクタ5とを設け、バルブからフレネルレンズ設
置位置と反対方向に出た光も積極的に利用することによ
り、バルブからの全光束をより効率良く利用する工夫が
なされている。
【0006】バルブのフィラメントに電圧を印加して発
光させることによるバルブから直接発せられる光と、バ
ルブリフレクタが設置されている場合にはバルブリフレ
クタ表面で反射した光とがフレネルレンズに入り、均一
な光となった後に透光板を透過して車外後方に発せられ
る。
【0007】この透光板は、一般に点灯時の色がJIS
規格内に入るように赤色又は橙色に着色されており、ま
た内側は配光範囲が規格内に入るようにマイクロレンズ
が多数設けられている。
【0008】また、ホログラムを用いた車両用灯具とし
ては、例えば特開平5−338488号公報及び特開平
5−113742号公報に開示されたものがあり、それ
ぞれ図3及び図4に示す。
【0009】図3は車両のリアウインドウガラス6に設
けられたホログラムシート7aと、リアパーセル10の
中に設けられたバルブリフレクタ5と、赤色フィルタ8
で覆われたバルブ2とから構成された表示灯である。こ
の表示灯はリアパーセル10からリアウインドウガラス
6の中に設けられたホログラムシート7aへバルブ光を
射出し、車両後方へ透過回折させて表示するものであ
る。
【0010】図4は車両のリアウインドウガラス6の中
に設けられたホログラムシート7bと、バルブリフレク
タ5と、赤色フィルタ8で覆われたバルブ2と、プリズ
ム9とから構成されたホログラムを用いた表示装置であ
る。この表示装置は、バルブ点灯時にリアウインドウガ
ラス6中にバルブ光を導光し、ホログラムシート7bに
入射させて車両後方へ反射回折させて表示するものであ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来構
造の車両用灯具では、特に晴天時に強力な太陽光線がこ
の車両用灯具の最外部に設置されている透光板に入射し
た場合には、バルブ消灯時と点灯時とのコントラストが
低いということがあった。
【0012】また、図3及び図4に示されるようなホロ
グラムを用いた車両用表示灯では、前者のホログラムが
透過型なので厚さによって効率が大きく変動しやすく、
また後者のホログラムは全反射角度を45°〜75°の
範囲としており、これに対応してホログラムへの光の入
射角度も45°〜75°の範囲となるが、一般的に光の
入射角度が60°より大きいと表面反射が顕著になり、
ホログラムに入射する光の量そのものが減少して、強力
な太陽光のもとで鮮明な像を得るためには出力の大きな
バルブを設けるなどの工夫が必要となり、規格の厳しい
テール、ストップ及びターンシグナルランプ等への適用
は難しいという問題点があった。
【0013】従って本発明は、上記問題点を解決するた
めのものであり、強力な太陽光線が透光板に入射した場
合であっても、バルブ消灯時と点灯時とのコントラスト
が高く、しかも簡易な構成で強力な太陽光のもとで鮮明
な像を得ることのできる車両用灯具を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的は、
バルブと反射用リフレクタから成る光源から射出した光
が導光用光学ブロックに入射し、導光された後に特定方
向に反射し、この反射方向の延長線上に設置されている
体積位相型ホログラムからなる表示ホログラムに入射し
て、入射方向と反対方向に回折反射させて表示ホログラ
ム面を発光させることにより表示する車両用灯具におい
て、前記導光用光学ブロックの光の入射面の表面が微細
なプリズムを連続に配置した形状をなし、かつ導光され
た後に特定方向に反射する面が反射層を有する凹面形状
となっていることを特徴とする車両用灯具により達成さ
れた。
【0015】以下、本発明について更に詳細に説明す
る。図5(a)は本発明の車両用灯具を示す断面図であ
る。2は光源となるバルブであって、そのフィラメント
がバルブリフレクタ5の放物面の焦点位置に来るように
設置されている。導光用光学ブロックは、その表面の一
部が微細なプリズムを連続的に配置した形状となってお
り、残る表面の一部が所定曲率に湾曲した凹面となって
いて、かつこの凹面の表面に反射層13が設けられてい
る。
【0016】図5(b)は光源となるバルブ、微細なプ
リズムが形成されている導光用光学ブロック部分の拡大
及び光が入射する様子を示す図である。図5(c)は反
射層を有する凹面形状の導光用光学ブロック部分の拡大
及び光を反射する様子を示す図である。
【0017】導光用光学ブロックの材料としては、特に
制限されないが、例えばアクリル又はポリカーボネート
が好適に用いられる。予め金型を所望の形状が得られる
ように機械加工し、この金型を用いてインジェクション
法により一体成形品の光学ブロックを作製する。
【0018】次いで、湾曲した凹面以外を耐熱性テープ
などでマスキングし、真空成膜法やメッキ法などにより
湾曲した凹面の表面のみに反射層を設ける。反射層とし
ては、Al、Ag、Ti及びSnから成る群から選ばれ
た金属が好適に用いられる。
【0019】ホログラム14は図6に示すように、平板
状の透明基板14aと感光材14bとから成っている。
透明基板としては、公知の材料の中から適宜選択して使
用することができ、例えばアクリルやポリカーボネート
等の樹脂及びガラスなどが挙げられる。
【0020】感光材としては、例えばポリビニルカルバ
ゾールをマトリックスとし、モノマーとしてEO変性ト
リブロモフェノキシエチルアクリレート及びイソシアヌ
ル酸骨格トリアクレート、開始剤としては、2,4,6
−トリス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、増感
色素としてスクワリリウム系色素を添加したものなどが
挙げられる。
【0021】ホログラムを製造するに際しては、まず透
明基板をアルコールやアセトン等の有機溶剤で良く洗浄
して脱脂した後に純水でリンスし、乾燥させる。この透
明基板に、スピンコート法、ディップ法、スプレー法な
どにより感光剤を塗布して風乾させ、乾板を作製する。
【0022】次いで、図7に示すように露光系の所定位
置に乾板を設置して所定の波長を回折するように干渉縞
を感光材に形成させる。具体的にはチタンサファイヤレ
ーザー装置16から発光波長780nmの光束をビーム
スプリッタ17によって2つに分け、それぞれ凸レンズ
18a、18b、18c、18dにより平行光とし、一
方の光を平面鏡19により折り返し参照光vとし、他方
の光と交差する位置に乾板を設置することにより干渉縞
を形成する。なお、参照光vと感光材14aとのなす角
度は図5におけるホログラム14への入射光とホログラ
ム14がなす角度と同一となるようにすることにより、
所望の角度で光が回折する。
【0023】最後に、現像液であるメチルイソブチルケ
トン、ヘプタンに順次浸漬した後に乾燥させて所望のホ
ログラムを得る。
【0024】図5(a)に示す、15は表示光を外部へ
出射する窓となる透光板であり、その内面には透過光を
拡散させるためのマイクロレンズ状の凹凸が形成されて
いる。透光板の材料としてはアクリルやポリカーボネー
ト等の透明樹脂が好適に用いられる。透光板は、一般に
インジェクション法により一体成型するが、本発明にお
いては、予め使用する金型表面にマイクロレンズを機械
加工により作成しておいて、成型時と同時に所望形状の
マイクロレンズが転写されるようにしている。
【0025】また、光源となるバルブが車体の室内側に
出て不都合が生じる場合には、図8に示すように、バル
ブと導光用光学ブロックとの間に反射ミラー20を設置
し、バルブから発せられた光を反射ミラー20で折り返
して導光用光学ブロックに入射させる構造としても良
い。
【0026】
【作用】次に、本発明の作用を説明する。バルブ2から
直接出た光とバルブリフレクタ5で反射した光とは導光
用光学ブロック11の微細なプリズムが連続的に配置さ
れている面に入射する。図5(b)に示すように、微細
なプリズムが連続に配置している面に対して角度θ下方
の延長線上にバルブ2が存在するとする。
【0027】バルブ2から発せられる光がこのプリズム
を通じて効率良く導光用光学ブロック11内に導入され
るためにはプリズムでの反射を限りなくゼロとする必要
があるので、プリズムの特定面をバルブに対して垂直に
配置すれば良い。ここで、隣接するプリズムへの光を遮
らないためにはプリズムの断面形状が頂角90°の直角
三角形となっていることが要求される。
【0028】また、この直角三角形の頂角以外の残る2
つの角のうち1つはθに一致するが、バルブの位置θは
10〜40°の範囲内にあることが好ましい。バルブの
位置θが10°より小さい場合には奥行きが深くなり、
逆に40°より大きい場合には導光用光学ブロック内面
で全反射を起こさないので光を効率良く導光できない。
結果としてプリズムの断面形状が頂角90°の直角三角
形で、かつ頂角以外の残る2つの角のうちの1つが10
°〜40°の角度範囲内にあることが好ましい。
【0029】隣接するプリズムの間隔は100μm〜5
mmの範囲内にあることが好ましい。プリズムの間隔が
100μmより小さいと、光の回折現象が顕著となって
散乱原因になりバルブからの光を効率良く導入すること
ができず、逆に5mmより大きいと、導光用光学ブロッ
クとバルブとの距離が近くなってしまい耐熱性の観点か
ら好ましくない。
【0030】微細なプリズムを通じて入射した光は導光
用光学ブロックの上下面に対する入射角が全反射する角
度となるので、導光用光学ブロック内面で全反射を繰り
返し、すべての光が入射した面の反対方向へ減衰せずに
進んで行く。
【0031】そして所定曲率に湾曲した凹面部分に入射
した後に、凹面に形成した反射層で反射し折り返され、
導光用光学ブロックから屈折しながら出射されたホログ
ラム全面に照射される。所定曲率Rの凹面に光が入射し
た場合に、図5(c)に示すように、入射光(図中の実
線)に対して出射光(図中の点線)は曲率Rに対応して
拡散して反射する。
【0032】反射層を有した凹面の曲率Rは1〜10c
mの範囲内にあることが好ましい。凹面の曲率Rが1c
mより小さいと光の拡散度合いが小さく、逆に10cm
より大きいと拡散度合いが大き過ぎて、共に凹面に形成
した反射層で反射した光は、導光用光学ブロックから屈
折しながら出射した際にホログラム全面に効率的に照射
されないという問題が発生する。
【0033】最後に、導光用光学ブロックから出た光は
下方に設置してあるホログラム14に入射角度60°以
下で入射するので、表面反射はほとんど問題にならな
い。ホログラムで特定波長の光のみを選択的に回折反射
して透光板方向へ進み、透光板を透過しながら外部に出
射されることになる。この際、透光板の内面に形成され
たマイクロレンズ状の凹凸により透過光が上下左右に拡
散され、広い角度範囲で透過光が認識可能となる。
【0034】このように導光用光学ブロックの高さ方向
は20〜30mm程度にもかかわらず、光の損失がほと
んど無くホログラムまで光を導くことができ、ホログラ
ムへの光の入射角度は60°以下となるので、ホログラ
ム表面での光の反射による損失もほとんど無く、結果と
して極めて明るい車両用灯具が実現可能となる。
【0035】表面の一部が微細なプリズムを連続的に配
置した形状となっており、かつ残る表面の一部が所定曲
率に湾曲した曲面となっていて、かつこの曲面の表面に
反射層が設けられている導光用光学ブロックを用いるこ
とにより、ホログラムの上下方向の大きさに対してより
少ない空間しか占有しないのにもかかわらず、バルブか
らの光を効率良くホログラムに入射させることが可能と
なるのである。
【0036】特に、リアコンビネーションランプのよう
に表示部分以外には無駄な空間が可能な限り制限されて
いる車両用灯具には適した構造を提供することができる
のである。更に、ホログラムはバルブ点灯時に特定波長
の光のみしか回折しないので、予め透光板に赤色又は橙
色に着色しておく必要が無いので、点灯時と消灯時で色
調変化をつけることができる。
【0037】以上に示してきた方法で得られた車両用灯
具については、以下のようにして評価した。
【0038】灯具の明るさについては、まずバルブ〔J
ISC7506(自動車用電球)に規定されているも
の、名称:白熱灯(タングステンフィラメント)、21
W、形状:楕円形、長方向:約3cm、短方向:約2.
5cm〕を点灯させ、透光板の中心法線方向から3m離
れた場所での上下±10°、左右±20°の範囲の照度
を照度計(ミノルタ株式会社製の商品名:デジタル照度
計、型番:T−1)で測定した後に発光光束量を計算し
て求め、バルブ自体の発光光束量に対する比を発光効率
と定め、発光効率の大きいものほど車両用灯具としては
優れていると判断した。
【0039】擬似点灯については、透光板の中心法線方
向より20°上方の場所から太陽光又は擬似太陽光とな
るような強力な光源からの光を入射させた状態で車両用
灯具内のバルブを点灯や消灯させ、各状態で輝度を光度
計(トプコン株式会社製の商品名:輝度計、型番:BM
−3)で測定し、輝度比をコントラスト比とした。コン
トラスト比が大きいほど点灯と消灯の明るさの差が大き
いので、視認性は良好で擬似点灯防止効果が優れている
と判断した。
【0040】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳細に説
明するが、本発明はこれによって限定されるものではな
い。
【0041】実施例1 断面が頂角90°の直角三角形で残る2つの角のうちの
1つが12°であるプリズムを間隔200μmで同一方
向に連続に配置した面と、Alの反射層を有した曲率8
cmの凹面とを同時に有した導光用光学ブロックを用
い、光源からの光をこの導光用光学ブロックに導入させ
た後に、回折波長620nm、回折方向は入射角60°
に対して法線方向であるように作製したホログラムに入
射させて、発光効率及びコントラスト比を評価した。そ
の結果、発光効率は0.77%、コントラスト比は0.
90であった。
【0042】実施例2 断面が頂角90°の直角三角形で残る2つの角のうちの
1つが25°であるプリズムを間隔800μmで同一方
向に連続に配置した面と、Agの反射層を有した曲率5
cmの凹面とを同時に有した導光用光学ブロックを用
い、光源からの光をこの導光用光学ブロックに導入させ
た後に、回折波長630nm、回折方向は入射角52°
に対して法線方向であるように作製したホログラムに入
射させて、発光効率及びコントラスト比を評価した。そ
の結果、発光効率は0.75%、コントラスト比は0.
85であった。
【0043】実施例3 断面が頂角90°の直角三角形で残る2つの角のうちの
1つが38°であるプリズムを間隔4mmで同一方向に
連続に配置した面と、Alの反射層を有した曲率8cm
の凹面とを同時に有した導光用光学ブロックを用い、光
源からの光をこの導光用光学ブロックに導入させた後
に、回折波長630nm、回折方向は入射角43°に対
して法線方向であるように作製したホログラムに入射さ
せて、発光効率及びコントラスト比を評価した。その結
果、発光効率は0.78%、コントラスト比は0.87
であった。
【0044】実施例4 回折方向を入射角50°に対して法線方向としたホログ
ラムを用いた他は、実施例1と全く同様にして、発光効
率及びコントラスト比を評価した。その結果、発光効率
は0.82%、コントラスト比は0.93であった。
【0045】実施例5 回折波長を590nm、回折方向を入射角60°に対し
て法線から10°としたホログラムを用いた他は、実施
例1と全く同様にして、発光効率及びコントラスト比を
評価した。その結果、発光効率は0.81%、コントラ
スト比は0.88であった。
【0046】比較例1 図2に示した従来の車両用灯具を用いて評価を行なった
結果、発光効率は0.70%と実施例1〜3と大差は無
かったが、コントラスト比が0.52であった。
【0047】比較例2 図3にしたホログラムを用いた車両用灯具を用いて評価
を行なった結果、コントラスト比は0.80と実施例1
〜3と大差は無かったが、発光効率が0.21%と低
く、リアコンビネーションランプなどのような明るさに
規定のある部分への適用には更に工夫が必要であった。
【0048】比較例3 断面が頂角70°、残る2つの角のうちの1つが50°
であるプリズムを間隔230μmで同一方向に連続に配
置した面と、Alの反射層を有した曲率7cmの凹面と
を同時に有した導光用光学ブロックを用い、光源からの
光をこの導光用光学ブロックに導入させた後に、回折波
長620nm、回折方向は入射角60°に対して法線方
向であるように作製したホログラムに入射させて、発光
効率及びコントラスト比を評価した。その結果、発光光
度、コントラスト比がそれぞれ0.25%、0.48と
低く、リアコンビネーションランプなどのように明るさ
に規定のある部分への適用にはさらなる工夫が必要であ
った。
【0049】比較例4 断面が頂角90°の直角三角形で残る2つの角のうちの
1つが25°であるプリズムを間隔50μmで同一方向
に連続に配置した面と、Agの反射層を有した曲率5c
mの凹面とを同時に有した導光用光学ブロックを用い、
光源からの光をこの導光用光学ブロックに導入させた後
に、回折波長630nm、回折方向は入射角50°に対
して法線方向であるように作製したホログラムに入射さ
せて、発光効率およびコントラスト比を評価した。その
結果、発光光度、コントラスト比がそれぞれ0.18
%、0.32と低く、リアコンビネーションランプなど
のように明るさに規定のある部分への適用にはさらなる
工夫が必要であった。
【0050】比較例5 断面が頂角90°の直角三角形で残る2つの角のうちの
1つが38°であるプリズムを間隔4mmで同一方向に
連続に配置した面と、Alの反射層を有した曲率25c
mの凹面とを同時に有した導光用光学ブロックを用い、
光源からの光をこの導光用光学ブロックに導入させた後
に、回折波長630nm、回折方向は入射角43°に対
して法線方向であるように作製したホログラムに入射さ
せて、発光効率及びコントラスト比を評価した。その結
果、発光光度、コントラスト比がそれぞれ0.30%、
0.51と低く、リアコンビネーションランプなどのよ
うに明るさに規定のある部分への適用にはさらなる工夫
が必要であった。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
その構成をバルブと反射用リフレクタから成る光源から
射出した光が導光用光学ブロックに入射し、導光された
後に特定方向に反射し、この反射方向の延長線上に設置
されている体積位相型ホログラムからなる表示ホログラ
ムに入射して、入射方向と反対方向に回折反射させて表
示ホログラム面を発光させることにより表示する車両用
灯具において、前記導光用光学ブロックの光の入射面の
表面が微細なプリズムを連続に配置した形状をなし、か
つ導光された後に特定方向に反射する面が反射層を有す
る凹面形状とすることにより、強力な太陽光線が透光板
に入射した場合であっても、バルブ消灯時と点灯時との
コントラストが高く、しかも簡易な構成で強力な太陽光
のもとで鮮明な像を得ることのできる車両用灯具を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の車両用灯具を示した断面図である。
【図2】従来の車両用灯具を示した断面図である。
【図3】ホログラムを用いた従来の車両用灯具を示した
断面図である。
【図4】ホログラムを用いた従来の車両用灯具を示した
断面図である。
【図5】(a)は本発明の車両用灯具を示した断面図で
ある。(b)は光源と微細なプリズムが形成されている
導光用光学ブロック部分の拡大及び光が入射する様子を
示す図である。(c)は反射層を有する凹面形状の導光
用光学ブロック部分の拡大及び光を反射する様子を示す
図である。
【図6】本発明で用いたホログラムの断面部分拡大図で
ある。
【図7】ホログラム作製時に用いる露光光学装置の概略
図である。
【図8】本発明の車両用灯具を示した断面図である。
【符号の説明】
1 タングステンフィラメント 2 バルブ 3 フレネルレンズ 4 透光板 5 反射用リフレクタ 6 リアウインドウガラス 7a ホログラムシート 7b ホログラムシート 8 赤色フィルタ 9 プリズム 10 リアパーセル 11 導光用光学ブロック 12 微細なプリズムを連続に配置した面 13 反射層 14a 透明基板 14b 感光材 15 透光板 16 チタンサファイヤレーザー装置 17 ビームスプリッタ 18a、18b、18c、18d 凸レンズ 19 平面鏡 20 反射ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03H 1/22 G03H 1/22

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブと反射用リフレクタから成る光源
    から射出した光が導光用光学ブロックに入射し、導光さ
    れた後に特定方向に反射し、この反射方向の延長線上に
    設置されている体積位相型ホログラムからなる表示ホロ
    グラムに入射して、入射方向と反対方向に回折反射させ
    て表示ホログラム面を発光させることにより表示する車
    両用灯具において、前記導光用光学ブロックの光の入射
    面の表面が微細なプリズムを連続に配置した形状をな
    し、かつ導光された後に特定方向に反射する面が反射層
    を有する凹面形状となっていることを特徴とする車両用
    灯具。
  2. 【請求項2】 導光用光学ブロックの光の入射面の表面
    に形成されている微細なプリズムの形状が断面が頂角9
    0°の直角三角形で残る2つの角のうちの1つが10°
    〜40°の角度範囲内にあり、かつ隣接するプリズムの
    間隔が100μm〜5mmの範囲内にあり、更に反射層
    を有する凹面形状の曲率が1〜10cmの範囲内にある
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
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