JPS5941382Y2 - 焼燃器の制御装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、暖房機その他の燃焼器の運転を制御する燃焼
器の制御装置に関する。

し考案の技術的背景とその問題点〕 例えば、一般に、温風暖房機はタイマープリセント装置
を備えており、このタイマープリセント装置により、始
動の時点から一定時間の経過後に。

暖房運転の自動的な停止を行わせることができる。

しかｔＬ、そのタイマープリセント装置による始動時間
の設定は、安全性の問題から一般に困難である。

一方、温風暖房機の性能の向上、時間のデジタル化する
いはマイクロコンピュータ化による関連機器の普及によ
り、始動時間のプリセント化の要求が高まりつつある。

ところで、暖房機の使用者が始動時間をプリセットした
まま外出したり、あるいはそれを忘れたりすると、暖房
機が燃焼を開始した後において。

使用者その他の者が存在しなくなることもあり得る。

このときの自動始動および運転の継続は、監視を失うの
で大変危険であり、また不経済である。

〔考案の目的〕

本考案は、上記のような点に鑑みなされたもので、燃焼
器に始動用のプリセント装置を組み込み自動的に始動さ
せ、始動後において使用者などの不存在時には燃焼器を
自動的に停止させることを目的とするものである。

〔考案の概要〕

本考案はあらかじめ設定した時点に自動的に動作を行な
わせて運転を開始させるとともに運転開始時から一定時
間後に運転を停止させるタイマー装置と、このタイマー
装置による運転の停止前にタイマ！装置の出力により作
動されて警報を発生する警報器と、この警報器の警報を
受けて上記タイマー装置による運転期間中に手動操作さ
れるスイッチにより運転の継続を指示する指示装置と。

を備えたことを特徴とするものである。

〔考案の実施例〕

以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図は、−阿として温風暖房機に本考案を応用した場
合のブロック図を示していた。

温風暖房機１は、温度設定器２、温度制御装置３、燃焼
制御装置４、運転制御装置５１．燃料調節器６．空気量
調節器１で構成しである。

温度設定器２は、目標温度Ｔを与える部分である。

温度制御装置３は、目標温度Ｔと室内温度Ｔ′ との偏
差量を検出し、その偏差量に比例した出力を出す部分で
ある。

燃焼制御装置４は、上記偏差量の出力にもとづいて、燃
料調節器６および空気量調節器７の開度な変化させ、図
示しないバーナの燃焼状態を自動的に制御する。

そして、運転制御装置５は、あらか）定められた燃焼プ
ログラムにしたかって点火、燃焼および消火のシーケン
ス動作を進める。

そして、本考案の制御装置１１は、タイマー装置１２１
判定回路１３および警報器１４を付設した指示装置１５
で構成しである。

タイマー装置１２は、設定操作時からあらかじめ設定し
た一定の経過時刻またはあらかじめ設定した時刻ｔ。

に上記運転制御装置５に例えば巾」レベルの始動信号Ｓ
を発し、またその時点から一定の時間経過後の時刻ｔ
１ にある時間幅の確認信号Ｓ２を発生し、判定回路１
３および警報器１４に送る。

なお・、上記確認信号Ｓ２は１時刻ｔ１のあとにおいて
も、周期的に出力するようにしてもよい。

そしてこのタイマー装置１２は、モータと回転板の組み
合せによる機械時計として、あるいはクロンク信号発生
器とカウンターの組み合せによるデジタル時計として構
成できる。

警報器１４は、ブザーまたはベルなどからなり。

タイマー装置１２からの確認信号Ｓ２にもとづいて動作
して使用者などに警報を発する。

指示装置１５は、暖房機の４部あるいはその他の位置に
取付けた抑圧スイッチまたはタッチスイッチなどの手動
操作されるスイッチからなり、警報器１４の警報に促さ
れてスイッチを押圧したときに、「田レベルの指示信号
Ｓ３を出力する。

また１判定回路１３は、確認信号Ｓ および指示信号Ｓ
の同時ｒＨＪレベルを条件とし、そのときに上記運転
制御装置５に運転継続の指令信号ｓ４を発するゲート回
路である。

つぎに、動作を第２図の動作タイムチャートおよび第３
図の動作フローチャートにもとづいて説明する。

まず、使用者は、温度設定器２により目標温度Ｔを定め
、つぎにタイマー装置１２で運転開始の時刻ｔ を設定
する。

この設定動作により、動作がスタートする。

このあとタイマー装置１２は、設定時間ｔ の到来を判
断し、その時刻ｔ。

にＦＨＪレベルの始動信号Ｓ１を出力する。

運転制御装置５は、上記始動信号Ｓ１を受けた時点で。

電源の接続１点火動作その他の必要な動作を一定の順序
のもとに行い、運転を開始する。

室内温度Ｔ′が目標温度Ｔよりも低いときは、ただちに
燃焼動作が開始され、目標温度Ｔに達すると、その燃焼
動作が停止する。

このようにして燃焼は、目標温度Ｔを中心とする室内温
度Ｔ′の変動にともなって温度制御装置３の出力にもと
づいてオン・オフを自動的に繰返す。

一方、警報器１４は、時刻ｔ。

から一定の時間を経過した時刻ｔ の時点で、確認信号
Ｓ２を受けて警報を発する。

この警報を受けて指示装置１５のスイッチを操作すると
、これにより人の存在を確認しｒＨＪレベルの指示信号
Ｓ３を発生する。

したがって、判定回路１３は、ｒＨＪレベルの確認信号
Ｓ２およびｒＨＪレベルの指示信号Ｓ３を同時に受けて
、運転Ｗの指令信号Ｓ２を運転制御装置５を与え、運転
Ｑ継続を指令する。

もし警報が発せられても指示装置１５のスイッチが操作
されない場合＆九人が存在しないことになるので、指示
信号Ｓ３が破線で示すようにｒＬＪレベルのままである
から１判定回路１３は指令信号Ｓ４を出力せず、運転は
ただちに停止する。

なお、確認信号Ｓ が時刻ｔ のあとにおいても、一定
Ｑ経過時間ごとにｒＨＪに変化するようにすれば、その
つと運転の「継続」または「停止」が確認できる。

さらに始動信号Ｓ１および確認信号ｓ２が時刻ｔ。

ｊｔｌで ｒＨＪレベルに変化した後予定の運転中止時
までｒＨＪレベルに保持されるようにすれば、運転を家
人の存否と関連してオンまたはオフすることになる。

〔考案の効果〕

本考案によれば、暖房機などのある程度の危険をともな
う燃焼器の始動を自動的に行うとともに。

運転開始後一定時間の経過後に、人の存否を確認し、そ
の存在を条件としてのみ運転を継続するから、異常加熱
などの危険な運転が未然に防止できるため安全性を向上
することができるとともに、燃料の消費量を減少させる
ことかでき、省エネルギー効果もある。

【図面の簡単な説明】 第１図は本考案の装置の一実施例を示すブロック図、第
２図は動作のタイムチャート、第３図は動作フローチャ
ートである。 １１・・・・・・制御装置、１２・・・・・・タイマー
装置。 １４・・・・・・警報器、１５・・・・・・指示装置。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 あらかじめ設定した時点に自動的に動作を行なわせて運
   転を開始させるとともに運転開始時から一定時間後に運
   転を停止させるタイマー装置と、このタイマー装置によ
   る運転の停止前にタイマー装置の出力により作動されて
   警報を発生する警報器と、 この警報器の警報を受けて上記タイマー装置による運転
   期間中に手動操作されるスイッチにより運転の継続を指
   示する指示装置と、 を備えたことを特徴とする燃焼器の制御装置。