JPS5941364A - カロチノイド類を含有する着色剤 - Google Patents

カロチノイド類を含有する着色剤

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JPS5941364A
JPS5941364A JP15303082A JP15303082A JPS5941364A JP S5941364 A JPS5941364 A JP S5941364A JP 15303082 A JP15303082 A JP 15303082A JP 15303082 A JP15303082 A JP 15303082A JP S5941364 A JPS5941364 A JP S5941364A
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acid
carotenoids
carotenoid
oil
fatty acid
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Nobuo Uchiyama
内山 信夫
Takayoshi Mitsunaga
光長 孝義
Hisao Tohiki
戸引 久雄
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は色調安定性のすぐれたカロチノイド類を含有゛
する着色剤に関するものである。
カロチノイド色素類は従来から飲食品、医薬品なとの着
色剤として用いられてきたが、特に近年はタール系アゾ
色素の人体への影響か問題とされるようになったため、
カロチノイド色素の重要性が増加する傾向にある。しか
しカロチノイド類は一般に水に難溶性であり、またこれ
を用いて着色した場合はタール系色素のような鮮明な色
調を得かたく、さらに色調の安定性に乏しいことか欠点
とされていた。これらの欠点を補足して着色剤として有
利に使用するため、カロチノイド類に乳化剤又は可溶化
剤を加えて水に分散させること、濃い色調を得るためカ
ロチノイド類の溶解性の高い溶媒を使用することなどが
試みられたか、いずれも色調の安定性等満足すべきもの
でなく、その用途も限られていた。これらの従来技術と
しては例えは綿実油、トウモロコシ油、大豆等にカロチ
ノイド類を加熱溶解した後、乳化もしくはさらに粉末化
する方法が知られているが、これらはいずれも上記問題
を解決するに至っていないのが現状である。
そこで本発明者らは、カロチノイド類を着色剤とする医
薬品又は食品用の着色剤について抽々検討した結果、す
でに、酸性溶液に易分散性の着色製剤の製法の名称で、
カロチノイド類等を天然の動植物油類に溶解した油相を
、ノヨ糖脂肪酸エステルで乳化・分散する糸にレシチン
又は/及O・ポリグリセリン鮨肪酸エステルを含1jさ
せることを特徴とする酸性溶液に易分散性の着色製剤の
製法に関する発明を特許出願した。(特願昭56−19
9627号)この発明は明細書からの記載で明らかな如
く、酸性nI液に極めて分散性の良好な製剤を与えるも
のであるが、さらに研究を続けた結果、カロチノイド類
を特定の脂肪酸組成よりなる油脂類に加熱溶解した後乳
化もしくは粉末化することlこより、上記発明の特徴で
あるすぐれた乳化安定性を有し、しかも色調安定性にお
いて、よりすぐれたカロチノイド類含有着色剤が得られ
ることを見出し本発明を完成するに至った。
すなわち本発明はこの知見に基つくものでCI4:0(
ミリスチン酸)、C16:0(パルミチン酸)。
C16:l(パルミトレz(ン酸)およびC18:0(
ステアリン酸)がそれぞれ5%以下、CI8: I(オ
レイン酸)が50〜75%、C18:2(リノール酸)
が5〜15%、C20: 0 (アフキン順)、C18
:8(リルン酸)C20:1(エイコセン酸) + C
22: C+ (ベヘニン酸)およびC22:1(エル
ミン酸)がそれぞれ5%以下づ。)にカロチノイド類を
加熱解した後、乳化もしくは必要に応してさらに粉末化
jることよりなる色調安定性のすぐれたメツロチノイド
類を含有する着色剤に関Jろものであり、このような油
脂類は、従来全くカロチノイド類を含有する着色剤1(
使用された例はない。
本発明は前記先願発明の特徴を有しかっ色調安定性の向
でさらに改良を加λだもので、実用−F、極めて有用で
ある。
本発明を実施するには、カロチンイド類を高安定注油に
加熱溶解した後乳化も【7くは必要に応じてさらに粉末
化ずればよい。
カロチノイド類としては合成あるいは天然のα−カロチ
ン、β−カロチン、γ−カロチン、カンタキザンチン、
ビキシン、エチル又はメチルビキシン、クリプトキサン
チン、キサントフィル、その他、これらのヒドロキシン
又はカルボキシル含有エステル類を単独もしくは混合併
用することかできる。本発明に用いられる特定の脂肪酸
組成よりなる^安定性部は天然あるいは合成さらにはこ
れらに一部水酸酪加を行なったもの等、いずれのもので
もよい。また抗酸化剤等が添加されていてもよく、要は
11ぼ肪酸組成かC8:0が10〜25%、CIO:O
、C12:0.C14:0.C16:0.C16:l、
およO:cts:oがそれぞれ5%以下、C18:1が
50〜75γ]、 C18:2が5〜15%。
C20:0 、C18:8 、C20: I 、C22
:0およびC22:1がそれぞれ5%以下の範囲にある
ものであれば特に限定はされない。また該高安定注油に
は本発明の効果を失し7ない程度に他の油脂類、例えば
天然又は合成の動植物油類、鉱物油類、精油類あるいは
こ第1らのグリセライドエステル等を加えることもでき
る。
該高安定注油にカロチノイド類を加熱溶解するには目的
とする着色剤に合致する濃度になるように該高安定注油
の発煙点以下の適当な温度に加熱して溶解ずれ(」よい
ものであり、また懸濁して用いることもできる。またカ
ロチノイド類を溶解もしくけ懸濁した該高安定性油中に
はさらに必要に応じて他の成分、例えばBIT、BHA
、トコフェロ〜ル、アスユルビン酸、没食子酸、フィチ
ン酸、グリシン等天然または合成の抗酸化剤あるいはシ
ョ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ンル
ビタン脂肪酸エステル、プロピレングリ−l−ルMR肪
酸コースデル、アラビア°ゴム、り゛アーガl1、トラ
ガントカム等の界面活性剤またはグリセリン、プロピレ
ングリコール、ツルピッl−等の比重調整剤さらにはレ
レシチン又(J/及びポリグリセリン脂肪酸エステル等
を適宜組合せて添加することもできる。、かくしてMl
したカロチノイド類等を含む高安相 定性部の油相は水飴成分、例えば水に前記の一般的な天
然または合成の抗酸化剤あるいは界面活性剤または比重
調整剤等を適宜必要に応じて溶解もしくは分散したもの
と混合し、ホモミキサー、ホモジナイザー等の乳化分散
機を用いて常法により乳化、分散させて0/W型エマル
ジヨンとすれば目的の着色剤とすることができる。特に
ショ糖脂肪酸エステルを使用する系にレシチンを添加し
て製剤した製品は酸性溶液に易分散性であり、かつ色調
安定性にもすぐ才]、使用上の有用性が極めて高いもの
である。0/W型エマルジヨンの油相水相比率は0/W
Wエマルジヨンとなるものであれば特に限定されず、カ
ロチノイド類の濃度と合わせ適宜設定すれはよい。また
この0/W型エマルジヨンはさらに必要に応じ粉末化可
能になるように設定した組成によりスプレードライ、凍
結乾燥等の従来技術により粉末化することもできる。
以上に説明したように、本発明は従来全くカロチノイド
類の溶媒に使用されたことのない、特定脂肪酸組成がC
8:0が10〜25%。
C10:十〇、CI2:0.C14:0.C16:0.
C16:1およびC18:0がそれぞれ5%以下、C1
8:1が50〜75%、C18:2か5〜15%、C2
0:0.C18:8.C20:]、C22:0およびC
22:1がそれぞれ5%以下よりなる油脂にカロチノイ
ド類を加熱溶解後乳化もしくは必要に応じてさらに粉末
化−4ることにより、従来技術による方法、ずなわらカ
ロチノイド類を一般的な油脂、例えば綿実油、トウモロ
コシ油、大豆油等に加熱溶解後乳化もしくは必要に応じ
てさらに粉末化する方法に比べはるかに色調安定性のす
ぐれたカロチノイド類を含有する着色剤が得られるもの
である。
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 脂肪酸組成が08二〇が14.9%、CIO:0か28
%、CI2:0か01%、C14:0が01%1016
二〇が3.9%、C16:1が08%、C18:0が2
1%、C18:1が58.6%、C18:2が180%
C20: 0か0%、C18:8が2,2%、C20:
1が2.2%、C22:0が0%およびC22:1が0
%よりなる油脂 (日本油脂株式会社製H−10000) 400yにβ
−カロチン結晶12.5p、大豆リン脂質10y、ビタ
ミンE5yおよびソルビタシ脂肪酸エステル5yを14
00Cで加熱溶解し、他方水447.5yにショ糖脂肪
酸エステル20y1グリセリン100yを溶解し、両液
をホモジナイザーで乳化して橙色の乳剤を得た1この乳
剤を水に分散した液は分散性および色調安定性にすぐれ
ていた。また酸性溶液の例として、上記乳剤を01%ク
エン酸水溶液に分散したOL同様に分散性および色調安
定性にすぐれていた。
実施例2 脂肪酸組成が08二〇か17.9%、CIO:0が8.
8%、CI2:0が0%、C14:0がθ%、C16:
0が3.4%、C16:1が0.4%、C18:0が2
.1%。
C18:1が569%、C18:2が10.1%、C2
0:Oか07%、C18:8が2.7%、C20:1が
04%。
C22:0が08%およびC22:1が09%よりなる
油脂 (日本油脂株式会社製H−10000)842yにβ−
カロチン30%、落花生油70%よりなるけん濁液83
y、大豆リン脂質lOy、2にショ糖脂肪酸エステル2
0y、グリセリン100yを溶解し、両液をホモジナイ
ザーで乳化して橙色の乳剤を得た。この乳剤を水または
0.1%クエン酸水溶液に分散した液は分散性および色
調安定性にすぐれていた。
比較例 実施例1に記載した油脂(日本油脂株式会社lR11−
10006)にかえ、綿実油を用いて同一成分、方法で
乳剤を調製した。この乳剤を氷またはQ、 l %クエ
ン酸水溶液に分数した故は5]叡性番こは−づ−ぐれて
いたが、色調安定性は十分でなかった。
上記実施例および比較例の着色剤の安定性結果を象−1
に示す。
表−1分散液の色調安定性 るようにした。
上表の通り、実施例1あるいは実施例2によって得られ
た着色剤は比較例に比べ色調安定性の極めてすぐれたも
のであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. カロチノイド類を脂肪酸組成が、C8:0が10〜25
    %、C10:O,C12:0.C14:0.  C16
    :0 、C16: l  およびC18:Oがそれぞれ
    5%以下、C18:] が550〜75%C18:2が
    5〜15%、C20:0.C18:8.C20:1.C
    22:0゜およびC22:]  がそれぞれ5%以下よ
    りなる/111脂に加熱溶解した後、乳化もしくは必要
    に応じてざらに粉末化することにより得られるカロチノ
    イド類を含有する着色剤。
JP15303082A 1982-09-01 1982-09-01 カロチノイド類を含有する着色剤 Granted JPS5941364A (ja)

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