JPS5941312Y2 - シリンダブロツク装置 - Google Patents
シリンダブロツク装置Info
- Publication number
- JPS5941312Y2 JPS5941312Y2 JP15166478U JP15166478U JPS5941312Y2 JP S5941312 Y2 JPS5941312 Y2 JP S5941312Y2 JP 15166478 U JP15166478 U JP 15166478U JP 15166478 U JP15166478 U JP 15166478U JP S5941312 Y2 JPS5941312 Y2 JP S5941312Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- cylinder block
- liners
- thermal conductivity
- high thermal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はシリンダライナを一体に形成した多気筒内燃機
関のシリンダブロックの各シリンダライナの接合部にお
ける熱伝導を向上せしめるためのシリンダブロック装置
の改良に関するものである。
関のシリンダブロックの各シリンダライナの接合部にお
ける熱伝導を向上せしめるためのシリンダブロック装置
の改良に関するものである。
従来、シリンダライナを一体に形成した多気筒内燃機関
のシリンダブロックの、相隣り合うシリンダライナとシ
リンダライナとの接合部においては、冷却効果が劣るた
め、温度分布が不均一になり、偏温によるライチ部分の
変形が発生し、ブローパイ及び潤滑油消費が悪化すると
いう欠点がある。
のシリンダブロックの、相隣り合うシリンダライナとシ
リンダライナとの接合部においては、冷却効果が劣るた
め、温度分布が不均一になり、偏温によるライチ部分の
変形が発生し、ブローパイ及び潤滑油消費が悪化すると
いう欠点がある。
そこで、上記シリンダライナとシリンダライナとの接合
部に水ジヤケツト部へ開口したきり孔加工をほどこし、
小さい冷却水路を形成しているものがあるが、その機械
加工には、シリンダブロック側壁を通して水平又は傾斜
方向から長尺ドリルを使用しなければならず、その加工
に困難が伴うばかりでなく、その加工孔による水路の形
成に制限を受けるという欠点がある。
部に水ジヤケツト部へ開口したきり孔加工をほどこし、
小さい冷却水路を形成しているものがあるが、その機械
加工には、シリンダブロック側壁を通して水平又は傾斜
方向から長尺ドリルを使用しなければならず、その加工
に困難が伴うばかりでなく、その加工孔による水路の形
成に制限を受けるという欠点がある。
そこで本考案は、前記従来の欠点を解消するため、シリ
ンダライナを一体に形成した多気節用シリンダブロック
のシリンダライナとシリンダライナの接合部の熱伝導を
向上せしめることにより、シリンダライナの変形を防止
せしめることを目的としたものである。
ンダライナを一体に形成した多気節用シリンダブロック
のシリンダライナとシリンダライナの接合部の熱伝導を
向上せしめることにより、シリンダライナの変形を防止
せしめることを目的としたものである。
即ち、本考案は、シリンダライナを一体に形成した多気
筒用シリンダブロックにおいて、相隣り合うシリンダラ
イナの接合部に熱伝導度の高い材料の部材をその両端部
が水ジヤケツト部に突出するように鋳包みにより固設せ
しめてなるシリンダブロック装置から構成される。
筒用シリンダブロックにおいて、相隣り合うシリンダラ
イナの接合部に熱伝導度の高い材料の部材をその両端部
が水ジヤケツト部に突出するように鋳包みにより固設せ
しめてなるシリンダブロック装置から構成される。
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図に示す本考案の実施例VC訃いては、
多気筒内燃機関用のシリンダブロック4に複数のシリン
ダライナ部2,2′を一体に形成しており、相隣り合う
シリンダライナ部2,2′の接合部に、片側の水ジヤケ
ツト部3から反対側の水ジヤケツト部3′に橋渡しする
ような状態で、熱伝導度の高い材料の部材1を鋳包みに
より固設せしめている。
多気筒内燃機関用のシリンダブロック4に複数のシリン
ダライナ部2,2′を一体に形成しており、相隣り合う
シリンダライナ部2,2′の接合部に、片側の水ジヤケ
ツト部3から反対側の水ジヤケツト部3′に橋渡しする
ような状態で、熱伝導度の高い材料の部材1を鋳包みに
より固設せしめている。
上記熱伝導度の高い材料の部材1としては、熱伝導度の
高い材料であれば何でも有効であるが、一般的に、鋳鉄
製シリンダブロック4の場合には、黒鉛、表面処理を施
した銅、モリブデン等が使用可能である。
高い材料であれば何でも有効であるが、一般的に、鋳鉄
製シリンダブロック4の場合には、黒鉛、表面処理を施
した銅、モリブデン等が使用可能である。
また、熱伝導度の高い材料の部材1の大部分はシリンダ
ライナ部2,2′の接合部に鋳包みされるが、その両端
部に両側の水ジヤケツト部3,3′へそれぞれ突出する
未鋳包み部1aを設けているので、鋳包みされた部分の
冷却が促進され、それによりシリンダライナ部2,2′
の接合部の冷却効果を増大し、シリンダライナ部2,2
′の偏温を防止することができる。
ライナ部2,2′の接合部に鋳包みされるが、その両端
部に両側の水ジヤケツト部3,3′へそれぞれ突出する
未鋳包み部1aを設けているので、鋳包みされた部分の
冷却が促進され、それによりシリンダライナ部2,2′
の接合部の冷却効果を増大し、シリンダライナ部2,2
′の偏温を防止することができる。
なお、熱伝導度の高い材料の部材1をシリンダライナ部
2,2′に鋳包む際には、あらかじめ水ジヤケツト部3
,3′の中子にその熱伝導度の高い材料の部材1をセッ
トした後、注湯して鋳包むようにする。
2,2′に鋳包む際には、あらかじめ水ジヤケツト部3
,3′の中子にその熱伝導度の高い材料の部材1をセッ
トした後、注湯して鋳包むようにする。
このように、本考案のシリンダブロック装置では、一体
に形成された相隣り合うシリンダライナの接合部に熱伝
導度の高い材料の部材をその両端部が水ジヤケツト部に
突出するように鋳包みにより固設せしめたので、水ジヤ
ケツト部に突出した未鋳包み部により鋳包みされた部分
の冷却を促進させることができる。
に形成された相隣り合うシリンダライナの接合部に熱伝
導度の高い材料の部材をその両端部が水ジヤケツト部に
突出するように鋳包みにより固設せしめたので、水ジヤ
ケツト部に突出した未鋳包み部により鋳包みされた部分
の冷却を促進させることができる。
従って、従来冷却効果が劣っていた相隣り合うシリンダ
ライナの接合部の冷却効果が向上し、シリンダライナの
冷却が均一化され、シリンダライナの変形を減少させる
ことができる。
ライナの接合部の冷却効果が向上し、シリンダライナの
冷却が均一化され、シリンダライナの変形を減少させる
ことができる。
また、これによりシリンダライナとピストンとの間隙を
適正に保つことができるので、ブローバイ及び潤滑油の
消費も悪化することがなく、その機関の性能を向上させ
ることができる。
適正に保つことができるので、ブローバイ及び潤滑油の
消費も悪化することがなく、その機関の性能を向上させ
ることができる。
また、熱伝導度の高い材料の部材を鋳包むことは、水ジ
ヤケツト部の中子の補強となり、中子芯の壊れを減少さ
せることができる。
ヤケツト部の中子の補強となり、中子芯の壊れを減少さ
せることができる。
なお、本考案はシリンダライナーを一体に形成した内燃
機関等の多気節用シリンダブロックに対して有効である
。
機関等の多気節用シリンダブロックに対して有効である
。
第1図は本考案の実施例におけるシリンダライナ要部の
平面図、第2図は第1図のI−I方向のシリンダライナ
要部の縦断面図である。 1・・・・・・熱伝導度の高い材料の部材、2,2′・
・・・・・シリンダライナ部、3,3′・・・・・・水
ジヤケツト部、4・・・・・・シリンダブロック。
平面図、第2図は第1図のI−I方向のシリンダライナ
要部の縦断面図である。 1・・・・・・熱伝導度の高い材料の部材、2,2′・
・・・・・シリンダライナ部、3,3′・・・・・・水
ジヤケツト部、4・・・・・・シリンダブロック。
Claims (1)
- シリンダライナを一体に形成した多気筒用シリンダブロ
ックに、%−いて、相隣り合うシリンダライナの接合部
に熱伝導度の高い材料の部材をその両端部が水ジヤケツ
ト部に突出するように鋳包みにより固設せしめてなるシ
リンダブロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15166478U JPS5941312Y2 (ja) | 1978-11-02 | 1978-11-02 | シリンダブロツク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15166478U JPS5941312Y2 (ja) | 1978-11-02 | 1978-11-02 | シリンダブロツク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5567335U JPS5567335U (ja) | 1980-05-09 |
JPS5941312Y2 true JPS5941312Y2 (ja) | 1984-11-28 |
Family
ID=29137137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15166478U Expired JPS5941312Y2 (ja) | 1978-11-02 | 1978-11-02 | シリンダブロツク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5941312Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-11-02 JP JP15166478U patent/JPS5941312Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5567335U (ja) | 1980-05-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5462108A (en) | Process for casting a cylinder block | |
BRPI0612791B1 (pt) | Camisa de cilindro e método para fabricá-la | |
US4846116A (en) | Cylinder block for internal combustion engine | |
US4515112A (en) | Aluminum alloy cylinder block | |
US4686943A (en) | Closed-deck cylinder block for water-cooled internal combustion engines | |
JPS5941312Y2 (ja) | シリンダブロツク装置 | |
JPS5924853Y2 (ja) | 内燃機関用ピストン | |
JPS6327077Y2 (ja) | ||
JPS6214325Y2 (ja) | ||
JPH029088Y2 (ja) | ||
JPS6332356Y2 (ja) | ||
JPS6111483Y2 (ja) | ||
JPS6329165Y2 (ja) | ||
US20220241847A1 (en) | Profile chill for forming a cast device | |
JPH0143487Y2 (ja) | ||
JPS6221689Y2 (ja) | ||
JP2701212B2 (ja) | 内燃機関のシリンダ内壁面構造 | |
GB677664A (en) | Improvements in cooling jacket construction for liquid-cooled internal combustion engines | |
RU2101531C1 (ru) | Поршень двигателя внутреннего сгорания | |
JPH0353004Y2 (ja) | ||
JPH0517140U (ja) | 液冷エンジンの湿式ライナ型シリンダ | |
JPH037557Y2 (ja) | ||
JP2566838B2 (ja) | 液冷多気筒エンジンのサイアミーズ形シリンダ冷却装置 | |
JPS5666427A (en) | Liner for aluminum die cast cylinder | |
JP2559989Y2 (ja) | アルミニウム製のシリンダブロック構造 |