JPS5924853Y2 - 内燃機関用ピストン - Google Patents
内燃機関用ピストンInfo
- Publication number
- JPS5924853Y2 JPS5924853Y2 JP1977058791U JP5879177U JPS5924853Y2 JP S5924853 Y2 JPS5924853 Y2 JP S5924853Y2 JP 1977058791 U JP1977058791 U JP 1977058791U JP 5879177 U JP5879177 U JP 5879177U JP S5924853 Y2 JPS5924853 Y2 JP S5924853Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- liquid coolant
- coolant source
- cast iron
- internal combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は球状黒鉛鋳鉄やパーライトマリアブル鋳鉄のよ
うな高張力鋳鉄により鋳造成形した内燃機関用ピストン
に関するものである。
うな高張力鋳鉄により鋳造成形した内燃機関用ピストン
に関するものである。
従来、球状黒鉛鋳鉄やパーライトマリアブル鋳鉄に代表
される高張力鋳鉄により形成した内燃機関用ピストンが
知られているが、これらの多くは液体冷却剤源が円環状
形をなしているために製造がむつかしいと言う製造上の
問題があった。
される高張力鋳鉄により形成した内燃機関用ピストンが
知られているが、これらの多くは液体冷却剤源が円環状
形をなしているために製造がむつかしいと言う製造上の
問題があった。
本考案は、かかる従来の欠点を解消すること目的とする
ものである。
ものである。
すなわち、本考案の内燃機関用ピストンは球状黒鉛鋳鉄
、或いはパーライトマリアブルに代表される高張力鋳鉄
により一体に鋳造されたピストンで克って、その頂部の
燃焼室と、ピストンの周辺のノングランド部に隣接する
液体冷却剤源をピストンヘッド部内に有していて、該液
体冷却剤源はその底部が下側壁によって仕切られており
、また前記下側壁の下方に一対のピストンピンボスを、
該ピストンボスの幅とほぼ同等の幅を有する中間骨材を
介して配設しており、更に前記ピストンピンボスは横手
骨材を介して前記ピストンボスの横側に位置するピスト
ンスカート部に連結している内燃機関用ピストンにおい
て、前記液体冷却剤源は、それぞれ前記ピストンピンボ
スの上方に位置していて、その両端部は開口しており、
かつ、その下半部は前記中間骨材の両端部に結合する助
材の延長上にある別の助材によって仕切られて成ること
を特徴とする。
、或いはパーライトマリアブルに代表される高張力鋳鉄
により一体に鋳造されたピストンで克って、その頂部の
燃焼室と、ピストンの周辺のノングランド部に隣接する
液体冷却剤源をピストンヘッド部内に有していて、該液
体冷却剤源はその底部が下側壁によって仕切られており
、また前記下側壁の下方に一対のピストンピンボスを、
該ピストンボスの幅とほぼ同等の幅を有する中間骨材を
介して配設しており、更に前記ピストンピンボスは横手
骨材を介して前記ピストンボスの横側に位置するピスト
ンスカート部に連結している内燃機関用ピストンにおい
て、前記液体冷却剤源は、それぞれ前記ピストンピンボ
スの上方に位置していて、その両端部は開口しており、
かつ、その下半部は前記中間骨材の両端部に結合する助
材の延長上にある別の助材によって仕切られて成ること
を特徴とする。
次に、図面により本考案の実施例を説明する。
ピストン１は球状黒鉛鋳鉄やパーライトマリアブル鋳鉄
のような高張力鋳鉄により一体的に鋳込まれ、一対の液
体冷却剤源１２．１２を含むヘッド部３、リングランド
部４、ピストンスカート部５などによってほぼ線状に形
成されている。
のような高張力鋳鉄により一体的に鋳込まれ、一対の液
体冷却剤源１２．１２を含むヘッド部３、リングランド
部４、ピストンスカート部５などによってほぼ線状に形
成されている。
前記液体冷却剤源１２はピストン１の頂部の燃焼室２と
リングランド部４に隣接しており、その底部は下側壁１
１により仕切られている。
リングランド部４に隣接しており、その底部は下側壁１
１により仕切られている。
そして、この下側壁１１の下部に中間骨材７、助材８お
よび助材９を介して一対のピストンピンボス６．６を設
けている（第１図参照）。
よび助材９を介して一対のピストンピンボス６．６を設
けている（第１図参照）。
このピストンピンボス６゜６は、それぞれ、横手助材１
０を介して該ピストンボス６の横側に位置するピストン
スカート部５に連結している（第２図参照）。
０を介して該ピストンボス６の横側に位置するピストン
スカート部５に連結している（第２図参照）。
上記中間骨材７は、第４図に示すように、はぼピストン
ピンボス６の幅と同等の幅を有しており、その両端に前
記助材９を連結している。
ピンボス６の幅と同等の幅を有しており、その両端に前
記助材９を連結している。
また、前記助材８は前記中間骨材７の中央部に位置して
ピストンの中心に向って設けられている。
ピストンの中心に向って設けられている。
前記一対の液体冷却剤源１２．１２は、それぞれ、前記
ピストンピンボス６．６の上方に位置して設けている。
ピストンピンボス６．６の上方に位置して設けている。
この液体冷却剤源１２の両端は開放しており、その下半
分は前記助材９の延長上に位置する助材１３により仕切
り、この液体冷却剤源１２の中に所定量の液体冷却剤が
滞留するように構成している。
分は前記助材９の延長上に位置する助材１３により仕切
り、この液体冷却剤源１２の中に所定量の液体冷却剤が
滞留するように構成している。
この助材１３の上側は少なくとも機械的、熱的に応力の
最も弱い第１リング溝付近まで延長していることが望ま
しい。
最も弱い第１リング溝付近まで延長していることが望ま
しい。
前記液体冷却剤源１２への液体冷却剤の供給は、■ ク
ランクケース内の潤滑油スプラッシュ■ クランクケー
スに設置された冷却ノズルによるピストンヘッド内面へ
の噴油供給 ■ クランクケースに設置された冷却用ノズルあるいは
連接棒杆部を通る強制送還 のいずれでもよい。
ランクケース内の潤滑油スプラッシュ■ クランクケー
スに設置された冷却ノズルによるピストンヘッド内面へ
の噴油供給 ■ クランクケースに設置された冷却用ノズルあるいは
連接棒杆部を通る強制送還 のいずれでもよい。
そして、上記■の前者の場合は、第１図に示すように、
１つの液体冷却剤源１２（第３図において左側の液体冷
却剤源１２）に冷却剤供給管１４を連通させている。
１つの液体冷却剤源１２（第３図において左側の液体冷
却剤源１２）に冷却剤供給管１４を連通させている。
そして、他の１つの液体冷却剤源１２（第３図の右側の
液体冷却剤源１２）にはスプラッシュ、あるいはヘッド
部３の内側面に沿って供給するようにしている。
液体冷却剤源１２）にはスプラッシュ、あるいはヘッド
部３の内側面に沿って供給するようにしている。
なお、必要とあれば、各々の液体冷却剤源１２．１２に
冷却剤供給管１４を設けてもよい。
冷却剤供給管１４を設けてもよい。
各々の液体冷却剤源１２．１２に冷却剤供給管１４を設
置する場合は、第５図に示すように、補助壁１３′を設
けて液体冷却剤の流出を助長させるように構成すること
が望ましい。
置する場合は、第５図に示すように、補助壁１３′を設
けて液体冷却剤の流出を助長させるように構成すること
が望ましい。
また、上述の■の場合、クランクケースに設置された冷
却液体噴射ノズル１７により液体冷却刺部以外のピスト
ンヘッド３の内面に液体冷却剤を衝突させ、ピストンヘ
ッド内面を伝って液体冷却剤源へ流入させるが、第８図
の如く、噴流の衝突部に液体分流凸部１６を設けて左右
各々の液体冷却剤源へ流入させるようにしてもよい。
却液体噴射ノズル１７により液体冷却刺部以外のピスト
ンヘッド３の内面に液体冷却剤を衝突させ、ピストンヘ
ッド内面を伝って液体冷却剤源へ流入させるが、第８図
の如く、噴流の衝突部に液体分流凸部１６を設けて左右
各々の液体冷却剤源へ流入させるようにしてもよい。
また、対応する側にもノズルを設置し両側でこれと同様
のことを行わせてもよい。
のことを行わせてもよい。
しかして、液体冷却剤源１２．１２に溜った液体冷却剤
はピスト〕／の降下時に、その慣性によって飛散してピ
ストンのヘッド部３の下壁面やリングランド部４の内側
面に付着する。
はピスト〕／の降下時に、その慣性によって飛散してピ
ストンのヘッド部３の下壁面やリングランド部４の内側
面に付着する。
そして、これらの面の熱を奪って蒸発することによりピ
ストン、特に、その燃焼室２に近い部分が冷却される。
ストン、特に、その燃焼室２に近い部分が冷却される。
上記のように、本考案は球状黒鉛鋳鉄、或いはパーライ
トマリアブルに代表される高張力鋳鉄により一体に鋳造
されたピストンであって、その頂部の燃焼室２と、ピス
トンの周辺のリングランド部４に隣接する液体冷却剤源
１２をピストンヘッド部３内に有していて、該液体冷却
剤源１２はその底部が下側壁１１によって仕切られてお
り、また前記下側壁１１の下方に一対のピストンピンボ
ス６を、該ピストンボス６の幅とほぼ同等の幅を有する
中間骨材７を介して配設しており、更に前記ピストンピ
ンボス６は横手骨材１０を介して前記ピストンボス６の
横側に位置するピストンスカート部５に連結している内
燃機関用ピストンにおいて、前記液体冷却剤源１２は、
それぞれ前記ピストンピンボス６の上方に位置していて
、その両端部は開口しており、かつ、その下半部は前記
中間骨材７の両端部に結合する助材９の延長上にある別
の助材１３によって仕切られて成るので、塩中子に代表
される可溶性中子を使用することなく、通常の中子を使
用してピストンヘッド３内に一対の液体冷却剤源１２を
有するピストンを簡単に鋳造することができるようにな
る。
トマリアブルに代表される高張力鋳鉄により一体に鋳造
されたピストンであって、その頂部の燃焼室２と、ピス
トンの周辺のリングランド部４に隣接する液体冷却剤源
１２をピストンヘッド部３内に有していて、該液体冷却
剤源１２はその底部が下側壁１１によって仕切られてお
り、また前記下側壁１１の下方に一対のピストンピンボ
ス６を、該ピストンボス６の幅とほぼ同等の幅を有する
中間骨材７を介して配設しており、更に前記ピストンピ
ンボス６は横手骨材１０を介して前記ピストンボス６の
横側に位置するピストンスカート部５に連結している内
燃機関用ピストンにおいて、前記液体冷却剤源１２は、
それぞれ前記ピストンピンボス６の上方に位置していて
、その両端部は開口しており、かつ、その下半部は前記
中間骨材７の両端部に結合する助材９の延長上にある別
の助材１３によって仕切られて成るので、塩中子に代表
される可溶性中子を使用することなく、通常の中子を使
用してピストンヘッド３内に一対の液体冷却剤源１２を
有するピストンを簡単に鋳造することができるようにな
る。
従って、本考案によれば製造コストも低減できるように
なる。
なる。
第１図は本考案にかかる内燃機関用ピストンの縦断面図
、第２図は、第１図と直角な縦断面図、第３図は第１図
のＩ−Ｉ断面図、第４図はＩＩ−ＩＩ断面図、第５図は
ＩＩＩ−ＩＩＩ断面図、第６図は第３図のＩＶＩＶ断面
図、第７図は第２図のＶＩ−ＶＩ断面図、第８図は他の
実施例の第６図に相当する断面図である。 １・・・・・・ピストン、２・・・・・・燃焼室、３・
・・・・・ヘッド部、４・・・・・・リングランド部、
５・・・・・・スカート部、６・・・・・・ピストンピ
ンボス、７・・・・・・中間骨材、８，９・・・・・・
助材、１０・・・・・・横手助材、１１・・・・・・下
側壁、１２・・・・・・液体冷却創部、１３・・・・・
・助材。
、第２図は、第１図と直角な縦断面図、第３図は第１図
のＩ−Ｉ断面図、第４図はＩＩ−ＩＩ断面図、第５図は
ＩＩＩ−ＩＩＩ断面図、第６図は第３図のＩＶＩＶ断面
図、第７図は第２図のＶＩ−ＶＩ断面図、第８図は他の
実施例の第６図に相当する断面図である。 １・・・・・・ピストン、２・・・・・・燃焼室、３・
・・・・・ヘッド部、４・・・・・・リングランド部、
５・・・・・・スカート部、６・・・・・・ピストンピ
ンボス、７・・・・・・中間骨材、８，９・・・・・・
助材、１０・・・・・・横手助材、１１・・・・・・下
側壁、１２・・・・・・液体冷却創部、１３・・・・・
・助材。
Claims (1)
- 球状黒鉛鋳鉄、或いはパーライトマリアブルに代表され
る高張力鋳鉄により一体に鋳造されたピストンであって
、その頂部の燃焼室２と、ピストンの周辺のリングラン
ド部４に隣接する液体冷却剤源１２をピストンヘッド部
３内に有していて、該液体冷却剤源１２はその底部が下
側壁１１によりて仕切られており、また前記下側壁１１
の下方に一対のピストンピンボス６を、該ピストンボス
６の幅とほぼ同等の幅を有する中間骨材７を介して配設
しており、更に前記ピストンピンボス６は横手骨材１０
を介して前記ピストンボス６の横側に位置するピストン
スカート部５に連結している内燃機関用ピストンにおい
て、前記液体冷却剤源１２は、それぞれ前記ピストンピ
ンボス６の上方に位置していて、その両端部は開口して
おり、かつ、その下半部は前記中間骨材７の両端部に結
合する助材９の延長上にある別の助材１３によって仕切
られて成ることを特徴とする内燃機関用ピストン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977058791U JPS5924853Y2 (ja) | 1977-05-11 | 1977-05-11 | 内燃機関用ピストン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977058791U JPS5924853Y2 (ja) | 1977-05-11 | 1977-05-11 | 内燃機関用ピストン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53154907U JPS53154907U (ja) | 1978-12-05 |
| JPS5924853Y2 true JPS5924853Y2 (ja) | 1984-07-23 |
Family
ID=28957918
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977058791U Expired JPS5924853Y2 (ja) | 1977-05-11 | 1977-05-11 | 内燃機関用ピストン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5924853Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8955486B2 (en) | 2012-02-10 | 2015-02-17 | Federal Mogul Corporation | Piston with enhanced cooling gallery |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6292029B2 (ja) * | 2014-05-26 | 2018-03-14 | いすゞ自動車株式会社 | ピストン用中空耐摩環、内燃機関のピストン、及び、内燃機関のピストンの製造方法 |
| US10584659B2 (en) | 2015-03-23 | 2020-03-10 | Tenneco Inc | Robust, lightweight, low compression height piston and method of construction thereof |
| DE102018109205A1 (de) * | 2017-04-19 | 2018-10-25 | Ks Kolbenschmidt Gmbh | Kolben in Strukturbauweise |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4828835A (ja) * | 1971-08-14 | 1973-04-17 |
-
1977
- 1977-05-11 JP JP1977058791U patent/JPS5924853Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4828835A (ja) * | 1971-08-14 | 1973-04-17 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8955486B2 (en) | 2012-02-10 | 2015-02-17 | Federal Mogul Corporation | Piston with enhanced cooling gallery |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53154907U (ja) | 1978-12-05 |
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