JPH10252551A - エンジンのシリンダブロック構造 - Google Patents

エンジンのシリンダブロック構造

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JPH10252551A
JPH10252551A JP9057760A JP5776097A JPH10252551A JP H10252551 A JPH10252551 A JP H10252551A JP 9057760 A JP9057760 A JP 9057760A JP 5776097 A JP5776097 A JP 5776097A JP H10252551 A JPH10252551 A JP H10252551A
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    • F01P3/02Arrangements for cooling cylinders or cylinder heads

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンのシリンダブロック構造において、
シリンダ壁部のボア変化を抑制する。 【解決手段】 ウォータジャケット外壁部30とシリン
ダ壁部10の途中を結ぶウォータジャケット底壁部20
と、ウォータジャケット外壁部30に形成されヘッドボ
ルトを螺合させるヘッドボルトボス部32とを備えるエ
ンジンのシリンダブロック1において、ウォータジャケ
ット底壁部20にその断面が曲折する曲折部21を形成
するものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水冷式エンジンの
シリンダブロック構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水冷式エンジンのシリンダブロックは、
シリンダ壁部のまわりにウォータジャケットが形成さ
れ、冷却水がウォータジャケットを循環することによ
り、シリンダ壁部の熱を吸収するようになっている(特
開平2−153249号公報、参照)。
【0003】従来、この種のエンジンのシリンダブロッ
ク構造としては、ウォータジャケットの底部を画成する
ウォータジャケット底壁部をシリンダ壁部の途中に接続
して、ウォータジャケットをシリンダ壁部の上部のまわ
りに限定して形成するものがある。
【0004】こうしたウォータジャケットの浅底化が為
されることにより、シリンダ壁部の過剰冷却を防止する
とともに、暖機を促して排気性能やヒータ性能を改善す
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにウォータジャケット底壁部がシリンダ壁部の途中に
接続する従来のシリンダブロック構造にあっては、ヘッ
ドボルト締結時や燃焼圧力入力時に増大するヘッドボル
トの軸力がヘッドボルトボス部からウォータジャケット
底壁部を介してシリンダ壁部へ伝わり、シリンダ壁部を
大きく変形させると、耐スカッフ性の悪化したり、オイ
ル消費量が増える可能性がある。
【0006】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたも
のであり、エンジンのシリンダブロック構造において、
シリンダ壁部のボア変化を抑制することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のエンジ
ンのシリンダブロック構造は、ピストンを摺動可能に収
装するシリンダ壁部と、シリンダ壁部のまわりにウォー
タジャケットを画成するウォータジャケット外壁部と、
ウォータジャケット外壁部とシリンダ壁部の途中を結ぶ
ウォータジャケット底壁部と、ウォータジャケット外壁
部に形成されヘッドボルトを螺合させるヘッドボルトボ
ス部とを備えるエンジンのシリンダブロック構造におい
て、ウォータジャケット底壁部にその断面が曲折する曲
折部を形成するものとした。
【0008】請求項2に記載のエンジンのシリンダブロ
ック構造は、請求項1に記載の発明において、前記曲折
部をヘッドボルトボス部の下端部より下方向に離して形
成するものとした。
【0009】請求項3に記載のエンジンのシリンダブロ
ック構造は、請求項1または2に記載の発明において、
前記曲折部の各変曲点の間隔をシリンダ壁部に近づくに
したがって大きく形成するものとした。
【0010】請求項4に記載のエンジンのシリンダブロ
ック構造は、請求項1から3のいずれか一つに記載の発
明において、前記シリンダ壁部をその肉厚がウォータジ
ャケット底壁部に接続する部位で他の部位より大きく形
成なるように形成するものとした。
【0011】請求項5に記載のエンジンのシリンダブロ
ック構造は、請求項4に記載の発明において、前記シリ
ンダ壁部をその肉厚が上端部からウォータジャケット底
壁部に接続する部位にかけて次第に大きくなるようにテ
ーパ状に形成するものとした。
【0012】
【発明の作用および効果】請求項1に記載のエンジンの
シリンダブロック構造において、ウォータジャケット底
壁部にその断面が曲折する曲折部を形成することによ
り、ウォータジャケット底壁部の剛性を低くして、ヘッ
ドボルト締結時や燃焼圧力入力時に増大するヘッドボル
トの軸力がヘッドボルトボス部からウォータジャケット
底壁部を介してシリンダ壁部へ伝わることを抑え、シリ
ンダ壁部のボア変化を抑制する。
【0013】シリンダ壁部のボア変化を抑制することに
より、耐スカッフ性が向上するとともに、ピストンのフ
リクションを低減して、エンジンの燃費を低減すること
ができる。さらに、シリンダ壁部とピストンの隙間を均
一にして、隙間からクランク室に漏れるオイル消費量を
低減することができる。
【0014】また、ウォータジャケット底壁部に曲折部
が形成されることにより、ウォータジャケットはその流
路断面積が下部で小さくなるため、ウォータジャケット
の上部を循環する冷却水量が増え、燃焼ガスにさらされ
るシリンダ壁部の上部の冷却効果を高められ、シリンダ
壁部の温度分布を均一化することができる。
【0015】請求項2に記載のエンジンのシリンダブロ
ック構造において、曲折部がヘッドボルトボス部の下端
部より離して形成されることにより、ウォータジャケッ
ト外壁部からウォータジャケット底壁部にかけての変形
を促して、シリンダ壁部のボア変化を抑制する。
【0016】請求項3に記載のエンジンのシリンダブロ
ック構造において、曲折部の各変曲点の間隔がシリンダ
壁部に近づくにしたがって大きく形成されることによ
り、曲折部の変形を促して、ヘッドボルトの軸力がシリ
ンダ壁部へ伝わることを抑え、シリンダ壁部のボア変化
を抑制する。
【0017】請求項4に記載のエンジンのシリンダブロ
ック構造において、シリンダ壁部のウォータジャケット
底壁部が接続する部位の肉厚を大きくすることにより、
シリンダ壁部の剛性をウォータジャケット底壁部から応
力を受ける部分で有効に高められ、シリンダ壁部のボア
変化を抑制する。この結果、シリンダ壁部の平均肉厚を
小さくすることが可能となり、エンジンの軽量化がはか
れる。
【0018】請求項5に記載のエンジンのシリンダブロ
ック構造において、シリンダ壁部がテーパ状に形成され
ことにより、ウォータジャケットはその流路断面積が下
部で小さくなるため、ウォータジャケットの上部を循環
する冷却水量が増え、燃焼ガスにさらされるシリンダ壁
部の上部の冷却効果を高められ、シリンダ壁部の温度分
布を均一化することができる。また、オープンデッキ型
のシリンダブロックの鋳造時にウォータジャケットを成
形する鋳型がテーパ状になるため、鋳型の抜きが容易に
行え、生産性を高められる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。
【0020】図1に示すように、シリンダブロック1
は、ピストンを摺動可能に収装するシリンダ壁部10
と、各シリンダ壁部10のまわりにウォータジャケット
2を画成するウォータジャケット外壁部30と、ウォー
タジャケット外壁部30とシリンダ壁部10の途中を結
ぶウォータジャケット底壁部20とを有する。
【0021】シリンダブロック1はウォータジャケット
2におけるデッキ部12側の端部を開口部3として開放
した、いわゆるオープンデッキ型となっている。シリン
ダブロック1はアルミ合金を材質とし、金型によるダイ
キャスト製法により鋳造される。
【0022】図において、17は図示しないクランクシ
ャフトに対する軸受部、18はクランケース部、19は
オイルギャラリである。
【0023】図示しないウォータポンプから送られる冷
却水は、ウォータジャケット2を通ってシリンダ壁部1
0のまわりを循環して、シリンダ壁部10の熱を吸収し
つつ、ウォータジャケット2のデッキ部12側の開口部
3からシリンダヘッドに設けられた連通孔を通ってシリ
ンダヘッド内のウォータジャケットへと分流し、シリン
ダヘッドの熱を吸収するようになっている。
【0024】ウォータジャケット2の底部を画成するウ
ォータジャケット底壁部20をシリンダ壁部10の途中
に接続する構造により、ウォータジャケット2をシリン
ダ壁部10の上部のまわりに限定して形成する浅底化が
為される。ウォータジャケット2の浅底化により、シリ
ンダ壁部10の過剰冷却を防止して、エンジンの燃費を
低減することができる。また、暖機時に冷却水の温度上
昇を早めて、排気性能やヒータ性能を改善することがで
きる。
【0025】シリンダブロック1は隣り合うシリンダ壁
部10どうしが互いに接合するサイアミーズ部11を有
しており、各シリンダ壁部10を可能な限り近接させ
て、エンジン全長を小さくしている。
【0026】ウォータジャケット外壁部30にはネジ穴
31が設けられるヘッドボルトボス部32が形成され
る。ヘッドボルトボス部32は各気筒間または気筒端に
配置される。
【0027】ところで、ウォータジャケット底壁部20
がシリンダ壁部10の途中に接続するシリンダブロック
1は、ヘッドボルト締結時や燃焼圧力入力時に増大する
ヘッドボルトの軸力がヘッドボルトボス部32からウォ
ータジャケット外壁部30とウォータジャケット底壁部
20を介してシリンダ壁部10へ伝わり、シリンダ壁部
10を変形させる可能性がある。
【0028】本発明はこれに対処して、ウォータジャケ
ット底壁部20にその断面が曲折する曲折部21を形成
するものとした。ウォータジャケット底壁部20は曲折
部21が形成されることにより、その剛性を低くして、
ヘッドボルトの軸力がヘッドボルトボス部32からシリ
ンダ壁部10へ伝わることを抑え、シリンダ壁部10の
変形量を低減する。
【0029】本実施形態において、曲折部21の断面
は、2つの変曲点を有するクランク形に曲折して形成さ
れる。すなわち、曲折部21の断面は、シリンダ壁部1
0と略平行に延びる縦壁部25と、縦壁部25の上下端
部から略直交して曲折する横壁部26,27を有する。
【0030】横壁部26の外周端部がウォータジャケッ
ト外壁部30の下端部に略直交して接続される。
【0031】曲折部21はヘッドボルトボス部32の下
端部より高さaだけ離して形成される。曲折部21の各
変曲点の上下方向の間隔a,bはシリンダ壁部10に近
いbがaより大きく形成される。
【0032】横壁部27の内周端部はシリンダ壁部10
途中に略直交して接続される。曲折部21の各変曲点の
横方向の間隔A,Bはシリンダ壁部10に近いBがAよ
り大きく形成される。
【0033】シリンダ壁部10の肉厚はウォータジャケ
ット底壁部20に接続する部位で他の部位より大きく形
成される。シリンダ壁部10の外周には帯状に突出する
凸部13が形成される。ウォータジャケット底壁部20
の内周端部は凸部13の中央部に接続している。
【0034】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0035】ウォータジャケット底壁部20にその断面
がクランク形に曲折する曲折部21を形成することによ
り、ウォータジャケット底壁部20の剛性を低くして、
ヘッドボルト締結時や燃焼圧力入力時に増大するヘッド
ボルトの軸力がヘッドボルトボス部32からウォータジ
ャケット外壁部30とウォータジャケット底壁部20を
介してシリンダ壁部10へ伝わることを抑え、シリンダ
壁部10のボア変化を抑制する。
【0036】すなわち、ヘッドボルトの軸力変化に伴う
ヘッドボルトボス部32のシリンダ壁部10に対する相
対変位は、ウォータジャケット底壁部20の曲折部21
が弾性変形することにより吸収され、シリンダ壁部10
のボア変化を抑制する。
【0037】曲折部21がヘッドボルトボス部32の下
端部より高さaだけ離して形成されることにより、ウォ
ータジャケット外壁部30からウォータジャケット底壁
部20にかけての変形を促して、シリンダ壁部10のボ
ア変化を抑制する。
【0038】曲折部21の各変曲点の上下方向の間隔
a,bはシリンダ壁部10に近いbがaより大きく形成
されることにより、シリンダ壁部10より曲折部21の
変形を促して、ヘッドボルトの軸力がシリンダ壁部10
へ伝わることを抑え、シリンダ壁部10のボア変化を抑
制する。
【0039】曲折部21の各変曲点の横方向の間隔A,
Bはシリンダ壁部10に近いBがAより大きく形成され
ることにより、シリンダ壁部10より曲折部21の変形
を促して、ヘッドボルトの軸力がシリンダ壁部10へ伝
わることを抑え、シリンダ壁部10のボア変化を抑制す
る。
【0040】シリンダ壁部10の外周に帯状に突出する
凸部13は、シリンダ壁部10のウォータジャケット底
壁部20が接続する部位の肉厚を大きくして、シリンダ
壁部10の剛性をウォータジャケット底壁部20から応
力を受ける部分で有効に高められ、シリンダ壁部10の
ボア変化を抑制する。この結果、シリンダ壁部10の平
均肉厚を小さくすることが可能となり、エンジンの軽量
化がはかれる。
【0041】このようにして、シリンダ壁部10のボア
変化を抑制することにより、耐スカッフ性が向上すると
ともに、ピストンのフリクションを低減して、エンジン
の燃費を低減することができる。さらに、シリンダ壁部
10とピストンの隙間を均一にして、隙間からクランク
室に漏れるオイル消費量を低減することができる。
【0042】また、ウォータジャケット底壁部20に曲
折部21が形成されることにより、ウォータジャケット
2はその流路断面積が下部で小さくなるため、ウォータ
ジャケット2の上部を循環する冷却水量が増え、燃焼ガ
スにさらされるシリンダ壁部10の上部の冷却効果を高
められ、シリンダ壁部10の温度分布を均一化すること
ができる。
【0043】次に、図3に示す実施形態について説明す
る。なお、図2との対応部分には同一符号を付す。
【0044】ウォータジャケット底壁部20にその断面
が曲折する3つの曲折部21,22,23が形成され
る。
【0045】各曲折部21,22,23の各変曲点の上
下方向の間隔a,b,c,dはシリンダ壁部10に近づ
くのにしたがって大きく形成される。
【0046】曲折部21,22,23の各変曲点の横方
向の間隔A,B,C,Dはシリンダ壁部10に近づくの
にしたがって大きく形成される。
【0047】これにより、シリンダ壁部10より各曲折
部21,22,23の変形を促して、ヘッドボルトの軸
力がシリンダ壁部10へ伝わることを抑え、シリンダ壁
部10のボア変化を抑制する。
【0048】次に、図4に示す実施形態について説明す
る。なお、図1との対応部分には同一符号を付す。
【0049】シリンダブロック1は、シリンダ壁部10
の肉厚が上端部からウォータジャケット底壁部20に接
続する部位にかけて次第に大きくなるようにテーパ状に
形成される。
【0050】シリンダ壁部10のウォータジャケット底
壁部20が接続する部位の肉厚を大きくして、シリンダ
壁部10の剛性をウォータジャケット底壁部20から応
力を受ける部分で有効に高められ、シリンダ壁部10の
ボア変化を抑制する。この結果、シリンダ壁部10の平
均肉厚を小さくすることが可能となり、エンジンの軽量
化がはかれる。
【0051】オープンデッキ型のシリンダブロック1の
鋳造時にウォータジャケット2を成形する鋳型は上方に
引き抜かれるがウォータジャケト2を成形する鋳型がテ
ーパ状になるため、鋳型の抜きが容易に行え、生産性を
高められる。
【0052】また、シリンダ壁部10がテーパ状に形成
されることにより、ウォータジャケット2はその流路断
面積が下部で小さくなるため、ウォータジャケット2の
上部を循環する冷却水量が増え、燃焼ガスにさらされる
シリンダ壁部10の上部の冷却効果を高められ、シリン
ダ壁部10の温度分布を均一化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すシリンダブロックの断
面図。
【図2】同じくシリンダブロックの断面図。
【図3】他の実施形態を示すシリンダブロックの断面
図。
【図4】さらに他の実施形態を示すシリンダブロックの
断面図。
【符号の説明】 1 シリンダブロック 2 ウォータジャケット 10 シリンダ壁部 13 凸部 20 ウォータジャケット底壁部 21 曲折部 22 曲折部 23 曲折部 24 曲折部 25 縦壁部 26 横壁部 27 横壁部 30 ウォータジャケット外壁部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピストンを摺動可能に収装するシリンダ壁
    部と、 シリンダ壁部のまわりにウォータジャケットを画成する
    ウォータジャケット外壁部と、 ウォータジャケット外壁部とシリンダ壁部の途中を結ぶ
    ウォータジャケット底壁部と、 ウォータジャケット外壁部に形成されヘッドボルトを螺
    合させるヘッドボルトボス部と、 を備えるエンジンのシリンダブロック構造において、 ウォータジャケット底壁部にその断面が曲折する曲折部
    を形成したことを特徴とするエンジンのシリンダブロッ
    ク構造。
  2. 【請求項2】前記曲折部をヘッドボルトボス部の下端部
    より下方向に離して形成したことを特徴とする請求項1
    に記載のエンジンのシリンダブロック構造。
  3. 【請求項3】前記曲折部の各変曲点の間隔をシリンダ壁
    部に近づくにしたがって大きく形成したことを特徴とす
    る請求項1または2に記載のエンジンのシリンダブロッ
    ク構造。
  4. 【請求項4】前記シリンダ壁部をその肉厚がウォータジ
    ャケット底壁部に接続する部位で他の部位より大きくな
    るように形成したことを特徴とする請求項1から3のい
    ずれか一つに記載のエンジンのシリンダブロック構造。
  5. 【請求項5】前記シリンダ壁部をその肉厚が上端部から
    ウォータジャケット底壁部に接続する部位にかけて次第
    に大きくなるようにテーパ状に形成したことを特徴とす
    る請求項4に記載のエンジンのシリンダブロック構造。
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