JP2700701B2 - 内燃機関用ピストン - Google Patents
内燃機関用ピストンInfo
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- JP2700701B2 JP2700701B2 JP1283801A JP28380189A JP2700701B2 JP 2700701 B2 JP2700701 B2 JP 2700701B2 JP 1283801 A JP1283801 A JP 1283801A JP 28380189 A JP28380189 A JP 28380189A JP 2700701 B2 JP2700701 B2 JP 2700701B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- pipe
- pin boss
- cast
- combustion engine
- Prior art date
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2201/00—Metals
- F05C2201/02—Light metals
- F05C2201/021—Aluminium
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2201/00—Metals
- F05C2201/04—Heavy metals
- F05C2201/0433—Iron group; Ferrous alloys, e.g. steel
- F05C2201/0448—Steel
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- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ピンボス部の引張り強度の向上を図った、
内燃機関用ピストンに関するものである。
内燃機関用ピストンに関するものである。
（従来の技術） 一般に、ピストンのヘッド部はアルミ材で製作され厚
肉部にオイルを循環させる通路が形成されている。これ
により、高温状態の熱負荷を軽減させ、強度を維持させ
ている。たとえば、ピストンクラウン部に冷却部を形成
させたもの（実開昭60−110643号公報）やピストン内に
油溜りを設けたもの（特開昭60−153453号公報）が知ら
れている。また、第６図、第７図に示すように、ピスト
ン１のヘッド部1aに環状のパイプ２を鋳込み、この内部
にオイルを循環させることにより冷却することも知られ
ている。一方、ピストン１側壁に形成されたピストンピ
ンボス３内には鉄製のピストンピンが挿入されるため、
ピンボス部を形成するアルミ材が摩耗する。そのため、
第８図に示すように、ピンボス３の内周面に鉄製のパイ
プ４を鋳込むことがある。
肉部にオイルを循環させる通路が形成されている。これ
により、高温状態の熱負荷を軽減させ、強度を維持させ
ている。たとえば、ピストンクラウン部に冷却部を形成
させたもの（実開昭60−110643号公報）やピストン内に
油溜りを設けたもの（特開昭60−153453号公報）が知ら
れている。また、第６図、第７図に示すように、ピスト
ン１のヘッド部1aに環状のパイプ２を鋳込み、この内部
にオイルを循環させることにより冷却することも知られ
ている。一方、ピストン１側壁に形成されたピストンピ
ンボス３内には鉄製のピストンピンが挿入されるため、
ピンボス部を形成するアルミ材が摩耗する。そのため、
第８図に示すように、ピンボス３の内周面に鉄製のパイ
プ４を鋳込むことがある。
このように第６図、第７図の構成となっているピスト
ン１は、ピストン１内のパイプ２には通路孔５を通して
オイルが流入し、ヘッド部1aの冷却の役割を果たし、ま
た、第８図の構成となっているものはピンボス３内側の
パイプ４はピストンピンによるピンボス３の摩耗を防止
する。
ン１は、ピストン１内のパイプ２には通路孔５を通して
オイルが流入し、ヘッド部1aの冷却の役割を果たし、ま
た、第８図の構成となっているものはピンボス３内側の
パイプ４はピストンピンによるピンボス３の摩耗を防止
する。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら、ピンボス３とヘッド間は構造上、力に
弱くピストン１の慣性力および燃焼爆発の衝撃力により
亀裂が生じやすく、上記のピンボス３内のパイプ４やヘ
ッド部1aに鋳込んだパイプ２だけではピンボス３部の引
張り強度が得られない。このため、より強度のあるピス
トンが望まれていた。
弱くピストン１の慣性力および燃焼爆発の衝撃力により
亀裂が生じやすく、上記のピンボス３内のパイプ４やヘ
ッド部1aに鋳込んだパイプ２だけではピンボス３部の引
張り強度が得られない。このため、より強度のあるピス
トンが望まれていた。
本発明は、ピンボス部の引張り強度を強くするための
内燃機関用ピストンを提供することを目的とする。
内燃機関用ピストンを提供することを目的とする。
（課題を解決するための手段） 本発明は上記目的を達成するために、ピストン６のヘ
ッド部内側の内周に沿ってパイプ状または板状の鋼材７
を設けると共に、ピストン６のピンボス８の内周面に鋳
込パイプ９を嵌挿し、前記パイプ状または板状の鋼材７
を、前記鋳込パイプ９と接合したことを特徴とする。
ッド部内側の内周に沿ってパイプ状または板状の鋼材７
を設けると共に、ピストン６のピンボス８の内周面に鋳
込パイプ９を嵌挿し、前記パイプ状または板状の鋼材７
を、前記鋳込パイプ９と接合したことを特徴とする。
（作用） 上記の構成とすることによって、板状の鋼材７は鋳込
パイプ９の外周面とによってオイル通路10が形成され
る。したがって、パイプ状または板状の鋼材７で形成さ
れるオイル通路10にオイルが流入することにより、ピス
トン６を冷却することができ、また、ピンボス８に挿通
するピストンピンは鋳込パイプ９に支持されて摺動す
る。また、鋳込パイプ９と鋼材７とが接合していること
によりピストン６のピンボス８部の引張り強度を増やす
ことができる。
パイプ９の外周面とによってオイル通路10が形成され
る。したがって、パイプ状または板状の鋼材７で形成さ
れるオイル通路10にオイルが流入することにより、ピス
トン６を冷却することができ、また、ピンボス８に挿通
するピストンピンは鋳込パイプ９に支持されて摺動す
る。また、鋳込パイプ９と鋼材７とが接合していること
によりピストン６のピンボス８部の引張り強度を増やす
ことができる。
（実施例） 次に、本発明の一実施例を第１図ないし第３図に基づ
いて説明する。第３図に示すピストン６は中心から半分
が図示されており、アルミ材で鋳造されたピストン６の
ヘッド部の厚肉部6aに、鉄製の断面コ字状の鋼材７が、
ピンボス８の内周面に鋳込まれた鉄製の鋳込パイプ９の
外周面にオイル通路10を形成させて当接している。オイ
ル通路10は第１図、第２図に示すように、ピンボス８の
上側外周に形成され、オイル通路10両端にオイル通路用
孔11が形成されている。鋳込パイプ９と鋼材７とは鋳造
時に接合した状態で鋳込んであり、また、このときオイ
ル通路用孔11およびピストンリング溝12が形成される。
いて説明する。第３図に示すピストン６は中心から半分
が図示されており、アルミ材で鋳造されたピストン６の
ヘッド部の厚肉部6aに、鉄製の断面コ字状の鋼材７が、
ピンボス８の内周面に鋳込まれた鉄製の鋳込パイプ９の
外周面にオイル通路10を形成させて当接している。オイ
ル通路10は第１図、第２図に示すように、ピンボス８の
上側外周に形成され、オイル通路10両端にオイル通路用
孔11が形成されている。鋳込パイプ９と鋼材７とは鋳造
時に接合した状態で鋳込んであり、また、このときオイ
ル通路用孔11およびピストンリング溝12が形成される。
以上のように構成されたピストン６は、オイル通路用
孔10からオイルがオイル通路10に流入され、また、鋳込
パイプ９に支持されたピストンピンがピストン６の動き
に合わせて摺動する。これによって、ピストン６を冷却
することができ、ピンボス８の摩耗が防止できる。ま
た、鋳込パイプ９と断面コ字状の鋼材７とが接合してい
ることによりピストン６のピンボス部の引張り強度が増
え、ピストン６の慣性力および燃焼爆発の衝撃力に対す
る耐久性を向上させた。なお、鋼材７の断面形状は実施
例に限定されない。
孔10からオイルがオイル通路10に流入され、また、鋳込
パイプ９に支持されたピストンピンがピストン６の動き
に合わせて摺動する。これによって、ピストン６を冷却
することができ、ピンボス８の摩耗が防止できる。ま
た、鋳込パイプ９と断面コ字状の鋼材７とが接合してい
ることによりピストン６のピンボス部の引張り強度が増
え、ピストン６の慣性力および燃焼爆発の衝撃力に対す
る耐久性を向上させた。なお、鋼材７の断面形状は実施
例に限定されない。
次に、本発明の他の実施例を第４図、第５図について
説明する。この実施例では、断面コ字状の鋼材７の代り
に断面ロ字状の鉄製のパイプ13を使用している。この場
合には鋳込パイプ９にパイプ13を組込んだとき、パイプ
13の半周分を潰すことにより同形状が得られる。これに
より鋳込パイプ９に二重の厚みで鋼材が接合するのでピ
ンボス部の強度は向上する。なお、これらの実施例で
は、鋼材およびパイプをピストンの厚肉部のみに設置し
たので、この部分の中空化が行え軽量化が図れる。ま
た、鋳造時の鋼材を鋳込む手段の変更はなく、従来と同
じなので煩わしさはない。
説明する。この実施例では、断面コ字状の鋼材７の代り
に断面ロ字状の鉄製のパイプ13を使用している。この場
合には鋳込パイプ９にパイプ13を組込んだとき、パイプ
13の半周分を潰すことにより同形状が得られる。これに
より鋳込パイプ９に二重の厚みで鋼材が接合するのでピ
ンボス部の強度は向上する。なお、これらの実施例で
は、鋼材およびパイプをピストンの厚肉部のみに設置し
たので、この部分の中空化が行え軽量化が図れる。ま
た、鋳造時の鋼材を鋳込む手段の変更はなく、従来と同
じなので煩わしさはない。
（発明の効果） 本発明は、以上のように構成したものであるから、ピ
ストンヘッド部の冷却が行え、熱に対する疲労強度が上
がると共にピンボスの摩耗防止ができる。そしてピンボ
スの引張り強度が向上したことにより、ピンボスとヘッ
ド間の亀裂を防止することができる。
ストンヘッド部の冷却が行え、熱に対する疲労強度が上
がると共にピンボスの摩耗防止ができる。そしてピンボ
スの引張り強度が向上したことにより、ピンボスとヘッ
ド間の亀裂を防止することができる。
第１図は本発明に係るピストンの側面図、第２図は第１
図に示すピストンの部分断面図、第３図は第１図に示す
ピストンの部分平面図、第４図は他の実施例のピストン
の側面図、第５図は第４図の部分断面図、第６図は従来
の冷却部を有するピストンの部分平面図、第７図は第６
図の部分断面図、第８図は他の従来のピストンの部分断
面図である。 ６……ピストン ７……鋼材 ８……ピンボス ９……鋳込パイプ 10……オイル通路 13……パイプ
図に示すピストンの部分断面図、第３図は第１図に示す
ピストンの部分平面図、第４図は他の実施例のピストン
の側面図、第５図は第４図の部分断面図、第６図は従来
の冷却部を有するピストンの部分平面図、第７図は第６
図の部分断面図、第８図は他の従来のピストンの部分断
面図である。 ６……ピストン ７……鋼材 ８……ピンボス ９……鋳込パイプ 10……オイル通路 13……パイプ
Claims (1)
- 【請求項１】ピストンのヘッド部内側の内周に沿ってパ
イプ状または板状の鋼材を設けると共に、ピストンのピ
ンボスの内周面に鋳込パイプを嵌挿し、前記パイプ状ま
たは板状の鋼材を、前記鋳込パイプと接合したことを特
徴とする内燃機関用ピストン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1283801A JP2700701B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 内燃機関用ピストン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1283801A JP2700701B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 内燃機関用ピストン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03145555A JPH03145555A (ja) | 1991-06-20 |
| JP2700701B2 true JP2700701B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=17670321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1283801A Expired - Fee Related JP2700701B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 内燃機関用ピストン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2700701B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005061075A1 (de) | 2005-12-21 | 2007-06-28 | Mahle International Gmbh | Kolben für einen Verbrennungsmotor und Verfahren zu dessen Herstellung |
| CN112901365B (zh) * | 2021-02-10 | 2022-06-21 | 李斯特技术中心（上海）有限公司 | 一种复合式活塞及发动机 |
-
1989
- 1989-10-31 JP JP1283801A patent/JP2700701B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03145555A (ja) | 1991-06-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |