JPS5940985A - 側車付自動二輪車のブレ−キシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は側車付自動二輪車のブレーキシステムに関する
ものである。

側車付自動二輪車は自動二輪車の何方に、−輪の側車を
固着しているから、自動二輪車の前後輪と側車の車輪に
同時に制動したり、あるいは側車の車輪に先に制動した
りすると、慣性力によって車両がスピンしたりして制動
が不安定になシ易い。

このため、本発明者は種々研究の結果、各車輪の制動を
、自動二輪車の後輪、前輪、側車の車輪の順に行なうと
車両が安定した状態で停止することを知見した。

そこで本発明は、自動二輪車の後輪と前輪の制御順はラ
イダーの感覚によるも、側車車輪の制動を自動二輪車の
後輪よりも遅らせることによって上記の知見に対応させ
たものであって、その構成はブレーキレバーの操作によ
って前輸液圧作動ブレーキ装置を制御するフロントブレ
ーキ系統と、ブレーキペダルの操作によって後輸液圧作
動ブレーキ装置を制御するリアブレーキ系統と、該リア
ブレーキ系統から分岐して側車の車輪液圧作動ブレーキ
装置を制御する側車輪ブレーキ系統を備え、該側車輪ブ
レーキ系統に遅延パルプを設けたことを特徴とし、その
目的とするところは、側車付自動二輪車を安定して停止
することができるブレーキシステムを提供することにあ
る。

以下図示の一実施例により説明する。

第１図は本発明のブレーキシステムの系統図、第２図は
遅延パルプの一例を示す縦断面図、第３図はブレーキペ
ダルによって作動するマスタシリンダの出力液圧と自動
二輪車の後輪及び側車の車輪の液圧作動ブレーキ装置の
作動液圧との関係を示す図である。

第１図に示す如く、側車付自動二輪車のブレーキシステ
ムは、フロントブレーキ系統１と、リアブレーキ系統２
と、側車輪ブレーキ系統３とを備えている。

フロントブレーキ系統１は、ブレーキレバー１１の操作
によってマスクシリンダ１２のブレーキ液圧を配管１３
を介して前輸液圧作動ブレーキ１４に供給して該装置１
４を制御し、自動二輪車の前輪１５を制動するように構
成されている。

リアブレーキ系統２はブレーキペダル２１の操作によっ
てマスクシリンダ２２のブレーキ液圧を配管２３を介し
て後輸液圧作動ブレーキ装置２４に供給して該装置２４
を制御し、自動二輪車の後輪２５を制動するように構成
されている。

側車輪系統ブレーキ３は、リアブレーキ系統２の配管２
３から配管３１にて分岐され、該配管３１の途中に設け
られた遅延パルプ３２を介してマスクシリンダ２２の液
圧を側車の車輪液圧作動ブレーキ装置３３に供給して核
装置３３を制御し、側車の車輪３４を制動するように構
成されている。

この遅延パルプ３２はブレーキペダル２１の操作によっ
てマスクシリンダ２２のブレーキ液圧が後輪液圧作動ブ
レーキ装［２４よりも遅れて側車の車輪液圧作動ブレー
キ装置３３に伝達させるためのものである。その−例を
第２図によシ説明すると、遅延パルプ３２は液圧入口４
１と液圧出口４２とを有する弁箱４３内に弁座４４が形
成され、弁箱４３内には第一弁体４５が収納され、設定
バネ４６にて該弁体４５を弁座４４に当接せしめて弁を
閉塞状態にし、また第一弁体４５には、該弁体４５に形
成されたボート４７を開閉するボール状の第二弁体４８
が備えられ、リターンスプリング４９にて戻）液圧の際
に該ボート４７が開くように構成されている。

したがって、設定バネ４６を例えば５Ｋｇ／ｃＩＩで作
動するように設定すると、ブレーキペダル２１の操作に
よりマスクシリンダ２２のブレーキ液圧は、先ず配管２
３を介して後輸液圧作動ブレーキ装置２４に供給されて
後輪２５を制動しはじめ、ブレーキ液圧が５Ｋｆ／ｃｉ
Ｉに達すると第一弁体４５が設定バネ４６に抗して開き
、ブレーキ液圧は遅延して側車輸液圧作動ブレーキ装置
３３に供給される。したがって両ブレーキ装置２４．３
３には第３図に示す如くブレーキ液圧が伝達され、後輪
２５の制動に遅れて側車の車輪３４も制動を始める。

フットブレーキ操作を解除すれば、第一弁体４５は設定
バネ４６Ｖｃよシ復帰して弁座４３に当接し、戻り液圧
によって第二弁体４８がリターンスプリング４９に抗し
てボート４７を開き、供給されだ液圧をマスタンリンダ
２２側に戻す。

尚遅延バルブ３２は上記実施例に限定されるものではな
く、他の公知の遅延バルブを用いられることは勿論であ
る。各液圧作動ブレーキ装置１４゜２４．３３はディス
ク型式、ドラム型式のいずれも適用できる。ｔｆｃ遅延
パルプ３２は配管３１の途中に設けるものに限定されず
、例えば側車の車輪液圧作動ブレーキ装置３３に組込ん
でもよいことは勿論でおる。

本発明は以上のようにフロントブレーキ系統と独立して
リヤブレーキ系統を設け、このリヤブレーキ系統に遅延
バルブを有する側車輪ブレーキ系統を設けたから、側車
の車輪の制動を後輪よりも遅らせることができるので、
ライダーはフットブレーキペダルを操作し、次にハンド
ブレーキレバーを操作することによシ、後輪、前輪、側
車の車輪の順に制動することができ、安定し九制動をす
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のブレーキシステムの一実施例を示す系
統図、第２図は遅延バルブの一例を示す縦断面図、第３
図は７ツトブレーキペダルによって作動するマスクシリ
ンダの出力液圧と自動二輪車の後輪及び側車の車輪の液
圧作動ブレーキ装置の作動液圧との関係を示す図である
。 １はフロントブレーキ系統、２はリアブレーキ系統、３
は側車輪ブレーキ系統、１１はブレーキレバー、１４は
前輸液圧作動ブレーキ装置、１５は前輪、２１はブレー
キペダル、２４は後輸液圧作動ブレーキ装置、２５は後
輪、３２は遅延バルブ、３３は側車の車輪液圧作動ブレ
ーキ装置、３４は側車である。 （９）　　　　　　　　　　ｓｓ７ 手続補正書 昭和５８年　１月１３日 １、事件の表示 昭和５７年特　許　願第１５１２５３う２、発　”の名
称 側車付自動二輪車のブレーキシステム 事件との関係　　特許出願人 （５３２）　　本田技研工業株式会社 ４、代理人 ６、補正により増加する発明の数 ７、補正の対象 明細書第７頁第６行の「４３」を「４４」と訂正する。 以　　　上 （１） ５８９

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　自動二輪車の側方に、−輪の側車を固着し、自動
   二輪車の前後輪及び側車の車輪を液圧によって制動を行
   なうブレーキシステムにおいて、ブレーキレバーの操作
   によって前輸液圧作動ブレーキ装置を制御するフロント
   ブレーキ系統と、ブレーキペダルの操作によって後輸液
   圧作動ブレーキ装置を制御するリアブレーキ系統と、該
   リアブレーキ系統から分岐して側車の車輪液圧作動ブレ
   ーキ装置を制御する側車輪ブレーキ系統を備え、該側車
   輪ブレーキ系統に遅延パルプを設けたことを特徴とした
   側車付自動二輪車のブレーキシステム。