JPS5940878B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JPS5940878B2
JPS5940878B2 JP1848981A JP1848981A JPS5940878B2 JP S5940878 B2 JPS5940878 B2 JP S5940878B2 JP 1848981 A JP1848981 A JP 1848981A JP 1848981 A JP1848981 A JP 1848981A JP S5940878 B2 JPS5940878 B2 JP S5940878B2
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cleaning
alkyl
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glyceryl ether
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直暉 大谷
宏 池田
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Kao Corp
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Kao Soap Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は洗浄剤組成物、更に詳しくは、α−モノ(メチ
ル分岐アルキル)グリセリルエーテルを う洗浄剤基剤
に配合してなる、油性汚れの洗浄速度及びススギ性の改
良された洗浄剤組成物に関する。
従来、一般に使用されている洗浄剤組成物は、アルキル
ベンゼンスルホン酸塩、アルキルサルフェート塩、ポリ
オキシエチレンアルキルサルフェート塩等の陰イオン界
面活性剤:ポリオキシエチレンアルキルエーテル、脂肪
酸アルキロールアミド等の非イオン界面活性剤;アルキ
ルベタイン、アルキルアミンオキサイド等の両性イオン
界面活性剤の単独ヌは混合物を洗浄剤基剤とするもので
あつた。しかし、これら洗浄剤基剤からなる洗浄剤組成
物は、油汚れ、特に固体脂汚れの落とし易さの点で満足
できるものでなかつた。
殊に、強固な油汚れが付着した食品、調理具を洗浄する
には、台所CH3−(CH2)m−CH−(CH 洗浄剤を使用しても、洗浄に際し大きな力を要し、洗浄
者、例えば主婦にとつて大きな負担となつて5 いた。
従つて、軽い力で簡単に洗浄できる洗浄剤組成物があれ
ば、上記負担は軽減されるが、このような汚れ落とし易
さ(即ち洗浄速度)は、いわゆる洗浄効果(即ち洗浄力
)とは異なり、従来あまり留意されていなかつたのが現
状であつた。フ そこで、本発明者らは食器・調理具に
付着した汚れに対する洗浄速度について鋭意研究を行つ
た結果、従来用いられている洗浄剤基剤に少量のα−モ
ノ(メチル分岐アルキル)グリセリルエーテルを添加す
ることにより、洗浄剤の持つ本来の住; 能をそこなわ
ずに、油性汚れ特に固体脂油性汚れに対する洗浄速度か
著るしく高められ、且つススギ性も向上されることを見
出し本発明を完成した。即ち、本発明は洗浄剤基剤にα
−モノ(メチル分岐アルキル)グリセリルエーテルを配
合したこ′ とを特徴とする洗浄剤組成物を提供するも
のである。本発明で使用するα−モノ(メチル分岐アル
キル)グリセリルエーテルは下記の一般式(I)で表わ
されるものである。
(式中、mは2〜14の整数、nは3〜11の整数で、
m+nは9〜21好ましくは11〜17の整数を示す。
)就中、特にメチル分岐アルキル基の炭素数分布が炭素
数18のメチル分岐アルキル基を750A以上含有する
もので、mが6〜8のものが好ましい。
α−モノ(メチル分岐アルキル)グリセリルエーテルは
、全組成に対し0.01〜5重量%、好ましくは0.0
5〜2重量%配合される。少なすぎると本発明の効果が
得られず、多すぎると洗浄剤本来の持つべき性能である
洗浄力、起泡力を低下させるので好ましくない。本発明
に使用されるα−モノ(メチル分岐アルキル)グリセリ
ルエーテルは、対応するアルコール]から公知の方法に
準じて製造することができる。
〜ノエ▲3 であり、M,nは上記に同じである) 例えば、アルコールII)はノ叩ゲン化試薬を作用させ
て対応するアルキルハライド(IV)となし、次いでこ
のアルキルハライドと、2位、3位の水酸基を保護した
グリセロールアルカリ金属アルコラードとを反応せしめ
て、2位、3位の水酸基を保護した1−アルキルグリセ
リルエーテル(V)とし、次いでこれを加水分解するこ
とによつて得られる。
この反応は下式Kよつてあられされる。((式中、R′
は低級アルキル基またはフエニル基、Mはアルカリ金属
であり、Rは上記に同じである)α−モノ(メチル分岐
アルキル)グリセリルエーテルは、室温で液状であり、
二重結合、エステル結合等を含まないため化学的Vこ安
定であり、特に乳化力に優れ、さらに皮膚刺激性がない
等の特件を持ち、洗浄剤組成物、特に台所用洗浄剤とし
ては好ましい。
本発明のα−モノ(メチル分岐アルキル)グリセリルエ
ーテルの代表的化合物の物件を示すと以下の通りである
本発明の洗浄剤組成物の洗浄剤基剤としては、一般に使
用されている陰イオン界面活件剤、非イオン性界面活件
剤及び両姓界面活性剤の単独若しくは2種以上か用いら
れ、例えば次のものが挙げられる。
陰イオン界面活性剤としては平均炭素数10乃至16の
アルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩、平
均炭素数8乃至18の高級アルコール硫酸エステル塩、
平均炭素数8乃至18の高級アルコールのポリオキシア
ルキレン(炭素数2若しくは3のアルキレンオキサイド
)付加物(平均付加モル数1乃至10モル)の硫酸エス
テル塩、平均炭素数10乃至18のα−オレフインスル
ホン酸塩などが例示される(この陰イオン界面活件剤の
対イオンはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニ
ウム、炭素数2若しくは3のアルカノールアミンの群か
ら選らばれる。
)。非イオン界面活性剤としてはポリオキシアルキレン
(炭素数2若しくは3)アルキル(ヌはアルキルフエニ
ル)エーテル(平均炭素数8乃至16、オキシアルキレ
ン平均付加モル数4乃至20モル)、ポリオキシアルキ
レン−Sec−アルキルエーテル(平均炭素数10乃至
16、オキシアルキレン平均付加モル数5乃至15モル
)、平均炭素数10乃至18の脂肪酸モノ又はジアルカ
ノールアミド(例えばラウリン酸ジエタノールアミド)
、平均炭素数10乃至18のアルキルジメチルアミンオ
キサイドなどが例示される。また両性界面活件剤として
は平均炭素数8乃至16のアルキルジメチルカルボキシ
メチル又はプロパンスルホベタインが例示される。また
液体洗浄剤組成物にあつてはさらに従来公知の低温安定
剤、例えば、エタノール、イソプロパノールのような低
級アルコール類、エチレングリコール、ポリエチレング
リコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリ
コール等のグリコール類、ベンゼンスル托ノ酸塩、p−
トルエンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩等の低級
アルキルベンゼンスルホン酸塩類、アセトアミド類、安
息香酸塩やサリチノ4塩のような芳香族カルボ〕/酸塩
類などを併用することかできる。
その他洗浄剤組成物に配合できるものとして既に公知の
諸物質をその目的に応じて併用できる。このような物質
としては、クエン酸、リンゴ酸、グルコン酸ヌはその塩
等の洗浄力を向上させるための右機ビルダ一や無機ビル
ダ一、さらに手荒れ防止剤、酵素、蛋白質誘導体、不透
明化剤、着色料、保存料、香料などの添加物が挙げられ
る。本発明の洗浄剤組成物は粉末状、固型状、ペースト
状、液状などいづれの形態をもとり得るが使用上の便宜
から液状が望ましい。
かくして得られた本発明の洗浄剤組成物は油性汚れ特に
固体脂汚れが簡単に手早く洗浄でき、洗浄作業のスピー
ド化に極めて有効であり、同時にススギ性も著しく改善
されるものである。
以下に実施例及び参考例を挙げ本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
尚、実施例における性能評価は次法によつた。
洗浄速度測定法(1)汚こう浴の調製:局方牛脂と局方
大豆油(1:1)の混合油脂209、オイルレツド0.
1f!をクロロホルム60m1に溶解して汚こう浴を調
製する。
(2)モデル汚れガラス片の作り方:試験に用いる清浄
なスライドガラスは6枚1組として、小数点以下3桁ま
で正しい質量を測定する。
25±1℃の汚こう浴中に一枚ずつ約55mmの所まで
1〜2秒間受し、汚こうを付着させた後とり出す。
スライドガラスの下部に付着した汚こうのたまりは清浄
なガーゼなどの布やろ紙を用いて吸い取らせ、汚こうを
均一な状態にして、25±1℃で風乾する。風乾放置時
間1時間以上2時間以内にモデル汚れガラス片を試験に
供するようにする。この際、モデル汚れガラス片の6枚
当りの汚こう付着量は0.140±0.0109になる
ようにする。モデル汚れガラス片は6枚1組とする。(
3)使用水 33DH(CaO/MgOモル比3/1)を用いる。
塩化カルシウム(2水塩)を59.0η、塩化マグネシ
ウム(6水塩)27.2ηを正しくはかりとり、イオン
交換水ヌは蒸留水にとかして1000m1とする。
(4)試験操作 洗浄:(支)で作成したモデル汚れガラス片の1組を0
.15%の洗浄溶液700a1+1VC入れ、リーナツ
改良洗浄力試験器(回転数毎分250±10回)を用い
て30±1℃で所定時間、洗浄する。
すすぎ:洗浄が終了したモデル汚れガラス片は、(3)
の使用水700m1中に入れてリーナツ改良洗浄試験器
を用いて30±1゜C、1分間すすぐ。
乾燥:すすぎが終了したモデル汚れガラス片は、一昼夜
風乾後、洗浄力の判定に供する。
(5)洗浄速度評価モデル汚れガラス片の重量を測定し
、モデル汚れの脱落割合(%)をもつて洗浄速度を比較
した。
実施例 1 下記組成の洗浄剤組成物を調製し、その洗浄速度を測定
した。
尚洗浄速度は40秒間撹拌したときの汚れの脱落割合で
示した。その結果は表−1のとおりである。実施例 2 下記組成の洗浄剤組成物を調整し、その洗浄速度(脱落
割合で示した)及び手洗い洗浄における起泡性、ススギ
性を調べた。
その結果は表−2のとおりである。組成: 実施例 3 本発明で使用するα−モノ(メチル分岐rルキル)グリ
セリルエーテルの効果を他のグリセリルエーテルと比較
して検討した結果を表−3に示す。
組成:参考例 1 201オートクレーブに、イソステアリン酸イソプロピ
ルエステル〔エメリ一(Emery)2310イソステ
アリン酸イソプロピルエステル、米国エメリ一社より市
販されている〕47709及び銅クロム触媒(日揮製)
239gを仕込む。
つぎに、150kg/Cmiの圧力にて水素ガスを充填
せしめ、次いで反応混合物を275゜Cに加熱昇温させ
る。150kg/Cmi/275℃で約7時間水素添加
した後、反応生成物を冷却して、触媒残渣をろ別により
除き、粗生成物35009を得た。
粗生成物を減圧蒸留することにより、80〜167℃/
0.6mmHgの留分として、無色透明のイソステアリ
ルアルコール33003を得た。得られたイソステアリ
ルアルコール(メチル分岐ステアリルアルコール)は、
酸価0.05、ケン化価5.5、水酸基価181.4を
示した。IR(液膜)においては3340,1055c
Tn−1に、NMR(CCl4溶媒)においてはδ3.
50(プロード三重線、{H2−0H−)にそれぞれ吸
収を示した。
このアルコールの主成分はそのガスクロマトグラフから
アルキル基の合計炭素数が18(基(Iにおけるmとn
の和が10)であるものが約75%を占め、残りの成分
は、合計炭素数14,16のものであり、分岐メチル基
はいずれもアルキル主鎖の中央部付近に位置するものの
混合物であることがわかつた。参考例 2 ([)温麹杖還流令却器、滴下ろうと、窒素ガス導入管
及び攪拌器を備えた容量51の反応器に、参考例1で得
られたイソステアリルアルコール24449を仕込んだ
攪拌しながら、窒素ガス通気下に、滴下ろ.うとより塩
化チオニルを室温で滴下した。反応混合物は発熱し、同
時にガスを発生した。反応混合物の温度は、反応初期に
は31℃まC上昇するが、塩化チオニルの添加量が増す
に従つて次第に低下し、18゜C付近まで低下した。こ
こで反応混合物を約40℃に加熱昇温して、さらに塩化
チオニルの滴下を続けた。ガスの発生が弱くなつた後、
反応混合物を70〜8『Cに加熱昇温したところ再びガ
スの発生が激しくなつたので、塩化チオニルを弓き続き
滴下した。ガスの発生が全く認められなくなつた時点で
塩化チオニルの滴下を止めた。滴下した塩化チオニルの
総量は22009であつた。反応生成物を冷却し、さら
に70〜80゜Cで約1時間攪拌を継続した。反応生成
物を冷却し、常圧下、40〜5『Cで低沸点留分(主に
未反応塩化チオニル)を留去し、残渣を氷冷し、攪拌し
ながら氷塊を少量ずつ加えた。
激しいガスの発生が止まつた事を確認して、エーテルを
加え、さらに水を加えて十分攪拌した。エーテル層を分
取し、重炭酸ナトリウムで中和し、溶媒を留去した後、
減圧蒸留して、103〜163をC/0.1〜1.0m
mHgの留分からイソステアリルクロライド22179
を得た。IR(液膜):725.650crL3 NMR(CCl4):δ (11)温度計、攪拌器、滴下ろうと及びデイーンスタ
ークトラツプを備えた容量51の反応容器にイソプロピ
リデングリセロール798g、キシレン1500m11
93%水酸化ナトリウム3409及び水3009を仕込
み、攪拌しながら130〜140℃で加熱還流した。
留出する水/キシレン混合物から、デイーンスタークト
ラツプ中で水を分離して反応系外へ除き、キシレンを反
応系に戻した。約16時間の加熱還流の後、水の留出が
認められなくなつた時点で、滴下ろうとより、(1)で
製造したイソステアリルクロライドJカモVgを約30分
を要して滴下した。滴下終了後、反応混合物をさらに約
9時間130〜14『Cで加熱還流して反応を完結させ
た。冷却後、反応器中に沈澱した塩化ナトリウムをろ別
除去し、減圧下に溶媒を留去し、次いで176〜206
、C/0.25〜0.50mmHgの留分8009を得
た。これは2,3−0−イソプロピリデン一1−0−イ
ソステアリルグリセリルエーテル(式,R′=CH3)
である。IR(液膜):C77L−1 011)攪拌器、温度計、還流冷却器を備えた容量5′
の反応容器に、([I)で得られたイソプロピリデンイ
ソステアリルグリセリルエーテル11039を仕込み、
これにエタノール1500Tn1及び0.1規定硫酸2
000m1を加えた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 洗浄剤基剤に次の一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I )(式中、m
    は2〜14の整数、nは3〜11の整数で、m+nは9
    〜21の整数を示す)で表わされるα−モノ(メチル分
    岐アルキル)グリセリルエーテル0.01〜5重量%を
    配合したことを特徴とする洗浄剤組成物。
JP1848981A 1981-02-10 1981-02-10 洗浄剤組成物 Expired JPS5940878B2 (ja)

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