JPS5940876Y2 - 座席等の表皮材端末止着構造 - Google Patents

座席等の表皮材端末止着構造

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JPS5940876Y2
JPS5940876Y2 JP16050080U JP16050080U JPS5940876Y2 JP S5940876 Y2 JPS5940876 Y2 JP S5940876Y2 JP 16050080 U JP16050080 U JP 16050080U JP 16050080 U JP16050080 U JP 16050080U JP S5940876 Y2 JPS5940876 Y2 JP S5940876Y2
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JP
Japan
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seat
skin material
fixing
seats
edge
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JP16050080U
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JPS5781671U (ja
Inventor
隆 糟谷
Original Assignee
立川スプリング株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考M座席等の表皮材端末止着構造の改良に関するもの
である。
従来自動車等の座席を構成するに当り、通常第1図に示
すようにシートフレームaとその座面形状を形成するシ
ートパッドbを包み込むように表皮材Cを被覆して釦り
、該表皮材Cの端末には折返して構成した袋状部dが形
成され、この袋状部dにワイヤー等の硬質線材eを挿入
すると共に、予め上記シートフレームaK形成した止着
部に対しボッブリングfを介して上記硬質線材eをシー
トフレームa内方に引き込むようにして表皮材Cを張設
している。
また表皮材Cは座面の外形をシートパッドbに沿設する
ためにも所要部裏面に上記端末部と同様に成る吊り込み
部が構成されるものである。
このため、表皮材Cの端末及び吊込部に袋状部dを構成
加工したり又は該袋状部dに硬質線材eを挿入する等の
組立工数を要するばかりでなく、硬質線材e等他の構成
部材が必要となるものであった。
本考案は上記問題に鑑み座席等の表皮材に督いて、端末
をより簡単な構造にして、加工工数及び組立工数を略省
し、省力化することを目的とするもので、合成樹脂皮膜
を有する表皮材の端末をその1も或は折曲、又は巻込し
た状態で該部位を加熱し、ウエルダー処理して成る表皮
材の端末止着構造を提供せんとするものである。
以下、本考案座席等の表皮材端末止着構造の実施例を図
面に従って説明する。
合成樹脂表皮材1は麻布等の裏材2の表面に軟質ビニル
樹脂等の合成樹脂シートから成る表材3を沿設溶着構成
したものであり、その端縁部に本考案の端末止着構造4
を形成する。
第2図は表皮材1の所望端縁部に対し、その筐1の状態
で一定巾に熱を加えウエルダ処理して表材3に熱硬化部
5を形成するもので、該部位の表材3は溶解時に裏材2
の織目に侵透してその裏材2を包含した状態で硬化し、
端末止着構造4が形成される。
次1(第3図は表皮材1の所望端部を一定巾に折返し二
折部6にすると共に、該部位に熱を加えウエルダ処理に
より熱硬化部5を形成するものである。
このとき二折部6の表材2が溶解し、裏材2に侵透した
状態で固化するため二折部6には二枚の裏材2を包含す
る熱硬化部5から成る端末止着構造4が形成される。
また第4図は熱硬化部5を施こす表皮材1端部を三折部
7に構成したもので熱硬化部5に三枚の裏材2が包含す
るように成り、より丈夫な端末止着構造4を構成する。
さらに、第5図は表皮材1の端縁部を渦巻状に巻成した
状態で該部位を加熱してウエルダ処理し、熱硬化部5を
形成するもので玉縁様の端末止着構造4を構成する。
今一つ第6図のものは二折した表皮材1の該二折部8間
に表皮材1と同質布或は織布等から成る帯材9を挾み込
み加熱ウエルダ処理して二折部間に帯材9を含侵せしめ
、端末止着構造4を構成する。
帯材9をビニル樹脂等とした場合は、帯材自身が溶解に
よって接着作用を持つので表材3は加熱によって溶解し
ない織物でも良い。
上記各端末止着構造4を有する表皮材1は例えば第7図
に示すように、座席のシートフレーム10上面に載置し
たシートパッド11を包み込むように被覆すると共に、
その端縁に形成した端末止着構造4を上記シートフレー
ム10に予め溶接固着した係止線材12に対しホラブリ
ング13を介して止着し、表皮材1を張設するものであ
る。
また座面等の吊込部14にむける端末止着構造4では表
皮材1裏面に縫着した吊込材1aの端縁部に前記加工が
施こされ、該端末止着構造4とシートパッド11内に予
め埋設された吊込用係止線材15をホラブリング16を
介して引止めし、吊込部14の表皮材1形状をシートパ
ッド11に沿設しテ成る0 上記クリップ13.16の端末止着構造4に対する刺着
位置は、該端末止着構造4部が硬質であるため、表皮材
1の端末止着構造4剖検が好ましいが、該端末止着構造
4部へ刺着しても良い。
即ち、表皮材1に張力が加わると、各ホラブリング13
.16刺着部に引張荷重が生じる。
しかし、該ホラブリング13.16が端末止着構造4部
又はその際部に刺殺されており、端末止着構造4が硬質
化されている為、その引張荷重が表皮材1の縁方向に拡
がり、張設部の一部に集中荷重が生ずることがなく、従
ってホラブリング13 、16刺殺部が裂損する問題は
ない。
以上説明したように、本考案座席等の表皮材端末止着構
造は合成樹脂皮膜の表皮材端部をウエルダ処理して硬化
せしめたものであるから、加工工数が少なく、又組立工
数も減少することができるように成り、本考案実施後の
実用的効果は極めて犬きく自動車用座席等を安価に提供
することができるように成るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案座席等の表皮材端末止着構造の実施例を示
すもので、第1図は従来構造を示す座席要部の縦断面図
、第2図乃至第6図は本考案の構造を有するそれぞれ異
なった実施例を示す表皮材要部斜視図、第7図は本考案
の構造を示す座席要部の縦断面図である。 1・・・表皮材、1a・・・吊込材、2・・・裏材、3
・・・表材、4・・・端末止着構造、5・・・熱硬化部
、6,8・・・二折部、7・・・三折部、9・・・帯材
、10・・・シートフレーム、11・・・シートバンド
、12.15・・・係止線材、13.16・・・ホラブ
リング、14・・・吊込部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 座席等のフレームに設けたシートパッド面に被覆し、座
    席の外形を形成する合成樹脂シートの表皮材に釦いて、
    該表皮材の端縁部又は該表皮材と一体的に成る同質の吊
    込材端縁部に対して加熱し、ウエルダ処理を施こして熱
    硬化部を形成すると共に、該熱硬化部と座席のフレーム
    又はシートパッド側に設けた係止部をホラブリングを介
    して止着することを特徴とする座席等の表皮材端末止着
    構造
JP16050080U 1980-11-10 1980-11-10 座席等の表皮材端末止着構造 Expired JPS5940876Y2 (ja)

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JP16050080U JPS5940876Y2 (ja) 1980-11-10 1980-11-10 座席等の表皮材端末止着構造

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JP16050080U JPS5940876Y2 (ja) 1980-11-10 1980-11-10 座席等の表皮材端末止着構造

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JPS5781671U JPS5781671U (ja) 1982-05-20
JPS5940876Y2 true JPS5940876Y2 (ja) 1984-11-21

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JP16050080U Expired JPS5940876Y2 (ja) 1980-11-10 1980-11-10 座席等の表皮材端末止着構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5916459U (ja) * 1982-07-24 1984-01-31 池田物産株式会社 シ−トのトリムカバ−の端末処理構造
JP6232327B2 (ja) * 2014-03-27 2017-11-15 日本発條株式会社 シートカバーの吊り込み構造

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JPS5781671U (ja) 1982-05-20

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