JPS5940874A

JPS5940874A - ゴルフクラブ用ヘツド

Info

Publication number: JPS5940874A
Application number: JP57152439A
Authority: JP
Inventors: 林　敬次郎; 粟野　利巳; 吉川　勝幸; 谷澤　幸三; 隆志伊藤
Original assignee: Mizuno Corp
Current assignee: Mizuno Corp
Priority date: 1982-08-31
Filing date: 1982-08-31
Publication date: 1984-03-06
Also published as: JPH0230268B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、カーボン繊維その他の任意繊維強化プラスチ
ック製のゴルフクラブ用ヘッドに係るものである。

従来よりゴルフクラブ用ヘッド、特にウッドヘッドに関
しては、棒材を使用することが一般的であった。しかし
、棒材自体が天然素材であるため、ゴルフクラブ用ヘッ
ド（以下ヘッドと略す）として製品化するまでには、非
常な手間め、実公昭３３−７．！；！；０！；号の考案
にあるように、ガラス繊維をポリエステル樹脂で固めた
、ガラス繊維強化プラスチック製（以下ＧＦＲＰ製と略
す）のヘッドが公知となっている。しかし、このＧＦＲ
Ｐ製ヘッドにおいては、ガラス繊維の比重が大きいため
、そのままでは成型品のヘッド重量が重くなりすぎるた
め、ヘッド内部に芯材を埋設しなくてはならなかったが
、従来の方法では、金型内で確実に芯材を保持できない
ので、成型時の圧力や樹脂の流動性のため芯材が移動し
て、成型完了時に芯材がヘッド表面に出たり、又ヘッド
を形成する外殻のＧＦＲＰ層の肉厚が不均一化するため
強度低下を生じて破損するなどの欠点があった。又ネッ
ク部分にガラス繊維を縦方向及び゛螺旋状に配置して、
補強する方法も取られているが、繊維配列の工程に手間
が非常にかかり、その上、縦方向と螺旋方向の繊維配列
がうまく行かないと、打球のの応力に対して、強度低下
を生じる恐れがあった。即ち縦方向の繊維配列の比率が
多く、螺旋方向の繊維配列の比率が少ない場合には、曲
げ応力に対しては強くなるが、捩れ応力に対しては弱く
なるため、蓉易にネック部分で折損する欠点を有してい
た。又縦方向の繊維配列の比率が少なく、螺旋方向の比
率が多い場合には、逆に曲げ応力に対して弱くなり、捩
れ応力に対しては強くなるためネック部分に縦割れが生
じるなどの欠点を有していた。

そこで、これらの欠点を補うために、実開昭３；０−９
０７４１号の考案もなされているが、この考案において
は、前者がＧＦＲＰ製ヘッドであったものをＣＦＲＰ製
ヘッドにすることにより、比重が軽くなった分ヘッド重
量を軽減できる反面、新たに以下のような欠点を生じる
こととなった。

即ち、カーポジグラファイト繊維の糸径が太いため、短
繊維の状態で合成樹脂を含浸し混練した場合、うまく混
練できずに、かさ張って塊状になり作業性が悪い欠点を
有していた。又このまま金型内に充填してヘッドに成型
した場合には、カーボングラファイト繊維の繊維含有率
が３０％前後になるため、強度が不足し、特にヘッドの
ネック部分においては、繊維含有率が６０％以上なけれ
ば強度的に持たないため、ネック部分での強度が弱く、
打球時の衝撃応力によりネック部分で折損しやすいなど
の欠点を有していた。又カーボングラファイト繊維の繊
維含有率が３０％前後と少なく、樹脂含有率が７０％前
後と多いため、ヘッドのソール部分の耐摩耗性が著しく
低下し、使用中にソール部分が土や砂によって容易に削
り取られる欠点を有していた。

又従来の繊維強化プラスチツク製ヘッドでは成型後の重
量が軽い場合には、ヘッドに穴を穿孔してその中に錘を
入れてヘッドの重量調整を行なわなくてはならないが、
加工性が悪いため、ヘッドにクラックが生じたり、外観
が悪くなるなどの欠点があった。

本発明は、これら従来の欠点に鑑み、成型ヘッドの重量
調整やバランス調整を簡略化し、ネック部分やヘッド全
体の強度を強くシ、生産性が良好で耐久性のある繊維強
化プラスチック製（以下ＦＲＰ製と略す）ヘッドを供給
することなを目的に、（れたゴルフクラブ用ヘッドである。

本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、第グ図よ
り第７図に示すように、サイドメタル部１０とソール部
／／とが一体化したサイドソール部材／２が配置されて
おり、該サイドソール部材／２には、任意形状の重量調
整用錘収納部／３と芯材支持用突起／グがそれぞれ設け
られており、又ヘッド用の芯材乙をカーボン繊維その他
任意の補強繊維よりなるチョツプドストランドやマット
や織物等の充填部材７で被覆し、さらにその上にカーボ
ン繊維その他任意の補強繊維よりなる編組又は円筒織物
ざを適宜枚数被覆してヘッド全体を形成するヘッド外殻
補強部材ヱとし、該ヘッド外殻補強部材りの芯材乙を前
記サイドソール部材／２の芯材支持用突起メグに挿入装
着し、合成樹脂により同時一体栽型したことを特徴とす
るゴルフクラブ用ヘッドである。

本発明におけるヘッドにおいては、サイドメタル部１０
とソール部／〆が一体になったサイドソール部材／２に
ヘッドの重量調整用錘収納部／３が設けられていること
と、芯材支持用突起／４１．が設けられ、該突起／りに
芯材乙を支持する設計になっているため、ヘッドの仕上
り重量がやや軽量になっている場合や、ゴルフクラブに
組み付けた際に、スイングバランスの調整が必要となっ
た場合には、サイドソール部材／コに設けられた重量調
整用錘収納部／３へ、必要な重量の錘／ざを挿入し、ビ
ス／り等で密閉するでとにより、きわめて容易に重量調
整やスイングバランスの調整ができ、ヘッド自体に特別
な加工を必要としないため、ヘッドにクラックが生じた
り、外観が悪くなるというようなことはなくなり、成型
ヘッドの歩留−がきわめて向又サイドソール部材／２に
芯材乙を支持するための芯材支持用突起／りが突設され
ているため、芯材乙がヘッド中芯部で確実に固定できる
から、従来のように、成型時の圧力や合成樹脂の流動性
により芯材が移動して製品の歩留が低下するというよう
な欠点は防止でき、品質の安定した歩留の良好なヘッド
が製造できる。又ヘッド用の芯材乙をカーボン繊維その
他任意の補強繊維よりなる編組又は円筒織物ざで被覆形
成するほか芯材乙と編組又は円筒織物ざとの間隙をなく
すために充填部材７を充填しているため、ンドやマット
のみでヘッド外殻補強層を形成した場合に生じ易いボイ
ドや、繊維の含有率が不充分なために起こる欠損部や欠
膠部の発生などの欠点を防止することができる。又芯材
乙を適宜枚数被覆している編組又は円筒織物ざがネック
部分まで延長され一体化されているため、従来のように
ヘッド本体とネック部分を接合したものと異なり、ネッ
ク部分からヘッド本体部分にかけての強度が著しく向上
するため、打球による繰返しの衝撃応力に対して、クラ
ックが生じたり、折損したりするなどの事故は著減し、
きわめて耐久性が向上するものである。

又本発明においては、ヘッドの外殻補強部材Ａの厚みが
設計通りにできるため、ヘッド自体の強度が向上し、か
つヘッド自体のウェート配分もほぼ設計通りにできる。

従って、スイング時のバランスが良好となり、又打球時
に変音などが生じないためフィーリング的にも良いヘッ
ドが得られる。特に本発明を実施する際にカーボン繊維
よりなる編組又は円筒織物を使用し、充填部材にもカー
ボン繊維を使用することにより、さらに打球時の振動減
衰効果も相剰的に作用するため、理想的なゴルフクラブ
用ヘッドが供給できるものである。

更に、他の実施例としては１．第ｇ図に示すように、芯
材支持用突起メグをサイドソール部材／２のサイドメタ
ル部１０及びソール部／／の両方から突設することによ
り、芯材の支持を一層確実にすることができる。

又第り図に示すように、ヘッドの重量調整用錘収納部／
３に突片２０を設けて、該突片２０をヘッド外殻補強部
材ヱに埋設することにより、サイドソール部材／２とヘ
ッド外殻補強部材ヱとの接合力が著しく向上するもので
ある。なお、ため、ソール部分を損傷することはない。

以上詳述したように、本発明におけるヘッドにおいては
、生産性が食付で、耐久力のあるカーボンその他の任意
繊維強化プラスチツク製ゴルフクラブ用ヘッドを供給す
ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、ゴルフクラブ用ヘッドの平面図。第２図は従
来のＧＦＲＰ製ゴルフ−クラブ用ヘッドのイーイ線の断
面図。第３図は、従来のＣＦＲＰ製ゴルフクラブ用ヘッ
ドの断面図。第グ図は、本発明に係るヘッド外殻補強部
材を示す斜視図。第Ｓ図は、同ヘッド外殻補強部材とサイドソール部材と
の装着前を示す斜視図。第３図及び第７図は、本発明に
係る製造工程の一部を示す第１図イーイ線及びローロ線
の断面図。第ｇ図及び第７図は、本発明に係る他の実施
例のサイドソール部材を示す斜視図である。／　＊　＊・ヘッド、２・・・シャフト、３・・・Ｃｙ
　Ｆ　ＲＰ層、グ・・・芯材、ｊ・・・ＣＦＲＰ層、乙
・・・芯材、７・・・充填部材、ざ・・・編組又は円筒
織物、ヱ・・・ヘッド外殻補強部材、１０・・・サイド
メタル部、／〆・・争ソール部、／２・・・サイドソー
ル部材、／３・・・重量調整用錘収納部、／グ・・・芯
材支持用突起、／ｊ・・・マンドレル、／乙・・・下金
型、／７・・・上金型、／ざ・・・錘、７９ａ・・ビス
、２０・・・突片。第１図第＋図

Claims

【特許請求の範囲】Ｚ　カーボン繊維その他の任意繊維強化プラスチック製
のゴルフクラブ用ヘッドにおいて、ヘッドにサイドメタ
ル部とソール部とが一体化したサイドソール部材が配置
されており、該サイドソール部材には、任意形状の重量
調整用錘収納部と芯材支持用突起がそれぞれ設けられて
おり、又ヘッド用の芯体をカーボン繊維その他任意の補
強繊維よりなるチョツプドストランドやマットや織物等
の充填部材で被覆し、さらにその上にカーボン繊維その
他の任意補強繊維よりなる編組又は円筒織物を適宜枚数
被覆してヘッド全体を形成するヘッド外殻補強部材とし
、該ヘッド外殻補強部材型したことを特徴とするゴルフ
クラブ用ヘッ２　前記石材支持用突起は、サイドメタル
部内側より、任意数突設したことを特徴とする特許請求
の範囲第１項記載のゴルフクラブ用ヘッ　ド０３　前記石材支持用突起は、ソール部内側より任意数突
設したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のゴ
ルフクラブ用ヘッド。グ　前記芯材支持用突起のほかソール部に設けた重量調
整用錘収納部の外側部分に突片を設けたことを特徴とす
る特許請求の範囲第１項記載のゴルフクラブ用ヘッド。