JPS5940860Y2 - 寝具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は体重圧の強弱に応じて個々に反発力を働かせ、
背骨を真直ぐに伸ばして理想的な寝姿が維持できるよう
にすると共に、身体との接触部分の通風をよくして身体
の蒸れを無くし、しかもクッション性を高めて快適な睡
眠ができるように構成したことを特徴とする寝具に関す
るものである。

背骨を真直ぐに伸ばして睡眠を取ることが健康上好まし
いことはよく知られている。

そこで、寝具と接する身体の部位の体重圧の強弱に応じ
て、弾性体が反発力を発揮するように構成した寝具が使
われるようになったが、強い体重圧力切口わる部分はク
ンジョン性が損なわれるなど、各弾性体の弾発力が１ち
１ちであるためクッション体としての全体的な弾力性が
なくなり寝心地が悪くなるといった新たな問題が生じた
。

本考案は、内部に空気を密封したエアークッション体の
弾発力により、底つき感なく、しかも、体重圧の強弱に
あわせて支えると共に、全体としてのクッション性をも
高めて使用者に快適な睡眠が提案できるように構成した
寝具であり、その実施の１例を図面と共に説明する。

第１図は本考案寝具１の内部機構を説明するため要部を
縦断して示した断面図である。

寝具１は第１のクッション材２、その上に敷いた第１の
マット３、その上に重ねた第２のクンジョン材４、その
上に敷いた第２のマット５と山形の突起を多数連続して
設けた多孔質弾性体６、更に、それらを被う綿製の側地
γよりなっている。

第１のクッション材２は板状に形成したウレタン等を素
材とする多孔質弾性体８と、多数のエアークッション体
９，９・・・・・・よりなり、該エアークッション体９
゜９・・・・・・は、多孔質弾性体８の全面に適宜の間
隔で上下方向に多数穿設した穴１０，１０・・・・・・
内に埋設しである。

このエアークンジョン体９は、ポリエチレン樹脂を射出
成型した台形状をなす筒状体の内部に空気を密封したも
ので、筒状体は、中間部１１に数条の周方向に延びる襞
１２を各々ノ襞が平行をなすようにして形成すると共に
、各襞１２と襞１２との間１３に各々４個の突出片１４
を、周方向に等間隔で、上方の襞間１３と下方の襞間１
３の突出片１４は互に一方の中間に位置するようにして
設けである。

このエアークッション体９を埋設した第１のクンジョン
材２の上には第１のマット３を敷く。

このマット３はウレタン等の合成樹脂を強く押し固めて
形成したもの、或は硬目の不織布よりなる。

この第１のマット３の上に重ねた第２のクッション材４
は、前記第１のクッション材２と同様板状に形成した多
孔質弾性体１５にエアークンジョン体１６を埋設したも
のであり、前記第１のクッション材２と同じものを使用
してもよいが、本実施例では、使用者の体重圧の強弱に
応じて、エアークッション体１６の埋設個数を適宜増減
したものを使用しである。

第２のクッション材４の上に敷いた第２マツト５は、前
記第１のマント３よりやや敷質の不織布等を使用しであ
る。

最上位に敷いた多孔質弾性体６は、ウレタンフオーム等
の表面に山形の突起１γを多数連続的に形成したもので
あり、この突起１１の頂部に粉体の磁性体１８等を塗布
して突起１１の表向を硬化させ、通風或は指圧等の効果
を高めるように形成しである。

第３図は本考案寝具１をベンドのマツトレスとして使用
した状態を示したものである。

上記のように本考案寝具は、使用者を、表面に山形の突
起を多数連続的に形成した多孔質弾性体で支えるように
しであるので、使用者には多孔質弾性体の突起の部分だ
けが接触して局部的ン、（刺激が指圧的効果を発揮する
と共に、突起以外の部分には空間が生じ、使用者が発散
した汗による湿気はこの空間によって放出され、蒸れを
防止できるので、快適であることは勿論衛生的でもある
。

また、この多孔質弾性体を、エアークンジョン体を個々
に独立して埋設したクンジョン材で支えるようにしであ
るので、使用者は肩部、接部、臀部々どそれぞれの押圧
力に応じた反発力で支えられることになり、全身の体圧
を均等に分散して支えられるので、血行が阻害されるこ
とはなく、また、背骨は真直ぐに伸ばして睡眠できるの
で健康にもよく、エアークッション体は台形状に形成す
ると共に、中間部に各々が平行をなす数条の装部を形成
し、この伸縮する装部には突出片を設けであるので、こ
の突出片によって襞の伸縮を垂直方向にのみ伸縮するよ
う規制でき、また、形状を台形状に形成しであるので、
樽形成は鼓形のものと比較して圧縮時の安定性がよく、
圧縮による横ゆれを防止すると共に、密封された空気の
圧縮で弾発力を発揮するので底付き感がなく極めて寝心
地はよい。

更に、このクッション材を硬目のマントを介して、同様
にして形成したクンジョン材で支えるように構成しであ
るので、寝具全体としてのクッション性を一様に高める
ことができ、全体的な心地よい弾力性で使用者は快適に
熟睡することができる。

尚、表面に山形の突起を多数連続的に形成した多孔質弾
性体の該突起の頂部に、粉状の磁性体等を塗布すれば、
突起の表面を硬化すると共に、磁力線の影響等で、身体
を心地よく刺激し、かつ、血行をよくして一層健康増進
に寄与できる効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案寝具の内部機構を示した要部の縦断面図
、第２図はエアークッション体の正面図、第３図は本考
案寝具の使用態様の１例を示した斜視図。 符号１・・・寝具、２・・・第１のクッション材、３・
・・第１のマント、４・・・第２のクッション材、５・
・・第２のマント、６・・・多孔質弾性体、ｌ・・・側
地、９・・・エアークッション体、１２・・・襞、１４
・・・突出片、１７・・・突起。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 中間部に数条の周方向に延びる壁宏それぞれの壁が平行
   をなすようにして形成すると共に、各壁間に、一定の間
   隔で周方向に並ぶ突出片を形成した合成樹脂製で台形状
   をなす筒状体の内部に空気を密封してなるエアークッシ
   ョン体を、板状に形成した多孔質弾性体に適宜の間隔で
   上下刃向に多数穿設した穴内にそれぞれ直立させて埋設
   して第１のクッション材を形成し、この第１のクッショ
   ン材の土に、硬目の不織布等よりなるマントを敷き、そ
   の上に、前記第４のクンジョン材と同様にして形成して
   なる第２のクッション材を重ね、更にその上に、表面に
   山形の突起を多数連続的に形成してなる多孔質弾性体を
   敷き、側地で被ってなる寝具。