JPS5940845B2 - 小粒度スパインを使用する重合方法 - Google Patents

小粒度スパインを使用する重合方法

Info

Publication number
JPS5940845B2
JPS5940845B2 JP51030697A JP3069776A JPS5940845B2 JP S5940845 B2 JPS5940845 B2 JP S5940845B2 JP 51030697 A JP51030697 A JP 51030697A JP 3069776 A JP3069776 A JP 3069776A JP S5940845 B2 JPS5940845 B2 JP S5940845B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
styrene
particle size
suspension
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP51030697A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS51117745A (en
Inventor
ロバート・ジヨセフ・コーネル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumika Polycarbonate Ltd
Original Assignee
Sumika Polycarbonate Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumika Polycarbonate Ltd filed Critical Sumika Polycarbonate Ltd
Publication of JPS51117745A publication Critical patent/JPS51117745A/ja
Publication of JPS5940845B2 publication Critical patent/JPS5940845B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F279/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00
    • C08F279/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00 on to polymers of conjugated dienes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F212/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring
    • C08F212/02Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical
    • C08F212/04Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical containing one ring
    • C08F212/06Hydrocarbons
    • C08F212/08Styrene
    • C08F212/10Styrene with nitriles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F279/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00
    • C08F279/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00 on to polymers of conjugated dienes
    • C08F279/04Vinyl aromatic monomers and nitriles as the only monomers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L25/00Compositions of, homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L25/02Homopolymers or copolymers of hydrocarbons
    • C08L25/04Homopolymers or copolymers of styrene
    • C08L25/08Copolymers of styrene

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は比較的狭い粒度範囲を有し、耐衝撃性に優れる
ABS重合体を製造する方法に関するものである。
最近数年間に米国及び米国以外の国でラテックス懸濁方
法に関する多数の特許が発行された。
これらの特許は、下記するが、どれもラテックス懸濁過
程において小粒度のスパイン(spine)を使用して
得られる予想外に優秀な特性を示唆していない。小粒度
のスパインは本明細書で使用されるので以後「Spsス
パイン」と称するが、通常の乳化技法で製造し、直径が
0.02ないし0.14μよりも小さいゴム粒子から成
るスパインを意味するものである。樹脂形成単量体をエ
ラストマー性スパインにグラフトさせて強固な衝撃抵抗
プラスチックを製造することは公知である。
工業的に製造されているこのような物質の例は高衝撃ポ
リスチレン及びABS重合体である。後者の物質は、例
えばブタジエン エラストマー上のスチレン及びアクリ
ロニトリルのグラフト共重合体、例えばSBR(スチレ
ン−ブタジエンゴム)又はポリブタジエンである。更に
詳細にはABS重合体は(1)本質的にスチレン−アク
リロニトリル共重合体から成る連続相、及び(2)本質
的に連続相全体に均一に分散されたブタジエン(又はS
BR)エラストマーから成る分散相、から成つている。
スパイン上にグラフトした共重合体は樹脂及びエラスト
マー相互間の非相溶性を克服して系に凝集性を与える。
ABS重合体は多年にわたつて水性乳化重合方法によつ
て製造されている(米国特許第2802808号明細書
、米国特許第 2820773号明細書、及び米国特許第299468
3号明細書)。
ゴム ラテックスをスチレン及びアクリロニトリルとグ
ラフトさせ、同時にその場でグラフトしないスチレン−
アクリロニトリル共重合体をも生成する。特定の特性に
するための所望のゴム水準にする調整は最初の処方で行
うか、あるいは種々の量の未拘束のスチレン−アクリロ
ニトリル樹脂ラテツクスの添加によるかのどちらかで行
う。
次に得られたラテツクスを凝集させ、乾燥して配合する
。添附の図面は本発明の方法により得られた重合体中の
ゴム粒子の粒度分布を出発原料のSPSスパインの粒度
分布及び大粒度(LPS)スパインのそれとを比較して
示すグラフである。本発明は、小粒度架橋ゴム ラテツ
クス及びモノエチレン性不飽和単量体を出発原料にして
ラテツクス懸濁法によつて耐衝撃性に優れかつ粒度分布
の狭い重合体を製造する技術を提供するものである。
このラテツクス懸濁法は費用の多くかかる凝集工程がい
らないので経済的な観点から標準の乳化法よりも好まし
い。乳化ラテツクスの凝集では非常に高水準の汚染物質
をもたらし、且つこれらの流出液の処理で製品の総括的
な製造原価をかなり高くする。その上、先行技術によれ
ば、良好な衝撃強度を得るためにはこのようなABS組
成物は一定量のLPS物質を含有することが必要である
と考えられていた。しかしながら意外にも今やラテツク
ス懸濁法であまり高価でないSPSスパインラテツクス
を使用して、高価なLPSスパインを使用して得られる
製品と比較して改良された衝撃強度を示すABS重合体
を生成することが見い出された。重合過程中でアグロメ
レーシヨンが起り、重合体中に存在する85%以上のゴ
ム粒子は直径が0.04ないし0.25μという比較的
狭い粒度範囲にあり、同時に95%以上が0.04と0
.30μとの間にあり、98%以上が0.04と0.4
μとの間にある。標準LPSスパインは、57%は直径
が0.04と0.20μとの間にあり、且つ72%が0
.04と0.25μとの間にある粒子を有している。こ
れとは対照的に標準乳化重合にSPSスパインを使用す
れば貧弱な衝撃強度を有する重合体しか得られない。本
発明において用いられる小粒子径架橋ゴムラテツクスは
スチレン含有量31重量%以下であるスチレンーブタジ
エンニ元系ゴム(ポリブタジエンを包含しない)であり
、好ましくはスチレン31〜5重量%とブタジエン69
〜95重量%からなるスチレン−ブタジエンゴム、最も
好ましくはスチレン7重量%とブタジエン93重量%か
らなるスチレン−ブタジエンゴムである。
このSPSスパインはそれ自体高価ではなく、例えばウ
イツトビ一(Whitby)(1954年)著「合成ゴ
ム」の第8章、乳化重合系〔シ一・エフ・フライング(
C.F.Flying)〕 0)9/91スチレン−ブ
タジエン ゴム ラテツクスに対する処方を示してある
第228ページに記載してあるようにして製造すること
ができる。スパィンの架橋(ゲル)の程度はベンゼン中
で測定したゲル百分率で50%と98%との間で変化し
、80ないし900/)の間であるのが好ましい。
架橋小粒度スパインの粒度は0.02ないし0.14μ
である〇本発明において使用することのできるモノエチ
レン性不飽和単量体にはモノビニリデン性芳香族炭化水
素、例えばスチレン、α−メチルスチレン及び置換スチ
レン、例えばo−メチルスチレン、m−メチルスチレン
、p−メチルスチレン、0,p,m−エチルスチレン、
2,5−ジクロロスチレン、0,p−ジメチルスチレン
、アルケン酸、例えばアクリル酸及びメタクリル酸、ア
ルケン酸エステル、例えばアクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル及びメタクリル酸ブチル、アルケン酸
二トリル、例えばアクリロニトリル及びメタクリロニト
リル、ビニルエステル、例えば酢酸ビニル及びプロピオ
ン酸ビニル、ビニル、エーテル、例えばエチル ビニル
エーテル、塩化ビニル、ビニルピリジン、メチル ビ
ニル ピリジン、及びマレイン酸及びフマル酸のエステ
ルを包含する。
単量体は単独で、あるいは他の単量体1種類又はそれ以
上と配合して使用することができる。好ましい単量体は
スチレン及びアクリロニトリルである。本発明における
スチレン対アクリロニトリルの好ましい比率は80/2
0ないし60/40の範囲内で適切に変化させることが
できる。
特に好ましい比率は70/30である。本発明による懸
濁重合反応は熱的にあるいは開始剤、例えは過酸化物又
はアゾ開始剤、例えば過酸化ベンゾイル、脂肪族ジアシ
ルペルオキシド、例えば過酸化ラウロイル、アルキル、
ペルオキシエステル、例えばペルオキシピルピン酸t−
ブチル、ペルオクタン酸t−ブチル、ペル安息香酸t−
ブチル、ペルオ牛シネオデカン酸t−ブチル、又はアル
キル過酸化物、例えば過酸化ジ一t−ブチルで開始する
ことができる。
アゾ開始剤、例えばアゾ−ビス−イソブチロニトリルも
使用することができる。これらの開始剤の種々の組合せ
も使用することができる。ABS重合体を製造するのに
特に有効であることが見い出された特定の触媒系(開始
剤)はペルオキシピバリン酸t−ブチル、又はこれと過
酸化ラウロイルとの混合物である。
適切であることが明らかになつた他の触媒は過酸化ラウ
ロイル、過酸化ベンゾイル及びアゾービスーイソプチロ
ニトリルである。懸濁重合に使用すべき開始剤の量は、
一般に単一の開始剤を使用する場合には全反応物の重量
を基準にして0.1ないし0.5重量%であり、2種類
又はそれ以上の開始剤の混合物を使用する場合には各0
.05ないし0,25重量%である。
単一の開始剤は0.2ないし0.3重量%を使用し、開
始剤の混合物を使用する場合には各0.2重量%を使用
するのが好ましい。本発明の方法によれば、単量体は好
ましい実施態様においてはスチレン及びアクリロニトリ
ルであるが、これらを場合によつては芳香族油、例えば
サンセン〔Sunthe司250〔サン・オイル社(S
unOilCO.)〕と一緒に反応器に添加する。
芳香族油は重合体の流動性及び成形適性を改良するため
に反応体に添加するのに必須ではないけれども一般に好
ましい広い種類の潤滑剤の中での典型的な例である。他
のこのような潤滑剤では例えば精製鉱油、パラフインろ
うの混合物及び炭化水素油、又はエステル潤滑剤、例え
ばステアリン酸ブチルを包含する。潤滑剤は、添加する
場合には、一般に重合体100重量部当り1ないし6重
量部、好ましくは3重量部の量で使用する。次に反応器
にはかき混ぜながらSPSスパインラテツクス、連鎖移
動剤、例えばt−ドデシルメルカプタンのようなメルカ
プタン0.01ないし1.0重量%、を添加する。
好ましい連鎖移動剤は混合第三メルカプタンとして公知
のメルカプタン混合物(ドデシルメルカプタン60重量
%、テトラデシメルカプタン20重量%及びヘキサデシ
メルカプタン20重量%から成る)0.01ないし1重
量%、開始剤、及び酸化防止剤系である。酸化防止剤系
は単独で、あるいは反応体の重量を基準にして0.1な
いし3重量%の量のチオジプロピオン酸ジートリデシル
(DTDTDP)と配合して0.01ないし1.2重量
%の量のヒンダードフエノール、例えばナウガホワイト
8(Naugawhite8)であつてよい。使用する
ことのできる他のフエノール性酸化防止剤は、例えば2
,2′−メチレンビス−(4−エチル−6−t−ブチル
フエノール)、2,6−ジ一t−ブチル−4−メチルフ
エノール、及び4,4′−チオビス−(2,6−ジ一t
−ブチルフエノール)を包含する。又亜リン酸アルカリ
ール、例えば亜リン酸トリスーノニルフエノールも酸化
防止剤として使用することができる。得られた反応体混
合物に懸濁液を添加する。
別法としては、先に記載した物質の反応体混合物を懸濁
溶液に添加することができる。懸濁溶液は懸濁剤又は分
散剤の水溶液であり、且つ当業界で公知の多種類の水溶
性分散剤、例えばスルホン化ポリスチレン、ヌルホン化
ポリビニルトルエン、ポリアクリル酸、ポリアクリルア
ミド、メチル セルロース、ヒドロキシエチル セルロ
ースのアルカリ塩、アクリル酸又はメタクリル酸とヘキ
シルメタクリル酸2−エチルとの共重合体、カルボキシ
メチル メチルセルロース、及びポリビニル アルコー
ルなどの一種類又は二種類以上であつてもよい。
アルカリ塩使用、例えば塩化ナトリウム、EDTA−N
ax(x:1〜3)、及び.ルフラミン〔Sulfra
min345s(n−ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム40重量%、キシレンスルホン酸ナトリウム5重
量%及び水55重量%)を単独で、あるいは上記の分散
剤と配合して使用し、懸濁安定性を改良することができ
る。好ましい懸濁系はヒドロキシエチル セルロース〔
ハーキユレス(Hercules)販売のナトロソル(
NatrOsOl) 250HRa及びエチレン ジア
ミン四酢酸三ナトリウム塩(EDTA−Na3)を含有
する。この混合物は重合体100重量部当りナトロソル
250HR0.2ないし2.0重量部及びEDTA−N
a3O.O6ないし0.6重量部に相当する量で使用す
ることができる。好ましい範囲はナトロソル250HR
0.45ないし0.90重量部及びEDTA−Na3O
.l5ないし0.30重量部である。ポリビニル アル
コール(PVA)を基質とする他の好ましい懸濁系はP
VA〔エルバノール(ElvanOl)50−42、デ
ユポン(4)UpOnt)〕0.1ないし0.4重量部
、NaClO.O8ないし0.32重量部及びスルフラ
ミン45s0.06ないし0.24重量部を含有する。
一般に重合体の重量の1ないし3倍、好ましくは2倍に
相当する量の水溶液を使用する。反応体は反応器にSP
Sスパイン ラテツクス、単量体、連鎖移動剤、酸化防
止剤及び開始剤を添加して製造することができる。
懸濁系を添加し、105製ないし2500Fで懸濁重合
を行つて約20時間で完結させる。適切な別法の過程で
はスチレン中に開始剤、連鎖移動剤及び芳香族油(使用
する場合には)を溶解し、且つこの溶液を反応器に仕込
み、その後アクリルニトリルを添加する。
次にSPSスパインラテツクス及び懸濁溶液を添加する
〇反応体は空気又は酸素を存在させないで重合を行う通
常の懸濁方法で重合させる。
開始剤としてペルオキシピバリン酸t−ブチルを単独で
、あるいは過酸化ラウロイルと配合して使用し105な
いし250′1?で優秀な結果を得る。実質的に完全に
重合したビーズを通常の方法、例えばふるい分け、沈降
又は遠心分離のどれかで懸濁水から分離する。
次にそれらを乾燥し、押出成形し、ペレツト化して包装
する。本発明においては、重合温度、開始剤量など重合
条件を変化させることによりスパイン上にグラフトした
モノエチレン性不飽和単量体量゛グラフト度゛(グラフ
トしたモノエチレン性不飽和単量体/スパイン)を適宜
変化させることができる。
なお一般には0.3から1.3まで、好ましくは0.5
ないし1.0である。本発明により重合された重合体は
そのゴム粒子も85重量%は直径が0.04ないし0.
25μであり、同時に粒子の95重量%以上は直径が0
,04ないし0.30μであり、98重量%以上は0.
04ないし0,4μである。
ゴム粒子の上層のグラフト共重合体はジメチル ホルム
アミド中30℃で固有粘度0.30ないし1.2を有し
ている。スパインは5ないし40重量%の範囲で用いら
れる0高いゴム水準を含有している重合体は例えばスチ
レン/アクリロニトリル樹脂と逆もどしに混和して最終
ゴム水準を低くすることができる。スパインの好ましい
水準は7と18重量%との間である。下記の実施例は本
発明を説明するために示すものであつて、本発明の範囲
を制限するものではない。
実施例 1 本実施例ではラテツクス懸濁法に従つて行つた基礎的な
実験過程を記載する。
この特殊の操作は、最終のゴム水準が9から16重量%
まで変化する系列(第1表)の中の最初のものである。
実施例では下記の物質を使用した。
エエ1(Vi工υ′Vb〜! νν↓(本 轟vα0
−一 −′−7(1) SPSスパイン:急速循環高温
乳化重合法によつて製造したブタジエン93%/スチレ
ン7%。
本スパインの粒度は0.02μないし0.14μであり
、かつゲル含量は90%である。重合は下記のようにし
て行つた。
スチレン、アクリロニトリル及びサンセン250を反応
器に添加した。
SPSスパイン ラテツクス、混合第三メルカプタン、
ジトリデシルチオジプロピオン酸エステル、ナウガホワ
イト[有]及びペルオキシピバリン酸t−ブチルをかき
混ぜながら反応器に添加した。単量体に対するこれらの
物質添加の順序は臨界的ではない。この混合物に不活性
雰囲気中で懸濁液を添力uする。
かき混ぜには中程度の送さ(100ないし250回転/
分)を使用して微細な均一分散体を得る。次に105を
ないし250′Fで20時間重合を行い、その後得られ
た粒をろ過して分離し、蒸留水又は脱イオン水で洗浄し
、165′}′で24時間空気乾燥する〇通常の混線条
件では350′Pで5分間プレスし、続いて320′1
?で10ないし15分間混練りする。
重合体の機械的性質に悪影響を及ぼすことなく直接ビー
スを混練することができる。次に試験片を150′Fで
圧縮成形した。得られた重合体の特性を下記の第2表に
示す。
第1表には実施例2ないし8の処方に対するデータを示
す(更に実施例1に対する処方を繰返す)。実施例2な
いし8のラテツクス懸濁操作は実施例1について上記し
たのと同様な方法で行つた。処方の差異は第1表の通り
であるけれども、実施例2は全ゴム13重量%で行い、
一方実施例4は全ゴム11重量%で行つた。実施例5で
は少量の酢酸を添加して分子量の調節における混合第三
メルカプタンの効率を改良した。
本実施例では懸濁溶液はエルバノール(ElvanOl
)50−42(部分加水分解ポリビニルアルコール87
ないし89%、デユポン)である。
実施例3では芳香族油(サンセン250)を使用しない
で行つた。
実施例6では異なつたペルオキシ エーテル触媒(開始
剤)、すなわちペルオキシネオデカン酸t−ブチルを使
用して行い、種々の触媒を適切に使用できる事実を例示
した。
実施例7ではPVAを基質とする懸濁溶液を使用し、又
実施例8ではナトロソルを基質とする懸濁液を使用する
ことを除けば、実施例7及び8は実質的に互に類似して
いる。実施例7及び8の重合体のゴム粒子の粒度分布を
図面に示す。実施例1ないし8の重合体の特性を第2表
に示す。
第2表のデータでは本発明によつて優秀な機械的特性を
有するABSを得ることができることを示している。好
ましいゴム含有量は7ないし18重量%の間にあるが、
このゴム含有量は5重量%から45重量%ほどの高さま
ででもよい。高度のゴム含有物質は、もちろん、所望に
よつては、乳化、塊状、又は懸濁重合によつて製造した
未拘束のスチレン/アクリロニトリル樹脂と混和してよ
り低いゴム水準にもどすことができる。もちろん他の単
量体を基質とする共重合体、例えばα−メチル スチレ
ン/アクリロニトリル共重合体をこの逆混和に使用する
ことができる。図面から知ることができるように、SP
Sスパインのゴム粒子はラテツクス懸濁重合の結果とし
てアグロメレーシヨンを受け、そのためにゴム粒子の8
5重量%以上は直径が0,04と0.25μとの間に、
95重量%以上は0.04と0.30μとの間に、98
重量%以上は0.04とO、40μとの間にある。
比較例 本比較例では標準乳化重合法においてSPSスパインを
使用すれば貧弱な機械的特性を有するABSを得ること
を示す。
SPSスパイン対スチレンとアクリロニトリルの重量比
が50/50によるグラフトの製造。
(1)実施例1に使用したのと同様なSPSスパイン0
(2)乳化剤〔ハーキユレス社(Hercules,I
nc・)〕樹木の樹脂から誘導した変性樹脂(アビエチ
ン酸)のナトリウムせつけん。
重合手順 ラテツクス スパインの重量を測定し、窒素でブランケ
ツトしてある反応器中に反応器をかき混せながら入れる
せつけんを溶解するためにわずかに加熱しながら、水1
40m11ドレンネート2.459及びNaOHO.O
749でせつけん溶液を作つた。この溶液42.59を
反応器に添加し、且つ残部を滴下漏斗に入れる。単量体
の重量を測定して第二の滴下漏斗に入れた。残つている
水にK2S2O8を添加し、混合物を150′F′の反
応器に添加した。1.5ないし2時間の時間にわたつて
単量体及びせつけん溶液を反応器の中へ滴下した。
混合物を一夜静置し、その固形物を取り出して転化率を
測定した。こうして得られたグラフト ラテツクスを次
に200ないし250′FにおいてMgSO4の2%溶
液中で凝集させ、ろ過、洗浄してから150′}′で一
夜乾燥した。乾燥した50/50グラフト重合体をスチ
レン/アクリロニトリル樹脂(30℃におけるジメチル
ホルムアミド中での固有粘度=0.9ないし1.1)
と逆混和してゴム含有量を22%にした。すなわち最終
製品は50/50グラフト重合体449及びスチレン−
アクリロニトリル樹脂569から成つていた。この製品
の機械的特性は下記のとおりである、機械的特性につい
ての上記のデータではゴム水準22%でさえ貧弱な衝撃
強度しか得られないことを示している。もちろん、本発
明の理念及び範囲から逸脱することなく変化をさせるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の製造方法により得られた重合体のゴム粒
子の粒度分布の優秀性を示すグラフであり、SPSスパ
イン、LPSスパイン、実施例7及び8による重合体の
ゴム粒子の粒度分布を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリブタジエンゴムを包含することのないスチレン
    含有量が31重量%以下であり、かつゲル含量が50%
    以上であるスチレン−ブタジエンゴム小粒度スパイン5
    〜45重量%を、過酸化物開始剤及びアゾ開始剤から成
    る群から選定された少なくとも一種類の重合開始剤の触
    媒としての有効量、少なくとも一種類の連鎖移動剤及び
    酸化防止剤の存在で、105°ないし250°Fの温度
    において酸素を含有しない雰囲気中の懸濁溶液中におい
    て、少なくとも一種類のモノエチレン性不飽和単量体5
    5ないし95重量%と懸濁重合させて、実質的に完全に
    重合した粒子形態の重合体を形成させることを特徴とす
    る小粒度スパインを使用する重合方法。
JP51030697A 1975-03-21 1976-03-19 小粒度スパインを使用する重合方法 Expired JPS5940845B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US05/560,988 US4042647A (en) 1975-03-21 1975-03-21 Latex suspension process and graft polyblend composition using small particle size spine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS51117745A JPS51117745A (en) 1976-10-16
JPS5940845B2 true JPS5940845B2 (ja) 1984-10-03

Family

ID=24240202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51030697A Expired JPS5940845B2 (ja) 1975-03-21 1976-03-19 小粒度スパインを使用する重合方法

Country Status (13)

Country Link
US (1) US4042647A (ja)
JP (1) JPS5940845B2 (ja)
AR (1) AR211263A1 (ja)
AU (1) AU505257B2 (ja)
BE (1) BE839807A (ja)
CA (1) CA1075394A (ja)
DE (1) DE2611795A1 (ja)
FR (1) FR2304645A1 (ja)
GB (1) GB1539196A (ja)
IT (1) IT1057768B (ja)
MX (1) MX3863E (ja)
NL (1) NL7602998A (ja)
ZA (1) ZA761441B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6383648U (ja) * 1986-11-19 1988-06-01

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4205019A (en) * 1975-12-26 1980-05-27 Sumitamo Naugatuck Co., Ltd. Process for producing thermoplastic resin
ZA774494B (en) * 1976-08-06 1978-06-28 Flow Ind Inc Ultra-high pressure valving device for water jet cutting
FR2397431A1 (fr) 1977-07-12 1979-02-09 Ugine Kuhlmann Procede de fabrication de copolymeres greffes par polymerisation-greffage en emulsion-suspension
US4120851A (en) * 1977-08-22 1978-10-17 Monsanto Company Process for polymerizing high nitrile ABS polyblends
DE2853571A1 (de) * 1978-12-12 1980-07-03 Bayer Ag Thermoplastisch-elastomere polymermischung
JPS5939277U (ja) * 1982-09-08 1984-03-13 株式会社明治ゴム化成 履帯パツド
US4612348A (en) * 1984-12-13 1986-09-16 The Dow Chemical Company Rubber concentrate, polymer blends based thereon and methods for making same
JPS6363708A (ja) * 1986-09-04 1988-03-22 Mitsui Toatsu Chem Inc ゴム強化高ニトリル系重合体の製造法
MX168323B (es) * 1986-10-21 1993-05-18 Rohm & Haas Modificadores de impacto de nucleo cubierto para resinas estirenicas
DE4030512A1 (de) * 1990-09-27 1992-04-02 Basf Ag Verfahren zur herstellung von abs-formmassen
DE19701488A1 (de) * 1997-01-17 1998-07-23 Bayer Ag SBR-Kautschukgele enthaltende Kautschukmischungen
JP4603653B2 (ja) * 2000-04-06 2010-12-22 テクノポリマー株式会社 熱可塑性樹脂組成物

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1694607A1 (de) * 1956-07-25 1971-10-14 Monsanto Co Form- und UEberzugsmassen aus Mischungen von Styrol-Acrylnitril-Mischpolymerisaten und Butadien-Styrol-Mischpolymerisaten
US3010936A (en) * 1958-08-07 1961-11-28 Borg Warner Blend of graft copolymer of polybutadiene, styrene and acrylonitrile with interpolymer of alpha methyl styrene and acrylonitrile
US3624183A (en) * 1966-01-27 1971-11-30 Us Rubber Co Graft copolymer products and method of making same
US3887652A (en) * 1970-11-09 1975-06-03 Dart Ind Inc Process for producing transparent graft polymer compositions
US3793403A (en) * 1971-11-03 1974-02-19 Monsanto Co Method of producing abs type polyblend utilizing agglomerated rubber substrate of relatively monodisperse particle size and poly-blends produced thereby
US3819762A (en) * 1971-11-17 1974-06-25 Du Pont Polymers of acrylonitrile and aromatic olefins which optionally contain grafted rubber
US3851014A (en) * 1973-01-09 1974-11-26 Monsanto Co Method for making rubber modified resins

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6383648U (ja) * 1986-11-19 1988-06-01

Also Published As

Publication number Publication date
FR2304645B1 (ja) 1981-12-18
DE2611795A1 (de) 1976-10-07
CA1075394A (en) 1980-04-08
AU1203576A (en) 1977-09-22
BE839807A (fr) 1976-09-20
GB1539196A (en) 1979-01-31
JPS51117745A (en) 1976-10-16
AR211263A1 (es) 1977-11-15
AU505257B2 (en) 1979-11-15
NL7602998A (nl) 1976-09-23
MX3863E (es) 1981-08-25
ZA761441B (en) 1977-03-30
US4042647A (en) 1977-08-16
IT1057768B (it) 1982-03-30
FR2304645A1 (fr) 1976-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5631323A (en) Composition of styrene-acrylonitrile copolymer matrix with particles of graft copolymer and crosslinked copolymer
US4385157A (en) Emulsion polymerization process for ABS polyblends
US3436440A (en) Method of graft-copolymerization of monomers onto diene-type polymer
JPS5940845B2 (ja) 小粒度スパインを使用する重合方法
EP0279572A2 (en) High gloss acrylate rubber-modified weatherable resins and preparation thereof
CA2110673A1 (en) Process for the preparation of a graft copolymer latex of core/shell dispersion particles having improved phase binding between core and shell
US4107234A (en) ABS Composition having improved impact strength and weather aging resistance and latex suspension process therefor
JPH0696661B2 (ja) Abs組成物およびその製法
JPS63248809A (ja) ゴム強化モノビニリデン芳香族ポリマー樹脂およびその製造法
JPH06157688A (ja) 粒状物のグラフト重合体および該グラフト重合体を含有する成形材料
US3879496A (en) Low rubber, high-flow and high impact ABS plastics, improved rubber toughener for producing same, and method of manufacture
US3676528A (en) Preparation of polymeric compositions of high impact resistance
JPH05247148A (ja) メタクリレート‐ブタジエン‐スチレングラフトポリマー、ならびに低い黄色度、良好な透明度および向上した衝撃強さを有する前記グラフトポリマーとpvcのブレンド
TW539687B (en) A process for making ABS polymeric blends
US3551523A (en) Polymerization process for preparing high impact polymers
JP2637759B2 (ja) グラフト重合体の製造法
US4113798A (en) Transparent ABS polyblends
KR20010039505A (ko) 열가소성 성형 화합물
US4263420A (en) Process for preparing styrenic resins
JPH0629301B2 (ja) 高い溶液粘度を示すゴムの分散粒子をもつabs型樹脂の製造法
US4783508A (en) Emulsion process for preparation of occluded rubber structure
US6162867A (en) Thermoplastic moulding compounds
US4298716A (en) Styrenic tetrapolymer
US3751526A (en) Process for producing impact resistant thermoplastic resins
JPH01101317A (ja) グラフト重合体の製造方法