JPS5940760B2 - 屈折式ブ−ム装置を備えた高所作業車の作業台自動平衡装置 - Google Patents

屈折式ブ−ム装置を備えた高所作業車の作業台自動平衡装置

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JPS5940760B2
JPS5940760B2 JP9893980A JP9893980A JPS5940760B2 JP S5940760 B2 JPS5940760 B2 JP S5940760B2 JP 9893980 A JP9893980 A JP 9893980A JP 9893980 A JP9893980 A JP 9893980A JP S5940760 B2 JPS5940760 B2 JP S5940760B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、複数段の屈折式ブーム装置の先端部に作業台
を取っ付けた高所作業車においそ、ブーム装置の屈折、
起伏動作に対応して作業台をブーム装置に対して回動さ
せ、ブーム装置の屈折、起伏角度の大きさに関係なく、
作業台を常に水平に保持するようにした高所作業車の作
業台自動平衡装置に関するものである。
高所作業車の作業台は、その上に作業員が搭乗して各種
の作業を行うとともに、その作業に必要な各種の作業道
具等を積載するものであるから、常に水平に保持する必
要がある。
ところで、高所作業車では、その積載スペースの関係か
ら、作業台を昇降させるブーム装置を伸縮式あるいは屈
折式としているのが普通である。
屈折式ブーム装置を備えた高所作業車では、ブーム装置
を起伏するとともへブーム装置の中間の屈折部でその屈
折角度を変えることによって作業台が昇降される。
このブーム装置の起伏と屈折は、一般に互いに独立して
行われるので、作業台を水平に保持するためには、ブー
ム装置の起伏角度と屈折角度の両方に関連させて、ブー
ム装置に対する作業台の相対角度を変えてやる必要があ
る。
そのため、このような屈折式ブーム装置に取り付けた作
業台を、ブーム装置の屈折、起伏動作にかかわ9な(、
常に水平に保持する作業台自動平衡装置は、正確な作動
を行わせることが困難で、また構造も複雑となシ、作動
の円滑さを欠(ものとなりがちである。
例えば、従来の屈折式ブーム装置を備えた高所作業車の
作業台自動平衡装置として、先部ブームと作業台との枢
着部に作業台に固定したスプロケットホイールを取シ付
けるとともに、先部ブームと次段ブームとの枢着部、次
段ブームと更に次の段のブームとの枢着部、・・・にそ
れぞれ回転自在にスプロケットホイールを取シ付け、更
に基部ブームと車体上の支柱との枢着部に支柱に固定し
たスプロケットホイールを取シ付けて、これらのスプロ
ケットホイールに順次無端状のチェーンヲ掛は回したも
のがある。
このようなものでは、各ブームの全長にわたってチェー
ンを捌は回すので、非常に長いチェーンを使用しなけれ
ばならず、チェーンがたるんでしまい、作業台を確実に
水平に保持することは、困難である。
また、このようなものは、伸縮式のブームヶ備えた屈折
式ブーム装置には適用できない。
また、基部ブームとともに平行リンクを形成する連結棒
を設け、この連結棒と先端ブームとの間に角度検出用油
圧シリンダを設けて、この油圧シリンダが車体となす角
度、すなわち水平面に対してなす角度に相当する量の作
動油を、先端ブームと作業台との間に設けた作業台作動
用油圧シリンダに供給し、作業台を水平に保持するよう
にしたものも考えられている(例えば、実公昭45−1
3162号)。
このようなものは確実な作動を行わせることかで゛き、
安定した作業台自動平衡装置を得ることができるが、そ
の反面、先端ブームが水平面に対してなす角度と角度検
出用油圧シリンダの伸縮長さ及び作業台が先端ブームに
対してなす角度と作業台作動用油圧シリンダの伸縮長さ
が直線的な比例関係にないため、各油圧シリンダの取シ
付は位置には厳格な正確さが要求される。
また、このようなものを、屈折部が複数個あるような多
段屈折式ブーム装置に適用するためには、各ブームとそ
れぞれ平行リンクビ形成する多数の連結棒を設けること
が必要となυ、構造が極めて複雑になるとともに、全体
の重量が増大する。
以上にかんがみ、本発明は、複数段の屈折式ブーム装置
の屈折、起伏動作に正確に連動して1作業台を確実に水
平に保持できる、屈折式ブーム装置を備えた高所作業車
の作業台自動平衡装置を提供することを主な目的とする
ものである。
本発明の他の目的は、機器や部品の取り付は位置の許容
範囲が比較的広い、屈折式ブーム装置を備えた高所作業
車の作業台自動平衡装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は、伸縮式のブーム’&一部有す
る屈折式ブーム装置あるいは屈折部を複数個有する多段
屈折式ブーム装置にも適用できる高所作業車の作業台自
動平衡装置を提供することである。
本発明によれば、屈折式ブーム装置の屈折及び起伏動作
に連動して、その屈折角度及び起伏角度に正比例した長
さだけ直線運動する巻き掛は伝動装置をそれぞれ設け、
その直線運動によってブーム回動角度検出用差動油圧シ
リンダを伸縮させるようにし、その油圧シリンダの伸縮
によって作業台作動用油圧シリンダに作動油を供給ある
いは排出させてこの油圧シリンダを伸縮作動させ、その
伸縮作動長さに正比例する角度だけ作業台をブーム装置
に対して回動させることによって、作業台を常に水平に
保持する高所作業車の作業台自動平衡装置が得られる。
以下、図面により本発明の詳細な説明すると、第1図に
は2段の屈折式ブーム装置1’&備えた高所作業車が示
されている。
屈折式ブーム装置1は先部ブーム2と基部ブーム3とを
有し、これら先部ブーム2と基部ブーム3とは、先部ブ
ーム2に固定され基部ブーム3に回転自在に支持された
枢着軸4によって枢着されている。
先端ブーム2と基部ブーム3との間には、屈折用油圧シ
リンダ5が設けられており、この油圧シリンダ5の伸縮
によりブーム装置1の屈折角度が変えられるようになっ
ている。
高所作業車の車体6上には旋回台7が設けられ、この旋
回台7上に支柱8が立設されている。
屈折式ブーム装置1の基部ブーム3は、支柱8に固定さ
れ基部ブーム3に回転自在に支持された枢着軸9によっ
て支柱8に枢着されておシ、基部ブーム3と支柱8との
間に設けられた起伏用油圧シリンダ10の伸縮によシ、
屈折式ブーム装置1が起伏動作をするようになっている
先部ブーム2の先端部には1作業台11が、作業台11
に固定され゛。
先部ブーム2に回転自在に支持された枢着軸12ニヨっ
て枢着されている。
先部ブーム2と基部ブーム3との枢着部には、屈折角度
検出装置13が設けられている。
この検出装置13は、枢着軸4に固定されたスプロケッ
トホイール14.基部ブーム3に回転自在に支持された
スプロケットホイール15.及びこれらのスプロケット
ホイール14.15に掛は回された無端状チェーン16
からなる巻き掛は伝動装置によシ構成されている。
また、基部ブーム3と支柱8との枢着部にも、これと同
様な構成の起伏角度検出装置17が設けられている。
すなわち、枢着軸9に固定されたスプロケットホイール
18と基部ブーム3に回転自在に支持されたスプロケッ
トホイール19とに、無端状チェーン20が掛は回され
て巻き掛は伝動装置を構成している。
これら屈折角度検出装置13と起伏角度検出装置17と
の間には、ブーム回動角度検出用差動油圧シリンダ21
が設けられている。
この差動油圧シリンダ21は、基部ブーム3に設けられ
たローラ22によって支持され、基部ブーム3に沿って
移動し得るようになっている。
との差動油圧シリンダ21のシリンダ本体23には連結
杆24が固着され、この連結杆24の他端は、屈折角度
検出装置13のスプロケットホイール14.15間にお
けるチェ=716の直線運動部分に固着されている。
まり、差動油圧シリンダ21のピストンロット25の端
部は、起伏角度検出装置17のスプロケットホイール1
8.19間のチェーン20の直線運動部分に固着されて
いる。
一方、先部ブーム2と作業台11との枢着部には、先部
ブーム2に対する作業台11の相対角度を変動させる作
業台作動装置26が設けられている。
この作動装置26は、屈折角度検出装置13あるいは起
伏角度検出装置17と同様な巻き掛は伝動装置と、作業
台作動用油圧シリンダ27とを有している。
この巻き掛は伝動装置の一方のスプロケットホイール2
8は枢着軸12に固定され、。
他方のスプロケットホイール29は先部ブーム2に回転
自在に支持されていて、これらのスプロケットホイール
28.29に無端状チェーン30が損は回されている。
作動用油圧シリンダ27のピストンロッド31の端部は
、このチェーン30の・直線運動部分に固着されており
、シリンダ本体32は先部ブーム2に固着されている。
また、この実施例では、各枢着軸4. 9. 12に固
定されたそれぞれのスプロケットホイール14.18.
28は同径であシ、油圧シリンダ21.27のシリンダ
内径及びピストンロッド2531の外径はそれぞれ同一
である。
残りのスズロケットホイール15,19.29は任意の
径のものでよいが1図では便宜上すべて同一として示さ
れている。
更にこの実施例では、第2図から明らかなように、屈折
角度検出装置13のスプロケットホイール14が反時計
方向に回動するとき、あるいは起伏角度検出装置17の
スプロケットホイール19が時計方向に回動するとき差
動油圧シリンダ21が伸長し、各スプロケットホイール
14.19がこれと逆方向に回転するとき作動油圧シリ
ンダ21が収縮するようにされておシ、作動用油圧シリ
ンダ27は、これが伸長するときチェーン30を一方向
に引っ張って、スプロケットホイール28を反時計方向
に回動させ、収縮するときはチェーン30を反対方向に
引っ張ってスゲロケットホイール28を時計方向に回動
させるように取り付けられている。
第2図に示すように、各油圧シリンダ21 、27のピ
ストンロッド25.31側の室、すなわち先部室33.
34は、油圧配管35によって互いに連通しており、反
対側の各基部室36,3.7は、油圧配管38によって
互いに連通している。
かくして、いま、屈折式ブーム装置1が車体6上に収納
した状態にあシ、先部ブーム2.基部ブーム32作業台
11がいずれも水平の状態にあるとする。
この状態から、屈折用油圧シリンダ5を伸長させ、先部
ブーム2を上昇させると、先部ブーム2は枢着軸4を支
点として図で反時計方向に回動する。
スプロケットホイール14は枢着軸4に固定され、この
枢着軸4は先部ブーム2に固定されているから、結局、
先部ブーム2が反時計方向に回動することによシ、スプ
ロケットホイール14は基部ブーム3に対してそれと同
じ角度で同じ方向、すなわち第2図実線矢印で示す反時
計方向に回動することによシ。
そこで、この回動角度、すなわち屈折式ブーム装置1の
屈折変動角度なα(ラジアン)とし、スプロケットホイ
ール14の半径をγとすると、この回動によシチェーン
16は長さγαだけ反時計回りに移動し、その直線運動
部分に固着されている連結杆24をその長さに等しい距
離だけ引っ張る。
このとき、起伏用油圧シリンダ10は固定されているの
−C1起伏角度検出装置17は作動せず、したがって、
差動油圧シリンダ21のピストンロッド25は固定され
ており、連結杆24の移動によシこれに固着されている
シリンダ本体23が距離γαだけ移動して、差動油圧シ
リンダ21は長さγαだけ伸長する。
したがって、差動油圧シリンダ21の先部室33の断面
積’a’s1*基部室36の断面積な82 とすると、
この差動油圧シリンダ21の伸長によシ、先部室33か
ら体積γαS1 の作動油が排出されるとともに、基部
室36に体積γαS2 の作動油が吸入されることにな
る。
この先部室33及び基部室36は、油圧配管35及び3
8によって作業台作動用油圧シリンダ27の先部室34
及び基部室37にそれぞれ連通しているので、この先部
室34には先部室33から排出される体積γαS。
の作動油が供給され、基部室37からは基部室36に吸
入される体積γαS2の作動油が排出される。
先部室34及び基部室37の断面積は、それぞれ先部室
33及び基部室36の断面積S、 、 S2 に等しい
ので、その作動油の給排によって、作動用油圧シリンダ
27のピストンロッド31は、油圧シリンダ27を収縮
する方向に距離γαだけ移動し、そこで維持される。
ピストンロッド31が距離γα移動すると、それに固着
されているチェーン30が同量だけ引っ張られ、スズロ
ケットホイール28を第2図実線矢印で示す時計方向に
回動させる。
スプロケットホイール280半径もγに等しいので、そ
の回動角度はαとなる。
スプロケットホイール28は枢着軸12に固定され、枢
着軸12は作業台11に固定されているので、スプロケ
ットホイール28が時計方向に角度αだけ回動すると、
結局1作業台11が先部ブーム2に対して相対的に時計
方向に角度αだけ回動することになる。
したがって、先発ブーム2が反時計方向に角度αだけ回
動すると、作業台11は時計方向に同角度回動するから
、作業台11は当初の状態・すなわち水平状態に保持さ
れる。
この状態から、次に起動用油圧シリンダ10を伸長させ
、基部ブーム3を上昇させると、基部ブーム3は枢着軸
9を支点として図で時計方向に回動する。
スプロケットホイール18は枢着軸9に固定され、その
枢着軸9は支柱8に固定されているので、スプロケット
ホィール18自体は回動しないが、基部ブーム3が時計
方向に回動すると、スプロケットホイール13の基部ブ
ーム3に対する相対的角度関係が変わシ、スプロケット
ホイール18が基部ブーム3に対して相対的に反時計方
向に同じ角度だけ回動したのと同じことになる。
この回動角度、すなわ)屈折式ブーム装置1の起伏角度
をβとすると、スプロケットホイール18の半径もγに
等しいから、この回動によシチェーン20は長さγβだ
け反時計回シに移動し、その直線運動部分に固着されて
いるピストンロッド25を距離γβだけ押圧移動させる
このとき、差動油圧シリンダ、21のシリンダ本体23
は固定されているので、この差動油圧シリンダ21の先
部室33は膨張され、体積γβS、の作動油が吸入され
るとともに、その基部室36からは体積γβS2の作動
油が排出される。
その結果、作業台作動装置26の作動用油圧シリンダ2
7の先部室34からら体積γβS1 の作動油が排出さ
れ、基部室37には体積γβS2の作動油が供給される
それによってピストンロッド31が距離γβだけ押圧移
動され、そこで維持される。
ピストンロッド31が図の右方へ距離γβ移動すると、
それに固着されているチェーン30が同量だけ引っ張ら
れ、スプロケットホイール28を第2図点線矢印で示す
反時計方向に回動させる。
スプロケットホイール28の半径はγに等しいから、そ
の回動角度はβとなる。
このスプロケットホイール280回動により、これに固
着されている作業台11も反時計方向に角度βだけ回動
する。
したがって、基部ブーム3が時計方向に角度βだけ回動
すると、作業台11は反時計方向に同じ角度β回動する
から、作業台11は当初の状態、すなわち水平状態に保
持されることになる。
屈折用油圧シリンダ5及び起伏用油圧シリンダ10を同
時に伸長作動させた場合、先部ブーム2が基部ブーム3
に対して角度αだけ反時計方向に回動し、基部ブーム3
が角度β(但しα〉β)だけ時計方向に回動したとする
と、ブーム回動角度検出用作動油圧シリンダ21のケー
シング23は第2図左方に距離γαだけ移動し、そのピ
ストンロッド25も同方向に距離γβだけ移動する。
その結果、差動油圧シリンダ21の先部室33から体積
γ(α−β)S、の作動油が排出されて、作業台作動用
油圧シリンダ27の先部室34に供給されるとともに、
作動用油圧シリンダ270基部室37から差動油圧シリ
ンダ210基部室36に体積γ(α−β)S2の作動油
が吸入される。
しタカって、作動用油圧シリンダ27のピストンロッド
31は、第2図左方へ距離γ(α−β)だけ抑圧移動さ
れ、そこで維持される。
このピストンロッド31の移動によって、それに固着さ
れているチェーン30が引つ張らね、スプロケットホィ
ール28乞時計方向に角度(α−β)だけ回動させる。
したがって2プロケントホイール28に固定されている
作業台11も、時計方向に角度(α−β)だけ回動する
このとき先部ブーム2は当初の状態から反時計方向に角
度(α−β)だけ回動した状態にあるので1作業台11
はやはり水平に保持されることになる。
αくβの場合でも同様であることはいうまでもない。
先部プーム2及び基部ブーム3が上昇した状態から、屈
折用油圧シリンダ5及び起伏用油圧シリンダ10’2収
縮して、作業台11を下降させる場合には、屈折角度検
出装置13.起伏角度検出装置17.差動油圧シリンダ
21及び作業台作動装置26が上記と全(逆方向に作動
して、作業台11”a−水平に保持する。
以上の実施例は、先部ブーA2及び基部ブーム3の2段
のズームからなる屈折式ブーム装置1について述べたが
、本発明は3段以上の多段屈折式ブーム装置にも適用で
きるものである。
第3図は3段式折式プーム装置に適用した一例を示すも
のである。
3段屈折式ブーム装置39は、先端部に作業台40を枢
着した先部プーム41と、この先部プーム41に枢着さ
れた中間ブーム42と、この中間ブーム42に枢着され
た基部ゲーム43とからなシ、基部ブーム43は支柱4
4に枢着されている。
中間ブーム42と基部ブーム43の枢着部及び基部ブー
ム43と支柱44との枢着部には、第1,2図に示した
実施例の屈折角度検出装置13及び起伏角度検出装置1
7と全く同様の屈折角度検出装置45及び起伏角度検出
装置46がそれぞれ設けられ、これらの検出装置45.
46間には、上記実施例の差動油圧シリンダ21と同様
のズーム回動角度検出用差動油圧シリンダ47が設けら
れている。
また、作業台40と先部プーム41との枢着部、先部プ
ーム41と中間ブーム42との枢着部及びこれらの間に
も、これらと全く同じ構成の作業台作動用巻き掛は伝動
装置48゜屈折角度検出装置49及び差動油圧シリンダ
50がそれぞれ設けられている。
差動油圧シリンダ47の先部室及び基部室は、差動油圧
シリンダ50の先部室及び基部室にそれぞれ連通してい
る。
したがって、まず、先部プーム41のみを時計方向に回
動して上昇させると、差動油圧シリンダ47が固定され
ているから差動油圧シリンダ50は伸縮せず、屈折角度
検出装置49の移動級がそのまま作業台作動用巻き掛は
伝動装置48に伝えらレテ、作業台40を先部プーム4
1の回動角度と等しい角度だけ反時計方向に回動させ1
作業台40を水平に保持する。
次に、中間ブーム42のみを反時計方向に回動させると
、第1.2図の実施例と同様に、差動油圧シリンダ47
の先部室から作動油が排出され、差動油圧シリンダ50
の先部室に導入されるので、差動油圧シリンダ500ケ
ーシングが引っ張られ、作業台40が中間ブー4420
回動角度に等しい角度だけ時計方向に回動され、水平に
保持される。
基部ブーム43のみヲ時計方向に回動すると、差動油圧
シリンダ470基部室から作動油が排出され、これが差
動油圧シリンダ500基部室に供給されるので、差動油
圧シリンダ50のケーシングが押圧移動され、作業台4
0ビ基部ブーム43の回動角度に等しい角度だけ反時計
方向に回動して、作業台40の水平状態を保持する。
3段屈折式ズーム装置39の各屈折部及び起伏部で同時
に屈折、起伏が行われたときには、各差動油圧シリンダ
47,50のケーシング及びピストンロッドがそれぞれ
の回動角度に正比例した距離だけ移動し、作業台40を
水平に保持することは明らかであろう。
また、他の3段屈折式ズーム装置の実施例として、作業
台に固定したスプロケットホイールと、先部プームと中
間ブームとの枢着部に回転自在に支持したスズロケット
ホイールとに無端状チェーンを掛は回し、この回転自在
に支持したスプロケットホイールを、第1,2図の実施
クリにおけるスプロケットホイール28と同様にして作
動させ°ることにより、本発明によるものと従来のもの
とを併用した作業台自動平衡装置を得ることもできる。
本発明は、このように適宜改変することによって、より
多段の屈折式ブーム装置にも適用することができるので
ある。
第1,2図の実施例では、作業台作動装置26のスプロ
ケットホイール28を作業台11に固定し、スプロケッ
トホイール29 v先部プーム2に回転自在に支持する
ようにしているが、これを逆にして、スズロケットホイ
ール28を先部ブーム2に固定し、スプロケットホイー
ル29を作業台11に回転自在に支持させるようにする
こともできる。
この場合、作動用油圧シリンダ27は作業台11に固定
すればより。
また、第3図の実施例の場合、差動油圧シリンダ47.
50の各ピストンロッドをそれぞれ屈折角度検出装置4
5及び作業台作動用巻き掛は伝動装置48に固着し、各
ケーシングをそれぞれ起伏角度検出装置46及び屈折角
度検出装置49に連結するようにしてもよい。
チェーンとスプロケットホイールに代えてベルトとプー
リを用いることができることはいうまでもない。
また、スプロケットホイール14及び18は同径のもの
とする必要があるが、スプロケットホイール28の径は
、油圧シリンダ27の内径との積がスプロケットホイー
ル14又は18の径と油圧シリンダ21の内径との積に
等しくなるようrさえしておけば、異なるものであって
もよい。
以上のように、本発明によれば、スプロケットホイール
とチェーン等からなる巻1け伝動装置を用いて、屈折式
ブーム装置の屈折動作あるいは起伏動作を直線運動に変
換して検出しているので、ブーム装置の屈折角度及び起
伏角度に正比例した検出値が得られ、作業台を常に正確
に水平に保持することができる。
屈折式ブーム装置を備えた高所作業車の作業台自動平衡
装置が得られる。
そして、屈折角度あるいは起伏角度の二つの検出1直に
よって差動油圧シリンダを作動させるようにしているの
で、ブーム回動角検出用油圧シリンダの数が少な(てよ
く、作動油の漏洩等による誤動作が軽減され5しかも安
価な高所作業車の作業台目動平衡装置が得られる。
また、油圧配管をある程度長(さえしておけば、第1,
2図の実施例のようなものでは先部ブーム2を、第3図
の実施例のようなものでは中間ブーム42を伸縮式とす
ることもできるので、積載スペースが限られた高所作業
車にとって望ましい作業台自動平衡装置が得られる。
更に、油圧シリンダやスズロケットホイール等の機器あ
るいは部品の取り付は位置についても十分な許容範囲を
与えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例による作業台自動平衡装置
を備えた高所作業車の概略側面図、第2図は、その作業
台自動平衡装置の要部を示す説明図、第3図は、本発明
の他の実施例を示す屈折式ブーム装置部分の概略側面図
である。 1・・・・・・屈折式ブーム装置、2・・・・−・先部
ブーム、計・・・・・基部ブーム、4・・・・・・枢着
軸、8・・・・・・支柱、9・・・・・・枢着軸、11
・・・・−・作業台、12・・・・・・枢着軸、13・
・・・・・屈折角度検出装置、17・・・・・・起伏角
度検出装置、21・・・・・・ブーム回動角検出用差動
油圧シリンダ、26・・・・・・作業台作動装置、27
・・・・・・作動用油圧シリンダ、39・・・・・・屈
折式ブーム装置、40・・・・・・作業台。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 互いに屈折可能に枢着された複数段のブーム2.3
    ,41.42,43を有し、基部が車体6に起伏可能に
    枢着された屈折式ブーム装置1゜39と、この屈折式ブ
    ーム装置1,390先端部に枢着された作業台11.4
    0とを備えた高所作業車において:前記ブームのうちの
    基部側のブーム3,430両端の枢着部に設けられ、こ
    のブーム3.43及びこれに枢着されたブーム2,42
    の回動に伴いその回動角度に正比例した長さだけ直線運
    動ビする巻き掛は伝動装置からなるブーム回動角度検出
    装置13.17.45.46と:この二つのブーム回動
    角度検出装置13.17゜45.46の直線運動によっ
    て差動的に伸縮作動される差動油圧シリンダ21,47
    と;この差動油圧シリンダ21.47の伸縮作動によっ
    て供給される作動油によシ伸縮作動される作業台作動用
    油圧シリンダ27.50と;前記屈折式ブーム装置1,
    39と前記作業台11.40との枢着部に設けられ、前
    記作動用油圧シリンダ27.50の伸縮作動によって作
    業台11.40を回動し水平に保持する巻き掛は伝動装
    置28,29,30.48とを備えてなる屈折式ブーム
    装置を備えた高所作業車の作業台自動平衡装置。 2、特許請求の範囲第1項記載の作業台自動平衡装置に
    おいて、前記作業台作動用油圧シリンダ50が、前記作
    業台4oが枢着されたブーム410回動角度に正比例し
    た長さだけ直線運動をするブーム回動角度検出装置49
    によって差動的に伸縮作動される差動油圧シリンダ5o
    として構成されている多段屈折式ブーム装置を備えた高
    所作業車の作業台自動平衡装置。
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