JPS5940693Y2 - 乗車券自動精算機の乗車券搬送装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は乗車券、定期券等による乗赳し料金を自動的
に精算する乗車券精算機に関する。

省力化いため乗車券自動精算機とともに最近乗車券の乗
越し料金を自動的に精算する乗車券自動精算機が実用化
されている。

乗車券自動精算機の機構を第１図について概略説明する
。

キャビネット１の接客面に第１シヤツタ１０が設けられ
、下端に安全具１２を取付け、第１ジヤツメ１０の背面
にはラック１１が取付けられている。

ラック１１に噛合するピオン４ｃを正逆回転して第１シ
ヤツタ１０は上下に開閉する。

ヒニオン４ｃは同軸のプーリ４ｂとモータ４のプーリ４
ａとの間をベルト４ｄで連結している。

モータは信号により正逆方向に回転する。

キャビネット内には提示された乗車券１３を載置しかつ
廃止券を廃止巻組５に搬送するための搬送用ベルト２が
配設されている。

搬送用ベルト２を信号により駆動するモータ３およびロ
ーラ２４，２４’を設けている。

廃止巻組５の手前には搬送用ベルト２との間に間隙を設
けて垂下した壁板８が配設され、前記間隙を閉塞あるい
は開口するようにして抜取り防止および乗車券を載置す
る区域の制限のための第２シヤツタ２０が設けられ、図
示してない駆動装置を介して前記第１ジヤツメ１０と連
繋動作させている。

第１ジヤツメ１０と第２シヤツタ２０との間で搬送用ベ
ルト２の上に提示された乗車券１３または定期券の被写
体を中央操作室のモニタに写し出すＩＴＶカメラ６が取
付けられ。

被写体の撮像に十分な明るさを得るため環状の照明器Ｔ
が装設されている。

また図示していないが第１ジヤツメ１０と第２シヤツタ
２０との連繋動作を行なわせるための７オトセンサある
いはマイクロスイッチが配設されており、第１ジヤツメ
１０が開かれた際は第２ジヤツメ２０が閉じてロックさ
れてかり、第１ジヤツメ１０を閉じた後第２シヤツタ２
０を開くようにしている。

かくして乗越し料金を精算する際は踏板等によって精算
機の前に人がいることを検知し、第１ジヤツメ１０を開
き、乗車券１３をＩＴＶカメラ６の視野９普で提示して
もらうとその後第１ジヤツメ１０を閉じて必要処理を行
い、処理後第２ジヤツメ２０を開いて搬送用ベルト２で
使用済乗車券１３を廃止巻組５に送り込む仕組になって
いる。

さて提示された乗車券１３は観測上ＩＴＶカメラ６の視
野９内になければならないか乗車券１３は第１ジヤツメ
１０の開口から六の手によって挿入されるのでいたづら
普たは故意でなくとも視野９（制限区域）外にまぎれ込
筐ないようにすることが必要でありかつ観測し終った乗
車券１３を廃止参照５に収納するまでその搬送系からは
ずれないことが要求される。

この場合提示された乗車券１３の観測には第１ジヤツメ
１０と第２ジヤツメ２０との間の長さは長くとらなくて
も十分であり、乗車券１３の前後の装置規制は第１ジヤ
ツメ１０および第２ジヤツメ２０で確約されるが、横方
向の位置規制には従来第２図に示すごとく観測区域９に
おける搬送用ベルト２の両側に直立したガイド板２１が
支持具２３を介して取付けられ、ガイド板２１の先端と
ベルト２とのすき間を埋めるためガイド板２１の先端に
スポンジ等の弾性体２２を貼り付け、弾性体２２をベル
ト２の面に押しつけ気味にしてすき間が生じないように
していた。

しかしながら実状はベルト２のたわケがあり、たわみを
なくそうとするとベルト２のテンションを強くしなけれ
ばならず、ベルト２のテンションヲ強りすると搬送の際
の負荷増大となりモータ３のパワーアップにつれてコス
トアップとなる。

また故意に乗車券１３をかくそうとすればかりに乗車券
１３を手で弾性体２２側に押し込めば容易に弾性体２２
が１＜れて乗車券１３′を観測区域９外に押し出すこと
ができる。

以上のごとく観測および搬送に際し不安定要素があった
。

本考案はかかる観点から上述の欠点を除去し、乗車券観
測区域内における乗車券位置規制のための簡単な構造で
安定した位置規制機構の提供を目的とする。

本考案によれば搬送用ベルトの乗車券搬送方向に対し並
行で乗車券観測区域に位置するベルトの両側端との間に
それぞれ／ＪＦｔ＝’ｌ隙を設けて起立する平行板がそ
れぞれの平行板の下端部を直角は折曲げてベルトの下側
に位置する折曲片を有する側力ガイド板を設けることに
より達成している。

以下その構成を実施例に示す第３図乃至第６図に照して
記す。

第３図は本考案の乗車券位置規制機構のうち要旨とする
側方ガイド板とそれに関連する機構を示す要部正面図、
第４図は平面図である。

図示しないが第１シヤツタ１０および関連駆動機構、あ
るいは第２ジヤツメ２０および関連駆動機構、ならびに
搬送用ベルト２の駆動機構部、廃止参照５、観測のため
のＩＴＶＴメラ６、照明器Ｔ等の付帯は第１図と同様で
ある。

第１図と同様にローラ２４とローラ２４′との外表面を
介して搬送用ベルト２が無端状に着装されている。

ローラ２４の上位にある乗車券観測区域９に位置する部
分のベルト２０両側端との間にそれぞれ／Ｊ澗隙２８を
設けて起立する平行板状部２６がそれぞれの平行板状部
２６の下端部を直角に折曲げてベルト２の下側に位置す
る折曲部２７を有する側方ガイド板２５が設けられる。

側方ガイド板２５の取付は図示してないが第２図と同様
にし形支持具２３を介して行う。

なネ哨ａ方ガイド板２５とベルト２との間の小間隙２８
に乗車券１３′が挾まって立つ状態になると筐ずいので
第５図に示すごとくｌＪ＠隙２８を乗車券の厚みより狭
くするか第６図に示すごとく乗車券１３が立たないよう
に幾分小間隙を広げると良い。

それには小間隙２８が調整自在となるよう側方ガイド板
２５の取付を行うと良い。

普た乗車券が立たない一方策としてベルト２の厚みをで
きるだけ薄いものにすると良い。

以上図からも理解できるように乗車券観測区域に位置す
るベルトの両側端に小間隙を介して直立する平行板状部
がその下端の折曲部をベルトの下側にもぐり込筐せてい
るので乗車券を立てたり無理にベルトの下側へ押し込も
うとしても押し込オれることばない。

従って故意で無い場合は勿論、故意の場合も乗車券の姿
勢を損なうことはなく安定し常に観測区域内に置かれる
。

また、ベルトとガイド粋伺を塞ぐ部品を必要とせず、更
にベルトのテンションを強する必要がなく搬送系の負荷
軽減を行なうことができる利点を有する。

以上本考案によれば簡単な構造で安価な安定した乗車券
観測区域における乗車券位置規制機構を提供することが
できる。

なお説明には乗車券自動精算機について述べたがその他
乗車券自動販売機等ベルトコンベアを使用した機態を有
する自動販売機に広く応用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は説明のための乗車券自動販売機の全体構造図、
第２図は従来形の乗車券自動販売機の乗車券観測区域に
釦ける乗車券位置規制機構の要部正面図、第３図は本考
案の一実施例に示す乗車券位置規制機構の一部切欠き部
を示す要部正面図、第４図は乗車券位置規制機構の要部
平面図、第５図は第４図におけるＡ−Ａ断面図、第６図
は異なる実施例の第４図におけるＡ−Ａ断直図である。 第１図乃至第６図にトいて同一および相当部分は同一符
号で記す。 １・・・・・・キヤ鴎ット、２・・・・・搬送用〜叶、
３，４・・・・・・モータ、５・・・・・・廃止巻縮、
６・・・・・・ＩＴＶカメラ、１・・・・・・照明器、
８・・・・・・壁板、９・・・・・・カメラ視野（乗車
券観測区域）、１０・・・・・・第１ジヤツメ、１３
、１３’・・・・・・乗車券、２０・・・・・偲２シャ
ッタ、２１・・・・・・ガイド板、２２・・・・・・弾
性体、２３・・・・・・支持具、２４，２４’・・・・
・・ローラ、２５・・・・・側方ガイド板、２６・・・
・・予行板状部、２７・・−・・折曲部、２８．２８’
・・・・・・小間隙である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. キャビネットの開口から提示される乗車券を載置してキ
   ャビネット奥行き方向に搬送する搬送ベルトを有し、こ
   の搬送ベルト上に載置された乗車券を撮像用カメラで撮
   像して精算を行なうものにおいて、前記搬送用ベルトの
   乗車券が載置される面に対して垂直で、かつこのベルト
   両側端との間にそ力ぞれ小間隙を有して起立する平行板
   状部と、この平行板状部の下端部を直角に折り曲げて前
   記搬送用ベルトの下側に位置する折曲部とを備えた側方
   ガイド板を設けたことを特徴とする乗車券自動精算機の
   乗車券搬送装置。