JP4555810B2 - 貨幣搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ、パチスロ、ゲーム機その他の遊技台が設置された遊技場において、パチンコ玉、メダルなどの遊技媒体を貸出す遊技媒体貸出機に投入された貨幣を搬送する搬送装置に関する。
例えば、パチンコ店では、図21に示すように複数のパチンコ台(遊技台)1、1、…が直線状に並んで配置されたパチンコ島と称される1つの集団を形成して、複数のパチンコ台1、1、…で囲まれた背部空間にパチンコ玉の循環装置(図示せず)を設けて、この1つのパチンコ島全体でパチンコ玉を循環させている。2台のパチンコ台1、1の間には、パチンコ玉(遊技媒体)貸出機2が設置されている。
そして、従来では、各パチンコ機の背部空間、即ち、パチンコ島の内部空間には、図21に示すようにパチンコ玉貸出機2に投入された紙幣Aを取り込んで合流させる合流部3と、紙幣Aを直線状に搬送する搬送部4とで構成された紙幣搬送装置5を、直線状に次々と接続した状態に設置している。
このため、各パチンコ玉貸出機2に投入された紙幣Aは、合流部3で取り込まれて、パチンコ島の端部あるいは中央に設置された紙幣収納装置(図示せず)へ搬送部4に沿って直線方向に搬送されて収納され堆積される。
このように従来では、パチンコ台1が直線状に配置されているため、紙幣搬送装置5も各パチンコ台1の1台ごとに直線状に連結して直線方向へ紙幣Aを搬送するものであった。
また、同様にパチンコ島の内部空間には、パチンコ玉貸出機2に投入された硬貨を同様に直線方向へ搬送する硬貨搬送部が設けられている。
ところで、近年、図22に示すようにパチンコ島全体ではなく、1台のパチンコ台11の内部のみでパチンコ玉を循環させるようにし、パチンコ台の側部にパチンコ玉貸出機12が付設された独立型のパチンコ台ユニット10が開発されている。
この独立型のパチンコ台ユニット10は1台ごとに独立して配置できるため、複数のパチンコ台ユニット10、10、…を例えば円弧状(図22)、円状、S字状、L字状など様々な形状に配置することができ、パチンコ店内のスペースの有効化を図れるという利点を有し、このため、昨今、既存のビル内に入店するパチンコ店などにおいて、急速に普及している。
しかるに、前記したように従来の紙幣あるいは硬貨の搬送装置は直線状にしか搬送できないので、複数の独立型パチンコ台ユニット10、10、…を非直線に配置した場合には、搬送装置を用いることができないという不都合があった。
このためパチンコ玉貸出機12に投入された紙幣は各パチンコ台ユニット10毎に貯留し、その後回収する必要があり、店員にとって非常に面倒であり、また回収時に店員による不正が生じる恐れがあり、各ユニット毎に貯留するのでは紙幣の貯留量にも限界があるなどの不都合があった。
また、パチンコ玉貸出機12に投入された貨幣も、同様に各パチンコ台ユニット10毎に貯留しなければならず、同様の不都合があった。
本発明はこれらの不都合を解消し、非直線状に貨幣を搬送できるようにした貨幣搬送装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために本発明の貨幣搬送装置は、請求項1では、複数の遊技媒体貸出機からの貨幣を合流させて搬送する合流搬送装置と、前記合流搬送装置の下流端部に取り付けられる第1のケースと、前記合流搬送装置と前記第1のケースの内部に設けられ、貨幣を取り込んで搬送する第1の搬送ベルトと、前記第1のケースの下流端部に上流端部が連結される第2のケースと、前記第2のケースの下流端部に取り付けられ、貨幣を搬送する搬送部と、前記第2のケースと前記搬送部の内部に設けられ、貨幣を搬送する第2の搬送ベルトと、前記第1のケースと前記第2のケースの連結部分に設けられ、第1のプーリ及び第2のプーリを備え、前記第1のプーリに前記第1の搬送ベルトが装着された第1の回転軸と、前記第2のケースの上流端部に設けられ、第3のプーリと第4のプーリを備え、前記第3のプーリに前記第2の搬送ベルトが装着された第2の回転軸と、前記第1の回転軸の前記第2のプーリと、前記第2の回転軸の第4のプーリとに装着され、前記第1の搬送ベルトの駆動力を前記第2の搬送ベルトに伝達させる伝達ベルトと、を備え、前記第2のケースは、前記第1の回転軸の軸線上に回転軸を設けて前記第1のケースに回動可能に連結されていることを特徴とする。
また、請求項2では、前記第1のケースは、互いに対向して配置され、前記第2のケースを取り付けるための係合穴又は係合突起が設けられた第1の上板と、前記第1の回転軸を下方に貫通させる貫通穴が設けられた第1の下板とを有し、前記第2のケースは、互いに対向して配置され、前記第1のケースに取り付けられるための係合穴又は係合突起が設けられた第2の上板と、前記第1の下板の下方に配置され、前記第1の回転軸を取り付けるための係合穴が設けられた第2の下板とを有し、前記第2のケースは、前記係合穴または係合突起及び前記第1の回転軸を回転軸として、前記第1のケースに連結されていることを特徴とする。
また、請求項3では、前記合流搬送装置及び前記搬送部は、取り外し可能な蓋体をそれぞれ備え、前記第1の回転軸と前記第2の回転軸との距離は、搬送される紙幣の搬送方向の長さよりも小さいことを特徴とする。
本発明によれば、貨幣の搬送方向を自在に設定することができ、このため、複数の遊技台を非直線状に配置した場合でも、遊技台に沿って貨幣を搬送することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1〜8は本発明の参考形態にかかる紙幣搬送装置20を示している。
図1及び図2に示すように、本発明の紙幣搬送装置20は紙幣合流装置30を備えている。紙幣合流装置30は、箱状のフレームの一端面に、連結される前段の紙幣合流装置30から直立状態で送り出されてくる紙幣Aを受け入れる紙幣受入れ口32を備え、両側面(一側面のみでもよい)に、パチンコ台ユニット10のパチンコ玉貸出機12から直立状態で送り出されてくる紙幣Aを受け入れる紙幣受入れ口33、34を備えている。
一端面の受入れ口32には、紙幣を直進方向へガイドする2枚のほぼ直線状の直線状直立板35a、35bによる直進ガイド35が取付けられ、両側面の受入れ口33、34には、紙幣を円弧状に湾曲されて直進方向へガイドして合流させる湾曲状直立板36a、36b及び36c、36dによる合流ガイド36、36′が取付けられている。
一方の合流ガイド36に臨むように駆動軸37に駆動プーリ38が固定されていて、モータ39によってこの駆動プーリ38は回転駆動される。駆動プーリ38には断面円形の搬送ベルト40が架けられていて、紙幣受入れ口33内にパチンコ玉貸出機12から送り込まれた紙幣は、この搬送ベルト40と湾曲状直立板36bに挟圧されて取り込まれて直進方向へ合流する。反対側のもう1つの合流ガイド36′に臨むように軸41に取込みローラ42が固定されている。軸41は前記駆動軸37と逆方向に同一速度で回転するように歯車(図示せず)で連結されていて、同様に受入れ口34に送り込まれた紙幣を取り込む。
また、直進ガイド35に臨むように軸43に取込みローラ44が固定されていて、軸43は伝達ベルト(図示せず)によって駆動軸37と同一方向、同一速度で回転する。取込みローラー44には圧接ローラ45が圧接されていて、両者間に紙幣を挟んで直進させる(圧接ローラ45は取込みローラー44との圧接による摩擦力で回転する。)。
紙幣合流装置30の直進ガイド35の先端側のには上下方向の中央付近に対向して両者間に先端側ほど次第に幅狭になったガイド空間を形成する一対をなす水平な水平ガイド板46a、46bが上下に2段に設けられている。そして、上下方向の中央の2段の水平ガイド板46a間に前記搬送ベルト40が架けられたプーリ47が回動自在に取付けられ、他方の2段の水平ガイド板46b間には圧接ローラ48がバネ49によって搬送ベルト40に圧接された状態で回動自在に取付けられている(圧接ローラ48は搬送ベルト40との圧接による摩擦力で回転する。)。そして、これら2段の水平ガイド46a、46bの先端には、くちばし状に外方へ突出した突出ガイド部46a′、46b′が設けられている。また、紙幣の起立状態を維持するようにこの水平ガイド46a、46bの上方及び下方に対をなす直立ガイド(図示せず)が設けられている。
紙幣合流装置30の一端には、搬送方向調整体50、50、…が複数個連結されている。
搬送方向調整体50は、図3、4に示すように、後面及び前面が開口した箱状であって、互いに平行な垂直な側板51、52と、互いに平行な水平な上板53及び下板54とを備えている。上板53、下板54は、後縁は曲率半径が大きい円弧状、前縁は曲率半径が小さい円弧状になっている(図7参照)。
上板53及び上板54の前縁の中央外面には、円柱状の軸突起55が突設され、上板53及び下板54の後縁の中央上面には、軸突起55(隣の搬送方向調整体50の)が回動自在に嵌合される嵌合穴56aを有する腕片56が水平方向に突出するように設けられている。
図7に示すように隣合う搬送方向調整体50の上下の軸突起55が上下の腕片56の嵌合穴56aに回動自在に嵌合されていて、このため、図8に示すように複数の搬送方向調整体50、50、…は所定角度内において任意に向きを調整することができる。
このように連結した複数の搬送方向調整体50、50、…のうちの一端側の搬送方向調整体50の上下の腕片56の嵌合穴56aには、紙幣合流装置30の後端の上下に突設された同様の軸突起55′が回動自在に嵌合されて連結されている。
また、複数の搬送方向調整体50、50、…のうちの他端側の搬送方向調整体50の上下の軸突起55は、次段の紙幣搬送装置20の紙幣合流装置30の一端に連結するための連結体70の上下の同様の腕片56′の嵌合穴56′aに回動自在に嵌合されて連結されている。
搬送方向調整体50の上板53と下板54の間には、図3、4に示すように、ハ字状に進行方向に次第に幅が狭くなったガイド空間を形成するように対向した複数対の水平ガイド板60a、60bが左右の側板51、52から水平方向に上下に複数段(図4では4段)に突設されている。各水平ガイド板60a、60bの後縁及び前縁の形状は上板53、下板54の後縁及び前縁と同じ曲率の円弧状になっている。
上下方向の中央の一方側の2段の水平ガイド板60a′、60a′間には、前記搬送ベルト40が架け渡される環状溝61aを有するプーリ61が垂直方向の軸62によって回動自在に取付けられている。
そして、他方側の中央の2段の水平ガイド板60b′、60b′間には、前記プーリ61に架け渡された搬送ベルト40に圧接ローラ62が圧接するようにその軸63が上下でバネ64で押圧されて横方向の長穴65内を移動できる状態で設けられている(図2参照)。この中央2段の左右の水平ガイド板60a′、60b′の前端には隣合う搬送方向調整体50の水平ガイド板60a′、60b′のハ字状のガイド空間内へ進入する長さのくちばし状の突出ガイド部66が突設されている。圧接ローラ62は搬送ベルト40との圧接による摩擦力で回転する。
一端側の連結体70は、図6に示すように、互いに平行な垂直な側板71、72と、互いに平行な水平な上板73、下板74とを備え、側板71、72の前端には、フランジ75が側方へ突設され、このフランジ75からは上下に2つの連結突起76が突設されている。
この連結突起76を、別体の紙幣搬送装置20の紙幣合流装置30のフレーム31の前端の連結穴100(図2参照)に差し込むことによって連結される。
図2、6に示すように、連結体70には、上板73と下板74の間には、ハ字状に進行方向に次第に幅が狭くなったガイド空間を形成するように対向した複数対の水平ガイド板80a、80bが左右の側板71、72から水平方向に上下に複数段に突設されている。各水平ガイド板80a、80bの後縁の形状は上板73、下板74の後縁と同じ曲率の円弧状になっている。
上下方向の中央の一方側の2段の水平ガイド板80a′、80a′間には、前記搬送ベルト40が架け渡される環状溝81aを有するプーリ81が垂直方向の軸82によって回動自在に取付けられている。
そして、他方側の中央の2段の水平ガイド板80b′、80b′間には、前記プーリ81に架け渡された搬送ベルト40に圧接ローラ83が圧接するようにその軸84が上下でバネ85で押圧されて横方向の長穴86内を移動できる状態で設けられている。この中央2段の左右の水平ガイド板80a′、80b′の前端には連結される紙幣合流装置30の直進ガイド35内へ進入する長さのくちばし状の突出ガイド部87が突設されている。
前記搬送ベルト40は断面円形で、図2に示すように、一端側が紙幣合流装置30の駆動プーリ38に架けられ、その中間部が複数の搬送方向調整体50、50、…のプーリ61、61、…に架けられ、他端側が連結体70のプーリ81に架け渡されていて、図4に示すように紙幣Aが上下に複数段の水平ガイド板60a、60b間のガイド空間内に起立した状態で搬送ベルト40と圧接ローラ62で挟持されて前方へと搬送される。従って、図7に示すように搬送方向調整体50、50、…を直線状にすれば、紙幣Aは直進方向へ搬送され、図8のように非直線状にすれば、これに従って紙幣は非直線状に搬送される。2つの搬送方向調整体50、50、…の最大の交差角度は上板53(下板54)の前縁と後縁とが当接する限界で決まる。
従って、複数のパチンコ台ユニット10、10、…の配置に応じて各パチンコ玉貸出機12からの紙幣を取り込めるように紙幣合流装置30の位置を合わせて、複数の紙幣搬送装置20、20、…を次々と連結していけば、各紙幣合流装置30、30、…の位置に応じて互いに連結された搬送方向調整体50、50、…が非直線状になるから、円弧状、円状、S字状、L字状、その他任意の形状に紙幣搬送装置20、20、…を連結して、紙幣を搬送して紙幣収納装置(図示せず)へ搬送することができる。
なお、搬送方向調整体50、50、…による搬送方向の変化によって、搬送ベルト40に与えられるテンションが変わらないように、一端の連結体70のプーリ81には、図2に示すようにバネ90によって前端側へ引張力が付与され、搬送方向調整体50、50、…の曲げ角度の変化に対応してプーリ81は紙幣進行方向の長穴88内を移動して、テンションが一定に保たれる。
また、紙幣合流装置30の駆動プーリ38の近くにおいてテンションローラ91が搬送ベルト40に圧接されてテンションを搬送ベルト40に付与しているが、このテンションローラ91にもその軸91aが長穴(図示せず)内で移動できるようにし、バネ(図示せず)で軸91aが長穴を搬送ベルト40へ接近する方向に付勢することによってもテンションを一定に保つことができる。
なお、このような紙幣搬送において、紙幣Aの下端部が次段の搬送方向調整体50にひっかからないように、搬送方向調整体50の下板54の上面は前端側(下流側)が僅かに高くなるようにテーパー面にされている(図1参照)。そして、紙幣合流装置30の前端側の底板も、連結体70の下板74の上面も同様のテーパー面にされている。
なお、複数の紙幣搬送装置20、20、…を順次連結する場合、パチンコ台ユニット10の配置によっては搬送路の長さが変わる場合がある。
このため、図9に示すように、紙幣搬送装置20の紙幣合流装置30の上流側に搬送路構成体30aを設け、その上流側端部に、搬送路方向にスライド自在に搬送路長さ調整体110を設ければ、これに対応することができる。
搬送路長さ調整体110は、紙幣合流装置30の搬送構成体30aの端部のネジ軸112が嵌まる長手方向のスリット111を備え、搬送路長さ調整体110をこのスリット111に沿ってスライドさせて、ネジ軸112に螺着した固定具113を締め付けることによって搬送路長さ調整体110を位置決めする。
搬送路長さ調整体110の先端には、連結体70の連結突起76が差し込まれる連結穴100′を備えている。搬送路長さ調整体110には、紙幣を起立状態に保つために同様の対をなす対向した水平ガイド板(図示せず)が上下に複数段設けられている。この搬送路長さ調整体110は紙幣合流装置110の搬送方向の上流側及び下流側の両方に設けてもよい。この場合には、下流側に設けた搬送路長さ調整体110の下流側端部に搬送方向調整体50の腕片56が回動自在に取付けられる軸(図示せず)を設けて、この軸によって搬送方向調整体50を回動自在に連結すればよい。
なお、前記実施形態では複数の搬送方向調整体50、50、…を連結することによって搬送方向へ変えられるようにしているが、図10に示すように、紙幣合流装置30の一端に回動自在に取付けられる1個の搬送方向調整体120のみでもよい。この搬送方向調整体120は、前記連結体70の長手方向の長さを大きくした構造である。
また、図11、12に示すように紙幣合流装置30の直進部30′の端部から長手方向に被せられるケース131を備えた1つの搬送方向調整体130を取付けてもよい。
この搬送方向調整体130は、ケース131に上下の軸突起132によって回動自在に回転体133が取付けられたものであって、この回転体133は上下方向のスリット状の紙幣通過口134を備えた平板部135と、この平板部135の上下2ケ所に突設された円柱部136a、136bとから成る。円柱部136a、136bには所定角度に開いた切欠き137a、137bが設けられている。平板部135の反対面には連結突起76が設けられている。
紙幣合流装置30の直進部30′から送られてきた紙幣Aは、その上下端がこの上下の切欠き137a、137bにはいって平板部135のスリット134から出ていく。
従って、回転体133を回転させることによって紙幣の搬送方向を変えることができる。
図13〜20は本発明実施形態を示している。
図13〜20に示す紙幣搬送装置140は、紙幣を第1の搬送ベルトによって取り込んで合流させて直進方向へ搬送する合流搬送装置150と、前記合流搬送装置150の下流端部に、上流端部が回動自在に連結され、前記第1の搬送ベルトの駆動力を伝達手段によって伝達されて、前記合流搬送装置の下流端部から排出される紙幣を直進方向へ搬送する第2の搬送ベルトを有する搬送方向調整体220とを備えている。
合流搬送装置150の合流部151には、図2に示したのと全く同様に箱状のフレーム151′の前端面に、直立状態で送り出されてくる紙幣Aを受け入れる紙幣受入れ口152を備え、両側面(一側面のみでもよい)に、パチンコ台ユニット10のパチンコ玉貸出機12から直立状態で送り出されてくる紙幣Aを受け入れる紙幣受入れ口153、154を備えている。
合流部151のフレーム151′の後端面には、直進搬送部155が取付けられている。
直進搬送部155は、図15に示すようにフレーム151′の後端面に固定された第1の搬送フレーム156と、この第1の搬送フレーム156の底板156aの係合穴156a′に係合爪157aによって着脱自在に取り付けられる第2の搬送フレーム157と、第1の搬送フレーム156及び第2の搬送フレーム157の上面開口部に着脱自在に取り付けられる上蓋158とを備えている。
第1の搬送フレーム156及び第2の搬送フレーム157の後端部には、側板159、160と、この側板159、160の上端に摺動自在な蓋体161から成るジョイント部材162が取り付けられている。側板159、160の後端面には連結突起163が突設されている(図14)。
このジョイント部材162の蓋体161は前記上蓋158の後端に摺動自在に取付けられている。
ジョイント部材162の側板159、160の後端面に、第1の連結補助ケース170が取り付けられている。
第1の連結補助ケース170は、図16、19に示すように側板171、172と上板173、底板174とを備えている。側板171、172の前端には、取付片175、176が垂直外方へ突設されていて、側板159、160の連結突起161が取付片175、176の穴177に嵌入され、ネジ178によって側板159、160の後端面に固定されている。
この第1の連結補助ケース170の上板173の前端には、前記ジョイント部材162の蓋体161の後端部の係止部161aに係止される係止爪165が突設されている。
前記上蓋158の幅方向の両側下面には複数の突起158aが突設され、前記第1、第2の搬送フレーム156、157の上縁156b、157bには前記突起158aに対応して複数の穴156cが設けられていて、これらの各突起158a、158a…が各穴156c、156c、…に嵌入され、上蓋158の後端に取付けられた前記蓋体161の後端の係止部161aに前記第1の連結補助ケース170の前記係止爪165が係止した状態で、直進搬送部155に上蓋158が取付けられ、ジョイント部材162上面に蓋体161が被せられた状態となっている。
そして、紙幣詰まりなどが生じた場合、前記蓋体161の係止部161aを摺動させて係止爪165の係止を解除した後、蓋体161を上流側へ摺動し、上蓋158を上方へ持ち上げて突起158a、158a、…を穴156c、156c…から抜いて、上蓋158及び蓋体161を外すことができる。
第1の連結補助ケース170内には、図14、16に示すように、ハ字状に進行方向に次第に幅が狭くなったガイド空間を形成するように対をなす水平ガイド板180a、180bが左右の側板171、172から水平方向に上下に2段突設されている。
右側の上方の水平ガイド板180aの下方に側板171から同形状の水平ガイド板180cが突設され、この水平ガイド板180cに回動軸181の上端部が回動自在に取り付けられている。回動軸181の中間部はその下方の水平ガイド板180aの穴182を通って底板174に回動自在に取り付けられ、回動軸181はさらに下方に延設されている。
回動軸181の上部には、第1の搬送ベルト200が装着されるプーリ183が固定され、下端部には伝達ベルト400が装着されるプーリ184が固定されている。
左側(図16)の上方の水平ガイド板180bの下方に側板172から同形状の2つの水平ガイド板180d、180dが突設されている。この水平ガイド板180d、180dの長穴185、185に軸186の両端が移動可能に収容されている。軸186には圧接ローラ187が回動自在に取り付けられている。軸186の両端に係止されたバネ188、188によって、プーリ183側に圧接ローラ187が押圧されるように軸186の両端は長穴185、185内を移動する。
第1の連結補助ケース170の前記上板173には、前記回動軸181の軸線上において、係合突起(あるいは係合穴)173aが突設されている。
図2と全く同様に、前記合流部151のフレーム151′の前端面の受入れ口152には、紙幣を直進方向へガイドする2枚のほぼ直線状の直線状直立板190a、190bによる直進ガイド190が設けられ、両側面の受入れ口153、154には、紙幣を円弧状に湾曲されて直進方向へガイドして合流させる湾曲状直立板191a、191b及び191c、191dによる合流ガイド191、191′が設けられている。
一方の合流ガイド191に臨むように駆動軸192aに駆動プーリ192が固定されていて、モータ193によってこの駆動プーリ192は回転駆動される。駆動プーリ192には断面円形の第1の搬送ベルト200が架けられていて、紙幣受入れ口153内にパチンコ玉貸出機12から送り込まれた紙幣は、この第1の搬送ベルト200と湾曲状直立板191aに挟圧されて取り込まれて直進方向へ合流する。
反対側のもう1つの合流ガイド191′に臨むように軸194に取込みローラ195が固定されている。軸194は前記駆動軸192aと逆方向に同一速度で回転するように歯車(図示せず)で連結されていて、同様に受入れ口154にパチンコ玉貸出機12から送り込まれた紙幣を取り込む。
また、直進ガイド190に臨むように軸196に取込みローラ197が固定されていて、軸196は伝達ベルト(図示せず)によって駆動軸192aと同一方向、同一速度で回転する。取込みローラ197には圧接ローラ198が圧接されていて、両者間に紙幣を挟んで直進させる(圧接ローラ198は取込みローラー197との圧接による摩擦力で回転する。)。
前記直進搬送部155の第1の搬送フレーム156の内壁には、ガイド支持体201が固定されていて、このガイド支持体201に沿って複数のプーリ202、202、…が回動自在に取り付けられている。
断面円形の前記第1の搬送ベルト200は図14に示すように合流部151の駆動プーリ192、前記直進搬送部155の複数のプーリ202、202、…、前記第1の連結補助ケース170のプーリ183に装着されている。各プーリの外周には断面円形の前記第1の搬送ベルト200が外れないように断面半円形の環状溝が設けられている。203は第1の搬送ベルト200に外側から押圧されたテンションローラである。
第2の搬送フレーム157の内壁には、上下2つの水平ガイド板205、205が固定されている。この水平ガイド板205、205には前記複数のプーリ202、202、…に対応して長穴206、206が設けられていて、各長穴206、206に軸207の両端が移動可能に収容されている。軸207には圧接ローラ208が回動自在に取り付けられている。軸207の両端に係止されたバネ209、209によって、プーリ202側に圧接ローラ208が押圧されるように軸207の両端は長穴206、206内を移動する。
第1の搬送フレーム156及び第2の搬送フレーム157の内面下部には起立状態の紙幣の下部を案内するガイト板211、212が固定され、第1の搬送フレーム156及び第2の搬送フレーム157の上面開口部に着脱自在に取り付けられる上蓋158には、起立状態の紙幣の上部を案内するガイト板213、214が突設されている。
従って、図2の場合と同様に、前段の紙幣搬送装置140から起立状態で排出された紙幣Aは、前記合流搬送装置150の上流端部の合流部151のフレーム151の前端面の受入れ口152から取り込まれ、側方のパチンコ玉貸出機12から送り込まれた紙幣Aは、両側面の受入れ口153、154から取り込まれて直進方向へ合流し、直進搬送部155を図15に示すように紙幣Aが起立した状態で第1の搬送ベルト200と圧接ローラ208、208、…で挟持されて直線状に搬送される。
前記合流搬送装置150の下流端部に、図13、19に示すように搬送方向調整体220の上流端部が回動自在に連結されている。
搬送方向調整体220は、第2の連結補助ケース221と直進搬送部240とを備えている。
第2の連結補助ケース221は、図17、18、19に示すように側板222、223と上板224、底板225とを備えている。上板224の前端には係合穴(あるいは係合突起)224aが設けてあって、前記第1の連結補助ケース170の上板173の係合突起(あるいは係合穴)173aに回動自在に係合している。底板225の前端には穴225aが設けてあって、前記第1の連結補助ケース170の回動軸181がこの穴225aを下方に貫通して、この軸181に底板225aは回動自在に取り付けられている。従って、第2の連結補助ケース221の上流端部は、第1の連結補助ケース170の下流端部に前記第1の搬送ベルト200の下流端部のプーリ183の回動軸181の軸線上において回動自在に連結されている。
第2の連結補助ケース221を回動する際に、第2の連結補助ケース221の側板222、223が第1の連結補助ケース170の側板171、172に衝突しないように、第2の連結補助ケース221の側板222、223の前端に切欠き222a、223aが設けられている。
そして、第2の連結補助ケース221の側板222、223には、図17、18に示すように、ハ字状に進行方向に次第に幅が狭くなったガイド空間を形成するように対をなす水平ガイド板226a、226bが左右の側板222、223から水平方向に上下に複数段突設されている。これらの複数段の水平ガイド板226a、226bは前記切欠き222a、223a部分においてもその上流端部が延設され、第2の連結補助ケース221を回動する際に、これらの複数段の水平ガイド板226a、226bの上流端部が衝突しないように、前記第1の連結補助ケース170の複数段の水平ガイド板180a、180b、180c、180dと段違いに設けられ、且つ第1の連結補助ケース170の側板171、172に複数段にスリット171a、172aが設けられている。
第2の連結補助ケース221の右側の上方の水平ガイド板226aに下流端部において、回動軸228の上端部が回動自在に取り付けられている。回動軸228の中間部はその下方の水平ガイド板226aの穴229を通って底板225に回動自在に取り付けられ、回動軸228はさらに下方に延設されている。
回動軸228の上部には、第2の搬送ベルト300が装着されるプーリ230が固定され、下端部には伝達ベルト400が装着されるプーリ231が固定されている。
前記第1の連結補助ケース170の回動軸181の下端部に固定されたプーリ184と第2の連結補助ケース221の回動軸228の下端部に固定されたプーリ231には、伝達ベルト400が装着されていて、駆動プーリ192による第1の搬送ベルト200の駆動力が第2の連結補助ケース221の回動軸228に伝達される。各プーリの外周には断面円形の前記伝達ベルト400が外れないように断面半円形の環状溝が設けられている。
プーリ184、231、伝達ベルト400は、第2の連結補助ケース221の底板225の下部に構成されたケース401内に収容されている。
なお、第1の連結補助ケース170の回動軸181と第2の連結補助ケース221の回動軸228間の距離は紙幣の搬送方向の長さの約半分に設定することが望ましい。このようにすれば、この部分で紙幣がなんらかの理由で走行停止した場合、紙幣の一端上流側の直進搬送部155側に位置し、他端は下流側の直進搬送部240に位置することになるから、上流側の上蓋158及び蓋体161か、下流側の上蓋243のいずれかを外して取り出すことができる。
なお、伝達手段として、プーリ184、231、伝達ベルト400の代わりに、歯車機構で駆動力の伝達を行なってもよい。
また、伝達手段を設けず、搬送方向調整装置にもモータを設けて、このモータで第2の搬送ベルトを駆動してもよい。
このように、第2の連結補助ケース221の上流端部は第1の連結補助ケース170の下流端部に前記第1の搬送ベルト200の下流端部のプーリ183の回動軸181線上(伝達ベルト400の前端のプーリ184の中心軸線上)において回動自在に連結されているから、第2の連結補助ケース221を回動しても伝達ベルト400の張力は変化しないので、常に安定した駆動力の伝達ができる。
第2の連結補助ケース221の左側(図17)の2つの水平ガイド板226b、226bの長穴235、235(図18)に軸236の両端が移動可能に収容されている。軸236には圧接ローラ237が回動自在に取り付けられている。軸236の両端に係止されたバネ238、238によって、プーリ230側に圧接ローラ237が押圧されるように軸236の両端は長穴235、235内を移動する。
第2の連結補助ケース221の後端面には、直進搬送部240が取付けられている。
直進搬送部240は、第2の連結補助ケース221の後端部に固定された第1の搬送フレーム241と、図20に示すようにこの第1の搬送フレーム241の底板241aの係合穴241a′に係合爪242aによって着脱自在に取り付けられる第2の搬送フレーム242と、第1の搬送フレーム241、第2の搬送フレーム242の上面開口部に着脱自在に取り付けられる上蓋243とを備えている。上蓋243は第1の搬送フレーム241、第2の搬送フレーム242の上縁241a、242aの穴242cに嵌まる突起243aを備えている。
第1の搬送フレーム241及び第2の搬送フレーム242の後端部には、側板244a、244b、底板244cから成るジョイント部材245が長手方向に摺動自在に取り付けられている。即ち、側板244a、244bには長手方向にスリット246a、246aが設けてあり、このスリット246a、246aにそれぞれ第1、第2の搬送フレーム241、242の突起241d、241dが摺動自在に嵌合されていて、ジョイント部材245を長手方向に摺動することによって長さ調整し、突起241dの先端のネジ241eを締めて固定するようになっている。この長さ調整によって次段の紙幣搬送装置との連結長さの調整ができる。
側板244a、244bの後端面には、次段の紙幣搬送装置140の合流部151の穴151f(図13、14)に嵌入連結するための連結突起247が突設されている。
ジョイント部材245には蓋体248が摺動自在に取付けられている。この蓋体248の後端部には、次段の紙幣搬送装置140の合流部151の係止爪151a(図13)に係止するための係止部248aが設けられている。
紙幣詰まりなどが生じた場合、前記蓋体248の係止部248aを次段の合流部151の係止爪151aから外した後、蓋体248を上流側へ摺動し、上蓋243を上方へ持ち上げて突起243a、243a、…を穴242c、242c、…から抜いて、上蓋243及び蓋体248を外すことができる。
前記直進搬送部240の第1の搬送フレーム241の内壁には、ガイド支持体251が固定されていて、このガイド支持体251に沿って複数のプーリ252、252、…が回動自在に取り付けられている。
断面円形の前記第2の搬送ベルト300は、図18に示すように第2の連結補助ケース221のプーリ230、前記直進搬送部155の複数のプーリ252、252、…に装着されている。各プーリの外周には断面円形の前記第2の搬送ベルト300が外れないように断面半円形の環状溝が設けられている。
第2の搬送フレーム242の内壁には、上下2つの水平ガイド板255、255が固定されている。この水平ガイド板255、255には前記複数のプーリ252、252、…に対応して長穴256、256が設けられていて、各長穴256、256に軸257の両端が移動可能に収容されている。軸257には圧接ローラ258が回動自在に取り付けられている。軸257の両端に係止されたバネ259、259によって、プーリ252側に圧接ローラ258が押圧されるように軸257の両端は長穴256、256内を移動する。
第1の搬送フレーム241及び第2の搬送フレーム242の内面下部には起立状態の紙幣の下部を案内するガイト板261、262が固定され、第1の搬送フレーム241及び第2の搬送フレーム242の上面開口部に着脱自在に取り付けられる上蓋243には、起立状態の紙幣の上部を案内するガイト板263、264が突設されている。
従って、前段の合流搬送装置150の第1の連結補助ケース170から起立状態で排出された紙幣Aは、搬送方向調整体220の第2の連結補助ケース221の水平ガイド226a、226bで案内されて、第2の搬送ベルト300と圧接ローラ258、258、…で挟持されて、搬送方向調整体220の向きに従って直線状に搬送される。従って、図13に示すように複数の紙幣搬送装置140、140、…を連結し、搬送方向調整体220の向きを決める事によって、任意に紙幣を非直線状に搬送することができる。
合流搬送装置150の第1の搬送ベルト200と搬送方向調整体220の第2の搬送ベルト300は互いに独立して設けられているので、搬送方向調整体220の向きを変えてもベルト200、300の張力は変化しないから、安定した搬送ができ、張力を一定に保つための複雑な機構を省略できる。
また、第1の搬送ベルト200の後端と第2の搬送ベルト300の前端が離れているので、左右いずれの方向へ搬送方向調整体220の向きを変えても紙幣が巻き込まれることがない。
また、搬送方向調整体220を左右いずれの方向にも向きを変えられるから、向きを変えるのに左式様、右式様の種類を必要としない。
なお、前記第1の連結補助ケース170と第2の連結補助ケース221を連結した直線状態での長さを紙幣の長さより小に設定すれば、紙幣が第1の連結補助ケース170と第2の連結補助ケース221の中で詰まりなどのトラブルが生じた場合、上流側の上蓋158か下流側の上蓋243のいずれかを外して紙幣を取り出すことができる。
なお、前記実施形態では、紙幣の搬送について説明したが、硬貨を起立状態で両面から挟んで搬送する硬貨搬送装置にも本発明を適用することができる。
また、以上の説明ではパチンコ店における貨幣の搬送について例示したが、パチスロ、ゲーム機、その他の遊技場における貨幣搬送にも適用できることは勿論である。
また、独立型のパチンコ台ユニットに限らず、既存のパチンコ島においても、コーナー部などで貨幣を非直線状に搬送する場合などにも適用できることは勿論である。
以上説明したように、本実施形態においては複数の遊技媒体貸出機からの貨幣を取り込んで合流させる合流部と、合流させた貨幣を搬送する搬送部とから成る貨幣搬送装置において、前記搬送部に搬送方向を変化させる搬送方向調整体を回動自在に設けたので、貨幣の搬送方向を自在に設定することができ、このため、複数の遊技台を非直線状に配置した場合でも、遊技台に沿って貨幣を搬送することができる。
また、本実施形態においては、前記搬送部に沿って貨幣を挟持して搬送する搬送ベルトが設けられ、前記搬送ベルトのテンションが前記搬送方向が変化しても一定にされているので、搬送方向を変えても搬送ベルトで確実に貨幣は搬送される。
また、本実施形態においては、前記搬送部に、搬送方向にスライド自在な搬送路長さ調節体を設けているので、複数の遊技台の配置状態に対応して、複数の貨幣搬送装置の搬送路長さを調節して連結することができる。
また、本実施形態においては、複数の遊技媒体貸出機からの貨幣を第1の搬送ベルトによって取り込んで合流させて直進方向へ搬送する合流搬送装置と、前記合流搬送装置の下流端部に、上流端部が回動自在に連結され、前記合流搬送装置の下流端部から排出される貨幣を直進方向へ搬送する第2の搬送ベルトを有する搬送方向調整体とを備えているので、合流搬送装置の第1の搬送ベルトで直進方向に搬送された貨幣は、搬送方向調整体へ進入し、第1の搬送ベルトの駆動力を伝達された第2の搬送ベルトによって搬送されるから、搬送方向調整体の向きを変えることによって、搬送方向を自在に設定できる。
また、第1の搬送ベルトと第2の搬送ベルトが互いに独立して設置されているから、搬送方向調整体の向きを変えても第1の搬送ベルト、第2の搬送ベルトいずれのベルト張力も変化しないので、常に安定した搬送ができる。
また、本実施形態においては、前記第1の搬送ベルトの駆動力を伝達手段によって第2の搬送ベルトへ伝達するようにしたため、搬送方向調整体には駆動装置が不要となる。
また、本実施形態においては、前記伝達手段が、前記合流搬送装置の下流端部における前記第1の搬送ベルトが装着されたプーリの回転軸の端部に固定されたプーリと、前記搬送方向調整体の上流端部における前記第2の搬送ベルトが装着されたプーリの回転軸の端部に固定されたプーリと、両プーリ間に装着されて回転伝達する伝達ベルトとから成るので、両プーリ間の距離を長く設定して第1の搬送ベルトの終端と第2の搬送ベルトの前端間の距離を長く設定でき、このため、紙幣の前端部が第1の搬送ベルトの終端と第2の搬送ベルトの前端間で巻き込まれるトラブルを避けることができる。
また、本実施形態においては、合流搬送装置の下流端部における前記第1の搬送ベルトが装着されたプーリの回動軸の延長線上において、前記搬送方向調整体の上流端部が前記合流搬送装置の下流端部に回動自在に連結されていて、搬送方向調整体と伝達ベルトの回動中心が一致しているから、搬送方向調整体の向きを変えても伝達ベルトの張力が変化せず、安定した伝達ができる。
本発明の参考形態の正面図。 参考形態の断面図。 参考形態の搬送方向調整体の斜視図。 参考形態の搬送方向調整体の右側面図。 参考形態の搬送方向調整体の連結状態の斜視図。 参考形態の連結体の右側面図。 参考形態の直線状態の平面図。 参考形態の非直線状態の平面図。 本発明の参考形態における搬送路長さ調整体を取付けた状態の平面図。 本発明の他の参考形態の平面図。 本発明のさらに他の参考形態の平面図。 図11の参考形態の要部を示す斜視図。 本発明実施形態の斜視図。 同実施形態の合流搬送装置の断面図。 同実施形態の直進搬送部155の断面図。 同実施形態の第1の連結補助ケースの断面図。 同実施形態の第2の連結補助ケースの断面図。 同実施形態の搬送方向調整体の断面図。 同実施形態の第1、第2の連結補助ケースを連結した状態の断面図。 同実施形態の直進搬送部240の断面図。 従来の紙幣搬送装置を示す概略平面図。 独立型パチンコ台ユニットの配置を示す概略平面図。
符号の説明
10 パチンコ台ユニット、11 パチンコ台、12 パチンコ玉貸出機、20 紙幣搬送装置、30 紙幣合流装置、40 搬送ベルト、50 搬送方向調整体、55 軸突起、56 腕片、66 突出ガイド部、70 連結体、76 連結突起、110 搬送路長さ調整体、120 搬送方向調整体、130 搬送方向調整体、140 紙幣搬送装置、150 合流搬送装置、151 合流部、155 直進搬送部、170 第1の連結補助ケース、200 第1の搬送ベルト、220 搬送方向調整体、221 第2の連結補助ケース、240 直進搬送部、300 第2の搬送ベルト、400 伝達ベルト。

Claims (3)

  1. 複数の遊技媒体貸出機からの貨幣を合流させて搬送する合流搬送装置と、
    前記合流搬送装置の下流端部に取り付けられる第1のケースと、
    前記合流搬送装置と前記第1のケースの内部に設けられ、貨幣を取り込んで搬送する第1の搬送ベルトと、
    前記第1のケースの下流端部に上流端部が連結される第2のケースと、
    前記第2のケースの下流端部に取り付けられ、貨幣を搬送する搬送部と、
    前記第2のケースと前記搬送部の内部に設けられ、貨幣を搬送する第2の搬送ベルトと、
    前記第1のケースと前記第2のケースの連結部分に設けられ、第1のプーリ及び第2のプーリを備え、前記第1のプーリに前記第1の搬送ベルトが装着された第1の回転軸と、
    前記第2のケースの上流端部に設けられ、第3のプーリと第4のプーリを備え、前記第3のプーリに前記第2の搬送ベルトが装着された第2の回転軸と、
    前記第1の回転軸の前記第2のプーリと、前記第2の回転軸の第4のプーリとに装着され、前記第1の搬送ベルトの駆動力を前記第2の搬送ベルトに伝達させる伝達ベルトと、
    を備え、
    前記第2のケースは、前記第1の回転軸の軸線上に回転軸を設けて前記第1のケースに回動可能に連結されていることを特徴とする貨幣搬送装置。
  2. 請求項に記載の貨幣搬送装置であって、
    前記第1のケースは、互いに対向して配置され、前記第2のケースを取り付けるための係合穴又は係合突起が設けられた第1の上板と、前記第1の回転軸を下方に貫通させる貫通穴が設けられた第1の下板とを有し、
    前記第2のケースは、互いに対向して配置され、前記第1のケースに取り付けられるための係合穴又は係合突起が設けられた第2の上板と、前記第1の下板の下方に配置され、前記第1の回転軸を取り付けるための係合穴が設けられた第2の下板とを有し、
    前記第2のケースは、前記係合穴または係合突起及び前記第1の回転軸を回転軸として、前記第1のケースに連結されていることを特徴とする貨幣搬送装置。
  3. 請求項に記載の貨幣搬送装置であって、
    前記合流搬送装置及び前記搬送部は、取り外し可能な蓋体をそれぞれ備え、
    前記第1の回転軸と前記第2の回転軸との距離は、搬送される紙幣の搬送方向の長さよりも小さいことを特徴とする貨幣搬送装置。
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