JPS594026Y2 - 軽量耐火性板 - Google Patents
軽量耐火性板Info
- Publication number
- JPS594026Y2 JPS594026Y2 JP15610377U JP15610377U JPS594026Y2 JP S594026 Y2 JPS594026 Y2 JP S594026Y2 JP 15610377 U JP15610377 U JP 15610377U JP 15610377 U JP15610377 U JP 15610377U JP S594026 Y2 JPS594026 Y2 JP S594026Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fly ash
- pumice
- coarse
- layer
- core layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Building Environments (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は建築物の内外壁用板としての使用に適する三
層軽量耐火性板に関する。
層軽量耐火性板に関する。
建築物の内外壁用板としては強度、耐火性、耐候性が優
れていることが必要であるが、近時この外に軽量で施工
し易い材料であることが強く要求されている。
れていることが必要であるが、近時この外に軽量で施工
し易い材料であることが強く要求されている。
しかし従来公知の石膏板、石綿セメント板、発泡セメン
ト板、木片セメント板等の材料はこの要求を十分に満た
しているとは云えず、より完壁な材料の開発が期待され
ていた。
ト板、木片セメント板等の材料はこの要求を十分に満た
しているとは云えず、より完壁な材料の開発が期待され
ていた。
本考案では軽石を使用することによって軽量化した中芯
層と、ガラス繊維によって強化された表面層とからなる
サンドイッチ構造の粉末フェノール樹脂と粗粒フライア
ッシュとの組成物を熱圧成形することによって上記目的
に合致した軽量の板状物を提供しようとするものである
。
層と、ガラス繊維によって強化された表面層とからなる
サンドイッチ構造の粉末フェノール樹脂と粗粒フライア
ッシュとの組成物を熱圧成形することによって上記目的
に合致した軽量の板状物を提供しようとするものである
。
本考案の実施例を図面に基いて説明すれば粗粒プライア
ッシュ１とガラス繊維２に粉末状フェノール樹脂を加え
均一に混合したものを表面層４とし、粒径Ｑ、５ｍｍ以
上で層の厚さの士以下の軽石３．１００重量部を粗粒フ
ライアッシュ７０〜１２０重量、部と粉末状フェノール
樹脂との混合物に均一に分散させて中芯層５とする。
ッシュ１とガラス繊維２に粉末状フェノール樹脂を加え
均一に混合したものを表面層４とし、粒径Ｑ、５ｍｍ以
上で層の厚さの士以下の軽石３．１００重量部を粗粒フ
ライアッシュ７０〜１２０重量、部と粉末状フェノール
樹脂との混合物に均一に分散させて中芯層５とする。
尚、ガラス繊維およびフェノール樹脂の配合比率、表面
層４および沖芯層５の構成比率は使用目的に応じて適当
に調節する。
層４および沖芯層５の構成比率は使用目的に応じて適当
に調節する。
そしてこれらを通常の圧縮成形法によって軽石粒子を破
壊しない圧力条件下で重合固化したものである。
壊しない圧力条件下で重合固化したものである。
原料として用いる軽石は火山放出物として分類される岩
石の中でマグマが空中に飛ばされた際に圧力の急激な減
少によってマグマ中のガス成分が逸出し、そのために多
数の孔隙が生じ内部構造が多孔質となったものをいう。
石の中でマグマが空中に飛ばされた際に圧力の急激な減
少によってマグマ中のガス成分が逸出し、そのために多
数の孔隙が生じ内部構造が多孔質となったものをいう。
粗粒フライアッシュは火力発電所の微細炭燃焼ボイラー
からフライアッシュ（Ｊｉｓ Ａ６２０１）とともに発
生するもので一般にグリーンアッシュ、サンドアッシュ
と呼ばれ一部発泡粒子を含む球状の粒体で平均粒径０．
１〜０．０５ｍｍかさ密度約１．０ ｇ ７ｃｍ３のも
のである。
からフライアッシュ（Ｊｉｓ Ａ６２０１）とともに発
生するもので一般にグリーンアッシュ、サンドアッシュ
と呼ばれ一部発泡粒子を含む球状の粒体で平均粒径０．
１〜０．０５ｍｍかさ密度約１．０ ｇ ７ｃｍ３のも
のである。
本考案の構成においては軽石と粗粒フライアッシュの粒
径差が大きいこと、および軽石の周囲を十分に覆うに足
る量の粗粒フライアッシュが配合されていることによっ
て中芯層が軽量性を保った状態で高い耐圧縮性を有して
いることを特徴とする。
径差が大きいこと、および軽石の周囲を十分に覆うに足
る量の粗粒フライアッシュが配合されていることによっ
て中芯層が軽量性を保った状態で高い耐圧縮性を有して
いることを特徴とする。
このことは上記組成では圧縮成形時に軽石が破壊する圧
力以下で粗粒フライアッシュの相互のすべりによる移動
が生じ、粗粒フライアッシュ部分が緻密化し、同時に軽
石の周囲に均一に圧縮充填されて行く。
力以下で粗粒フライアッシュの相互のすべりによる移動
が生じ、粗粒フライアッシュ部分が緻密化し、同時に軽
石の周囲に均一に圧縮充填されて行く。
この時軽石は粗粒フライアッシュを媒体として周囲から
均等に圧縮を受けることになるので単純な二軸圧縮に比
してはるかに高い圧縮力に耐えることによる。
均等に圧縮を受けることになるので単純な二軸圧縮に比
してはるかに高い圧縮力に耐えることによる。
粗粒フライアッシュが本考案による組成に比して少なく
、軽量が十分波われていない状態では圧縮成形時に軽石
間の接触が生じ、成形圧力はその接触部に集中すること
になり遥かに低い圧縮力で軽石が破壊する。
、軽量が十分波われていない状態では圧縮成形時に軽石
間の接触が生じ、成形圧力はその接触部に集中すること
になり遥かに低い圧縮力で軽石が破壊する。
又軽石と粗粒フライアッシュの粒径差が小さい場合には
軽石粒子自体もすべり移動に参加し組成物全体として二
軸圧縮を受ける結果になるので上記の効果は期待できな
い。
軽石粒子自体もすべり移動に参加し組成物全体として二
軸圧縮を受ける結果になるので上記の効果は期待できな
い。
以上説明した耐圧縮性の中芯層を配して、サンドイッチ
構造とすると中芯層を破壊することなく、表面層の圧締
を十分に行ない得るので軽量性を保った強度の大きな構
造体を一段（単一）成形工程で製造することが可能とな
る。
構造とすると中芯層を破壊することなく、表面層の圧締
を十分に行ない得るので軽量性を保った強度の大きな構
造体を一段（単一）成形工程で製造することが可能とな
る。
この際表面層にガラス繊維を配合すると表面層の引張り
強度が向上し、中芯層の耐圧縮性と協和して合理的な強
度バランスの製品となる。
強度が向上し、中芯層の耐圧縮性と協和して合理的な強
度バランスの製品となる。
又この構成では表面層の厚さを中芯層に対して十分薄く
設定しても実用上十分な強度を有するので軽量性を保つ
上で更に有効となる。
設定しても実用上十分な強度を有するので軽量性を保つ
上で更に有効となる。
このように本考案による軽量耐火性板は実用上充分な強
度を有し、かつ軽量性を保持しているために通常の木工
用の鋸による切断が可能であり、又釘打ちによる接合、
接着剤が可能であるので建築物の内外壁板の使用に適す
るものである。
度を有し、かつ軽量性を保持しているために通常の木工
用の鋸による切断が可能であり、又釘打ちによる接合、
接着剤が可能であるので建築物の内外壁板の使用に適す
るものである。
また使用している原料の大部分が無機質であるので耐火
性も良好であるが、本考案では更に粉末状の樹脂を使用
して液状の樹脂を使用した場合の樹脂の骨材への侵透に
よるロスを防いだので樹脂の使用量が低減され、これに
よって製品の耐火性は更に向上することとなった。
性も良好であるが、本考案では更に粉末状の樹脂を使用
して液状の樹脂を使用した場合の樹脂の骨材への侵透に
よるロスを防いだので樹脂の使用量が低減され、これに
よって製品の耐火性は更に向上することとなった。
図は本考案による軽量耐火板の断面組成を図式図中符号
１・・・・・・粗粒フライアッシュ、２・・・・・・
ガニラス繊維、３・・・・・・軽石、４・・・・・・表
面層、５・・・・・・中芯層。
１・・・・・・粗粒フライアッシュ、２・・・・・・
ガニラス繊維、３・・・・・・軽石、４・・・・・・表
面層、５・・・・・・中芯層。
Claims (1)
- 粒径がＱ、５ｍｍ以上で層の厚さ士以下の軽石３．１０
０重量部が粗粒フライアッシュ１．７０〜１２０重量部
と粉末状フェノール樹脂との混合物に均一に分散した中
芯層５と、この中芯層５の両面にガラス繊維２と、粗粒
フライアッシュ１と粉末状フェノール樹脂との混合物か
ら成る表面層４を配置して一体的に固着して成る三層軽
量耐火性板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15610377U JPS594026Y2 (ja) | 1977-11-22 | 1977-11-22 | 軽量耐火性板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15610377U JPS594026Y2 (ja) | 1977-11-22 | 1977-11-22 | 軽量耐火性板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5482054U JPS5482054U (ja) | 1979-06-11 |
| JPS594026Y2 true JPS594026Y2 (ja) | 1984-02-04 |
Family
ID=29145754
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15610377U Expired JPS594026Y2 (ja) | 1977-11-22 | 1977-11-22 | 軽量耐火性板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS594026Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-11-22 JP JP15610377U patent/JPS594026Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5482054U (ja) | 1979-06-11 |
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