JPS5913473B2 - 軽量成形体の製造方法 - Google Patents

軽量成形体の製造方法

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JPS5913473B2
JPS5913473B2 JP52086731A JP8673177A JPS5913473B2 JP S5913473 B2 JPS5913473 B2 JP S5913473B2 JP 52086731 A JP52086731 A JP 52086731A JP 8673177 A JP8673177 A JP 8673177A JP S5913473 B2 JPS5913473 B2 JP S5913473B2
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JP
Japan
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pumice
core layer
particle size
surface layer
fly ash
Prior art date
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Expired
Application number
JP52086731A
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English (en)
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JPS5422435A (en
Inventor
巻次 岩倉
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IWAKURA GUMI LUMBER
Original Assignee
IWAKURA GUMI LUMBER
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Application filed by IWAKURA GUMI LUMBER filed Critical IWAKURA GUMI LUMBER
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は軽石を使用することによつて軽量化された中芯
層と、無機質繊維で強化された表面層とから成るサンド
イッチ構造の熱硬化性樹脂組成物を圧縮により同時一体
成形する際中芯層に配合した軽石粒子を成形圧力で破壊
することなくかつ表面層を十分緻密に圧締することがで
きる軽量成形体の製造方法に関するものである。
従来公知の圧縮成形法によつては軽石のような脆弱な粒
子を中芯層に含むサンドイッチ構造組成物を圧締する場
合は脆弱な軽石がまず先に破壊し、その容積を減少する
ので、表面層を緻密な構造とするためには製品の軽量性
が失なわれる。
また軽5 量性を要求し、軽石を破壊せずに圧締しよう
とすると低い圧縮力で圧締しなければならないので表面
層が十分緻密化されず、強固な成形板は得られない欠点
があつた。このような欠点を除去する方法として表面層
のみをあらかじめ成形しておき、10その間に軽石を含
んだ中芯層を配置して低圧縮力で成形する方法又表面層
、中芯層をそれぞれ別々に成形し、二次的に貼り合せる
方法は公知の技術から容易に類推されるが、この場合製
造方法が繁雑となり、製造コストが嵩み実用的な成形体
は製15造し得ない。本発明は従来技術に伴なう欠陥を
除去し、軽量かつ強固な成形体を単一の一貫した製造工
程で得ることを課題の基礎とする。
本発明のこのような課題は特許請求の範囲に記ソ0 載
された如く中芯層の組成を軽石と粗粒フライアッシュの
構成とすることによつて解決される。
すなわちサンドイッチ構造の成形体の中芯層の組成を(
2)最小粒径が0.5mm)殊に軽石全体の80%以9
5上が粒径1、Om麗以上で、最大粒径が成形体中芯層
厚さの曇を越えない粒度範囲にある軽石100重量部(
[粒径0.0゛6m7nから0.3mmの粒度範囲に全
量の90重量パーセント以上が含まれる組成の粗粒30
フライアッシュ70〜120重量部並びにこれらに熱硬
化性樹脂を添加混合してなる組成物とすることにより、
中芯層の耐圧縮性を大きくし、軽石を破壊することなく
表面層を十分緻密に圧締することが可能となり、これに
より始め35て軽石の軽量特性を生かした、かつ強固な
サンドイッチ構造の成形体を、同時一体成形出来ること
になつた。
、゜クー 一般的に云つて圧縮成形時の軽石の破壊は軽石粒子間の
摩擦が大きい場合に粒子間のすべり現象が制限されるの
で粒子の接触部に応力集中が起りその部分から破壊が起
ると考えられる。
特にこの現象は粉砕により粒度を調節した軽石のように
角ばつた形の粒子の場合に著しいことも問題を大きくし
ている。これに対して本発明では軽石粒子に対して十分
粒径の小さいかつ軽石より強度の大きい球形の粉体であ
る粗粒フライアツシユを軽石の相互接触を抑えるに足る
量配合することにより粒子間の摩擦を低減し、応力の局
部的集中を避けることを可能とした。この状態はルーズ
に充填された粗粒フライアツシユのマトリツクス中に軽
石粒子が散在しており、圧縮過程で粗粒フライアツシユ
は相互に滑り合うことにより流動現象を起し、軽石の周
囲を均一に緻密化して行く。この時軽石は粗粒フライア
ツシユを伝圧媒体としてその全周囲から均等に圧縮を受
けることになり、単純な二軸での圧縮に比してはるかに
高い圧縮力に耐えることになる。またこの時この状態で
は粗粒フライアツシユは破壊されることはなく、接着効
率の低下が生じない。又ここで用いた粗粒フライアツシ
ュは球状粒子であるとともに適当なかさ密度を有してい
るので軽石が破壊されないことに加えて成形体の軽量性
を保つ上で有効でありこの発明を実現する原料として合
理的なものである。このように中芯層の耐圧縮性を高め
たことにより中芯層の軽量性を失なうことなく表面層を
十分緻密にすることが可能となる。また接着剤としての
樹脂は前記のような中芯層の組成による構造の結果軽石
粒子内への浸透が低く抑えられるので接着効率が向上し
、樹脂の使用量が節約され、製品の耐燃性が改善される
。軽石は火山放出物として分離される岩石の中でマグマ
が空中に飛ばされた際に圧力の急激な減少によつてマグ
マ中のガス成分が逸出し、そのため多数の孔隙が生じ、
内部構造が多孔質となつたものをいう。
本発明の実施にあたつて軽石は先ず通常の篩分装置によ
り所定の粒度に調製される。この時必要があれば予め通
常の粉砕装置によつて軽石を粉砕する。粗粒フライアツ
シユは火力発電所(微細炭燃焼)からフライアツズユ(
JISA62Ol)とともに発生する粗粒の画分で、一
般にグリーンアツシユ、サンドアツシユと呼ばれ、その
形状は球伏で一部発泡しているものを含み、平均粒径は
約0.1mu1かさ密度が約19/CTltのものであ
る。
本発明では粒径0.06mmから0.3m1Lの範囲に
全量の90重量パーセント以上が含まれるように粗粒フ
ライアツシユの粒度を調整して使用した。粗粒フライア
ツシユはこれまで適切な利用用途がなくこの廃棄が公害
防止上の問題となつており、産業上の利用開発が待たれ
ていたものである〇熱硬化性樹脂としてはフエノール・
ホルムアルデヒド樹脂、エリア・ホルムアルデヒド樹脂
、メラミン・ホルムアルデヒド樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、エポキシ樹脂、αオレフイン系樹脂、熱硬化性
酢酸ビニル樹脂の慣用の熱硬化性樹脂が使用される。
粒度を調製された軽石に粗粒フライアツシユと熱硬化性
樹脂とを混合し、中芯層の充填材とする。この時樹脂は
一度に混合してもよいし予め粗粒フライアツシユと混合
しておき、その後に軽石を添加混合することも可能であ
る。後者の方法によつては混合時の樹脂の軽石への浸透
を低減しうる利点が生じる。本発明の表面層の組成は製
品の機械的性質、熱安定性の保持のために無機質繊維の
使用が必須であり、無機質繊維としてはガラス繊維、ア
スベストロツクウール等の通常の繊維が使用可能である
が、特にガラス繊維が好適である。
熱硬化性樹脂を混合した無機質繊維又は無機質繊維と粗
粒フライアツシユとの混合物を表面層の充填材とする。
混合工程において必要があれば防水剤、耐火薬剤、着色
剤等の添加剤を加える。表面層に配合する粗粒フライア
ツシユは表面層の増量の目的でおよび表面層に意匠性を
付与する目的で用いられる。粗粒フライアツシユは中芯
層の説明において詳述したように圧縮成形時の流動性に
富み、かつ適当な軽量性を保持しているので本発明の目
的に好適に適応できるものである。中芯層中、及び表面
層中の充填材はそれぞれ中芯層用フオーミングマシン、
表面層用フオーミングマシンに移し、ベルト上を移動し
て来るコール板上に表面層、中芯層、表面層の順に撒布
して三層構造のマツトをあるいはこの表面層の一層をは
ずした二層構造のマツトを形成する0このマツトは上下
に加熱板をもつ標準のプレスに装入され、従来この種の
樹脂の成形に使用されているのと同様な条件を用いて圧
縮成形される。
このプレスには予定した厚さ、密度をもつた製品をうる
ために止め具を設置することが出来る。従つて充分量の
圧力は止め具に対してプレスを閉鎖するためにのみ使用
される。圧締条件は例えばフエノール樹脂を用いる場合
は120〜170℃の温度で5〜20k9/dの圧力下
5〜10分間硬化成形を行なうとよい。実施例 25m7!Lの長さのチョップトストランド13重量部
、粗粒フライアツシユ74重量部、粉末状ノボラツクフ
エノール樹脂13部の混合物をコール板上に毎平方メー
トル当り1.53k9の割合で均等に撒布して表面層と
なし、次に4m77!〜2mmの粒径の乾燥軽石50重
量部、粗粒フライアツシユ44.5重量部、ノボラツク
フエノール樹脂5重量部、パラフイン0.5重量部の混
合物を毎平方メートル当り6.781<gの割合で表面
層の上に均一に撒布して中芯層として二層構造のマツト
とし、或は更にこの中芯層の上に同様の表面層を撒布し
て三層構造のマツトとする。
次にこのマツトを厚さ12m7!Lの止め金具を具備し
ている熱プレスに挿入して最高圧力14k9/〜温度1
40℃で10分間熱圧締を行い、成形板を得る。
このようにして作られた成形板は次のような品質のもの
である。比重 0.80 厚さ 12mm 曲げ強さ 140kg/Cril 吸水率 2%(25℃:24時間水浸)耐水性
準不燃材(建設省防火材料規格)加工性 鋸切断
、釘打ち可能本発明によれば熱硬化性樹脂の使用量は他
のいかなる組合せよりも少なくすることが可能である例
えば以下に記載する実施例では成形体重量当りの樹脂の
使用量を少量としてもなおかつ優れた機械的強度を有す
る成形体を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 最小粒径が0.5mm、殊に軽石全体の80%以上
    が粒径1.0mm以上で最大粒径が成形体中芯層厚さの
    1/2を越えない粒度範囲にある軽石100重量部と、
    粒径0.06mmから0.3mmの粒度範囲に全量の9
    0重量パーセント以上が含まれる組成の粗粒フライアッ
    シュ70〜120重量部に熱硬化性樹脂を加えた組成物
    によつて中芯層を形成し、この一面又は両面に熱硬化性
    樹脂を加えた無機質繊維又は無機質繊維と粗粒フライア
    ッシュとの組成物より成る表面層を配置し、中芯層と表
    面層とから成る複合マットを熱プレスで加熱加圧して、
    全体として重合硬化することを特徴とする軽量成形体の
    製造方法。
JP52086731A 1977-07-21 1977-07-21 軽量成形体の製造方法 Expired JPS5913473B2 (ja)

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JPS5422435A JPS5422435A (en) 1979-02-20
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995013250A1 (fr) * 1993-11-10 1995-05-18 Ebara Shoji Kabushiki Kaisha Produit de beton de resine et procede de fabrication de ce dernier

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