JPS5940065B2 - 脱「ぷ」選別装置の流量調節装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は脱秤選別装置の流量調節装置に関する。

脱秤選別装置の穀物循環工程において、揚穀機に吊架し
た穀粒タンクと、脱秤機の供給口部に設けた流量調節弁
を連結部材によつて相互連結して関連的に作動すると共
に、穀粒タンクの吊架装置の横架状梃子杆に上下方向の
移動を規正する調節用螺杆を設けることにより、穀物循
環行程の穀粒の流量を自動的に規正すると共に、各部の
作用能率をそれぞれ増大し、その脱秤・・選別作用を常
に良好に且安定に維持して精選穀粒を確実に且円滑迅速
に量産する装置を開発して提供せんとするものである。
本発明を実施例図について説明する。

第１図は脱秤選別装置の全体を図示したものであり、そ
の内部に籾殻風選室１を形成した箱形機枠２の上部一側
に一対の脱秤旧一ル３、４を対架した脱秤室５を設け、
他側に揺動□ｌ盤６と振動装置から成る揺動選別機Ｔを
載置し、前記機枠２の側部に穀粒タンク８を吊架した揚
穀機９を立設して穀物循環行程を形成した脱祥選別装置
である。脱秤室５上部の供給ホッパー１０に穀粒（籾）
を没入して該装置の駆動部を起動する。

籾は供給口部１１の流量’調節弁１２の開口部を流下し
脱＃”ロール３、４間で脱秤され、その脱秤物は籾殼風
選室１内で風選別されて籾殼を機外に排出し、籾・玄米
の混合粒は籾玄米混合粒受樋１３から揚穀機９を介して
穀粒タンク８に揚穀され、該タンク８内の溜合粒はその
流下口１４から整流樋１５を介して各揺動選別盤６・・
・に供給される。各選別盤６・・・の混合粒は該盤面の
揺動選別作用により、高位側に玄米を流動すると共に、
低位側に籾を、またその中間に籾玄米の混合粒をそれぞ
れ流動しながら、揺動方向に対してほぼ直交する方向に
それぞれ流出し、その板端に設けた流路を介して玄米は
流路排出口１６からスロワー１７を介して機外に排出さ
れ、また籾玄米の混合粒は流路排出口１８から循環用流
下樋１９を流下し、前記風選室１の籾玄米混合粒と合流
し再び揺動選別盤６に返還され、また籾は流路排出口２
０からスロワー２１を経由して脱拌室５の供給ホッパー
１０に返還されて再脱秤されるように形成してある。次
に流量調節装置を第２図について説明する。

揚穀機９吐出口部の両側盤に設けた支軸２２、２２に横
架状梃子杆２３、２３の中央部をそれぞれ枢着し、その
一側端に穀粒タンク８を吊設すると共に他側端を調節自
在な弾機２４によつて固定し、穀粒タンク８の穀粒量の
増減によつて該タンク８が上下動するようにし、またタ
ンク８側壁に設けた止金具２５にワイヤーなどの連結部
材２６の一端を連結して固定される。次に脱秤機では、
脱秤１室５機枠の上部中央に供給口１１を設置しその士
部に供給ホツパ一１０を連結して一体的に形成し、供給
口部１１内には開閉板２７と回動杆２８から成る流量調
節弁１２を開閉自在に軸着すると共に、回動杆２８の端
部に前記連結部材２６の他端を連結して固定し、前記穀
粒タンク８の上下動により流量調節弁１２の開閉板２７
が開閉作動するように形成してある。

また、前記揚穀機９に設けた横架状梃子杆２３の途上に
は調節用螺杆２９を上下移動自在に装着し、該螺杆２９
の上下方向の調節によつて前記流量調節弁１２が任意の
開口限度内で開閉作動するように形成してある。・した
がつて、上記の脱秤・選別工程において、穀粒タンク８
はその穀粒量が増大するとその重量に応じて降下し、該
タンク８の下降動作によつて側壁の止金具２５に連結し
た連結部材２６が下部の流量調節弁１２の回動杆２８を
押圧して開閉板２７を回動し、その開口部は順次に閉塞
されて脱秤室５に流下する籾量が減少すると共に、上部
の穀粒タンク８は上昇する。

また穀粒タンク８の穀粒量が減少すると、該タンク８は
その重量に応じて土昇すると共に、連結部材２６が回動
杆２８を引張して開閉板２７を回動し、その開口部は順
次に開放されて逸秤１室５に流下する籾量が増大すると
共に、上部の穀粒タンク８は降下する。しかしながら、
本装置のように、脱秤・風選別・比重運（支）ｕの各行
程を組合せた複合機械では、各行程の処理能力はそれぞ
れ相違するものであり、また原料籾は品種・産地、育成
条件などによつてその粒形が変化するので、穀物循環行
程を円滑に流動させるには、その穀粒量を適度に調節す
る必要があり、また作業開始時には前記穀粒タンク８は
土限に浮土するからそのままの状態では脱稈機の流量調
節弁１２が全開して多量の穀粒を流下して脱称・風選別
が行われるので、脱拌．室５の脱桿ロール３，４が負荷
過剰によつてその回転を停止したり、また風選室１の風
選作用が乱れて籾玄米混合粒中に過量の夾雑物が混入し
、次行程の比重選選の選別度が低下するなどの欠陥を有
するものである。

そこで、本発明の流量調節装置は供給タンクの上下動に
よつて前配脱゛秤・室の供給口部に設けた流動調節弁が
開閉作動するように連結部材によつて相互を連結すると
共に、前記供給タンクを吊架した横架状梃子杆に該梃子
杆の上下動を規制する調節用螺杆を装着し、該螺杆の土
下方向の調節によつて前記流量調節弁が任意の開口限度
内で開閉作動するように構成したので、調節用螺杆を回
転操作して穀粒タンクの浮土する土限位置を規正するだ
けで、脱，秤１室の流量調節弁が関達的に調節されるの
で、前述の脱秤ロールの過剰負荷による回転停止や風選
作用における籾玄米混合粒中の夾雑物の混入、夾雑物混
入による比重選別作用の低下等は完全に防止でき、また
各部の作用能率をそれぞれ大幅に増大すると共に簡潔な
構造で流量調節の自動化が達成でき、その脱秤・選別作
用を常に良好に、かつ安定に維持して精選穀粒を確実に
且円滑迅速に量産できる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施態様を例示し、第１図は本装置の側
面図、第２図はその要部の側断面図である。 １・・・・・・籾穀風選室、２・・・・・・箱形機枠、
３・・・・・・脱．袢ロール、４・・・・・脱秤ロール
、５・・・・・脱袢室、６・・・・・・揺動選別盤、ｒ
・・・・・・揺動選別機、８・・・・・・穀粒タンク、
９・・・・・・揚穀機、１０・・・・・・供給ホツパ一
、１１・・・・・・供給口部、１２・・・・・・流量調
節弁、１３・・・・・・籾玄米混合粒受樋、１４・・・
・・・流下口、１５・・・・・・整流樋、１６・・・・
・・流路排出口、１７・・・・・・スロワ一 １８・・
・・・・流路排出口、１９・・・・・・循環用流下樋、
２０・・・・・・流路排出口、２１・・・・・・スロワ
一２２・・・・・・支軸、２３・・・・・・横架状梃子
杆、２４・・・・・・弾機、２５・・・・・・止金具、
２６・・・・・・連結部材、２７・・・・・・開閉板、
２８・・・・・・回動杆、２９・・・・・・調節用螺杆
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 一対の脱■ロールを軸架した脱■室の下部に設けた
   籾殼風選室の籾玄米混合粒受樋の混合粒を揚穀機に吊架
   した供給タンクを介して揺動選別盤に供給し、該選別盤
   から排出する穀粒を籾・籾玄米・玄米に分離選別する装
   置において、前記供給タンクの上下動によつて前記脱■
   室の供給口部に設けた流量調節弁が開閉作動するように
   連結部材によつて相互を連結すると共に、前記供給タン
   クを吊架した横架状梃子杆に該梃子杆の上下動を規制す
   る調節用螺杆を装着し、該螺杆の上下方向の調節によつ
   て前記流量調節弁が任意の開口限度内で開閉作動するよ
   うにした脱■選別装置の流量調節装置。