JPS5939942Y2 - 化粧用塗布具 - Google Patents

化粧用塗布具

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JPS5939942Y2
JPS5939942Y2 JP4052482U JP4052482U JPS5939942Y2 JP S5939942 Y2 JPS5939942 Y2 JP S5939942Y2 JP 4052482 U JP4052482 U JP 4052482U JP 4052482 U JP4052482 U JP 4052482U JP S5939942 Y2 JPS5939942 Y2 JP S5939942Y2
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hole
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concave
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憲司 中村
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、塗布部と柄からなる化粧用塗布具に関し、特
に、塗布部が発泡体等の多孔質からなる化粧用塗布具に
関するものである。
〔従来の技術〕
化粧料の含みが良く且つ弾性に富む、発泡ポリウレタン
や発泡ゴム等の素材が、従来から、メイクアップ化粧の
塗布具の塗布材として、特に目や頬部分を化粧するため
の塗布材として、多用されている。
このような化粧用塗布具は、一般に、塗布部と柄からな
っており、柄の先端に孔を形成し、一方柔軟な合成樹脂
製の中芯体を発泡体で包み塗布部を形成し、柄の先端の
孔に接着剤を塗布し、塗布部を孔に挿入し接着している
(例えば特開昭55−5605公報の従来技術の説明)
しかるに、柄の孔への接着剤の塗布および塗布部の孔へ
の挿入、接着加工は、塗布部が発泡弾性素材でできてい
るために所定の寸法とし難く、また固定も行い難く、全
て手作業で行う必要がある。
従って、生産性が非常に低いという問題がある。
また、柄の先端の孔に接着剤を塗布し、塗布部を孔に挿
入し接着する時点で、接着剤が孔からはみたし、出来上
った製品が不良品となったり、接着剤が乾燥するまでに
塗布部が柄に対して動いて、変形したまま固定されて、
不良品になったりすることがある。
また、柄の材質に応じて接着剤を選定せねばならず慎重
である。
このような問題を解決するために本考案者は接着剤の種
類を種々変えることを試みたが、結果的に上述の問題は
解決できなかった。
また、接着剤のはみだしを防止するために、接着剤塗布
量を少なくすると、塗布部が柄にしつかり接着固定され
ず、塗布部が柄から抜けてしまったり、化粧料の塗布時
に塗布部がぐらついて使用性が悪い等の問題がある。
上述したような問題を解決するべく、本願出願人は先に
多孔質の塗布体を保持する中芯体の基部に凹凸を有する
掛かり部を形成し、金型の柄成形部内に掛かり部を有す
る塗布部をセットし、柄を成形することにより塗布部基
部と柄を一体化する化粧用塗布具の製造方法を提案した
(特開昭55−5605号公報)。
この提案方法では接着剤を用いないので、上述した接着
剤を使用することに附随する問題は解消した。
しかし、中芯体を発泡体で被覆し塗布部を形成し、この
状態で塗布部を金型にセットして射出成形し、塗布部と
一体に柄を成形するので、塗布部に使用する発泡体およ
び中芯体の材質並びに柄の材質につき、特に両者の溶融
点につき、特定の組合せを選定することが必要であり組
合せの自由度が制約される。
また、塗布部を金型にセットして射出成形するため作業
性が低下し易い。
更に、柄を射出成形する際に、塗布部の発泡体や中芯体
が溶融点以上の温度で溶融した柄用の合成樹脂の影響を
受け、色、弾性等の物性または形状が部分的に変化する
ことがあるという問題がある。
〔考案の解決しようとする問題点〕
上述した従来技術に附随する問題点を纏めると以下のこ
とが上げられ、本考案はこれらの問題点を解決しようと
するものである。
■ 塗布部が柄から抜けてしまったり、化粧料の塗布時
に塗布部がぐらつくこと。
■ 塗布部と柄の接合用接着剤が柄の孔からはみだし、
できあがった製品が不良品となったり、接着剤が乾燥す
るまでに塗布部が柄に対して動き、変形したまま固定さ
れて不良品になったりすること。
■ また、柄の材質に応じて接着剤を選定することが煩
わしいこと。
■ 更に、射出成形により塗布部と一体に柄を成形する
場合のように、塗布部に使用する発泡体の材質および柄
の材質につき特定の組合せとする必要があること。
■ 塗布部と柄との組合せの自由が低く化粧用塗布具に
多様性を持たせられないこと。
■ 作業性が低く、更に射出成形による塗布部の発泡体
にたいする影響がでることがあり、色、弾性等の物性お
よび形状が加熱部のみ部分的に変化すること。
〔考案の目的〕
本考案は、塗布部と柄からなる化粧用塗布具において、
接着剤を使用することなく、しかも上述の問題点を生ず
ることなく、塗布部と柄とをしっかりと接合でき、生産
性の高い化粧用塗布具を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案においては、塗布部と柄からなる化粧用塗布具に
おいて、塗布部が柔軟な合成樹脂材からなる中芯体と該
中芯体の一端を被覆する多孔質の塗布材とからなり、塗
布材から突出した中芯体の基部の局面に凹部または凸部
が形成され、前記柄の一端には柄の長手方向に延びる孔
が設けられ、前記孔の奥部の壁面には凸部または凹部が
形成され、前記孔の孔縁部側は孔縁部に向かって広がる
テーパー状の空間部となっており、前記孔の奥部に前記
中芯体の基部が挿入されて、前記中芯体の凹部または凸
部と前記孔の奥部壁面の凸部または凹部とが係合し、前
記孔のテーパー状空間部に前記塗布材の裾が収容されて
、前記孔縁部に塗布材が接触した状態で塗布部を柄に嵌
合保持している化粧用塗布具により上述した目的を達成
し、問題点を解消する。
〔作用〕
本考案においては、塗布材から突出した中芯体と、柄の
一端に形成した柄の長手方向に延びる孔との形状により
、嵌合機能を付与し、中芯体と柄とを嵌合保持すること
により接着剤を使用しないようにしている。
更に、柄の一端に形成した孔の孔縁部側は、孔縁部に向
かって広がるテーパー状の空間部となっており、中芯体
を容易に柄の孔に挿入でき、しかも、このテーパー状空
間部に前記塗布材の裾が収容される。
従って、孔縁部に塗布材が接触した状態で塗布部を柄に
嵌合保持することになり、塗布部の柄体への保持機能が
確実となる。
また、柔軟な合成樹脂材からなる中芯体の一端を塗布材
で被覆する場合、塗布材の裾は塗布材の端縁(すなわち
、塗布用シートを塗布部の寸法に合せて裁断した際の切
断端面)を利用することが通常であるので、エツジが付
いたままであり、このままであると、この裾部により化
粧時に皮膚を傷付ける虞があるが、本考案によれば塗布
材の裾が柄の一端に形成した孔のテーパー状空間部にす
っぽりと収容され柄体の外部に出ないので、皮膚を傷付
ける虞もなく、安全な化粧用塗布具が得られる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図示した添附図面を参照して本
考案を詳細に説明する。
第1図は本考案の化粧用塗布具の塗布部の断面図であり
、塗布部は中芯体1と塗布材2とからなる。
中芯体1は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエス
テル、ポリアミド、ポリビニルクロライド、ポリウレタ
ン等の柔軟性を有する熱可塑性樹脂材からなる。
中芯体1の先端はラケット形状に近い薄板状に形成され
ており、ラケットの握手部に相当する箇所が中芯体1の
基部4となっている。
なお、中芯体1の形状は、化粧用塗布具の使用目的に応
じて、円形、円柱形、円錐系、楕円形、トラック形、矩
形、三角形、菱形等任意の形状とできる。
塗布材2は、発泡ポリウレタン、発泡ゴム、発泡PVA
、発泡PVC1不織布もしくは織布等の多孔質材、また
は多孔質材の上面に植毛荒し加工、植ね処理したものを
用い、重合した塗布材2のシートで中芯体1を挾み、中
芯体1を中心として所望形状に融断抜き加工して、基部
4を除いた中芯体10表面を被覆している。
なお、塗布材2のシート重合時に中芯体10表面に接着
剤を塗布しておくことにより、中芯体1と塗布材2との
相対移動を完全に防止できる。
塗布材2から突出した中芯体1の基部4の周面には凹部
(凹型の溝)または凸部(凸型のリプ)が形成されてい
る。
この凹凸部5を形成することは、射出成形金型から無理
抜きし、または割り金型を用いることにより行える。
凸部または凹部の数は単数でも大きな効果を上げること
ができる。
凹凸部5の形状は、横リブ形状でもよく、また、縦方向
の凹凸リプとしてもよい。
第2図は本考案の柄6の断面図である。
柄6の材質は適宜選定可能であるが、後述のように一端
部に孔9を形成するので、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、アクリルニトリル、アクリルニトリルブタジェン、
ポリスチレン等の合成樹脂材とすることが好ましい。
柄6の一端には柄6の長手方向に延びる孔9が設けられ
、孔9は孔縁部8に向かって広がりテーパー状の空間部
10を形状している。
孔9の奥部11の壁面には、中芯体1の基部4に形成し
た凹部5または凸部5と係合可能な凸部7または凹部7
が、孔9の奥部11の壁面に形状されている。
従って、孔9の奥部11に形成される凹凸部7と中芯体
10基部に形成される凹凸部5とは互いに相反する形状
を呈しており、強制的に係合される寸法に形成するもの
である。
また、縦リブの状態でも同じようにする。
以上のように構成した柄6の孔9の奥部に、第3図に示
すように、塗布部の中芯体10基部4を挿入する。
中芯体1の凹部5または凸部5と、孔9の奥部11の壁
面の凸部7または凹部7とが互いに係合する。
孔9のテーパー状空間部10には塗布部の塗布材2の裾
3が収容されて、柄6の孔縁部8により塗布材2が覆わ
れ、且つ塗布材2は孔縁部8に接触した状態で柄6vC
嵌合保持されて、本考案の塗布具が構成される。
上述した実施例においては、柄の一端に塗布部を有して
いたが、本考案は柄の両端に塗布部を有する化粧用塗布
具にも適用可能である。
この場合には柄の両端にそれぞれ孔を形成し、合孔の壁
面には凸部または凹部を形成し、孔の孔縁部側は孔縁部
に向かって広がるテーパー状の空間部とする。
前述の実施例と同様に、塗布材から突出した中芯体の基
部の周囲に凹部または凸部を形成し、合孔の奥部にそれ
ぞれ中芯体の基部を挿入して、中芯体の凹部または凸部
と孔の奥部壁面の凸部または凹部とを係合させ、孔のテ
ーパー状空間部に前記塗布材の裾が収容されて、前記孔
縁部に塗布材が接触した状態で塗布部を柄に嵌合保持す
る。
〔考案の効果〕
■ 本考案では、中芯体の凹部または凸部と孔の奥部壁
面の凸部または凹部とを係合させ、孔縁部に塗布材が接
触した状態で塗布部を柄に嵌合保持したので、塗布部が
柄から抜けることがなく、化粧料の塗布時に塗布部がぐ
らつくこともない。
加えて、本考案によれば塗布材の裾が柄の一端に形状し
た孔のテーパー状空間部にすっぽりと収容され柄体の外
部に出ないので、皮膚を傷付ける虞もなく、安全な化粧
用塗布具が得られる。
■ 本考案では中芯体と柄との接合に接着剤を用いてい
ないので、塗布部と柄の接合用接着剤が柄の孔からはみ
たすことはなく、できあがった製品が接着剤のはみだし
により不良品とならず、接着剤が乾燥するまでに塗布部
が柄に対して動き変形したまま固定され不良品になった
すせず、良好な化粧用塗布具が得られる。
■ また、本考案では接着剤を用いないので、柄の材質
に応じて接着剤を選定するという煩わしさもなく、化粧
用塗布具の設計の自由度が大幅に拡大する。
■、更に、射出成形により塗布部と一体に柄を成形する
場合のように、塗布部に使用する発泡体の材質および柄
の材質につき特定の組合せとする必要がなく、本考案に
よれば化粧用塗布具の設計上の自由度が多く、化粧用塗
布具に多様性を持たせられる。
■ 本考案によれば塗布部と柄とをそれぞれを作ってか
ら嵌合組合せればよい。
従って、塗布部と柄とをそれぞれ独立して連続的に生産
可能である。
それ故、作業性が高く、更に射出成形による塗布部の発
泡体にたいする影響もなく、色、弾性等の物性および形
状が部分的に変化することがない。
従って、本考案によれば塗布部と柄からなる化粧用塗布
具において、接着剤を使用することなく、塗布部と柄と
をしっかりと接合でき、生産性の高い化粧用塗布具を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の化粧用塗布具の塗布部の断面図、第2
図は本考案の柄の断面図、第3図は本考案の化粧用塗布
具の断面図である。 1・・・中芯体、2・・・塗布材、3・・・塗布材の裾
、4・・・中芯体基部、5,7・・・凹凸部、6・・・
柄、8・・・孔縁部、9・・・孔、10・・・テーパー
状の空間部、11・・・孔の奥部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 塗布部と柄からなる化粧用塗布具において、塗布部が柔
    軟な合成樹脂材からなる中芯体1と該中芯体1の一端を
    被覆する多孔質の塗布材2とから。 なり、塗布材2から突出した中芯体1の基部4の周面に
    凹部または凸部5が形成され、前記柄6の一端には柄6
    の長手方向に延びる孔9が設けられ、前記孔9の奥部1
    1の壁面には凸部または凹部7が形成され、前記孔9の
    孔縁部側は孔縁部8に向かって広がるテーパー状の空間
    部10となっており、前記孔9の奥部11に前記中芯体
    1の基部4が挿入されて、前記中芯体1の凹部または凸
    部5と前記孔9の奥部11壁面の凸部または凹部Tとが
    係合し、前記孔9のテーパー状空間部10に前記塗布材
    2の裾3が収容されて、前記孔縁部8に塗布材2が接触
    した状態で塗布部を柄6に嵌合保持していることを特徴
    とする化粧用塗布具。
JP4052482U 1982-03-23 1982-03-23 化粧用塗布具 Expired JPS5939942Y2 (ja)

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JP4052482U JPS5939942Y2 (ja) 1982-03-23 1982-03-23 化粧用塗布具

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Publication Number Publication Date
JPS58145118U JPS58145118U (ja) 1983-09-30
JPS5939942Y2 true JPS5939942Y2 (ja) 1984-11-10

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ID=30051739

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JP (1) JPS5939942Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007044500A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Geka Brush Gmbh 化粧品のための塗布具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007044500A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Geka Brush Gmbh 化粧品のための塗布具

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JPS58145118U (ja) 1983-09-30

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