JP2016010678A - 化粧料塗布具 - Google Patents

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Abstract

【課題】瞼に違和感を与え難く、目頭から目尻に亘って瞼に化粧料を均一に塗布することができる化粧料塗布具を提供すること。
【解決手段】本発明の化粧料塗布具1Aは、塗布部3から延びる軸体4と、軸体4の先端側に塗布体5とを備える。軸体4は、塗布体5の内部にて、分岐する分岐部43と、分岐部43から一方に分岐して延出する第1軸部44と、他方に分岐して延出する第2軸部45とを有する。第1軸部44及び第2軸部45は、把持部2から延びる軸体4より先端側にのみ延出する。化粧料塗布具1Aは、塗布体5の投影面積が最も広くなる状態で、第1軸部44の外縁と塗布体5の輪郭との間隔が異なる部分を有するか、第2軸部45の外縁と塗布体5の輪郭との間隔が異なる部分を有するか、又は第1軸部44の先端と第2軸部45の先端とを結んだ仮想直線IL3に対して、塗布体5の輪郭が外方に凸状に張り出す部分を1つ有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、化粧料を対象物に塗布するために用いられる化粧料塗布具に関する。
従来より、例えば、アイシャドウを瞼に塗布するために用いられる化粧料塗布具として、該化粧料塗布具の軸体の先端に設けられた塗布体を、ウレタン樹脂或いは合成樹脂等の材料で形成し、該塗布体が弾性変形可能となっている化粧料塗布具が知られている(特許文献1,2,3)。
たとえば、特許文献1には、塗布体を取り付ける軸体の先端部の形状を楕円球状の回転体に形成し、該楕円球状の軸体の先端部を覆う、ウレタン樹脂等の材料で形成された塗布体の形状を、楕円球状とした化粧料塗布具が記載されている。また、特許文献2,3には、塗布体を取り付ける軸体の先端部を二股形状に形成した化粧料塗布具が記載されている。
特開2010-46299号公報 実開平1-101415号公報 特開平1-277504号公報
特許文献1に記載の化粧料塗布具によれば、塗布体の形状が楕円球状であるので、化粧料を目的に応じた塗布量で塗布することができる。しかし、塗布体を取り付ける化粧料塗布具の軸体が1本の棒状に形成されているので、凸状のカーブを描く瞼に化粧料を塗布する際に、塗布体を瞼の形状に沿わせることが難しかった。このように塗布体を瞼の形状に沿わせることができないと、瞼に硬い違和感を与えてしまう。また、目頭から目尻に亘って瞼に化粧料を均一に塗布することが難しい。
一方、特許文献2,3に記載の化粧料塗布具は、塗布体を取り付ける軸体の先端部が二股形状に形成されている。その為、一方の軸体の先端部側を瞼の上側に位置させ、他方の軸体の先端部側を瞼の下側に位置させることで、ウレタン樹脂等製の塗布体を瞼のカーブに沿うように変形させることができる。このように塗布体を瞼のカーブに沿うように変形できれば、瞼に違和感を与え難く、目頭から目尻に亘って瞼に化粧料を均一に塗布することができる。
しかし、特許文献2,3に記載の化粧料塗布具は、塗布体を取り付ける軸体の先端部の二股形状が、塗布体の先端に向かってのみ延出しておらず、塗布体の後端に向かって延出していたり、二股形状の先端部が幅方向に太くなったりしている。その為、平面視した時、塗布体内部で軸が存在しない連続したまとまった領域の面積が狭いので、例えば塗布体を瞼に当てた時に、塗布体が瞼の立体形状に沿って適切に変形することができず、部分的に塗布体と肌との接触圧力が高まるために、使用者に違和感を与えたり、綺麗に塗布することが難しかったりしていた。あるいは塗布体を肌上で滑らせた時に、部分的に摩擦力が高まるために、瞼の皮膚が引っ張られて皺が寄って化粧料がムラ付きしたりしていた。更に、化粧料を塗布した後の仕上がりが十分考慮されておらず、軸体の形状や配置が不適切なので、所望する濃淡や暈しを得るためには、使用者に高度な技量が求められ、あるいは綺麗なグラデーション効果を得るためには何度も繰り返し塗布する必要があった。
したがって本発明は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る化粧料塗布具に関する。
本第1発明は、把持部と塗布部とを備える化粧料塗布具であって、前記塗布部は、前記把持部から延びる軸体と、該軸体の先端側に該軸体を覆う変形可能な部材で構成された塗布体とを備えており、前記軸体は、前記塗布体の内部において、該軸体が分岐する分岐部と、該分岐部から一方に分岐して延出する第1軸部と、該分岐部から他方に分岐して延出する第2軸部とを有し、前記第1軸部及び前記第2軸部は、前記把持部から延びる軸体より先端側にのみ延出しており、前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記第1軸部の外縁と前記塗布体の輪郭との間隔が異なる部分を有するように該輪郭が外方に凸状に張り出しているか、前記第2軸部の外縁と前記塗布体の輪郭との間隔が異なる部分を有するように該輪郭が外方に凸状に張り出しているか、又は該第1軸部の先端と該第2軸部の先端とを結んだ仮想直線に対して、前記塗布体の輪郭が外方に凸状に張り出す部分を少なくとも1つ有している化粧料塗布具を提供するものである。
また、本第2発明は、把持部と塗布部とを備える化粧料塗布具であって、前記塗布部は、前記把持部から延びる軸体と、該軸体の先端側に該軸体を覆う弾性材で構成された塗布体とを備えており、前記軸体は、前記塗布体の内部において、該塗布体の先端に向かってのみ延出する第1軸部及び第2軸部を有し、前記第1軸部及び前記第2軸部は、前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、互いの間隔が、前記塗布体の先端に向かって広くなっている化粧料塗布具を提供するものである。
本第1発明及び本第2発明によれば、例えばアイシャドウの化粧料塗布具として用いると、塗布体を瞼のカーブに沿うように変形でき、瞼に違和感を与え難く、目頭から目尻に亘って瞼に化粧料を均一に塗布することができる。その結果、化粧時間を短縮することができる。
図1は、本第1発明の1実施形態である化粧料塗布具の斜視図である。 図2は、図1に示す化粧料塗布具の塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態での平面図である。 図3は、図2に示すIII−III線断面図である。 図4(a)は図1に示す化粧料塗布具の使用状態の例を示す説明図であり、図4(b)は図4(a)の使用状態の断面を示す図である。 図5は、本第1発明の別の実施形態である化粧料塗布具の塗布部の斜視図である(図1相当図)。 図6は、図5に示す化粧料塗布具の塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態での平面図である(図2相当図)。 図7は、図6に示すVII−VII線断面図である(図3相当図)。 図8は、本第1発明の更に別の実施形態である化粧料塗布具の塗布部の斜視図である(図1相当図)。 図9は、図8に示す化粧料塗布具の塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態での平面図である(図2相当図)。 図10は、図9に示すX−X線断面図である(図3相当図)。 図11は、本第1発明の別の実施形態である化粧料塗布具の塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態での平面図である(図2相当図)。 図12は、本第1発明の更に別の実施形態である化粧料塗布具の塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態での平面図である(図2相当図)。 図13は、本第1発明のまた別の実施形態である化粧料塗布具の塗布部の斜視図である(図1相当図)。 図14は、図13に示す化粧料塗布具の塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態での平面図である(図2相当図)。 図15は、図14に示すXV−XV線断面図である(図3相当図)。 図16は、本第1発明のまた別の実施形態である化粧料塗布具の塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態での平面図である(図2相当図)。 図17は、本第1発明の更に別の実施形態である化粧料塗布具の塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態での平面図である(図2相当図)。 図18は、本第2発明の実施形態である化粧料塗布具の塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態での平面図である(図2相当図)。 図19は、本第2発明の別の実施形態である化粧料塗布具の塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態での平面図である(図2相当図)。
以下、本第1発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1には、本第1発明の一実施形態である化粧料塗布具1Aの斜視図が示されている。図1に示すように、本実施形態の化粧料塗布具1A(以下、単に「化粧料塗布具1A」ともいう。)は、把持部2と塗布部3とを備えている。そして、塗布部3は、把持部2から延びる軸体4と、軸体4の先端側に軸体4を覆う変形可能な部材で構成された塗布体5とを備えている。ここで、軸体4の先端側とは、軸体4における把持部2側とは反対側の部分を意味する。以下の説明においては、図2に示すように、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、化粧料塗布具1Aの把持部2の延びる長手方向をX方向、長手方向(X方向)に直交する幅方向をY方向として説明する。また、図2に示す長手方向(X方向)及び幅方向(Y方向)からなる面方向に直交する方向である化粧料塗布具1Aの厚み方向を、図3に示すように、Z方向として説明する。また、図1〜図2に示すように、長手方向(X方向)については、化粧料塗布具1Aの塗布体5側を上側或いは先端側として説明し、把持部2側を下側として説明する。尚、化粧料塗布具1Aにおいては、化粧料塗布具1Aの把持部2の延びる長手方向(X方向)と塗布体5の長手方向とは同じ方向であり、塗布体5の長手方向に直交する幅方向と化粧料塗布具1Aの幅方向(Y方向)とは同じ方向である。
把持部2は、化粧料を塗布する際に直接指で持つ部材であり、その上端側に塗布部3が設けられている。把持部2の下端側には、化粧料塗布具1Aにおいては、何ら設けられていないが、例えば、化粧の際に用いる化粧用ブラシ等を設けてもよく、別の塗布部3をもう一個設けてもよい。把持部2は、指で持つことができる形状であれば任意の形状でよく、化粧料塗布具1Aにおいては、図1に示すように、Z方向に厚みのある長手方向(X方向)に細長い直方体形状に形成されている。把持部2は、プラスチック、或いは金属からなる。把持部2は、その上端において塗布部3の軸体4と連続している。把持部2と軸体4とは、同一材料から一体的に形成されていてもよく、或いは予め製造された2つの部材を公知の手段によって連結させて構成されていてもよい。
塗布部3の軸体4は、図1,図2に示すように、把持部2の上端(先端)に形成されており、把持部2から長手方向(X方向)に延びている。軸体4は、プラスチック、或いは金属から形成されており、化粧料の塗布操作時に塗布部3に加わる外力によって撓む点からプラスチック材料の成型によって形成されているものが好ましい。軸体4の材料としては、溶融成型可能な材料を特に制限なく用いることができる。たとえば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ナイロン等のポリアミド樹脂、ABS樹脂、ポリアセタール等を用いることができる。また、ポリエステルエラストマー、ポリウレタンエラストマー等の熱可塑性エラストマーを用いることができる。
後述する分岐部43、第1軸部44及び第2軸部45を含む軸体4の断面形状は、円形、楕円、四角形等特に制限なく用いることができ、Z方向の厚みが、把持部2の厚みよりも薄い形状が好ましい。その場合の軸体4は、その厚み(Z方向)が、0.2mm以上3mm以下であることが好ましく、また、軸体4は、その幅(Y方向)が1mm以上10mm以下であることが好ましい。なかでも、軸体4の幅が、厚みよりも長い、板状の断面形状が好ましい。
また、軸体4の先端側(上端側)には、軸体4を覆う塗布体5が設けられている。従って、軸体4は、塗布体5で覆われた軸体の部分41と、塗布体5で覆われていない部分42とを有している。
塗布部3の軸体4は、図1,図2に示すように、塗布体5の内部において、軸体4が分岐する分岐部43と、分岐部43から一方に分岐して延出する第1軸部44と、分岐部43から他方に分岐して延出する第2軸部45とを有している。好適には、軸体4は、把持部2とは反対側において、軸体4が分岐する分岐部43と、分岐部43から一方に分岐して延出する第1軸部44と、分岐部43から他方に分岐して延出する第2軸部45とを有している。即ち、軸体4の先端側は、分岐部43から分岐して第1軸部44及び第2軸部45からなる二股形状となっている。尚、分岐部43を明確に区別する際には、分岐部43とは、軸体4の先端側にて第1軸部44及び第2軸部45に均等に分岐し始める位置を意味する。そして、化粧料塗布具1Aにおいては、第1軸部44及び第2軸部45のみならず、軸体4の分岐部43も塗布体5で覆われており、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、第1軸部44、第2軸部45及び分岐部43を含んでいる。
軸体4の第1軸部44及び第2軸部45は、把持部2から延びる軸体4より先端側にのみ延出している。言い換えれば、第1軸部44及び第2軸部45は、塗布体5の先端に向かってのみ分岐部43から分岐して延出している。ここで、第1軸部44及び第2軸部45が「塗布体5の先端に向かってのみ」延出しているとは、後述する塗布体5の長手方向(X方向)の先端側の端縁(以下、「上端縁」とも言う。)5e1に向かってのみ連続して延出している形態のみを意味する。更に、第1軸部44及び第2軸部45が塗布体5の上端縁5e1に向かってのみ連続して延出しているとは、第1軸部44及び第2軸部45が、塗布体5の長手方向(X方向)の下端縁5e2側に屈曲したり、連続して延出している途中、或いは、先端に、軸部の幅が広くなったりすることなく、上端縁5e1に向かって一方向に連続していることを意味する。
また、化粧料塗布具1Aの第1軸部44及び第2軸部45は、図2に示すように、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、第1軸部44の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tが異なる部分を有するように輪郭5Lが外方に凸状に張り出しており、第2軸部45の外縁45oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tが異なる部分を有するように輪郭5Lが外方に凸状に張り出している。好適には、第1軸部44における、塗布体5の長手方向(X方向)に沿う一側縁5s1に沿って延びている領域での外縁44oと、塗布体5の輪郭5Lを形成する該一側縁5s1との間隔tが、一定でなく、異なる部分を有しており、一側縁5s1側の輪郭5Lが、幅方向(Y方向)外方に凸状に張り出している。また、第2軸部45における、塗布体5の長手方向(X方向)に沿う他側縁5s2に沿って延びている領域での外縁45oと、塗布体5の輪郭5Lを形成する該他側縁5s2との間隔tが、一定でなく、異なる部分を有しており、他側縁5s2側の輪郭5Lが、幅方向(Y方向)外方に凸状に張り出している。いる。ここで、「間隔t」とは、外縁44oにおけるある一点と、該一点に最も近い塗布体5の輪郭5Lの部位とを直線で結んだ距離のことを意味する。
図2に示す塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、第1軸部44の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tにおける最大値(tmax)は、0.3mm以上8mm以下であることが好ましく、0.5mm以上5mm以下であることが更に好ましい。前記間隔tにおける最小値(tmin)は、0.1mm以上7mm以下であることが好ましく、0.2mm以上4mm以下であることが更に好ましい。そして、最大値(tmax)に対する最小値(tmin)の割合((tmin/tmax)×100)は、5%以上80%以下であることが好ましく、10%以上70%以下であることが更に好ましい。化粧料塗布具1Aの前記間隔tにおける最小値(tmin)は、第1軸部44の先端近傍の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔であり、前記間隔tにおける最大値(tmax)は、第1軸部44の屈曲部近傍の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔である。第2軸部45の最大値(tmax)及び最小値(tmin)も、第1軸部44の最大値(tmax)及び最小値(tmin)と同じである。
更に、化粧料塗布具1Aの第1軸部44及び第2軸部45は、図2に示すように、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、第1軸部44の先端と第2軸部45の先端とを結んだ仮想直線IL3に対して、塗布体5の輪郭5Lが外方に凸状に張り出す部分を少なくとも1つ有している。好適には、化粧料塗布具1Aにおいては、仮想直線IL3に対して、塗布体5の輪郭5Lが一箇所、後述する仮想基準軸IL1に沿って長手方向(X方向)前方に凸状に張り出している。化粧料塗布具1Aにおいては、前方に張り出す塗布体5の輪郭5Lと仮想直線IL3との間隔における最大値(tmax1)は、上述した第1軸部44の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tにおける最大値(tmax)よりも大きく形成されており、0.5mm以上15mm以下であることが好ましく、2mm以上10mm以下であることが更に好ましい。
また、図2に示す塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、第1軸部44の内縁44iと第2軸部45の内縁45iとで囲まれた空洞領域Tが、20mm2以上700mm2以下であることが好ましく、40mm2以上500mm2以下であることが更に好ましい。ここで、「空洞領域T」とは、第1軸部44の先端及び第2軸部45の先端を結ぶ直線と、第1軸部44の内縁44iと第2軸部45の内縁45iとで囲まれた領域を意味する。このように空洞領域T内には、軸体4が配されておらず、空洞領域Tは、塗布体5のみで構成されている領域となっている。
また、化粧料塗布具1Aにおける第1軸部44及び第2軸部45は、図2に示すように、分岐部43における軸体4の軸回りに、対称に配置されている。ここで、第1軸部44及び第2軸部45が「対称」に配置されているとは、軸体4が分岐し始める位置である分岐部43中心を通る仮想基準軸IL1、即ち、軸体4における分岐部43の幅(Y方向)中心点で、且つ分岐部43の厚み(Z方向)中心点を通るX方向に平行な仮想基準軸IL1の軸回りに、第1軸部44及び第2軸部45が「対称」に配置されている。そして「対称」とは、分岐部43から分岐する第1軸部44の道のりと第2軸部45の道のりとが同じ形態であり、分岐部43から分岐する第1軸部44の厚みと第2軸部45の厚みとが同じ形態であり、且つ、第1軸部44の材質と第2軸部45の材質とが同じ形態であることを意味である。
また、化粧料塗布具1Aにおける第1軸部44及び第2軸部45は、図2に示すように、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、互いの間隔が、塗布体5の先端に向かって広くなっている。更に好適には、化粧料塗布具1Aの塗布体5で覆われた軸体の部分41は、軸体4における塗布体5で覆われていない部分42から該部分42と同じ厚みで均一に長手方向(X方向)に平行に延在し、分岐部43から分岐部43と同じ均一な厚みで塗布体5の先端側に向かって二股形状に分岐する第1軸部44及び第2軸部45を有している。第1軸部44は、分岐部43から塗布体5の長手方向(X方向)に沿う両側縁5s1,5s2の内の一方の一側縁5s1に向かって屈曲したのち該一側縁5s1に向かって延在している。更に、第1軸部44は、塗布体5の長手方向(X方向)の上端縁5e1に向かって屈曲したのち一側縁5s1に沿って上端縁5e1近傍まで延在している。第1軸部44は、分岐部43から分岐して同幅で連続して延びている。一方、第2軸部45は、分岐部43から塗布体5の長手方向(X方向)に沿う両側縁5s1,5s2の内の他方の側縁5s2に向かって屈曲したのち該他側縁5s2に向かって第1軸部44と同じ長さに延在している。更に、第2軸部45は、塗布体5の長手方向(X方向)の上端縁5e1に向かって屈曲したのち他側縁5s2に沿って、第1軸部44との間隔が漸次広くなるように、第1軸部44と同じ長さで上端縁5e1近傍まで延在している。第2軸部45は、分岐部43から分岐して第1軸部44と同幅で連続して延びている。
尚、化粧料塗布具1Aの第1軸部44及び第2軸部45は、先端において、接しない。
塗布体5は、図1,図2に示すように、軸体4の部分41(化粧料塗布具1Aにいては第1軸部44、第2軸部45及び分岐部43を含む部分)を覆っており、接着剤等の公知の手段によって固定されている。塗布体5は、変形可能な部材で構成されており、化粧料の塗布操作時に塗布部3に加わる外力によって変形可能になっている。この目的のために、塗布体5は、中実体、中空体、或いは多孔質体で形成されていることが好ましい。ここで、中実体としては、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム等の合成ゴム、天然ゴム、又はシリコーン等の熱可塑性エラストマー等が挙げられる。なかでも、弾性変形可能な弾性材が好ましい。また、多孔質体としては、抽出法、化学処理法、発泡法などによって製造されるものが挙げられ、材質としては、ポリウレタン、ポリエーテル、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン,EVA、ラテックス、シリコーン、シリコーンエラストマー等が挙げられる。なかでも、抽出法、発泡法で製造されるものが好ましく、気泡形状としては、閉塞気泡、半閉塞気泡を含むものである。また、中空体としては、前述した中実体又は多孔質体を形成する材質、不織布・フェルト等の生地を用いて、中空又は袋状に形成したものを用いて、軸体4の部分41と塗布体5との間に空間を設けたもの等が挙げられる。また、塗布体5は、植毛としては、静電植毛を行って植毛を形成しても良く、軸体4に接着剤を塗布した後に、公知の方法で繊維を静電植毛しても良い。該繊維の材質としては、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂からなる合成樹脂繊維、レーヨン等の半合成繊維、あるいは動物の毛などの天然繊維を用いることができる。該繊維の材質は、塗布対象部位、あるいは使用する化粧料の種類に応じて、適切なものが選択される。なかでもナイロン等の合成樹脂繊維及びレーヨン等の半合成繊維が好ましい。
塗布体5の形状について更に好適には、塗布体5は、図2に示すように、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、長手方向(X方向)に沿う両側縁5s1,5s2と、長手方向(X方向)の上端縁5e1と、長手方向(X方向)の下端縁5e2とを有している。化粧料塗布具1Aにおいては、両側縁5s1,5s2の内、塗布体5で覆われた第1軸部44に近い側の一側縁5s1の長さと、塗布体5で覆われた第2軸部45に近い側の他側縁5s2の長さとが同じになっている。また、塗布体5は、図2に示す塗布体5の状態を基準として、塗布体5の最も幅広の部位(幅方向(Y方向)の長さが最も長い部位)の中心P(該最も長い部位の半分の位置)を通る塗布体5の長手方向(X方向)に延びる仮想塗布体中心線IL2に対し、一側縁5s1側と他側縁5s2側とで対称な形状となっている。尚、化粧料塗布具1Aにおいては、塗布体5の仮想塗布体中心線IL2と、軸体4の仮想基準軸IL1とが一致しており、塗布体5の仮想塗布体中心線IL2上に、分岐部43における軸体4の幅中心の位置が配されている。
塗布体5の形状について更に好適には、図2に示すように、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5の両側縁5s1,5s2は、互いの長さが同じになっている。また、一側縁5s1の長手方向(X方向)の下端部の位置と、他側縁5s2の長手方向(X方向)の下端部の位置とは、長手方向(X方向)において、同じ位置に配されている。そして、一側縁5s1及び他側縁5s2は、それぞれ、仮想塗布体中心線IL2に対して外方に凸状となる曲線形状に形成されている。また、上端縁5e1の左右両端部は、一側縁5s1の上端部及び他側縁5s2の上端部と滑らかに連なっている。また、下端縁5e2の左右両端部は、一側縁5s1の下端部及び他側縁5s2の下端部と滑らかに連なっている。このように、塗布体5は、化粧料塗布具1Aにおいては、塗布体5が、仮想塗布体中心線IL2に対し、一側縁5s1側と他側縁5s2側とで対称な卵形状となっている。
塗布体5は、図2に示すように、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、上端縁5e1の端部と一側縁5s1の上端部とが繋がって形成される第1角部51、上端縁5e1の端部と他側縁5s2の上端部とが繋がって形成される第2角部52、下端縁5e2の端部と他側縁5s2の下端部とが繋がって形成される第3角部53、及び、下端縁5e2の端部と一側縁5s1の下端部とが繋がって形成される第4角部54とを有している。また、図2に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5は、第1角部51、第2角部52、第3角部53及び第4角部54以外に、上端縁5e1がX方向外方に凸に湾曲する第7角部57を有している。上端縁5e1は、仮想塗布体中心線IL2上に頂点を有する凸状に湾曲している。そして、図2に示す化粧料塗布具1Aにおいては、第1角部51及び第2角部52の曲率半径が同じで曲線の湾曲が最も緩やかになっており、第7角部57の曲線の湾曲が最も急になっている。尚、第3角部53及び第4角部54の曲率半径は同じである。このように仮想塗布体中心線IL2に対して対称に形成されていると、右瞼でも、左瞼でも、使う塗布面が限定されないので、塗布面5fの両面を使い、それぞれグラデーション効果を上下反転して使うことができるので、異なる化粧効果を施すことができる。このような効果を一層奏する観点から、第1角部51及び第2角部52の曲率半径は、共に、第3角部53及び第4角部54の曲率半径より大きく、同じ2mm以上20mm以下であることが好ましい。第3角部53及び第4角部54の曲率半径は、同じく、0.3mm以上10mm以下であることが好ましい。そして、第7角部57の曲率半径は、0.3mm以上10mm以下であることが好ましい。
塗布体5は、図2に示すように、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5における長手方向(X方向)の長さの最も長い部位の長さ(L)が、8mm以上30mm以下であることが好ましい。また、塗布体5における幅方向(Y方向)の長さの最も広い幅広の部位の全幅(W)が、3mm以上20mm以下であることが好ましい。更に、厚み方向(Z方向)の長さの最も厚い部位の厚みが、2mm以上10mm以下であることが好ましい。
また、図2に示す塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5の投影面積は、30mm2以上900mm2以下であることが好ましく、50mm2以上700mm2以下であることが更に好ましい。塗布体の投影面積に対する前記空洞領域Tの割合((T/前記投影面積)×100)は、第1軸部44及び第2軸部45が、把持部2から延びる軸体4より先端側にのみ延出し、第1軸部44と第2軸部45の間に空洞領域Tが特定面積あることで、瞼にアイシャドウを塗布する際に、瞼に違和感を与え難く、目頭から目尻に亘って瞼に化粧料を均一に塗布することができる観点から、15%以上90%以下であることが好ましく、20%以上70%以下であることが更に好ましく、25%以上50%以下であることが特に好ましい。
化粧料塗布具1Aは、図2に示すように、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5の最も幅広の部位にて、その幅広の部位の全幅(W)に対する、軸体4の第1軸部44の中心の位置(幅中心の位置)P1と第2軸部45の中心の位置(幅中心の位置)P2との間隔(d)の比(d/W)が、化粧料塗布具1Aを用いて化粧する際に、目の際から上に向って化粧料を暈すことができ、自然なグラデーションのあるメイクが実現できる点から、0.3以上であることが好ましく、0.5以上であることが更に好ましく、そして0.95以下であることが好ましく、0.85以下であることが更に好ましく、好適には、0.3以上0.95以下であることが好ましく、0.5以上0.85以下であることが更に好ましい。尚、塗布体5の最も幅広の部位まで、軸体4が延在していない場合には、該軸体4の先端部からX方向に延長させた状態を仮想して判断する。
また、化粧料塗布具1Aは、図1に示すように、塗布体5の両塗布面5f,5fが、略平面な形状となっている。ここで言う略平面とは、フラットな状態であれば良く、細かな波形状や凹凸があっても良い。そして、図3に示すように、塗布体5の最も幅広の部位にて、幅方向(Y方向)に沿って断面視して、塗布体5の両塗布面5f,5fを構成する一対の対向辺どうしの間隔が、一定となっている。更に好適には、塗布体5は、図3に示すように、塗布体5の最も幅広の部位にて幅方向(Y方向)に沿って断面視して、他側縁5s2を横切って厚み方向(Z方向)に延びる他側縁5s2側の輪郭端縁の両端部と両塗布面5f,5fを構成する一対の対向辺の両端部とが滑らかに連なっており、一側縁5s1を横切って厚み方向(Z方向)に延びる一側縁5s1側の輪郭端縁の両端部と両塗布面5f,5fを構成する一対の対向辺の両端部とが滑らかに連なって形成されている。塗布体5は、図3に示すように、他側縁5s2側の輪郭端縁の端部と塗布面5fを構成する辺の端部とが繋がって形成される第5角部55と、一側縁5s1側の輪郭端縁の端部と塗布面5fを構成する辺の端部とが繋がって形成される第6角部56とを有している。そして、化粧料塗布具1Aにおいては、第5角部55及び第6角部56は、曲率半径が同じで外方に凸の曲線形状に形成されている。このように形成されていると、第5角部55及び第6角部56の曲率半径が同じで比較的大きい場合は、塗布した化粧料の周囲を綺麗にぼかす効果が得られる。また、第5角部55及び第6角部56の曲率半径が同じで比較的小さい場合は、平面視で見た時の塗布体5の大きさと化粧料が塗布されて仕上がる大きさの範囲とがほぼ等しくなるので、使用者が塗布体5を当てる場所の見当を付け易く、また塗布した化粧料の周囲をはっきりと際立たせた仕上がりが得られる。このような効果を一層奏する観点から、第5角部55及び第6角部56の曲率半径は、0.1mm以上5mm以下であることが好ましい。
本実施形態の化粧料塗布具1Aは、例えば、ファンデーション、チーク、アイシャドウ等の化粧料を収容する化粧用コンパクトケースに収容されて使用される。好適には、化粧用コンパクトケースにおいて、前記化粧料を収容する化粧料収容部に隣接する塗布具収容部に収容されて、化粧用コンパクトケースとセットで使用される。
上述した本第1発明の実施形態の化粧料塗布具1Aを備える化粧用コンパクトケースを使用した際の作用効果について説明する。
上述した構成を有する化粧料塗布具1Aを取り出し、次に、化粧料収容部に収容された例えばアイシャドウのパレット上に化粧料塗布具1Aの塗布体5を滑らせ、塗布体5の塗布面5f上にアイシャドウを担持させる。ここで、化粧料塗布具1Aの軸体4は、図2に示すように、塗布体5の内部に第1軸部44及び第2軸部45を有し、第1軸部44及び第2軸部45が塗布体5の先端に向かってのみ分岐部43から分岐して延出している。その為、塗布体5の先端側(本実施形態の化粧料塗布具1Aにおいては塗布体5の上端縁5e1側)をパレット上で滑らせると、塗布面5fの表面全体に渡って均等にアイシャドウを担持させることができる。また塗布体5をより強い力でアイシャドウに押し付けて滑らせると、軸部44,45が配置されている付近の塗布面に、部分的により多くのアイシャドウを担持させることができる。また、図2に示すように、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、第1軸部44の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tが異なる部分を有しており、第2軸部45の外縁45oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tが異なる部分を有している。その為、瞼の目頭に配した後、目尻に向かって移動させると、瞼に塗布したアイシャドウにグラデーションが更に出易くなる効果を奏することができる。
次いで、図4(a)に示すように、片方の瞼を半分閉じた状態で、化粧料塗布具1Aの塗布体5を瞼の目頭から目尻に移動させて瞼にアイシャドウを塗布する。ここでアイシャドウを担持した塗布体5を有する化粧料塗布具1Aが、カーブした瞼の上に配されると、図4(b)に示すように、軸体4の第1軸部44及び第2軸部45に位置する塗布体5の部分が強く瞼に当接し、第1軸部44及び第2軸部45の間の領域に位置する塗布体5の部分が瞼のカーブに沿うように変形できる。従って、化粧料塗布具1Aを用いて瞼にアイシャドウを塗布する際に、瞼に違和感を与え難く、目頭から目尻に亘って瞼に化粧料を均一に塗布することができる。その結果、化粧時間を短縮することができる。
また、化粧料塗布具1Aの第1軸部44及び第2軸部45は、図2に示すように、塗布体5の先端に該当する上端縁5e1に向かって広くなっている。その為、より一層塗布体5の瞼への密着性が向上し、目頭から目尻に渡って瞼に塗布した化粧料の均一性をより高められる。また、図2に示すように、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、第1軸部44の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tが異なる部分を有しており、第2軸部45の外縁45oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tが異なる部分を有している。その為、瞼の目頭に配した後、目尻に向かって移動させると、瞼に塗布したアイシャドウにグラデーションが更に出易くなる効果を奏することができる。
また、化粧料塗布具1Aは、図2に示すように、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5の仮想塗布体中心線IL2と、軸体4の仮想基準軸IL1とが一致しており、仮想塗布体中心線IL2上に、分岐部43における軸体4の幅中心の位置が配されている。その為、目頭から目尻に渡って瞼の形に合わせて簡単に均一に塗布できる。
また、化粧料塗布具1Aは、図1に示すように、塗布体5の塗布面5fが略平面な形状となっている。その為、図4(a)に示すように、化粧料塗布具1Aを使用すると、塗布体5の塗布面5fの瞼への密着性が向上し、目頭から目尻に亘って瞼に化粧料を均一に塗布することができる。
また、化粧料塗布具1Aは、図2に示すように、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5の両側縁5s1,5s2の長さが互いに同じ長さとなっており、一側縁5s1及び他側縁5s2は、それぞれ、仮想塗布体中心線IL2に対して外方に凸状となる曲線形状に形成されている。その為、目頭側から目尻側に渡って瞼の形に合わせて簡単に均一に塗布できる。特に、化粧料塗布具1Aは、図2に示すように、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5の上端縁5e1は、仮想塗布体中心線IL2上に頂点を有する凸状に湾曲している。その為、瞼の形に合わせて簡単に均一に塗布できる。
本第1発明の化粧料塗布具は、上述した本実施形態の化粧料塗布具1A(図1〜図3に示す実施形態)に何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。
例えば、図5〜図7、図8〜図10、図11、図12、図13〜図15、図16、及び図17には、他の実施態様の化粧料塗布具1Aの例が示されている。図5〜図7、図8〜図10、図11、図12、図13〜図15、図16、及び図17に示す実施形態の化粧料塗布具1Aについては、上述した実施形態の化粧料塗布具1Aと異なる点について主として説明し、同様の点については同一の符号を付して説明を省略する。特に言及しない点については、上述した実施形態の化粧料塗布具1Aに関する説明が適宜適用される。また、図5〜図7、図8〜図10、図11、図12、図13〜図15、図16、及び図17に示す実施形態の化粧料塗布具1Aの効果については、上述した実施形態の化粧料塗布具1Aの効果と異なる点について説明し、特に説明しない点は、上述した実施形態の化粧料塗布具1Aの効果と同様である。尚、上述した図1〜図3に示す実施形態の化粧料塗布具1A、後述する図5〜図7、図8〜図10、図11、図12、図13〜図15、図16、及び図17に示す実施形態の化粧料塗布具1Aにおける各構成要件は、本第1発明の趣旨を損なわない範囲で、適宜組み合わせて実施できる。
図5〜図7に示す化粧料塗布具1Aにおいては、塗布体5の形状が、上述した図1〜図3に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5の形状と異なっている。更に好適には、図5〜図7に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5は、図6に示すように、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態においては、上述した図2に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5の形状と同じであるが、図7に示すように、塗布体5の最も幅広の部位にて、幅方向(Y方向)に沿って断面視した形状が異なっている。
好適には、図5に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5は、図7に示すように、塗布体5の最も幅広の部位にて幅方向(Y方向)に沿って断面視して、塗布面5f,5fを構成する一対の対向辺それぞれが、厚み方向(Z方向)外方に凸の曲線形状となっており、幅方向(Y方向)中央部で厚みが最も厚く、一側縁5s1側及び他側縁5s2側の厚みが同じ厚みとなっている。このように塗布体5が形成されているため、図5に示す化粧料塗布具1Aは、パレット上で滑らせて化粧料を塗布体5に担持させる際、中央部により多くの化粧料を担持することができ、例えばそれを用いて瞼に塗布する際にも、中央部により濃く塗布することができるので、本第1発明の一実施形態(図1〜図3に示す実施形態)とは異なる化粧表現が可能となる。尚、図7に示すように、厚み方向(Z方向)外方に凸の程度は、塗布面5f,5fを構成する一対の対向辺それぞれで同じでも異なっていてもよい。同じである場合には、各塗布面5fを構成する対向辺の曲率半径は、10mm以上80mm以下であることが好ましい。異なっている場合には、一方の塗布面5fを構成する対向辺の曲率半径は、10mm以上80mm以下であることが好ましく、他方の塗布面5fを構成する対向辺の曲率半径は、2mm以上50mm以下であることが好ましい。また、一方の塗布面5fが略平面で、他方の塗布面5fが湾曲形状であってもよい。
図6に示す化粧料塗布具1Aの第1軸部44の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tにおける最小値(tmin)は、第1軸部44の先端近傍の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔であり、前記間隔tにおける最大値(tmax)は、第1軸部44における屈曲部から塗布体5の一側縁5s1に沿って延びている部分の略中央部に位置する外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔である。第2軸部45の最大値(tmax)及び最小値(tmin)も、第1軸部44の最大値(tmax)及び最小値(tmin)と同じである。このように、図5に示す化粧料塗布具1Aは、図6に示すように塗布体5の投影面積が最も広くなる状態を基準として、第1軸部44の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tが異なる部分を有するように輪郭5Lが外方に凸状に張り出しており、第2軸部45の外縁45oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tが異なる部分を有するように輪郭5Lが外方に凸状に張り出している。
更に、図5に示す化粧料塗布具1Aにおいては、図6に示すように、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、第1軸部44の先端と第2軸部45の先端とを結んだ仮想直線IL3に対して、塗布体5の輪郭5Lが一箇所、仮想基準軸IL1に沿って長手方向(X方向)前方に凸状に、上述した第1軸部44の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tにおける最大値(tmax)よりも大きく張り出している。このように、図5に示す化粧料塗布具1Aは、図6に示すように塗布体5の投影面積が最も広くなる状態を基準として、仮想直線IL3に対して、塗布体5の輪郭5Lが外方に凸状に張り出す部分を1つ有している。
次に、図8〜図10に示す化粧料塗布具1Aは、図9に示すように、第1軸部44及び第2軸部45が、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5の先端に向かってX方向に平行に延在しており、互いの間隔が同じになっている。好適には、図9に示す状態において、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、軸体4における塗布体5で覆われていない部分42から該部分42と同じ厚みで均一に長手方向(X方向)に平行に延在し、分岐部43から分岐部43と同じ均一な厚みで塗布体5の先端側に向かって二股形状に分岐する第1軸部44及び第2軸部45を有している。第1軸部44は、分岐部43から塗布体5の長手方向(X方向)に沿う両側縁5s1,5s2の内の一方の一側縁5s1に向かって屈曲したのち該一側縁5s1に向かって延在している。更に、第1軸部44は、塗布体5の長手方向(X方向)の上端縁5e1に向かって屈曲したのち一側縁5s1に沿ってX方向に平行に上端縁5e1側に延在している。一方、第2軸部45は、分岐部43から塗布体5の長手方向(X方向)に沿う両側縁5s1,5s2の内の他方の側縁5s2に向かって屈曲したのち該他側縁5s2に向かって第1軸部44と同じ長さに延在している。更に、第2軸部45は、塗布体5の長手方向(X方向)の上端縁5e1に向かって屈曲したのち他側縁5s2に沿って、第1軸部44と平行に、第1軸部44と同じ長さで上端縁5e1側に延在している。第1軸部44及び第2軸部45は、分岐部43から分岐して互いに同幅で連続して延びている。このように、図8〜図10に示す化粧料塗布具1Aの第1軸部44及び第2軸部45は、図9に示すように、分岐部43における軸体4の軸回りに、対称に配置されている。
また、図8〜図10に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5は、図9に示すように、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、両側縁5s1,5s2の内、塗布体5で覆われた第1軸部44に近い側の一側縁5s1の長さが、塗布体5で覆われた第2軸部45に近い側の他側縁5s2の長さよりも長くなっている。このように、塗布体5は、図9に示す塗布体5の状態を基準として、仮想塗布体中心線IL2に対し、一側縁5s1側と他側縁5s2側とで非対称な形状となっている。そして、一側縁5s1は、長手方向(X方向)に平行に延びる一直線の形状に形成されている。他側縁5s2は、仮想塗布体中心線IL2に対して外方に凸状となる曲線形状に形成されている。また、一側縁5s1の長手方向(X方向)の下端部の位置と、他側縁5s2の長手方向(X方向)の下端部の位置とは、長手方向(X方向)において、同じ位置に配されている。そして、上端縁5e1の左右両端部は、一側縁5s1の上端部及び他側縁5s2の上端部と滑らかに連なっている。また、下端縁5e2の左右両端部は、一側縁5s1の下端部及び他側縁5s2の下端部と滑らかに連なっている。このように、塗布体5は、化粧料塗布具1Aにおいては、一側縁5s1の長さが他側縁5s2の長さよりも長い台形形状に形成されている。尚、図9に示す化粧料塗布具1Aにおいては、塗布体5の仮想塗布体中心線IL2に対して、軸体4の仮想基準軸IL1が、第1軸部44寄りにずれている。即ち、仮想塗布体中心線IL2から分岐部43における軸体4の幅(Y方向)中心の位置がずれている。
図8〜図10に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5は、図9に示すように、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、上端縁5e1の端部と一側縁5s1の上端部とが繋がって形成される第1角部51、上端縁5e1の端部と他側縁5s2の上端部とが繋がって形成される第2角部52、下端縁5e2の端部と他側縁5s2の下端部とが繋がって形成される第3角部53、及び、下端縁5e2の端部と一側縁5s1の下端部とが繋がって形成される第4角部54とを有している。そして、図9に示す化粧料塗布具1Aにおいては、第2角部52の外方に凸の曲線の湾曲が最も緩やかになっており、第1角部51の外方に凸の曲線の湾曲が最も急になっている。このように形成されていると、瞼に塗布する際、図4(a)の一点鎖線で示した仮想の化粧料塗布具1Aの位置のように目頭側に当てたときに、第1角部51が瞼の縁の目頭側の端に当たり、かつ第2角部52の湾曲が瞼の形に沿うように当たるので、塗り始めの際に、瞼の形に沿って化粧料を塗布することができ、瞼に当てたまま目頭側を起点として、目尻側へ向かって塗布部3を移動させることで、瞼の形に沿った範囲全体に1回で塗布することができる。このような効果を一層奏する観点から、第1角部51の曲率半径は、0.3mm以上2mm以下であることが好ましい。第2角部52の曲率半径は、2mm以上10mm以下であることが好ましい。第3角部53の曲率半径は、1mm以上8mm以下であることが好ましい。そして、第4角部54の曲率半径は、0.3mm以上3mm以下であることが好ましい。
図8〜図10に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5は、図9に示すように、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、長手方向(X方向)に沿う両側縁5s1の内の一側縁5s1と、塗布体5における長手方向(X方向)先端側の端縁5e1とのなす角度αが、例えば、化粧料塗布具1Aをアイシャドウの塗布に使用する場合に、瞼の目頭側から目尻側に亘って前頭骨の眼球側の骨に沿って塗布体5を当てて操作することができる点、さらに、目頭側から目尻側へ向かって塗布部3を移動させた際、目尻側では塗布部3を徐々に浮かせるようにして、例えば筆を払うようにして塗布した時に、第1角部51が一番最後まで肌から離れずに残るので、目の周囲を強調させる化粧をする際に、目の縁から繋がるラインを目尻からはみ出すように化粧料を塗布することが可能になり、効果的なアイメイクを施すことができる観点から、85°以下であることが好ましく、75°以下であることがより好ましい。角度αの下限値としては、同様の観点から、30°以上であることが好ましい。
また、図8〜図10に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5は、図10に示すように、塗布体5の最も幅広の部位にて、幅方向(Y方向)に沿って断面視して、塗布体5の両塗布面5f,5fを構成する一対の対向辺どうしの間隔が、軸体4の第1軸部44に近い側の一側縁5s1から軸体4の第2軸部45に近い側の他側縁5s2に向かって、漸次広くなっている。即ち、一側縁5s1側の塗布体5の厚みが、他側縁5s2側の塗布体5の厚みよりも薄くなっている。一方の塗布面5fを構成する対向辺と他方の塗布面5fを構成する対向辺とのなす角βは(図3参照)、0°以上45°以下であることが好ましく、5°以上30°以下であることがより好ましく、15°以上25°以下であることが更に好ましい。
図9に示す化粧料塗布具1Aの第2軸部45の外縁45oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tにおける最小値(tmin)は、第2軸部44の先端近傍の外縁45oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔であり、前記間隔tにおける最大値(tmax)は、第2軸部45における屈曲部から塗布体5の他側縁5s2に沿って延びている部分の略中央部に位置する外縁45oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔である。第1軸部44は、その外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tが一定である。このように、図8に示す化粧料塗布具1Aは、図9に示すように塗布体5の投影面積が最も広くなる状態を基準として、第2軸部45の外縁45oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tのみが異なる部分を有するように輪郭5Lが外方に凸状に張り出している。
更に、図8に示す化粧料塗布具1Aにおいては、図9に示すように、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、第1軸部44の先端と第2軸部45の先端とを結んだ仮想直線IL3に対して、塗布体5の輪郭5Lが一箇所、第1軸部44の先端から長手方向(X方向)前方に凸状に、上述した第1軸部44の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tにおける最大値(tmax)よりも大きく張り出している。このように、図8に示す化粧料塗布具1Aは、図9に示すように塗布体5の投影面積が最も広くなる状態を基準として、仮想直線IL3に対して、塗布体5の輪郭5Lが外方に凸状に張り出す部分を1つ有している。
また、図8〜図10に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5は、図10に示すように、塗布体5の最も幅広の部位にて幅方向(Y方向)に沿って断面視して、第5角部55の外方に凸の曲線の湾曲が、第6角部56の外方に凸の曲線の湾曲に比べて、緩やかになっている。即ち、第5角部55の曲率半径が、第6角部56の曲率半径より大きくなっている。
以上のように構成されているため、図8〜図10に示す化粧料塗布具1Aは、例えば、他側縁5s2を上にして瞼に塗布した時、第5角部55では瞼の上部の化粧料を徐々に暈す効果が得られるので自然な化粧効果が得られ、一方の第6角部56では塗布体の際(きわ)まで化粧料を塗布することができるので、目の際を引き立たせて目を大きく見せる効果が得られ、これら2つの効果が1回の塗布操作で簡単に実現できる。このような効果を一層奏する観点から、第5角部55の曲率半径は、2mm以上5mm以下であることが好ましく、第6角部56の曲率半径は、0.1mm以上3mm以下であることが好ましい。
次に、図11に示す化粧料塗布具1Aは、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態において、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、軸体4における塗布体5で覆われていない部分42から該部分42と同じ厚みで均一に長手方向(X方向)に平行に延在し、分岐部43から分岐部43と同じ均一な厚みで塗布体5の先端側に向かって二股形状に分岐する第1軸部44及び第2軸部45を有している。第1軸部44は、分岐部43から塗布体5の長手方向(X方向)に沿う両側縁5s1,5s2の内の一方の一側縁5s1に向かって屈曲したのち該一側縁5s1に向かって延在している。更に、第1軸部44は、塗布体5の長手方向(X方向)の上端縁5e1に向かって屈曲したのち一側縁5s1に沿ってX方向に平行に塗布体5の第1角部51に向かって延在している。そして、第1軸部44は、塗布体5の第7角部57に向かって屈曲したのち該第7角部57に向かって延在している。一方、第2軸部45は、分岐部43から塗布体5の長手方向(X方向)に沿う両側縁5s1,5s2の内の他方の側縁5s2に向かって屈曲したのち該他側縁5s2に向かって第1軸部44と同じ長さに延在している。更に、第2軸部45は、塗布体5の長手方向(X方向)の上端縁5e1に向かって屈曲したのち他側縁5s2に沿ってX方向に平行に塗布体5の第2角部52に向かって延在している。そして、第2軸部45は、塗布体5の第7角部57に向かって屈曲したのち該第7角部57に向かって第1軸部44と同じ長さに延在している。第1軸部44及び第2軸部45は、分岐部43から分岐して互いに同幅で連続して延びている。このように、図11に示す化粧料塗布具1Aの第1軸部44及び第2軸部45は、分岐部43における軸体4の軸回りに、対称に配置されている。
また、図11に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5は、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、両側縁5s1,5s2の内、塗布体5で覆われた第1軸部44に近い側の一側縁5s1の長さと、塗布体5で覆われた第2軸部45に近い側の他側縁5s2の長さとが同じになっている。また、塗布体5は、図11に示す塗布体5の状態を基準として、仮想塗布体中心線IL2に対し、一側縁5s1側と他側縁5s2側とで対称な形状となっている。尚、化粧料塗布具1Aにおいては、塗布体5の仮想塗布体中心線IL2と、軸体4の仮想基準軸IL1とが一致しており、塗布体5の仮想塗布体中心線IL2上に、分岐部43における軸体4の幅中心の位置が配されている。
図11に示す化粧料塗布具1Aの第1軸部44の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tにおける最小値(tmin)は、第1軸部44における屈曲部から塗布体5の一側縁5s1に沿って延びている部分の略中央部に位置する外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔であり、前記間隔tにおける最大値(tmax)は、第1軸部44の先端近傍の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔である。第2軸部45の最大値(tmax)及び最小値(tmin)も、第1軸部44の最大値(tmax)及び最小値(tmin)と同じである。このように、図11に示す化粧料塗布具1Aは、塗布体5の投影面積が最も広くなる状態を基準として、第1軸部44の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tが異なる部分を有するように輪郭5Lが外方に凸状に張り出しており、第2軸部45の外縁45oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tが異なる部分を有するように輪郭5Lが外方に凸状に張り出している。
更に、図11に示す化粧料塗布具1Aは、塗布体5の投影面積が最も広くなる状態を基準として、第1軸部44の先端と第2軸部45の先端とを結んだ仮想直線IL3に対して、塗布体5の輪郭5Lが一箇所、仮想基準軸IL1に沿って長手方向(X方向)前方に凸状に、上述した第1軸部44の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tにおける最大値(tmax)よりも大きく張り出している。このように、図11に示す化粧料塗布具1Aは、塗布体5の投影面積が最も広くなる状態を基準として、仮想直線IL3に対して、塗布体5の輪郭5Lが外方に凸状に張り出す部分を1つ有している。
塗布体5の形状について更に好適には、図11に示すように、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5の両側縁5s1,5s2は、互いの長さが同じになっている。また、一側縁5s1の長手方向(X方向)の下端部の位置と、他側縁5s2の長手方向(X方向)の下端部の位置とは、長手方向(X方向)において、同じ位置に配されている。そして、一側縁5s1及び他側縁5s2は、それぞれ、長手方向(X方向)に平行に延びる一直線の形状に形成されている。上端縁5e1は、X方向外方に凸に湾曲する第7角部57を有している。上端縁5e1は、仮想塗布体中心線IL2上に頂点を有する凸状に湾曲している。また、上端縁5e1の左右両端部は、一側縁5s1の上端部及び他側縁5s2の上端部と滑らかに連なっている。また、下端縁5e2の左右両端部は、一側縁5s1の下端部及び他側縁5s2の下端部と滑らかに連なっている。このように、塗布体5は、化粧料塗布具1Aにおいては、塗布体5が、仮想塗布体中心線IL2に対し、一側縁5s1側と他側縁5s2側とで対称な形状となっている。
以上のように構成されているため、図11に示す化粧料塗布具1Aは、塗布体5の先端域(上端縁5e1側)に向かって、2本の軸部44,45がお互いの距離を縮めながら第7角部57との距離が小さくなるように配置されているので、塗布体5の先端域において、柔軟な塗布体5に適度なコシを与えることができ、第7角部57を使って細かな部分に綺麗に塗布することができる。
次に、図12に示す化粧料塗布具1Aは、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態において、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、軸体4における塗布体5で覆われていない部分42から該部分42と同じ厚みで均一に長手方向(X方向)に平行に延在し、分岐部43から分岐部43と同じ均一な厚みで塗布体5の先端側に向かって二股形状に分岐する第1軸部44及び第2軸部45を有している。第1軸部44は、分岐部43から塗布体5の長手方向(X方向)に沿う両側縁5s1,5s2の内の一方の一側縁5s1に向かって屈曲したのち該一側縁5s1に向かって延在している。更に、第1軸部44は、塗布体5の第7角部57に向かって屈曲したのち該第7角部57に向かって延在している。一方、第2軸部45は、分岐部43から塗布体5の長手方向(X方向)に沿う両側縁5s1,5s2の内の他方の側縁5s2に向かって屈曲したのち該他側縁5s2に向かって第1軸部44と同じ長さに延在している。更に、第2軸部45は、塗布体5の第7角部57に向かって屈曲したのち該第7角部57に向かって第1軸部44と同じ長さに延在している。第1軸部44及び第2軸部45は、分岐部43から分岐して互いに同幅で連続して延びている。このように、図11に示す化粧料塗布具1Aの第1軸部44及び第2軸部45は、分岐部43における軸体4の軸回りに、対称に配置されている。
また、図12に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5は、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、両側縁5s1,5s2の内、塗布体5で覆われた第1軸部44に近い側の一側縁5s1の長さと、塗布体5で覆われた第2軸部45に近い側の他側縁5s2の長さとが同じになっている。また、塗布体5は、図12に示す塗布体5の状態を基準として、仮想塗布体中心線IL2に対し、一側縁5s1側と他側縁5s2側とで対称な形状となっている。尚、化粧料塗布具1Aにおいては、塗布体5の仮想塗布体中心線IL2と、軸体4の仮想基準軸IL1とが一致しており、塗布体5の仮想塗布体中心線IL2上に、分岐部43における軸体4の幅中心の位置が配されている。
図12に示す化粧料塗布具1Aの第1軸部44の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tにおける最小値(tmin)は、第1軸部44における屈曲部に位置する外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔であり、前記間隔tにおける最大値(tmax)は、第1軸部44における屈曲部から塗布体5の一側縁5s1に沿って延びている部分の略中央部に位置する外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔である。第2軸部45の最大値(tmax)及び最小値(tmin)も、第1軸部44の最大値(tmax)及び最小値(tmin)と同じである。このように、図12に示す化粧料塗布具1Aは、塗布体5の投影面積が最も広くなる状態を基準として、第1軸部44の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tが異なる部分を有するように輪郭5Lが外方に凸状に張り出しており、第2軸部45の外縁45oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tが異なる部分を有するように輪郭5Lが外方に凸状に張り出している。
更に、図12に示す化粧料塗布具1Aは、塗布体5の投影面積が最も広くなる状態を基準として、第1軸部44の先端と第2軸部45の先端とを結んだ仮想直線IL3に対して、塗布体5の輪郭5Lが一箇所、仮想基準軸IL1に沿って長手方向(X方向)前方に凸状に、上述した第1軸部44の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tにおける最大値(tmax)よりも大きく張り出している。このように、図12に示す化粧料塗布具1Aは、塗布体5の投影面積が最も広くなる状態を基準として、仮想直線IL3に対して、塗布体5の輪郭5Lが外方に凸状に張り出す部分を1つ有している。
塗布体5の形状について更に好適には、図12に示すように、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5の両側縁5s1,5s2は、互いの長さが同じになっている。また、一側縁5s1の長手方向(X方向)の下端部の位置と、他側縁5s2の長手方向(X方向)の下端部の位置とは、長手方向(X方向)において、同じ位置に配されている。そして、一側縁5s1及び他側縁5s2は、それぞれ、塗布体5の先端側に向かって互いの間隔が漸次狭くなるように延在している。上端縁5e1は、X方向外方に凸に湾曲する第7角部57を有している。上端縁5e1は、仮想塗布体中心線IL2上に頂点を有する凸状に湾曲している。また、上端縁5e1の左右両端部は、一側縁5s1の上端部及び他側縁5s2の上端部と滑らかに連なっている。また、下端縁5e2の左右両端部は、一側縁5s1の下端部及び他側縁5s2の下端部と滑らかに連なっている。このように、塗布体5は、化粧料塗布具1Aにおいては、塗布体5が、仮想塗布体中心線IL2に対し、一側縁5s1側と他側縁5s2側とで対称な略三角形状となっている。
以上のように構成されているため、図12に示す化粧料塗布具1Aは、塗布体5の先端域(上端縁5e1側)に向かって、2本の軸部44,45がお互いの距離を縮めながら第7角部57との距離が小さくなるように配置されているので、塗布体5の先端域において、柔軟な塗布体5に適度なコシを与えることができ、第7角部57を使って細かな部分に綺麗に塗布することができる。
次に、図13〜図15に示す化粧料塗布具1Aは、図14に示すように、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、第1軸部44の先端と第2軸部45の先端とを結んだ仮想直線IL3に対して、塗布体5の輪郭5Lが外方に凸状に張り出す部分を複数個有している。好適には、図13〜図15に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5は、図14に示すように、塗布体5の先端に、塗布体5の長手方向(X方向)に隆起する突起部6を有している。図14に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5は、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、突起部6における長手方向(X方向)に沿う両側縁6s1,6s2それぞれから連続して塗布体5の内方に向かって凹んだ凹み部7を一対有している。一対の凹み部7の底部は、長手方向(X方向)において、第1軸部44の先端及び第2軸部45の先端よりも塗布体5の内方に配されている。図14に示す化粧料塗布具1Aにおいては、両側縁6s1,6s2の内、塗布体5の一側縁5s1側の側縁を一側縁6s1として説明し、塗布体5の他側縁5s2側の側縁を他側縁6s2として説明する。
図13〜図15に示す化粧料塗布具1Aの第1軸部44及び第2軸部45は、図14に示すように、分岐部43における軸体4の軸回りに、対称に配置されている。また、図13〜図15に示す化粧料塗布具1Aに関し、第1軸部44及び第2軸部45は、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、互いの間隔が、塗布体5の先端に向かって広くなっている。
図13〜図15に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5の形状に関し、塗布体5は、図14に示すように、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5の一側縁5s1が、仮想塗布体中心線IL2に対して幅方向(Y方向)外方に凸状となる曲線形状に形成されており、塗布体5の他側縁5s2も、仮想塗布体中心線IL2に対して幅方向(Y方向)外方に凸状となる曲線形状に形成されている。そして、第1軸部44の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tが異なる部分を有するように輪郭5Lが外方に凸状に張り出しており、第2軸部45の外縁45oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tが異なる部分を有するように輪郭5Lが外方に凸状に張り出している。
また、図13〜図15に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5の形状に関し、塗布体5の突起部6は、図14に示すように、塗布体5における最も幅広の部位の中心Pを通る長手方向(X方向)に延びる仮想塗布体中心線IL2上に配されている。また、一側縁5s1の長手方向(X方向)の下端部の位置と、他側縁5s2の長手方向(X方向)の下端部の位置とは、長手方向(X方向)において、同じ位置に配されている。このように、図13〜図15に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5は、一側縁5s1の長さと他側縁5s2の長さとが同じ長さに形成されている。
図13〜図15に示す化粧料塗布具1Aに関し、塗布体5の突起部6は、図14に示すように、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、第1軸部44の先端と第2軸部45の先端とを結んだ仮想直線IL3に対して、前方に凸状に張り出している。前方に張り出す塗布体5の突起部6の頂部と仮想直線IL3との間隔における最大値(tmax1)は、第1軸部44の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔t、又は第2軸部45の外縁45oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tにおける最大値(tmax)よりも大きく形成されている。図13〜図15に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5の上端縁5e1は、仮想塗布体中心線IL2上に配された突起部6の頂部が、長手方向(X方向)において、最も外方に位置している。そして、図13〜図15に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5の凹み部7は、突起部6の両側縁6s1,6s2それぞれから連続して塗布体5の内方に向かって、仮想直線IL3を越えるまで切り込まれて、一対で形成されている。その為、図14に示すように、仮想直線IL3に対して、塗布体5の輪郭5Lが外方に凸状に張り出す部分を3個有している。
また、図13〜図15に示す化粧料塗布具1Aは、図15に示すように、塗布体5の両塗布面5f,5fが、略平面な形状となっている。ここで言う略平面とは、フラットな状態であれば良く、細かな波形状や凹凸があっても良い。そして、図15に示すように、塗布体5の最も幅広の部位にて、幅方向(Y方向)に沿って断面視して、塗布体5の両塗布面5f,5fを構成する一対の対向辺どうしの間隔が、一定となっている。
上述した図13〜図15に示す化粧料塗布具1Aは、塗布体5の凹み部7が、突起部6の両側縁6s1,6s2それぞれから連続して切り込まれて、一対で形成されている。その為、塗布体5の突起部6に柔軟性を付与することができる。従って、図13〜図15に示す化粧料塗布具1A使用すれば、敏感な瞼上にアイシャドウを塗布する際に、違和感を更に与え難く、使用感が更に向上する。
また、上述した図13〜図15に示す化粧料塗布具1Aは、図14に示すように、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5の仮想塗布体中心線IL2と、軸体4の仮想基準軸IL1とが一致しており、仮想塗布体中心線IL2上に、突起部6が配されている。その為、細かい部分を微調整しながら簡単に塗布できる。
上述した図13〜図15に示す化粧料塗布具1Aの備える塗布体5の突起部6及び凹み部7は、図13〜図15に示す形状に限定されるものではなく、図16、図17に示すような形状であってもよい。図16、図17に示す実施形態の化粧料塗布具1Aについては、上述した図13〜図15に示す化粧料塗布具1Aと異なる点について主として説明し、同様の点については同一の符号を付して説明を省略する。特に言及しない点については、上述した図13〜図15に示す化粧料塗布具1Aに関する説明が適宜適用される。
図16に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5は、図16に示すように、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5の一側縁5s1が、仮想塗布体中心線IL2に対して幅方向(Y方向)外方に凸状となる曲線形状に形成されており、塗布体5の他側縁5s2も、仮想塗布体中心線IL2に対して幅方向(Y方向)外方に凸状となる曲線形状に形成されている。そして、突起部6が仮想塗布体中心線IL2上に配されている。図16に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5の上端縁5e1は、仮想塗布体中心線IL2上に配された突起部6の頂部が、長手方向(X方向)において、最も外方に位置している。図16に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5の凹み部7は、突起部6における長手方向(X方向)に沿う両側縁6s1,6s2それぞれから連続して仮想塗布体中心線IL2に向かって塗布体5の内方に切り込まれて一対で形成されている。一対の凹み部7,7は、互いの底部が、仮想塗布体中心線IL2に対して対称に配されている。このように、突起部6及び一対の凹み部7,7が形成された図16に示す化粧料塗布具1Aを用いれば、化粧料を塗布する際、突起部6を瞼に押し当てた時に、突起部6が撓み易くなるので瞼に違和感を更に与え難く、使用感が更に向上することに加えて、突起部6が仮想塗布体中心線IL2周りに捩じれることができるので、突起部6が瞼の形状に沿い易くなり化粧料を綺麗に塗布できる効果を奏する。
図17に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5の形状に関しては、図16に示す化粧料塗布具1Aの塗布体5の形状に比べて、一対の凹み部7,7が、仮想塗布体中心線IL2に向かって塗布体5の内方に鋭く切り込まれて形成されている。このように、突起部6及び一対の凹み部7,7が形成された図17に示す化粧料塗布具1Aを用いれば、化粧料を塗布する際、突起部6を瞼に押し当てた時に、突起部6が撓み易くなるので瞼に違和感を更に与え難く、使用感が更に向上することに加えて、突起部6が仮想塗布体中心線IL2周りに捩じれることができるので、突起部6が瞼の形状に沿い易くなり化粧料を綺麗に塗布できる。更に図17に示す化粧料塗布具1Aは従来からある略楕円形偏平体の塗布体5を用いて、刃物工具などで切り込みを入れるだけで、一対の凹み部7,7を形成することが可能であるので簡便に製作することができる。
以上、本第1発明の化粧料塗布具を、様々な実施形態に基づき説明したが、更に以下の実施態様であってもよい。好適には、上述した図1〜図3、図5〜図7、図8〜図10、図11、図12、図13〜図15、図16、及び図17に示す実施形態の化粧料塗布具1Aの第1軸部44及び第2軸部45は、軸体4の仮想基準軸IL1回りに、対称に配置されているが、仮想基準軸IL1回りに対称に配置されていなくても、塗布体5の先端に向かってのみ延出していればよい。また、上述した図1〜図3、図5〜図7、図8〜図10、図11、図12、図13〜図15、図16、及び図17に示す実施形態の化粧料塗布具1Aの第1軸部44及び第2軸部45は、分岐部43から分岐して互いに同幅で連続して延びているが、互いに同幅でなくてもよく、分岐部43から分岐して同幅で延びていなくてもよく、塗布体5の先端に向かってのみ延出していればよい。
また、上述した図1〜図3、図5〜図7、図13〜図15、図16、及び図17の実施形態の化粧料塗布具1Aは、第1軸部44及び第2軸部45が、塗布体5の先端に向かって間隔が漸次広くなるように配されているが、段階的に広くなるように配されていてもよい。
また、上述した化粧料塗布具1Aの塗布体5の表面には、静電植毛により植毛が施されていてもよい。植毛される繊維の材質としては、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂からなる合成樹脂繊維、レーヨン等の半合成繊維、或いは動物の毛などの天然繊維を用いることができる。植毛される繊維の密度は、好ましくは1本/mm2以上10000本/mm2以下、より好ましくは30本/mm2以上5000本/mm2以下である。
上述した実施形態の化粧料塗布具1Aの使用状態の説明は、化粧料としてアイシャドウを用いた場合についてのものであったが、本発明の化粧料塗布具を用いた塗布の対象となる化粧料は、アイシャドウに限られるものではない。塗布の対象となる化粧料としては、アイライナー、アイブロウ、チーク、ファンデーション、コンシーラー等が挙げられる。また、塗布の対象部位は、瞼に限られるものではなく、塗布の対象となる化粧料に応じて、様々な部位に用いることができる。
尚、本第1発明は、塗布体5の投影面積が最も広くなる状態を基準として、第1軸部44の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tが異なる部分を有するように輪郭5Lが外方に凸状に張り出しているか、又は第2軸部45の外縁45oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tが異なる部分を有するように輪郭5Lが外方に凸状に張り出しているが、前記間隔tが一定であり、第1軸部44の先端と第2軸部45の先端とを結んだ仮想直線IL3に対して、塗布体5の輪郭5Lが外方に凸状に張り出す部分を少なくとも1つ有している形態であってもよい。
また、本第1発明は、塗布体5の投影面積が最も広くなる状態を基準として、第1軸部44の外縁44oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tが異なる部分を有しており、第2軸部45の外縁45oと塗布体5の輪郭5Lとの間隔tが異なる部分を有しているが、前記間隔tが一定であり、塗布体5の投影面積に対する前記空洞領域Tの割合((T/前記投影面積)×100)が、好ましくは20%以上90%以下であり、更に好ましくは30%以上80%以下であり、特に好ましくは40%以上70%以下である化粧料塗布具1Aの変形例であってもよい。
続いて、本第2発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図18、図19には、本第2発明の実施態様の化粧料塗布具1B(以下、単に「化粧料塗布具1B」ともいう。)の例が示されている。図18、図19に示す化粧料塗布具1Bについては、上述した本第1発明の実施形態の化粧料塗布具1Aと異なる点について主として説明し、同様の点については同一の符号を付して説明を省略する。特に言及しない点については、上述し化粧料塗布具1Aに関する説明が適宜適用される。また、図18、図19に示す化粧料塗布具1Bの効果については、上述した化粧料塗布具1Aの効果と異なる点について説明し、特に説明しない点は、上述した化粧料塗布具1Aの効果と同様である。尚、上述した化粧料塗布具1Aにおける各構成要件は、本第2発明の趣旨を損なわない範囲で、適宜組み合わせて実施できる。
図18に示す化粧料塗布具1Bの軸体4は、塗布体5の内部において、塗布体5の先端に向かってのみ延出する第1軸部44及び第2軸部45を有している。好適には、図18に示す化粧料塗布具1Bの軸体4は、分岐部43を有さず、塗布体5の先端側に向かってのみ延出する第1軸部44及び第2軸部45からなる。図18に示す化粧料塗布具1Bの第1軸部44又は第2軸部45は、それぞれ、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、互いの間隔が塗布体5の先端に向かって広くなっている。更に好適には、図18に示す化粧料塗布具1Bの第1軸部44又は第2軸部45は、塗布体5の第1角部51又は第2角部52に向かって、互いの間隔が漸次広くなるように、一直線状に延在している。第1軸部44及び第2軸部45は、互いに同幅で連続して延びている。図18に示す化粧料塗布具1Bにおける第1軸部44と第2軸部45とのなす角度γは、5°以上120°以下であることが好ましく、10°以上90°以下であることがより好ましい。第1軸部44及び第2軸部45は、先端側の一部が塗布体5で覆われている。尚、図18に示す化粧料塗布具1Bの第1軸部44又は第2軸部45は互いの間隔が漸次広くなるように形成されているが、段階的に広くなるように形成されていてもよい。また第1軸部44及び第2軸部45は、同幅で延びていなくてもよい。
図18に示す化粧料塗布具1Bの塗布体5は、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、仮想塗布体中心線IL2に対し、一側縁5s1側と他側縁5s2側とで対称な形状となっている。好適には、塗布体5の両側縁5s1,5s2は、互いの長さが同じになっている。また、一側縁5s1の長手方向(X方向)の下端部の位置と、他側縁5s2の長手方向(X方向)の下端部の位置とは、長手方向(X方向)において、同じ位置に配されている。そして、一側縁5s1及び他側縁5s2は、それぞれ、仮想塗布体中心線IL2に対して外方に凸状となる曲線形状に形成されている。上端縁5e1は、X方向外方に凸に湾曲する第7角部57を有している。上端縁5e1は、仮想塗布体中心線IL2上に頂点を有する凸状に湾曲している。また、上端縁5e1の左右両端部は、一側縁5s1の上端部及び他側縁5s2の上端部と滑らかに連なっている。また、下端縁5e2の左右両端部は、一側縁5s1の下端部及び他側縁5s2の下端部と滑らかに連なっている。このように、塗布体5は、化粧料塗布具1Bにおいては、塗布体5が、仮想塗布体中心線IL2に対し、一側縁5s1側と他側縁5s2側とで対称な卵形状となっている。第1角部51及び第2角部52の曲率半径は、共に、第3角部53及び第4角部54の曲率半径より大きく、同じ2mm以上20mm以下であることが好ましい。第3角部53及び第4角部54の曲率半径は、同じく、0.3mm以上10mm以下であることが好ましい。そして、第7角部57の曲率半径は、最も小さく0.3mm以上10mm以下であることが好ましい。
以上のように構成されているため、図18に示す化粧料塗布具1Bは、2本の軸体4,4が長くなるので、それぞれの軸体の撓み量を大きくとることが可能になり、かつ2本の軸体4,4の接合点を塗布体5の外に配置できるので、一方の軸が撓んだときにもう一方の軸への影響が小さくなって、それぞれの軸体4,4が独立して撓み易くなる。従って、例えば瞼は、その上方と下方とでカーブの曲率が異なっているが、そのような部位に対する塗布体5の追従性が向上するので、化粧料を綺麗に塗布することができる。
次に、図19に示す化粧料塗布具1Bは、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態において、塗布体5の形状が、図18に示す化粧料塗布具1Bの塗布体5の形状と同じであるが、軸体4の形状が異なっている。好適には、図19に示す化粧料塗布具1Bの軸体4は、図19に示す状態において、分岐する分岐部43を有し、軸体4の分岐部43から二股形状に分岐する第1軸部44又は第2軸部45が、塗布体5の第1角部51又は第2角部52に向かって、互いの間隔が漸次広くなるように、一直線状に延在している。第1軸部44及び第2軸部45は、分岐部43から分岐して互いに同幅で連続して延びている。尚、図19に示す化粧料塗布具1Bの第1軸部44又は第2軸部45は互いの間隔が漸次広くなるように形成されているが、段階的に広くなるように形成されていてもよい。そして塗布体5は、分岐部43を覆わず、第1軸部44及び第2軸部45の先端側の一部を覆っている。ここで塗布体5は、分岐部43を覆い、第1軸部44及び第2軸部45の全部を覆っていてもよい。また第1軸部44及び第2軸部45は、同幅で延びていなくてもよい。
以上のように構成されているため、図19に示す化粧料塗布具1Bは、2本の軸体4,4が長くなるので、それぞれの軸体の撓み量を大きくとることが可能になり、かつ2本の軸4,4の接合点を塗布体5の外に配置できるので、一方の軸が撓んだときにもう一方の軸への影響が小さくなって、それぞれの軸4,4が独立して撓み易くなる。従って、例えば瞼は、その上方と下方とでカーブの曲率が異なっているが、そのような部位に対する塗布体5の追従性が向上するので、化粧料を綺麗に塗布することができる。
上述した実施形態に関し、さらに以下の化粧料塗布具を開示する。
<1>
把持部と塗布部とを備える化粧料塗布具であって、
前記塗布部は、前記把持部から延びる軸体と、該軸体の先端側に該軸体を覆う変形可能な部材で構成された塗布体とを備えており、
前記軸体は、前記塗布体の内部において、該軸体が分岐する分岐部と、該分岐部から一方に分岐して延出する第1軸部と、該分岐部から他方に分岐して延出する第2軸部とを有し、
前記第1軸部及び前記第2軸部は、前記把持部から延びる軸体より先端側にのみ延出しており、
前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記第1軸部の外縁と前記塗布体の輪郭との間隔が異なる部分を有するように該輪郭が外方に凸状に張り出しているか、前記第2軸部の外縁と前記塗布体の輪郭との間隔が異なる部分を有するように該輪郭が外方に凸状に張り出しているか、又は該第1軸部の先端と該第2軸部の先端とを結んだ仮想直線に対して、前記塗布体の輪郭が外方に凸状に張り出す部分を少なくとも1つ有している化粧料塗布具。
<2>
前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、第1軸部の内縁と第2軸部の内縁とで囲まれた空洞領域が、塗布体の投影面積に対し、15%以上90%以下である前記<1>に記載の化粧料塗布具。
<3>
把持部と塗布部とを備える化粧料塗布具であって、
前記塗布部は、前記把持部から延びる軸体と、該軸体の先端側に該軸体を覆う変形可能な部材で構成された塗布体とを備えており、
前記軸体は、前記塗布体の内部において、該軸体が分岐する分岐部と、該分岐部から一方に分岐して延出する第1軸部と、該分岐部から他方に分岐して延出する第2軸部とを有し、
前記第1軸部及び前記第2軸部は、前記把持部から延びる軸体より先端側にのみ延出し、先端において互いに接しておらず、
前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記第1軸部の内縁と前記第2軸部の内縁とで囲まれた空洞領域が、前記塗布体の投影面積に対し、15%以上90%以下である化粧料塗布具。
<4>
前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記第1軸部の外縁又は前記第2軸部の外縁と前記塗布体の輪郭との間隔における最大値(tmax)に対する最小値(tmin)の割合((tmin/tmax)×100)が、5%以上80%以下である前記<1>〜<3>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<5>
前記第1軸部及び前記第2軸部は、前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、互いの間隔が、前記塗布体の先端に向かって広くなっている前記<1>〜<4>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<6>
前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、該塗布体の長手方向に直交する幅方向の最も幅広の部位の中心を通る前記塗布体の長手方向に延びている仮想塗布体中心線上に、前記分岐部における前記軸体の幅中心の位置が配されている前記<1>〜<5>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<7>
把持部と塗布部とを備える化粧料塗布具であって、
前記塗布部は、前記把持部から延びる軸体と、該軸体の先端側に該軸体を覆う弾性材で構成された塗布体とを備えており、
前記軸体は、前記塗布体の内部において、該塗布体の先端に向かってのみ延出する第1軸部及び第2軸部を有し、
前記第1軸部及び前記第2軸部は、前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、互いの間隔が、前記塗布体の先端に向かって広くなっている化粧料塗布具。
<8>
前記塗布体の塗布面が、略平面な形状である前記<1>〜<7>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<9>
前記塗布体の両塗布面が、略平面な形状であり、
前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記塗布体の最も幅広の部位にて、該塗布体の幅方向に沿って断面視して、
前記塗布体の両塗布面を構成する一対の対向辺どうしの間隔が、一定となっている前記<1>〜<8>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<10>
前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記塗布体における塗布体の長手方向に沿う両側縁それぞれは、該塗布体の幅方向の最も幅広の部位の中心を通る長手方向に延びる仮想塗布体中心線に対して外方に凸状となる曲線形状に形成されている前記<1>〜<9>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<11>
前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記塗布体における前記塗布体の長手方向の先端側の端縁が、該塗布体の幅方向の最も幅広の部位の中心を通る長手方向に延びる仮想塗布体中心線上に頂点を有する凸状に湾曲している前記<1>〜<10>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<12>
前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記塗布体における前記塗布体の長手方向に沿う両側縁は、互いの長さが同じである前記<1>〜<11>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<13>
前記変形可能な部材で構成された塗布体は、弾性材で形成されている前記<1>〜<12>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<14>
前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記第1軸部の内縁と前記第2軸部の内縁とで囲まれた空洞領域が、前記塗布体の投影面積に対し、20%以上70%以下である前記<1>〜<13>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<15>
前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記第1軸部の内縁と前記第2軸部の内縁とで囲まれた空洞領域が、前記塗布体の投影面積に対し、25%以上50%以下である前記<1>〜<14>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<16>
前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記第1軸部の外縁又は前記第2軸部の外縁と前記塗布体の輪郭との間隔における最大値(tmax)に対する最小値(tmin)の割合((tmin/tmax)×100)が、10%以上70%以下である前記<1>〜<15>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<17>
前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記第1軸部の外縁又は前記第2軸部の外縁と前記塗布体の輪郭との間隔における最大値(tmax)は0.3mm以上8mm以下である前記<1>〜<16>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<18>
前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記第1軸部の外縁又は前記第2軸部の外縁と前記塗布体の輪郭との間隔における最大値(tmax)は0.5mm以上5mm以下である前記<1>〜<17>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<19>
前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記第1軸部の外縁又は前記第2軸部の外縁と前記塗布体の輪郭との間隔における最小値(tmin)は、0.1mm以上7mm以下である前記<1>〜<18>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<20>
前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記第1軸部の外縁又は前記第2軸部の外縁と前記塗布体の輪郭との間隔における最小値(tmin)は、0.2mm以上4mm以下である前記<1>〜<19>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
1A,1B 化粧料塗布具
2 把持部
3 塗布部
4 軸体
41 塗布体で覆われた軸体の部分
42 塗布体で覆われていない部分
43 分岐部
44 第1軸部
45 第2軸部
5 塗布体
5s1,5s2 側縁
5e1 上端縁
5e2 下端縁
6 突起部
6s1,6s2 側縁
7 凹み部

Claims (13)

  1. 把持部と塗布部とを備える化粧料塗布具であって、
    前記塗布部は、前記把持部から延びる軸体と、該軸体の先端側に該軸体を覆う変形可能な部材で構成された塗布体とを備えており、
    前記軸体は、前記塗布体の内部において、該軸体が分岐する分岐部と、該分岐部から一方に分岐して延出する第1軸部と、該分岐部から他方に分岐して延出する第2軸部とを有し、
    前記第1軸部及び前記第2軸部は、前記把持部から延びる軸体より先端側にのみ延出しており、
    前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記第1軸部の外縁と前記塗布体の輪郭との間隔が異なる部分を有するように該輪郭が外方に凸状に張り出しているか、前記第2軸部の外縁と前記塗布体の輪郭との間隔が異なる部分を有するように該輪郭が外方に凸状に張り出しているか、又は該第1軸部の先端と該第2軸部の先端とを結んだ仮想直線に対して、前記塗布体の輪郭が外方に凸状に張り出す部分を少なくとも1つ有している化粧料塗布具。
  2. 前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、第1軸部の内縁と第2軸部の内縁とで囲まれた空洞領域が、塗布体の投影面積に対し、15%以上90%以下である請求項1に記載の化粧料塗布具。
  3. 把持部と塗布部とを備える化粧料塗布具であって、
    前記塗布部は、前記把持部から延びる軸体と、該軸体の先端側に該軸体を覆う変形可能な部材で構成された塗布体とを備えており、
    前記軸体は、前記塗布体の内部において、該軸体が分岐する分岐部と、該分岐部から一方に分岐して延出する第1軸部と、該分岐部から他方に分岐して延出する第2軸部とを有し、
    前記第1軸部及び前記第2軸部は、前記把持部から延びる軸体より先端側にのみ延出し、先端において互いに接しておらず、
    前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記第1軸部の内縁と前記第2軸部の内縁とで囲まれた空洞領域が、前記塗布体の投影面積に対し、15%以上90%以下である化粧料塗布具。
  4. 前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記第1軸部の外縁又は前記第2軸部の外縁と前記塗布体の輪郭との間隔における最大値(tmax)に対する最小値(tmin)の割合((tmin/tmax)×100)が、5%以上80%以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
  5. 前記第1軸部及び前記第2軸部は、前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、互いの間隔が、前記塗布体の先端に向かって広くなっている請求項1〜4のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
  6. 前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、該塗布体の長手方向に直交する幅方向の最も幅広の部位の中心を通る前記塗布体の長手方向に延びている仮想塗布体中心線上に、前記分岐部における前記軸体の幅中心の位置が配されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
  7. 把持部と塗布部とを備える化粧料塗布具であって、
    前記塗布部は、前記把持部から延びる軸体と、該軸体の先端側に該軸体を覆う弾性材で構成された塗布体とを備えており、
    前記軸体は、前記塗布体の内部において、該塗布体の先端に向かってのみ延出する第1軸部及び第2軸部を有し、
    前記第1軸部及び前記第2軸部は、前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、互いの間隔が、前記塗布体の先端に向かって広くなっている化粧料塗布具。
  8. 前記塗布体の塗布面が、略平面な形状である請求項1〜7のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
  9. 前記塗布体の両塗布面が、略平面な形状であり、
    前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記塗布体の最も幅広の部位にて、該塗布体の幅方向に沿って断面視して、
    前記塗布体の両塗布面を構成する一対の対向辺どうしの間隔が、一定となっている請求項1〜8のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
  10. 前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記塗布体における塗布体の長手方向に沿う両側縁それぞれは、該塗布体の幅方向の最も幅広の部位の中心を通る長手方向に延びる仮想塗布体中心線に対して外方に凸状となる曲線形状に形成されている請求項1〜9のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
  11. 前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記塗布体における前記塗布体の長手方向の先端側の端縁が、該塗布体の幅方向の最も幅広の部位の中心を通る長手方向に延びる仮想塗布体中心線上に頂点を有する凸状に湾曲している請求項1〜10のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
  12. 前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記塗布体における前記塗布体の長手方向に沿う両側縁は、互いの長さが同じである請求項1〜11のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
  13. 前記変形可能な部材で構成された塗布体は、弾性材で形成されている請求項1〜12のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
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