JPS5939898B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPS5939898B2
JPS5939898B2 JP11879578A JP11879578A JPS5939898B2 JP S5939898 B2 JPS5939898 B2 JP S5939898B2 JP 11879578 A JP11879578 A JP 11879578A JP 11879578 A JP11879578 A JP 11879578A JP S5939898 B2 JPS5939898 B2 JP S5939898B2
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JP
Japan
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gold
silicon
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diffusion
manufacturing
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JP11879578A
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辰夫 宮崎
正己 中村
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に半導体の
小数ヤリアのライフタイム短縮のために通常用いられて
いる重金属の拡散方法に関するものである。
本発明が適用される半導体基体としては種々なものがあ
るが、以下シリコンSiの場合を例にとり説明する。
シリコンに対して、少数キャリアのライフタイムを短縮
する金属(略して、ライフタイムキラーと以下呼ぶ)と
しては、通常、金、白金が最も多く用いられるが、金、
白金はシリコンとは合金相図から分るように固溶相を形
成せず、したがつてアルミニウムAl等、シリコンと固
溶相を形成する金属の場合にくらべて物理的な互いの親
和力が極めて弱い。そのため、例えば、蒸着によつてシ
リコン上に蒸着された金と基板シリコンとは、はがれや
すい。第1図は、従来の方法による金拡散法を工程順に
示す断面図である。
この図に示すように、従来はシリコン基板1の表面の酸
化膜2を弗酸等の化学薬品で除去したのち、第1図cに
示すごとく適当な厚さに金3を蒸着し、7500C〜9
00℃程度の適切な温度で拡散するようにしており、こ
れにより第1図dに示すように金・シリコン層4、金拡
散された領域5、金拡散されない領域6が形成される。
しかしながら従来の方法では酸化膜2の除去を弗酸で行
つたのち、水洗、乾燥を必要とするため、この処理の工
程において、第1図bに示される数十〜100λ程度の
極めて薄い酸化膜2’が形成される。また、前述のよう
に固溶相がないため、第1図cに示すように蒸着された
金とシリコとの界面に密着不良個所7が発生する。この
ような状態で金拡散を行うと、第1図cに示すような金
拡散されないか、又は極めて不十分な部分8がウェハ内
に点在し、そのパターンが不均一なため、ライフタイム
の分布が不均一となり、製品の特性に大きなバラツキを
与える。また、金蒸着前処理中にシリコン基板1の表面
に形成される酸化膜2’、あるいは汚れは、常処理のロ
ッド間で一定ではないのが普通であるので、ロッドバラ
ツキを引起こす。以上のように従来用いられる金、白金
等をシリコンに拡散する方法の欠点は、蒸着されたこれ
ら金属と、シリコン基板の表面との界面に酸化膜が形成
されていたり、汚染があつたりあるいは密着不良があつ
たりする等の原因で均一さと、再現性に欠ける点である
本発明は、上述の従来方法の欠点を解決するためになさ
れたもので、逆スパツタによつてクリーニングを行ない
、重金属の拡散に先立つてジッターを行なうことにより
、ロッド内の均一性、ロッド間の再現性を飛躍的に改善
できる半導体装置の製造方法を提供することを目的とし
ている。
以下、本発明の実施例を図について説明する。第2図は
本発明の一実施例による半導体装置の製造方法の各工程
を示し、これは重金属層の形成にスパツタ法を用いた例
である。図において、1はすでにPN接合の形成がされ
ているシリコン基体で、この例では直径約30關のサイ
リスタである。2,′2′は酸化膜、3は金、4は金・
シリコン層、5は金拡散された領域である。
本実施例の方法では、従来の方法と同じく、金拡散の前
処理として、まず化学薬品によるクリーニング、弗酸に
よる酸化膜2の除去、及び水洗による弗酸のクリーニン
グを行なう。
この処理の終了した状態を第2図bに示す。前述のよう
にこのときすでに数十〜100人程度の酸化膜7がシリ
コン基体1の表面に形成されている。次に逆スパツタを
行なうと第2図Cに示す如くシリコン基体1の表面の汚
れ、酸化膜7等は、ほぼ完全に除去される。逆スパツタ
は、アルゴンの10−3t0rrの雰囲気中でシリコン
基体1を約100人工ツチングする。つづいて第2図d
に示すごとく、同じくアルゴンの10−3t0rrの雰
囲気中で、金3を200λの厚さにスパツタし、その後
ジッターによつて第2図eに示すごとく金・シリコン層
4を形成し、更に引き続き850℃、20分間の金拡散
処理を行うと、第2図fに示すように金拡散された領域
5が形成される。第3図は、本実施例の方法と従来方法
とを比較するため、ターンオフ時間の平均値とそのバラ
ツキを示す図であり、第3図aは従来方法、第3図bは
本発明によるものを示す。
1つの金拡散バツジは金蒸着前処理以降金拡散までを同
一の条件としたもので、使用されるウエハは、すべての
バツジについて、同一拡散で、PN接合が形成されてい
るものである。
第3図によれば、本実施例の方法ではサイリスタのター
ンオフ時間のバラツキのうち、バツジ平均値のバツジ間
バラツキは、数%以内と従来の50%以上に比較して格
段にすぐれており、また、バツジ内バラツキも、±15
%以内と従来の±50%程度に比較して、極めて良好で
あることがわかる。
次に逆スパツタの効果を第4図を参照して説明する。
第4図は逆スパツタ量とターンオフ時間のバラツキを示
す図である。シリコン基体の表面状態によつて異なるが
、本例サイリスタの場合、50λ以上の逆スパツタエツ
チにより、ターンオフ時間のバツジ内バラツキは、15
(Ff)以内となり、その効果は、極めて顕著である。
以上のような本実施例の方法では、極めて顕著なロッド
内、ロッド間のバラツキ抑圧効果が得られるが、その理
由は、次のようなものと考えられる。
即ち、逆スパツタによつてシリコン表面が極めて汚染の
少ないクリーンな表面になること、及びスパツタされる
金の粒子が蒸着による場合とくらべて、10倍以上の速
度でターゲツトをとび出してくることに起因して金とシ
リコンとの密着が改善されること等により、スパツタさ
れた金とシリコンとがフアンデルワースの力が作用する
距離まで接近しうるため、金−シリコン間の固溶相が無
いにもかかわらず、すぐれた密着強度が得られ、拡散時
のシリコン中の金原子の分布を均一にするものと考えら
・れる。また、このような良好な密着強度に起因して金
拡散時に金とシリコンの合金がシリコン表面で極めて順
調に行われるため、金の厚さを2000Å以上にすると
、0.1〜0.5關の高さのスパイク状の再結晶がシリ
コン表面に形成され、金拡散化のプロセス、例えばナタ
ライズ等のプロセスで基板に損傷を与える等の有害な現
象が発見された。
このスパイク状再結晶が発生する金の厚さにはバラツキ
があり、概ね1000〜2000Å以上となつてから発
生し、それ以下の厚さでは発生しない。また金の最低の
厚さは50人程度で十分であることも確められた。これ
は、シリコン中に拡散される金原子の濃度が、1013
〜1015個/Cliであるので、本発明による金拡散
では、シリコン表面にスパツタされた金原子が極めて有
効に効率よくシリコン中に拡散されていることがわかる
。第5図はターンオフ時間の分布図であり、金拡散のロ
ッド間バラツキを更に改善するために、金スパツタ直後
に5000C130分のジッターをしたもの(第5図b
)と、ジッターのないもの(第5図a)との10バツジ
の総合バラツキを示すものである。
第5図から明らかな如くジッターを入れることにより、
バツジ間バラツキは±15%から±7%以下に減少する
。これは逆スパツタ、スパツタによつても、なおシリコ
ンと金との間の密着に若干のバラツキがあり、スパッタ
ロッド毎のバラツキが表われていると考えられる。なお
上記実施例ではライフタイムキラ一として金を用い、半
導体基体としてシリコンサイリスタを用いた場合につい
て説明したが、一般的に白金、銅等の重金属を用い、ト
ランジスタ、ダイオード等に適用する場合にも、またシ
リコン以外の半導体材料とそのライフタイムキラ一の拡
散に際しても、本発明が適用できるのは明らかである。
また重金属層はスパツタ法ではなく、蒸着で形成するよ
うにしてもよい。以上のように本発明によれば、重金属
を拡散する工程を含む半導体装置の製造方法において、
逆スパツタによつて半導体基体表面のクリーニングを行
なうとともに、重金属の拡散前にジッターを行なうよう
にしたので、均一性及び再現性を大幅に改善できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図a−dは従来の方法による金拡散法を工程順に示
す断面図、第2図a−fは本発明の一実施例による半導
体装置の製造方法を工程順に示す断面図、第3図A,b
はそれぞれ従来方法及び本方法によるターンオフ時間の
平均値及びそのバラツキを示す図、第4図は逆スパツタ
量とターンオフ時間のバラツキとの関係を示す図、第5
図A,bはそれぞれジッターなし及びジッターありの場
合のターンオフ時間の分布図である。 1・・・・・・半導体基体、3・・・・・・重金属。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 半導体の少数キャリアのライフタイム短縮のための
    重金属を拡散する工程を含む半導体装置の製造方法にお
    いて、半導体基体を10^−^2〜10^−^4tor
    rの真空中あるいは不活性ガス中で逆スパッタ法により
    少なくともその1つの主表面の表面を50Å以上エッチ
    ングし、この主表面に上記重金属を50Å〜2000Å
    蒸着またはスパッタ法により被着し、この半導体基体を
    300℃〜750℃でシンターした後不活性ガス中ある
    いは真空中で加熱し上記重金属を拡散することを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
JP11879578A 1978-09-26 1978-09-26 半導体装置の製造方法 Expired JPS5939898B2 (ja)

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JPS5544772A JPS5544772A (en) 1980-03-29
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JP3079575B2 (ja) * 1990-12-20 2000-08-21 株式会社日立製作所 半導体装置の製造方法
CN103155105B (zh) * 2010-09-28 2016-06-22 富士电机株式会社 半导体器件的制造方法

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