JPS5939680B2 - 冷却塔制御方式 - Google Patents

冷却塔制御方式

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JPS5939680B2
JPS5939680B2 JP9831478A JP9831478A JPS5939680B2 JP S5939680 B2 JPS5939680 B2 JP S5939680B2 JP 9831478 A JP9831478 A JP 9831478A JP 9831478 A JP9831478 A JP 9831478A JP S5939680 B2 JPS5939680 B2 JP S5939680B2
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JP
Japan
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temperature
cooling
water
air
hot water
Prior art date
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JP9831478A
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English (en)
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JPS5525730A (en
Inventor
敏郎 竹安
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は工業用冷却塔の運転を自動化し、あわせて運転
動力を節減する制御方法に関するものである。
高炉の炉体冷却設備や水砕設備では、使用した高温の冷
却水を冷却塔で所定の温度まで冷却して循環使用してい
る。
この冷却塔は、温水を冷却塔上部まで揚水する揚水ポン
プと冷却用空気を送風する冷却ファンをそれぞれ数台備
えているが、温水の流量・温度はその時の操業内容によ
り変化し、外気温度も季節や天候により大幅に変動する
から、冷却塔の能力は、条件の最も厳しい時を仮定して
それを満足しうるように設計されている。
従って常時は相当の余力をもって運転していることにな
り、経済的な運転をするためには、揚水量あるいは送風
量をその時の条件に応じて加減させ、運転動力を軽減す
る必要がある。
しかし、従来からこれらのポンプやファンの運転は、運
転員の判断による手動運転に頼っているのが現状であり
、たとえば水砕設備のように負荷が激しく変動する場合
、運転員の判断が困難になるので、どうしても安全サイ
ドの運転になりがちで、冷却水の温度を所定の温度より
も下げ気味となり、消費電力の不必要な増加を招くこと
になる。
本来、運転員が最適な送風量または揚水量を決めるには
、多くのプロセス量の把握にもとづく複雑な判断を必要
とするため、手動運転により最適な調整をすることは事
実上無理である。
なお、外気温度や冷却塔で冷却された冷水の温度を計測
し、目標値と比較して冷却水温度を一定に保持しようと
する方法があるが、変動に対する応動がおそく、負荷が
急激に変動する場合には不十分であったg 本発明は上記の点を改善し、冷却塔に供給される温水の
状態と外気温度とを計測して制御を行ない。
運転条件の変動に即応して冷却ファンまたは揚水ポンプ
を調整し、運転動力を節減しつるようにしたものである
まず、基本的原理について水砕設備における冷却塔を例
として考察すると、この設備では、第2図に示すような
スケジュール操業が繰り返し行なわれており、この設備
から冷却塔へ戻される温水の水量・温度がかなり広い範
囲に、周期的に変動することを示している。
これに加えて外気温度は、季節や時刻によって相当の変
化があり、乾球温度と湿球温度の差も2〜3℃程度であ
ることが多く、異常乾燥のときは10℃前後になること
もある。
ところで、向流式冷却塔における水と空気の交換熱量を
考えてみると、その交換熱量は、接触する水と空気のも
つエンタルピの差に比例することがわかっている。
ただし、水のもつエンタルピとは、その水と同一の温度
の飽和空気のエンタルピのことをいう。
水の温度と空気のエンタルピとの関係は、水の蒸発量を
空気の流量に比べ無視すれば、湿り空気の温度りと飽和
空気のエンタルピiとの関係をあられしたt −i線図
(第3図)の直線1−2で表わされ、一般に操作線と呼
ばれている。
また、湿り空気のエンタルピは、湿球温度で近似的に代
表することができる。
なお、第3図の符号に付した添字1・2は水あるいは空
気の入口および出口に対して用いである。
空気と水が交流する塔の有効高さZ、および交換係数(
Number of Transfer Unit )
Uは次式で表わされる。
ただし i 二空気のエンタルピ(Kcal/kg’た
だしKg′は乾き空気の重量) iw’ :温度tw℃の飽和空気のエンタルピ(Kc
al/kg’ ) t1′:空気の湿球温度(’C) tw :水の温度 (℃) G :空気の流量 (k g’/h )L :水の流
量 (kg/h) A :空気の流動方向と直角な塔断面 積 (??Z”) a :塔内単位体積当りの空気と水の 接触する有効表面積(シ背) K :エンタルピ基準総括面積熱伝導 係数 (Kcal/rrIAih) N:L/G水空気比 (1)式の右辺に含まれるka値は、数多くの実験より
次の関係があるとされている。
mGn Ka=C(−) (−) ・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・(3)A e”m”Hの値は、それぞれ充填物の種類によって定ま
る値であって、塔内断面の単位面積を流れる水量と風量
の関数としてkaの値を表示できることを示している。
また、m+n中1の関係がある。
したがってで示され、各種の実験結果を示すと、 リヒテンシュタイン(Lichtenstein )の
塔ではA氏(内田氏)の噴霧塔では になっており、リヒテンシュタインとA氏の塔について
tw、 = 50°Cの場合のU/NとNの関係を第4
図に示す。
図の中の曲線はU/Hの値を示しており、直線との交点
が(5)または(6)式を満している。
A氏の噴霧塔の場合、水空気比Nはtwl−50〜70
°C1tw2 = 40°C9t1′=0〜30℃の範
囲では次の式で近似される(第5図)。
N=3.1(twl−40)−〇°65×(40−t1
′)0°45・・・・・・・・・・・・・・(7) しかし、冷却塔入口水温tw1=70℃、冷却塔出口水
温tw2=40°C未満のように冷却範囲が大きな値の
ときは、冷却塔内で蒸発により失なわれる水は温水水量
の4.9%にも達し、このように温度範囲が大きいとき
は、互の値が11.4%も△tw 大きくなるので、U/Nの値にも影響も及ぼすことにな
り、操作線(第3図)を直線としたときの計算よりもU
/Nの値は数%大きくなる。
したがって流入水温度が高い場合には、(7)式のNは
若干減らす必要がある。
また、大気圧の変化によっても飽和曲線は変化する。
たとえば、通常常温では乾燥空気の同一エンタルピに対
して±1℃以内で変化する。
さて、本発明の実施例について説明する。
第1図において、1は冷却塔、2は冷却ファン、3は揚
水ポンプ、4は加熱されて戻されてくる温水の温度を検
出する温度検出器、5は温水の流量検出器、6は冷却塔
1に流入する外気の湿球温度検出器、7は冷却後の冷却
水温度検出器、8は冷却水を水砕設備などへ供給する給
水ポンプ、9は冷却風量を求める風量演算回路、10は
増幅器、11は冷却ファンの台数・回転数決定回路、1
2は電力増幅器である。
まず、目標冷却水温度twsoll を得るための水
空気比Nを、N== f (t ’ + twl )(
’>関係か゛ら計算または実験により求めておく。
たとえば96式の噴霧塔では、tw 5oil =40
℃の場合、(7)式がその計算式に相当する。
第1図において、温水の流量し、水温tw1が激しく変
動するプロセスでは、これらを実際に連続的に計測する
すなわち、流量りは流量検出器5により、温水の温度は
温度検出器4により検出する。
もつとも、これらのプロセス量があまり変動しない場合
には、あらかじめプリセットした値を用いてもよい。
たとえば、前段の熱交換プロセスで、水の温度一定また
は水量一定の制御を行なっている場合は、それに相当す
るプロセス量は一定値としてあつがってよい。
外気湿球温度t1′は湿球温度検出器6により検出する
これら検出値L 、 twl、 t1′ は風量演算
回路9に入力され、別に入力される目標冷却温度tws
ollとから必要風量Gを算出し、台数、回転数決定回
路11で必要なファンを選定し、電力増幅器12を介し
て冷却ファン2に運転指令を与える。
さらに冷却後の冷却水の温度を検出器7で検出し、目標
冷却水温度tw 5oilとの偏差をとりだして、増
幅器10でレベルを調整したのち、風量演算回路9で求
めた必要風量Gの修正を行なう。
なお、必要風量Gを求めるために計算式を用いずに、温
水温度tw1、湿球温度11′のおのおの数点の値に対
するNの値を関数テーブルとして記憶しておき、そのテ
ーブルからその時の温水温度Lw1、湿球温度tγに対
応したNを探して、必要風量Gを定めるようにしても、
実用上さしつかえない。
また外気湿球温度11′は、外気乾燥温度と湿度を自動
計測して、この値より間接的に定めることができる。
また、乾球温度と湿球温度の差は、前記したように、2
〜3℃程度であり、日中一時的に5°C前後になること
もあるが、この程度の差であれば、冷却水の温度を検出
して帰還することにより充分修正可能であるから、湿球
温度のかわりに計測が容易な乾式温度をそのまま用いて
もよく、補正をしておけばよりよい結果が得られる。
なお幾常に乾燥し、乾球温度と湿球温度の差が10℃前
後になるときは経済的な運転にならない場合もあるが、
長期的にみれば、はとんどが2〜3°Cで、修正可能な
範囲であるため、相当な省エネルギー効果が期待できる
温度範囲twl 〜tw2の値が大きい場合は、蒸発水
量・気圧の変動または計算に用いるプロセス量そのもの
の誤差等にもとづく必要風量計算の誤差が考えられるが
、これらは冷却水の温度を帰還することによって充分吸
収できる。
第6図は他の実施例で、冷却風量Gは一定として、揚水
量りをかえ、目標冷却水温度tw 5ollを得るよ
うにしたものである。
13は揚水量を決定するポンプの揚水量演算回路、14
はポンプの台数・回転数決定回路である。
流れ込む温水のうち揚水ポンプ3で揚水されない分は温
水パイプ15を介して直接冷却水槽に流れ込み、冷却水
と混合して目標冷却水一度を得ることになる。
流入する温水総量をLTとし、目標冷却水温度twso
llを得るため、温水総量LTと揚水量りとの比N′=
f′(t1′・twl)をあらかじめ計算または実験に
より求めておく。
このN′の値とそのときの温水総量LTとから揚水量り
を演算し、台数・回転数決定回路14で揚水ポンプ30
台数・回転数を決定しで運転制御を行ない、さらに冷却
水温度を検出器7で検出して揚水量りを修正する。
冷却塔の有効高さが大きい場合は、冷却ファンに比べて
揚水ポンプの動力に大きなエネルギーを必要とするので
、ファンを調整するよりもポンプの運転を制御する方が
省エネルギー効果はより大きくなる。
ファンおよびポンプが複数台の場合、1台のみインバー
タなどによる可変速運転とし、他は定速運転のものを用
いることができる。
本発明によれば、温水の流量および温度の一方または両
方と、外気温度と、冷却水温の目標値によって、冷却風
量または温水の揚水量を調整するため、変動に対する応
動が早く、さらにこの調整による結果を、目標値と冷却
された冷却水温度との偏差によって修正するようにしで
あるから、負荷変動の大きい冷却塔においても、迅速か
つ確実に最適な運転状態に調整することができ、自動化
が可能で運転動力を確実に節減しつる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例を示す配置図、第2図は水砕設備
の冷却塔負荷曲線図、第3図は向流冷却の温度−エンタ
ルピ曲線図、第4図は水空気比と交換係数との関係を示
す曲線図、第5図は湿球温度と水空気比との関係を示す
曲線図、第6図は本発明の他の実施例を示す配置図であ
る。 1は冷却塔、2は冷却ファン、3は揚水ポンプ、4は温
度検出器、5は流量検出器、6は湿球温度検出器、7は
冷却水温度検出器、9は風量演算回路、10は増幅器、
11は冷却ファンの台数回転数決定回路、12は電力増
幅器、13は揚水量演算回路、14はポンプの台数回転
数決定回路、15は温水パイプである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 温水の流量・温度の一方または両方と、外気の湿球
    温度の計測値またはそれにかわるプロセス量の計測値と
    、目標冷却水温度とにより必要な冷却風量または温水の
    揚水量を求め、さらに冷却した後の冷却水温度と目標冷
    却水温度との偏差によって前記冷却風量または温水の揚
    水量を修正し、この修正した値に応じて冷却ファンまた
    は揚水ポンプの運転を制御するようにした冷却塔制御方
    法。
JP9831478A 1978-08-11 1978-08-11 冷却塔制御方式 Expired JPS5939680B2 (ja)

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JPS5525730A JPS5525730A (en) 1980-02-23
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JP2019100669A (ja) * 2017-12-06 2019-06-24 三菱重工業株式会社 補機動力決定装置、プラント、補機動力決定方法、およびプログラム

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