JPS5939433B2 - 新規なるモルホリン誘導体及びその酸付加塩の製造法 - Google Patents
新規なるモルホリン誘導体及びその酸付加塩の製造法Info
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- JPS5939433B2 JPS5939433B2 JP291175A JP291175A JPS5939433B2 JP S5939433 B2 JPS5939433 B2 JP S5939433B2 JP 291175 A JP291175 A JP 291175A JP 291175 A JP291175 A JP 291175A JP S5939433 B2 JPS5939433 B2 JP S5939433B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は一般式〔1〕
〔式中、Xは水素原子または低級アルキル基を、R1お
よびR2は水素原子を、R3は低級アルキル基、低級シ
クロアルキルアルキル基またはアリールアルキル基を表
わす。
よびR2は水素原子を、R3は低級アルキル基、低級シ
クロアルキルアルキル基またはアリールアルキル基を表
わす。
〕で表わされる新規なるモルホリン誘導体の製造法に関
する。
する。
前記一般式〔1〕に於いて、低級アルキル基としてはメ
チル、エチル、n−プロピル、IsO−フロピル基等が
挙げられ、低級シクロアルキル基としてはシクロプロピ
ルメチル基等が挙げられ、アリールアルキル基としては
ベンジル基、フエネチル基等が挙げられる。
チル、エチル、n−プロピル、IsO−フロピル基等が
挙げられ、低級シクロアルキル基としてはシクロプロピ
ルメチル基等が挙げられ、アリールアルキル基としては
ベンジル基、フエネチル基等が挙げられる。
本発明による新規なるモルホリン誘導体は以下の各種の
方法により製造される。
方法により製造される。
4前記一般式〔1〕で表わされる新規なるモルホリン誘
導体は、一般式〔〕〔式中、X.Rl、R2およびR3
は前記と同じ意味を有する。
導体は、一般式〔〕〔式中、X.Rl、R2およびR3
は前記と同じ意味を有する。
〕で表わされる化合物のラクタム部分を還元することに
より得られる。
より得られる。
この反応は一般にラクタム部分(−C−Nく)を還元し
てアミン部分(−CH2N( )にする際に用いられる
各種還元剤および各種の態様が可能である。
てアミン部分(−CH2N( )にする際に用いられる
各種還元剤および各種の態様が可能である。
先ず好適の還元剤としては水素化アルミニウムリチウム
、ナトリウム水素化ビス(メトキシニトキシ)アルミニ
ウム等の金属水素化合物が挙げられる。
、ナトリウム水素化ビス(メトキシニトキシ)アルミニ
ウム等の金属水素化合物が挙げられる。
これらの金属水素化合物は不活性溶媒中、ラクタム誘導
体〔〕と反応させることによつて達成されるが、不活性
溶媒としてはジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングライ
コールジメチルエーテル等が特に好適な溶媒として挙げ
られるが、ヘプタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ベン
ゼン、トルエン等もあわせ用いることもできる。
体〔〕と反応させることによつて達成されるが、不活性
溶媒としてはジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングライ
コールジメチルエーテル等が特に好適な溶媒として挙げ
られるが、ヘプタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ベン
ゼン、トルエン等もあわせ用いることもできる。
還元剤は反応が充分に進行するだけの量を用いることが
望ましく、また反応温度としては、適宜令却または加熱
することにより反応を抑制または促進することが可能で
ある。
望ましく、また反応温度としては、適宜令却または加熱
することにより反応を抑制または促進することが可能で
ある。
その他、該ラクタム誘導体〔〕の還元法としては、実用
性のあるものとして、水素化硼素金属、ジボラン等を用
いる方法が挙げられる。
性のあるものとして、水素化硼素金属、ジボラン等を用
いる方法が挙げられる。
水素化硼素ナトリウムは入手の容易さ、あるいはアルコ
ール性溶媒を用いることが可能な点で使用し易い還元剤
であるが、酸アミド基に対する還元能力は弱いので、本
発明方法の目的には塩化アルミニウム等の塩類との共存
下で用いる方法が挙げられる。1前記一般式〔1〕で表
わされる新規なるモルホリン誘導体は一般式〔〕〔式中
、xは前記と同じ意味を有する。
ール性溶媒を用いることが可能な点で使用し易い還元剤
であるが、酸アミド基に対する還元能力は弱いので、本
発明方法の目的には塩化アルミニウム等の塩類との共存
下で用いる方法が挙げられる。1前記一般式〔1〕で表
わされる新規なるモルホリン誘導体は一般式〔〕〔式中
、xは前記と同じ意味を有する。
で表わされる化合物と一般式〔〕
〕
〔式中、R1、R2およびR3は前記と同じ意味を有す
る。
る。
〕で表わされるモルホリニルメタノール誘導体の活性エ
ステル誘導体とを反応させることにより得られる。
ステル誘導体とを反応させることにより得られる。
この反応は、一般式〔〕で表わされる化合物および一般
式〔v〕で表わされる化合物を直接または不活性有機溶
媒中、塩基性縮合剤の存在下において行なうことができ
る。
式〔v〕で表わされる化合物を直接または不活性有機溶
媒中、塩基性縮合剤の存在下において行なうことができ
る。
不活性有機溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキサイド等
の各種の溶媒またはその混合物が挙げられ、塩基性縮合
剤としてはナトリウムアミド、カリウムアミド等の金属
アミド化合物、金属ナトリウム等のアルカリ金属、ある
いはブチルリチウム、水素化ナトリウム等の各種の塩基
が挙げられる。
ン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキサイド等
の各種の溶媒またはその混合物が挙げられ、塩基性縮合
剤としてはナトリウムアミド、カリウムアミド等の金属
アミド化合物、金属ナトリウム等のアルカリ金属、ある
いはブチルリチウム、水素化ナトリウム等の各種の塩基
が挙げられる。
反応は室温または加熱下に行なうことができる。
なお、本反応に用いられる活性エステル誘導体とは、一
般式〔〕で表わされるモルホリニルメタノール誘導体と
、無機および有機の強酸とのエステルであり、好適例と
しては、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、ベン
ゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、メチルスル
ホン酸とのエステル類が挙げられる。
般式〔〕で表わされるモルホリニルメタノール誘導体と
、無機および有機の強酸とのエステルであり、好適例と
しては、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、ベン
ゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、メチルスル
ホン酸とのエステル類が挙げられる。
4前記一般式〔1〕で表わされる新規なるモルホリン誘
導体は一般式〔V〕〔式中、X.RlおよびR2は前記
と同じ意味を有し、R5は水素原子、低級アルキル基、
低級シクロアルキル基またはアリール基を表わす。
導体は一般式〔V〕〔式中、X.RlおよびR2は前記
と同じ意味を有し、R5は水素原子、低級アルキル基、
低級シクロアルキル基またはアリール基を表わす。
〕で表わされる化合物のアミド部分を還元することによ
つて得られる。本還元反応は3項に述べたラクタム部分
を還元する場合と同一の還元系を同様に用いることがで
きる。
つて得られる。本還元反応は3項に述べたラクタム部分
を還元する場合と同一の還元系を同様に用いることがで
きる。
)前記一般式〔1〕のうち、R3がメチル基をあられす
新規なるモルホリン誘導体は一般式〔〕〔式中、X.R
l、R2は前記と同じ意味を有し、R6は低級アルキル
基またはアリール基を意味する。
新規なるモルホリン誘導体は一般式〔〕〔式中、X.R
l、R2は前記と同じ意味を有し、R6は低級アルキル
基またはアリール基を意味する。
〕で表わされる化合物のウレタン部分
(〉N−C−0−)を還元することにより得られる。
本還元反応は9項に述べたラクタム部分を還元する場合
と同一の還元系を同様に用いることができる。
と同一の還元系を同様に用いることができる。
このようにして5、9、2および@項に述べた各方法に
より得られる一般式〔1〕で表わされる本発明の目的化
合物は、通常の化学的手段により単離精製することがで
きる。
より得られる一般式〔1〕で表わされる本発明の目的化
合物は、通常の化学的手段により単離精製することがで
きる。
なお本発明方法によつて得られる前記一般式〔〕の化合
物は、アミン誘導体であるので、所望に応じて生理的に
無害の各種の無機酸および有機酸たとえば塩酸、硫酸、
臭化水素酸、酢酸、蓚酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸
、フマール酸、コ・・ク酸などと酸附加塩を形成するこ
とができる。
物は、アミン誘導体であるので、所望に応じて生理的に
無害の各種の無機酸および有機酸たとえば塩酸、硫酸、
臭化水素酸、酢酸、蓚酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸
、フマール酸、コ・・ク酸などと酸附加塩を形成するこ
とができる。
本発明方法により得られる新規モルホリン誘導体〔1〕
は、中枢神経系に対して強い薬理作用を有し、たとえば
テトラベナジンに対する強い拮抗作用を示すことが本発
明者等により見い出された。従つて本発明方法による新
規モルホリン誘導体〔1〕は、向積神薬、特に抗ウツ剤
として非常に有用な化合物である。従つて、本発明方法
の趣旨とするところのものは、新規にして有用なる一連
の化合物群の有利なる製造法を提供せんとするものであ
る。
は、中枢神経系に対して強い薬理作用を有し、たとえば
テトラベナジンに対する強い拮抗作用を示すことが本発
明者等により見い出された。従つて本発明方法による新
規モルホリン誘導体〔1〕は、向積神薬、特に抗ウツ剤
として非常に有用な化合物である。従つて、本発明方法
の趣旨とするところのものは、新規にして有用なる一連
の化合物群の有利なる製造法を提供せんとするものであ
る。
なお、各々の出発化合物は通常の方法あるいは本発明者
らの考案による方法により容易に製造され得るが、一例
をあげれば次の如くである。
らの考案による方法により容易に製造され得るが、一例
をあげれば次の如くである。
一般式〔〕の化合物は、たとえば次の方法により得られ
る。一般式〔v〕および〔〕の化合物は、 たとえ ば次の方法により得られる。
る。一般式〔v〕および〔〕の化合物は、 たとえ ば次の方法により得られる。
〔式中、XsRl、R2、R3、R5およびR6は前記
と同じ意味を表わす。
と同じ意味を表わす。
]かくして本発明方法により、次にあげる新規なるモル
ホリン誘導体がたやすく合成できる。
ホリン誘導体がたやすく合成できる。
5−(4−イソブチル−2−モルホリニルメチル)−1
0・11−ジヒトロー5H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピ
ン、融点137〜138℃(蓚酸塩)5−(4−シクロ
プロピルメチル−2−モルホリニルメチル)−10・1
1−ジヒトロー5Hジベンゾ〔b−f〕アゼピン、融点
161.5〜162.5℃(蓚酸塩)5−(4−メチル
−2−モルホリニルメチル)3−エチル−10・11−
ジヒトロー5H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピン、融点1
68〜170℃(蓚酸塩)参考例 47の10・11−ジヒトロー5H−ジベンゾ〔b−f
〕アゼピンと2fのエピクロロヒドリンを25m1のベ
ンゼンに加え、40〜50℃に加熱した。
0・11−ジヒトロー5H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピ
ン、融点137〜138℃(蓚酸塩)5−(4−シクロ
プロピルメチル−2−モルホリニルメチル)−10・1
1−ジヒトロー5Hジベンゾ〔b−f〕アゼピン、融点
161.5〜162.5℃(蓚酸塩)5−(4−メチル
−2−モルホリニルメチル)3−エチル−10・11−
ジヒトロー5H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピン、融点1
68〜170℃(蓚酸塩)参考例 47の10・11−ジヒトロー5H−ジベンゾ〔b−f
〕アゼピンと2fのエピクロロヒドリンを25m1のベ
ンゼンに加え、40〜50℃に加熱した。
これに0.857のナトリウムアミドを少量のトルエン
に懸濁させたものを滴加した。6時間還流撹拌し、反応
液を冷却し、水を加えベンゼン層を分取し水洗、無水硫
酸ナトリウムで乾燥しベンゼンを減圧留去した。
に懸濁させたものを滴加した。6時間還流撹拌し、反応
液を冷却し、水を加えベンゼン層を分取し水洗、無水硫
酸ナトリウムで乾燥しベンゼンを減圧留去した。
得られた油状物を減圧蒸留し融点73〜74℃の5−(
2・3−エポキシプロピル)−10・11−ジヒトロー
5H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピンを得た。上記5−(
2・3−エポキシプロピル)−10・11−ジヒドロ5
H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピンを過剰のベンジルアミ
ンと90℃で10時間反応させ、過剰のベンジルアミン
を減圧留去し、2.87の5(2−ヒドロキシ−3−ベ
ンジルアミノ−プロピル)−10・11−ジヒトロー5
H−ジベンゾ〔B.f〕アゼピンを含む油状物質を得た
。このものを40m1の塩化メチレンに溶解させO〜5
℃に冷却し35′i!の10%水酸化ナトリウムを加え
、更に17のクロロアセチルクロライドを滴加した。そ
のまま2時間攪拌した後、水を加え塩化メチレン層を分
取し、水洗、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、塩化メチレ
ンを減圧留去することにより3.1yの5−〔2−ヒド
ロキシ〜3−(N−クロロアセチル)ベンジルアミノ−
プロピル〕−10・11−ジヒトロー5H−ジベンゾ〔
b−f〕アゼピンを含む油状物質を得た。更にこの油状
物質を50m1のメタノールに溶解させ、金属ナトリウ
ム0.187とメタノール10m1で調製したナトリウ
ムメチラート溶液を滴加し20時間還流した。後メタノ
ールを減圧留去し、水を加えクロロホルムで抽出し、ク
ロロホルム層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後ク
ロロホルムを減圧留去し、3.67の5−(4−ベンジ
ル−5−オキソ一2モルホリニルメチル)−10・11
−ジヒドロ5H−ジベンゾ(b−f〕アゼピンを含む油
状物質を得た。次に実施例をあげて本発明の方法をさら
に詳しく説明するが何らこれのみにとられれるものでな
いことはいうまでもない。
2・3−エポキシプロピル)−10・11−ジヒトロー
5H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピンを得た。上記5−(
2・3−エポキシプロピル)−10・11−ジヒドロ5
H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピンを過剰のベンジルアミ
ンと90℃で10時間反応させ、過剰のベンジルアミン
を減圧留去し、2.87の5(2−ヒドロキシ−3−ベ
ンジルアミノ−プロピル)−10・11−ジヒトロー5
H−ジベンゾ〔B.f〕アゼピンを含む油状物質を得た
。このものを40m1の塩化メチレンに溶解させO〜5
℃に冷却し35′i!の10%水酸化ナトリウムを加え
、更に17のクロロアセチルクロライドを滴加した。そ
のまま2時間攪拌した後、水を加え塩化メチレン層を分
取し、水洗、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、塩化メチレ
ンを減圧留去することにより3.1yの5−〔2−ヒド
ロキシ〜3−(N−クロロアセチル)ベンジルアミノ−
プロピル〕−10・11−ジヒトロー5H−ジベンゾ〔
b−f〕アゼピンを含む油状物質を得た。更にこの油状
物質を50m1のメタノールに溶解させ、金属ナトリウ
ム0.187とメタノール10m1で調製したナトリウ
ムメチラート溶液を滴加し20時間還流した。後メタノ
ールを減圧留去し、水を加えクロロホルムで抽出し、ク
ロロホルム層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後ク
ロロホルムを減圧留去し、3.67の5−(4−ベンジ
ル−5−オキソ一2モルホリニルメチル)−10・11
−ジヒドロ5H−ジベンゾ(b−f〕アゼピンを含む油
状物質を得た。次に実施例をあげて本発明の方法をさら
に詳しく説明するが何らこれのみにとられれるものでな
いことはいうまでもない。
実施例 1
(方法8による)
5−(4−ベンジル一5−オキソ一2−モルホリニルメ
チル)−10・11−ジヒトロー5Hジベンゾ〔b−f
]アゼピン0.57を乾燥テトラヒドロフラン5m1に
溶解させ、これをリチウムアルミニウムハイドライド3
01n9を乾燥テトラヒドロフラン5meに懸濁させた
溶液に加え、室温で1時間攪拌した後、更に10時間還
流した。
チル)−10・11−ジヒトロー5Hジベンゾ〔b−f
]アゼピン0.57を乾燥テトラヒドロフラン5m1に
溶解させ、これをリチウムアルミニウムハイドライド3
01n9を乾燥テトラヒドロフラン5meに懸濁させた
溶液に加え、室温で1時間攪拌した後、更に10時間還
流した。
反応液を冷却し水を加え、ベンゼンを加え抽出した。ベ
ンゼン層を分離し、水洗し無水硫酸ナトリウムで乾燥し
、ベンゼンを留去したところ黄色油状物質が得られた。
これにイソプロピルアルコールを加え溶解させシユウ酸
を加えることにより、目的とする5−(4−ベンジル−
2−モルホリニルメチル)−10・11−ジヒトロー5
H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピン・シユウ酸塩を白色結
晶として得た。融点139〜140℃実施例 2 (方法9による) 5−(4−イソプロピル−5−オキソ一2−モルホリニ
ルメチル)−10・11−ジヒドロ5H一尺ゾ〔b−f
]アゼピン0.5yを実施例1と同様にリチウムアルミ
ニウム・・イドライド30即を用いて乾燥テトラヒドロ
フラン中で還元し、同様の後処理を行ない目的とする5
−(4−イソプロピル−2−モルホリニルメチル)−1
0・11−ジヒトロー5H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピ
ン・シユウ酸塩を白色結晶として得た。
ンゼン層を分離し、水洗し無水硫酸ナトリウムで乾燥し
、ベンゼンを留去したところ黄色油状物質が得られた。
これにイソプロピルアルコールを加え溶解させシユウ酸
を加えることにより、目的とする5−(4−ベンジル−
2−モルホリニルメチル)−10・11−ジヒトロー5
H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピン・シユウ酸塩を白色結
晶として得た。融点139〜140℃実施例 2 (方法9による) 5−(4−イソプロピル−5−オキソ一2−モルホリニ
ルメチル)−10・11−ジヒドロ5H一尺ゾ〔b−f
]アゼピン0.5yを実施例1と同様にリチウムアルミ
ニウム・・イドライド30即を用いて乾燥テトラヒドロ
フラン中で還元し、同様の後処理を行ない目的とする5
−(4−イソプロピル−2−モルホリニルメチル)−1
0・11−ジヒトロー5H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピ
ン・シユウ酸塩を白色結晶として得た。
融点203,5〜204.5℃実施例 3
(方法Oによる)
10・11−ジヒトロー5H−ジベンゾ〔b−f〕アゼ
ピン1.07を乾燥ベンゼン20m1に溶解させ、室温
でナトリウムアミド500ηを加え1時間還流する。
ピン1.07を乾燥ベンゼン20m1に溶解させ、室温
でナトリウムアミド500ηを加え1時間還流する。
次に反応液を冷却し、室温で4−イソプロピル−2−ク
ロロメチルモルホリン1.07を乾燥ベンゼン5m1に
溶解した液を加える。室温で1時間攪拌し、更に20時
間還流撹拌した。後反応液に水を加え、ベンゼン層を分
離し、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ベンゼ
ンを留去し、得られた残留物をイソプロピルアルコール
に溶解させ、シユウ酸を加えることにより目的とする5
(4−イソプロピル−2−モルホリノメチル)10・1
1−ジヒトロー5H−ジベンゾ〔b・f〕アゼピン・シ
ユウ酸塩を白色結晶として得た。融点203.5〜20
4.5℃実施例 4 (方法9による) 10・11−ジヒトロー5H−ジベンゾ〔b・f〕アゼ
ピン160yを実施例3と同様にナトリウムアミド50
0TI19を用い、4−ベンジル一2−クロロメチルモ
ルホリンと反応させ同様の後処理を行ない、目的とする
5−(4−ベンジル−2−モルホリニルメチル)−10
・11−ジヒドロ5H−ジゾ〔b−f〕アゼピン・シユ
ウ酸塩を白色結晶として得た。
ロロメチルモルホリン1.07を乾燥ベンゼン5m1に
溶解した液を加える。室温で1時間攪拌し、更に20時
間還流撹拌した。後反応液に水を加え、ベンゼン層を分
離し、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ベンゼ
ンを留去し、得られた残留物をイソプロピルアルコール
に溶解させ、シユウ酸を加えることにより目的とする5
(4−イソプロピル−2−モルホリノメチル)10・1
1−ジヒトロー5H−ジベンゾ〔b・f〕アゼピン・シ
ユウ酸塩を白色結晶として得た。融点203.5〜20
4.5℃実施例 4 (方法9による) 10・11−ジヒトロー5H−ジベンゾ〔b・f〕アゼ
ピン160yを実施例3と同様にナトリウムアミド50
0TI19を用い、4−ベンジル一2−クロロメチルモ
ルホリンと反応させ同様の後処理を行ない、目的とする
5−(4−ベンジル−2−モルホリニルメチル)−10
・11−ジヒドロ5H−ジゾ〔b−f〕アゼピン・シユ
ウ酸塩を白色結晶として得た。
融点139〜140℃実施例 5(方法4による)
5−(4−アセチル−2−モルホリニルメチル)10・
11−ジヒトロー5H−ジベンゾ〔b・f〕アゼピン0
.347を実施例5と同様にしてリチウムアルミニウム
ハイドライド807n9を用い、テトラヒドロフラン1
0m1中で還元した。
11−ジヒトロー5H−ジベンゾ〔b・f〕アゼピン0
.347を実施例5と同様にしてリチウムアルミニウム
ハイドライド807n9を用い、テトラヒドロフラン1
0m1中で還元した。
同様の後処理を行ない目的とする5−(4−エチル−2
一モルホリニルメチル)−10・11−ジヒドロ5H−
ジベンゾ〔b−f〕アゼピン・シユウ酸塩を白色結晶と
して得た。融点210〜211℃実施例 6(方法@に
よる) 5−(4−エトキシカルボニル−2−モルホリニルメチ
ル)−10・11−ジヒトロー5H−ジベンゾ〔b−f
〕アゼピン0.8yをテトラヒドロフラン5m1に溶解
させ、これをリチウムアルミニウムハイドライド100
▼をTHF5mlに懸濁させたものに加える。
一モルホリニルメチル)−10・11−ジヒドロ5H−
ジベンゾ〔b−f〕アゼピン・シユウ酸塩を白色結晶と
して得た。融点210〜211℃実施例 6(方法@に
よる) 5−(4−エトキシカルボニル−2−モルホリニルメチ
ル)−10・11−ジヒトロー5H−ジベンゾ〔b−f
〕アゼピン0.8yをテトラヒドロフラン5m1に溶解
させ、これをリチウムアルミニウムハイドライド100
▼をTHF5mlに懸濁させたものに加える。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xは水素原子または低級アルキル基を、R_1
およびR_2は水素原子を、R_3は低級アルキル基、
低級シクロアルキルアルキル基またはアリールアルキル
基を意味する。 〕で表わされる化合物のラクタム部分を還元し、かつ必
要に応じて、その酸付加塩とすることを特徴とする一般
式▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、X、R_1、R_2、R_3は前記と同じ意味
を有する。 〕で表わされる新規なるモルホリン誘導体及びその酸付
加塩の製造法。 2 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xは特許請求の範囲第1項に記載した意味を有
する。 〕で表わされる化合物と一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1、R_2およびR_3は特許請求の範囲
第1項に記載した意味を有する。 〕で表わされるモルホリニルメタノール誘導体の活性エ
ステル誘導体とを反応させ、かつ必要に応じてその酸付
加塩とすることを特徴とする一般式〔式中、X、R_1
、R_2およびR_3は前記と同じ意味を有する。 〕で表わされる新規なるモルホリン誘導体及びその酸付
加塩の製造法。 3 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、X、R_1およびR_2は特許請求の範囲第1
項に記載した意味を有し、R_5は水素原子、低級アル
キル基、低級シクロアルキル基またはアリール基を意味
する。 〕で表わされるアミド部分を還元し、かつ必要に応じて
その酸付加塩とすることを特徴とする一般式▲数式、化
学式、表等があります▼〔式中、X、R_1、R_2お
よびR_5は前記と同じ意味を有する。 〕で表わされる新規なるモルホリン誘導体及びその酸付
加塩の製造法。 4 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、X、R_1およびR_2は特許請求の範囲第1
項に記載した意味を有し、R_6は低級アルキル基また
はアリール基を意味する。 〕で表わされる化合物のウレタン部分を還元し、かつ必
要に応じてその酸付加塩とすることを特徴とする一般式
▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、X、R_1およびR_2は前記と同じ意味を有
する。 〕で表わされる新規なるモルホリン誘導体及びその酸付
加塩の製造法。
Priority Applications (24)
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---|---|---|---|
JP291175A JPS5939433B2 (ja) | 1974-12-27 | 1974-12-27 | 新規なるモルホリン誘導体及びその酸付加塩の製造法 |
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SE7513577A SE419985B (sv) | 1974-12-09 | 1975-12-02 | Forfarande for framstellning av nya tricykliska dibensazepinderivat |
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CS813275A CS189739B2 (en) | 1974-12-27 | 1975-12-09 | Method of producing new tricyclic derivatives of dibenzazepine |
FR7537633A FR2293936A1 (fr) | 1974-12-09 | 1975-12-09 | Procede de preparation de composes tricycliques de dibenzazepine, nouveaux produits ainsi obtenus et leur utilisation comme produits antidepressifs |
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AR264773A AR212970A1 (es) | 1974-12-09 | 1976-09-20 | Procedimiento para obtener derivados de 5-(2-morfolinilmetnil)dibenzazepina |
ES77457881A ES457881A1 (es) | 1974-12-27 | 1977-04-15 | Un procedimiento para la produccion de nuevos derivados tri-ciclicos de dibenzazepina. |
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Family Applications (1)
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JP291175A Expired JPS5939433B2 (ja) | 1974-12-09 | 1974-12-27 | 新規なるモルホリン誘導体及びその酸付加塩の製造法 |
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Country | Link |
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-
1974
- 1974-12-27 JP JP291175A patent/JPS5939433B2/ja not_active Expired
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Publication number | Publication date |
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JPS5180881A (ja) | 1976-07-15 |
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