JPS5939435B2 - 新規なるモルホリン誘導体及びその酸付加塩の製造法 - Google Patents

新規なるモルホリン誘導体及びその酸付加塩の製造法

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JPS5939435B2
JPS5939435B2 JP4989175A JP4989175A JPS5939435B2 JP S5939435 B2 JPS5939435 B2 JP S5939435B2 JP 4989175 A JP4989175 A JP 4989175A JP 4989175 A JP4989175 A JP 4989175A JP S5939435 B2 JPS5939435 B2 JP S5939435B2
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義典 高島
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明ほ一般式〔〔 は前記 ン誘導体及びその 〔式中、X.RlおよびR2は水素原子を、R3ほ水素
原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級シクロ
アルキルアルキル基またはアリールアルキル基を表わす
〕で表わされる新規なるモルホリン誘導体の製造法に関
する。
前記一般式1に於いて、低級アルキル基としてはメチル
、エチル、n−プロピル、IsO−プロピル基等が挙げ
られる。
低級アルケニル基としてはプロペニル基、ブテニル基等
が挙げられ、低級シクロアルキル基としてはシクロプロ
ピルメチル基等が挙げられ、アリールアルキル基として
はベンジル基、7エネチル基等が挙げられる。
本発明による新規なるモルホリン誘導体は以下の各種の
方法により製造される。
5前記一般式〔0で表わされる新規なモルホリン誘導体
は、一般式〔式中、X.Rl、R2およびR3は前記と
同じ意味を有する。
〕で表わされる化合物のラクタム部分を還元することに
より得られる。
この反応は一般にラクタム部分(−C−N()を還元し
てアミン部分(−CH2N<)にする際に用いられる各
種還元剤および各種の態様が可能である。
先ず好適の還元剤としては水素化アルミニウムリチウム
、ナトリウム水素化ビス(メトキシエトキシ)アルミニ
ウム等の金属水素化合物が挙げられる。
これらの金属水素化合物は不活性溶媒中、ラクタム誘導
体と反応させることによつて達成されるが、不活性溶媒
としてはジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングライコー
ルジメチルエーテル等が特に好適な溶媒として挙げられ
るが、ヘプタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン
、トルエン等もあわせ用いることもできる。
還元剤は反応が充分に進行するだけの量を用いることが
望ましく、また反応温度としては、適宜冷却または加熱
することにより反応を抑制または促進することが可能で
ある。
その他、該ラクタム透導体の還元法としては、実用性の
あるものとして、水素化硼素金属、ジボラン等を用いる
方法が挙げられる。
水素化硼素ナトリウムは入手の容易さ、あるいはアルコ
ール性溶媒を用いることが可能な点で使用し易い還元剤
であるが、酸アミド基に対する還元能力は弱いので、本
発明方法の目的には塩化アルミニウム等の塩類との共存
下で用いる方法が挙げられる。5前記=般式〔Dで表わ
される新規なるモルホリン誘導体のうちR3が水素原子
である場合を除く化合物群は一般式〔式中、Xは前記と
同じ意味を有する。
〕で表わされる化合物と一般式(代) 〔式中、R1およびR2は前記と同じ意味を有し、R4
は低級アルキル基、低級アルケニル基、低級シクロアル
キルアルキル基またはアリールアルキル基を意味する。
〕で表わされるモルホリニルメタノール誘導体の活性エ
ステル誘導体とを反応させることにより得られる。
この反応は、一般式囲で表わされる化合物および一般式
(代)で表わされる化合物を直接または不活性有機溶媒
中、塩基性縮合剤の存在下において行うことができる。
不活性有機溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキサイド等
の各種の溶媒またはその混合物が挙げられ、塩基性縮合
剤としてはナトリウムアミド、カリウムアミド等の金属
アミド化合物、金属ナトリウム等のアルカリ金属、ある
いはブチルリチウム、水素化ナトリウム等の各種の塩基
が挙げられる。
反応は室温または加熱下に行うことができる。
なお、本反応に用いられる活性エステル誘導体とは、一
般式(5)で表わされるモリホリニルメタノール誘導体
と、無機および有機の強酸とのエステルであり、好適例
としては、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、ベ
ンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、メチルス
ルホン酸とのエステル類が挙げられる。う 前記一般式
印で表わされる新規なるモルホリン誘導体のうちR3が
水素原子である場合を除く化合物群は一般式M〔式中、
X.RlおよびR2は前記と同じ意味を有し、R5は水
素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級シク
ロアルキル基、低級シクロアルキルアルキル基、アリー
ル基またはアリールアルキル基を表わす。
〕で表わされる化合物のアミド部分を還元することによ
つて得られる。
本還元反応は5項に述べたラクタム部分を還元する場合
と同一の還元系を同様に用いることができる。
6前記一般式1のうち、R3がメチル基をあられす新規
なるモルホリン誘導体は一般式J〔式中、X.Rl、R
2は前記と同じ意味を有し、R6は低級アルキル基また
はアリール基を意味する。
〕で表わされる化合物のウレタン部分(〉N−C−0−
)を還元することにより得られる。
本還元反応は5項に述べたラクタム部分を還元する場合
と同一の還元系を同様に用いることができる。
6前記一般式1で表わされる新規なるモルホリン誘導体
のうちR3が水素である化合物は一般式〔式中、X..
R,およびR2は先と同じ意味を有し、R7は低級アル
キル基またはアリールアルキル基を表わす。
〕で表わされるモルホリン誘導体から、R7で示される
低級アルキル基またはアリールアルキル基を除去するこ
とにより得られる。
前記一般式門において、低級アルキル基としてはメチル
、エチル、n−プロピル、イソプロピル基等が挙げられ
、またアリールアルキル基としてはベンジル、フエネチ
ル基等が挙げられる。本発明方法によれば、一般式にお
けるR7で示される低級アルキル基またはアリールアル
キル基を除去し、必要に応じて、得られた化合物をその
酸付加塩とすることにより達成されるが、当該低級アル
キル基またはアルアルキル基を除去する方法としては、
いくつかの方法が挙げられる。
最も好ましい方法の一つとしてクロール炭酸アルキルエ
ステルまたはクロール炭酸アリールエステルを用いる方
法が挙げられる。
すなわち本方法において、一般式几で表わされる原料化
合物をクロール炭酸エステル類と混和反応させることに
より、R7に示される低級アルキル基あるいはアリール
アルキル基は脱離し、代つて、アルコキシカルボニル基
またはアリールオキシカルボニル基が置換されるが、こ
れらアルコキシカルボニル基あるいはアリールオキシカ
ルボニル基により置換されたる化合物は加水分解反応に
より、容易にそのアルコキシカルボニル基あるいはアリ
ールオキシカルボニル基は分解脱離し、目的とする一般
式〔1〕で表わされる新規モルホリン誘導体を得ること
ができる。
クロール炭酸エステル類との混和反応は、不活性溶媒中
たとえばベンゼン、トルエン中で、室温乃至加熱下に行
われる。又、アルコキシカルボニル基あるいはアリール
オキシカルボニル基の加水分解はたとえば水酸化ナトリ
ウムや水酸化力1ノウムの様なアルカリを用いて行うこ
とができ、たとえば水、含水メタノールあるいは含水エ
タノールの様な溶剤を用い行われる。加水分解は加熱す
ることにより促進または完結することができる。1前記
一般式〔〕で表わされる新規なるモルホリン誘導体のう
ちR3が水素である場合を除く化合物群は一般式鴎〔式
中、X,.RlおよびR2は前記と同じ意味を有する。
〕で表わされるモルホリン誘導体と一般式 R3−0H 〔式中、R3は前記と同じ意味を有する。
但し水素は除く。〕で表わされる化合物の活性エステル
誘導体とを反応させることにより得られる。
この反応は一般式鴎で表わされる化合物およびで表わさ
れる化合物の活性エステル誘導体とを直接または不活性
有機溶媒中、塩基性縮合剤の存在下において行うことが
できる。
不活性有機溶媒としてはベンゼン、トルエン、キシレン
、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキサイド、メ
タノール、エタノール、プロパノール等の各種の溶媒又
はその混合物などが挙げられ、塩基性縮合剤としてはた
とえば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸水素カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、トリエチ
ルアミン、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラー
トなどの各種の塩基が挙げられる。
反応は室温または加熱下に行うことができる。
なお、本反応に用いられる活性エステル誘導体とは、一
般式で表わされる化合物と無機及び有機の強酸とのエス
テルであり、好適例としては塩酸、臭化水素酸、ヨウ化
水素酸、硫酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスル
ホン酸、メチルスルホン酸とのエステル類が挙げられる
。4前記一般式〕で表わされる新規なるモルホリン誘導
体のうち、R3が水素である場合を除く化合物群は一般
式鴎で表わされるモルホリン誘導体と一般式x〔式中、
R8は水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、
低級シクロアルキル基、アリール基またはアリールアル
キル基を表わし、R9は水素原子または低級アルキル基
を表わす。
〕で表わされるカルボニル誘導体と縮合、還元すること
により得られる。この反応は既知の各種の態様が可能で
ある。
例えばモルホリン誘導体鴎とギ酸よりなる混合物にカル
ボニル誘導体xを加えて反応を行う。ロイカルトーワラ
ツハ(Leuckart−Wallach)反応により
達成することができる。モルホリン誘導体鴎とカルボニ
ル誘導体とを混合することによりエナミンを生成後、不
活性溶媒中又は無溶媒でギ酸あるいは水素化ホウ素ナト
リウム、水素化ホウ素リチウム、水素化シアノホウ素ナ
トリウム、水素化アルミニウムリチウム、ナトリウム水
素化ビス(メトキシエトキシ)アルミニウム等の金属水
素化合物またはジボラン等を用いることによつて達成で
きる。
不活性溶媒としては、メタノール、エタノール、イソプ
ロピルアルコール、ブチルアルコール等のアルコール系
溶媒、ベンゼン、トルエン、ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等
から随時選択できる。還元剤は反応が充分進行するだけ
の量を用いることが望ましく、又、反応温度としては適
宜冷却又は加熱することにより反応を抑制又は促進する
ことが可能である。
このようにして9、5、6、4、6、1および[F]項
に述べた各方法により得られる一般式〔Dで表わされる
本発明の目的化合物は、通常の化学的手段により単離精
製することができる。
なお本発明方法によつて得られる前記一般式〔Dの化合
物はアミン誘導体であるので、所望に応じて生理的に無
害の各種の無機酸および有機酸たとえば塩酸、硫酸、臭
化水素酸、酢酸、蓚酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、
フマール酸、コハク酸などと酸附加塩を形成することが
できる。
本発明方法により得られる新規モルホリン誘導体〔Iは
、中枢神経系に対して強い薬埋作用を有し、たとえばテ
トラベナジンに対する強い拮抗作用を示すことが本発明
者等により見い出された。
従つて本発明方法による新規モルホリン誘導体〔0は、
向精神薬、特に抗ウツ剤として非常に有用な化合物であ
る。従つて、本発明方法の趣旨とするところのものは、
新規にして有用なる一連の化合物群の有利なる製造法を
提供せんとするものである。
なお、各々の出発化合物は通常の方法あるいは本発明者
らの考案による方法により容易に製造され得るが、一例
をあげれば次の如くである。
一般式几の化合物は、たとえば次の方法により得られる
。−般式1、(代)および鴎の化合物は、たとえば次の
方法により得られる。
〔式中、X.Rl、R2、R3、R5およびR6は前記
と同じ意味を表わす。
〕参考例 47の5H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピンと27のエピ
クロロヒドリンを25m2のベンゼンに加え、40〜5
0℃に加熱した。
これに0.85yのナトリウムアミドを少量のトルエン
に懸濁させたものを滴加した。3時間撹拌し、反応液を
冷却し、水を加えベンゼン層を分取し水洗、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥しベンゼンを減圧留去し5−(2・3−
エポキシプロピル)−5H−ジベンゾ〔b・f〕アゼピ
ンを得た。
上記5−(2・3−エポキシプロピル)−5H−ジベン
ゾ〔b−f〕アゼピンを過剰のベンジルアミンと90℃
で10時間反応させ、過剰のベンジルアミンを減圧留去
し、2、57の5−(2−ヒドロキシ−3−ベンジルア
ミノ−プロピル)−5H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピン
を含む油状物質を得た。このものを40m1の塩化メチ
レンに溶解させO〜5℃に冷却し3.47の10%水酸
化ナトリウムを加え、更に0.9yのクロロアセチルク
ロライドを滴加した。そのまま2時間攪拌した後、水を
加え塩化メチレン層を分取し、水洗、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、塩化メチレンを減圧留去することにより5
−〔2−ヒドロキシ−3−(N−クロロアセチル)ベン
ジルアミノ−プロピル〕−5H−ジベンゾ〔b−f〕ア
ゼピンを含む油状物質を得た。更にこの油状物質を50
m1のメタノールに溶解させ、金属ナトリウム0.17
yとメタノール10m1で調製したナトリウムメチラー
ト溶液を滴加し20時間還流した。後メタノールを減圧
留去し、水を加えクロロホルムで抽出し、クロロホルム
層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後クロロホルム
を減圧留去し、3.0yの5−(4−ベンジル−5−オ
キソ一2一モルホリニルメチル)−5H−ジベンゾ〔b
−f〕アゼピンを含む油状物質を得た。次に実施例をあ
げて本発明の方法をさらに詳しく説明するが何らこれの
みにとられれるものでないことはいうまでもない。
実施例 1 (方法4による) 5−(4−ベンジル−5−オキソ一2−モルホリニルメ
チル)−5H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピン0.57を
乾燥テトラヒドロフラン5m1に溶解させ、これをリチ
ウムアルミニウムハイドライド30ηを乾燥テトラヒド
ロフラン5m1に懸濁させた溶液に加え、室温で1時間
攪拌した後、更に10時間還流した。
反応液を冷却し水を加え、ベンゼンを加え抽出した。ベ
ンゼン層を分離し、水洗し無水硫酸ナトリウムで乾燥し
、ベンゼンを留去したところ黄色油状物質が得られた。
これをイソプロピルアルコールで扱うことにより、目的
とする5−(4−ベンジル−2−モルホリニルメチル)
−5H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピンを淡黄色結晶とし
て得た。融点122〜123℃o実施例 2(方法5に
よる) 5−(4−イソプロピル〜5−オキソ一2−モルホリニ
ルメチル)−5H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピン0.5
yを実施例1と同様にリチウムアルミニウムハイドライ
ド30ηを用いて乾燥テトラヒドロフラン中で還元し、
同様の後処理を行い目的とする5−(4−イソプロピル
−2−モルホリニルメチル)−5H−ジベンゾ〔b・f
〕アゼピン・シユウ酸塩を黄白色結晶として得た。
融点146〜147℃。実施例 3 (方法5による) 5H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピン2.07を乾燥ベン
ゼン40m2に溶解させ、室温でナトリウムアミド70
0m9を加え1時間還流する。
次に反応液を冷却し、室温で4−イソプロピル−2−ク
ロロメチルモルホリン2.0f/を乾燥ベンゼン5aに
溶解した液を加える。室温で1時間攪拌し、更に20時
間還流攪拌した。後反応液に水を加え、ベンゼン層を分
離し、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ベンゼ
ンを留去し、得られた残留物をイソプロピルアルコール
に溶解させ、シユウ酸を加えることにより目的とする実
施例2と同一の5−(4−イソプロピル−2−モルホリ
ノメチル)一5H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピン・シユ
ウ酸塩を黄白色結晶として得た。実施例 4 (方法5による) 5H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピン2.0fを実施例3
と同様にナトリウムアミド7007r1gを用い、ノ4
−ベンジル−2−クロロメチルモルホワンと反応させ同
様の後処理を行い、目的とする実施例1と同一の5−(
4−ベンジル−2−モルホリニルメチル)−5H−ジベ
ンゾ〔b−f〕アゼピンを黄色結晶として得た。
実施例 5 (方法6による) 5−(4−アセチル−2−モルホリニルメチル)−5H
−ジベンゾ〔b−f〕アゼピン0.207を実施例5と
同様にしてリチウムアルミニウムハイドライド5071
9を用い、テトラヒトげフラン10Tn1中で還元した
同様の後処理を行い目的とする5−(4−エチル−2−
モルホリニルメチル)5H−ジ勺ゾ〔b−f〕アゼピン
・シユウ酸塩を黄色結晶として得た。融点99.5〜1
00.5℃o実施例 6(方法6による) 5−(4−エトキシカルボニル−2−モルホリニルメチ
ル)−5H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピン0,3yをテ
トラヒドロフラン10m1Vc溶解させ、これをリチウ
ムアルミニウムハイドライド100〜をTHF5mlV
c懸濁させたものに加える。
室温で30分間攪拌し、更に1時間還流した。後反応液
を冷却し、水を加えベンゼンを加え抽出し、ベンゼン層
を水洗し無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ベンゼンを減圧
留去し得られた残留物をイソプロピルアルコールに溶解
し、シユウ酸を加えることにより目的とする5−(4−
メチノレ一2−モノレホリニルメチル)−5H−ジベン
ゾ〔b−f〕アゼピン・シユウ酸塩を淡黄色結晶として
得た。融点207〜209℃o実施例 7 (方法5による) 5−(4−ベンジル−2−モルホリニルメチル)−5H
−ジベンゾ〔b−f〕アゼピン1.6yを20m1のベ
ンゼンに加え、さらにクロル炭酸エチル1,57を加え
、5時間還流した。
反応液を冷却し、少量の水を加えベンゼン層を分液し、
ベンゼン層を水洗した。次にベンゼン層を乾燥した後、
ベンゼンを留去し、1.857のオイルを得、これをエ
タノール20m1に溶解させ30%水酸化ナトリウムを
7m1加え65℃で5時間反応した。
反応液を冷却し、ベンゼンで抽色後、ベンゼン層を水洗
し無水硫酸ナトリウムで乾燥しベンゼンを留去し、目的
とする5−(2−モルホリニルメチル)−5H−ジベン
ゾ〔b−f〕アゼピンを黄色結晶として得た。融点13
3.5〜134.5℃o実施例 8 (方法1による) 5−(2−モルホリニルメチル)−5H−ジベンゾ〔b
−f〕アゼピン0.2yをジメチルホルムアミド2m1
に溶解させたものを水素化ナトリウム50T1Z9を5
aのジメチルホルムアミドに懸濁させたものに滴加した
室温で30分間攪拌後反応液にジメチルアリルブロマイ
ド0.12yを2WLeのジメチルホルムアミドに溶解
させたものを滴加した。室温で3時間攪拌後、反応液に
水を加えクロロホルムで抽出した。クロロホルム層を水
洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、クロロホルムを留
去し目的とする5−(4−ジメチノレアリノレ一2−モ
ノレホリニルメチル)−5H−ジベンゾ〔b−f〕アゼ
ヒソを淡黄色結晶として得た。融点99〜100℃o実
施例 9 (方法1による) 5−(2−モルホリニルメチル)−5H−ジベンゾ〔b
−f〕アゼピン0,27を実施例7と同様にして50〜
の水素化ナトリウムを用いシクロプロピルメチルブロマ
イドと反応させ同様の後処理を行い目的とする5−(4
−シクロプロピルメチル−2−モルホリニルメチル)−
5H−ジベンゾ〔b−f〕アゼピンを油状物質として得
た。
これをイソプロピルアルコールに溶解させシユウ酸を加
えることにより5−(4−シクロプロピルメチル−2−
モルホリニルメチル)−5H−ジベンゾ〔b−f〕アゼ
ピン・シユウ酸塩を淡黄色結晶として得た。融点153
.5〜154.5色c0実施例 10(方法4による) 5−(2−モルホリニルメチル)−5H−ジベンゾ〔b
−f〕アゼピン130ηと90%ギ酸300ワ、37%
ホルマリン0.25m1の混合物を90〜100℃で8
時間攪拌した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、X、R_1およびR_2は水素原子を、R_3
    は水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級
    シクロアルキルアルキル基またはアリールアルキル基を
    意味する。 〕で表わされる化合物のラクタム部分を還元し、かつ必
    要に応じて、その酸付加塩とすることを特徴とする一般
    式▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、X、R_1、R_2、R_3は前記と同じ意味
    を有する。 〕で表わされる新規なるモリホリン誘導体及びその酸付
    加塩の製造法。 2 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xは特許請求の範囲第1項に記載した意味を有
    する。 〕で表わされる化合物と一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1およびR_2は特許請求の範囲第1項に
    記載した意味を有し、R_4は低級アルキル基、低級ア
    ルケニル基、低級シクロアルキルアルキル基またはアリ
    ールアルキル基を意味する。 〕で表わされるモルホリニルメタノール誘導体の活性エ
    ステル誘導体とを反応させ、かつ必要に応じてその酸付
    加塩とすることを特徴とする一般式▲数式、化学式、表
    等があります▼〔式中、X、R_1、R_2およびR_
    4は前記と同じ意味を有する。 〕で表わされる新規なるモルホリン誘導体及びその酸付
    加塩の製造法。 3 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、X、R_1およびR_2は特許請求の範囲第1
    項に記載した意味を有し、R_5は水素原子、低級アル
    キル基、低級アルケニル基、低級シクロアルキル基、低
    級シクロアルキルアルキル基、アリール基またはアリー
    ルアルキル基を意味する。 〕で表わされるアミド部分を還元し、かつ必要に応じて
    その酸付加塩とすることを特徴とする一般式▲数式、化
    学式、表等があります▼〔式中、X、R_1、R_2お
    よびR_5は前記と同じ意味を有する。 〕で表わされる新規なるモルホリン誘導体及びその酸付
    加塩の製造法。 4 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、X、R_1およびR_2は特許請求の範囲第1
    項に記載した意味を有し、R_6は低級アルキル基また
    はアリール基を意味する。 〕で表わされる化合物のウレタン部分を還元し、かつ必
    要に応じてその酸付加塩とすることを特徴とする一般式
    ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、X、R_1およびR_2は前記と同じ意味を有
    する。 〕で表わされる新規なるモルホリン誘導体及びその酸付
    加塩の製造法。 5 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、X、R_1およびR_2は特許請求の範囲第1
    項に記載した意味を有し、R_7は低級アルキル基また
    はアリールアルキル基を表わす。 〕で表わされるモルホリン誘導体からR_7で示される
    低級アルキル基またはアリールアルキル基を除去し、必
    要に応じて得られた化合物をその酸付加塩とすることを
    特徴とする一般式▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、X、R_1及びR_2は先と同じ意味を有する
    。 〕で表わされるモルホリン誘導体及びその酸付加塩の製
    造法。 6 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、X、R_1およびR_2は特許請求範囲第1項
    に記載した意味を表わす。 〕で表わされるモリホリン誘導体と一般式 R_3−OH 〔式中、R_3は特許請求の範囲第1項と同じ意味を有
    する。 但し、水素原子は除く。〕で表わされる化合物の活性エ
    ステル誘導体とを反応させ、かつ必要に応じてその酸付
    加塩とすることを特徴とする一般式▲数式、化学式、表
    等があります▼ 〔式中、X、R_1、R_2及びR_3は前記と同じ意
    味を有する。 〕で表わされる新規なるモルホリン誘導体及びその酸付
    加塩の製造法。 7 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、X、R_1およびR_2は特許請求の範囲第1
    項に記載した意味を表わす。 〕で表わされるモルホリン誘導体と一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_8は水素原子、低級アルキル基、低級アル
    ケニル基、低級シクロアルキル基、アリール基またはア
    リールアルキル基を表わし、R_9は水素原子または低
    級アルキル基を表わす。 〕で表わされるカルボニル誘導体とを縮合、還元させ、
    かつ必要に応じてその酸付加塩とすることを特徴とする
    一般式▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、X、R_1、R_2、R_8およびR_9は前
    記と同じ意味を表わす。 〕で表わされる新規なるモルホリン誘導体及びその酸付
    加塩の製造法。
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