JPS5939368B2 - クロム含有粉状物の直接処理方法 - Google Patents

クロム含有粉状物の直接処理方法

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JPS5939368B2
JPS5939368B2 JP52028437A JP2843777A JPS5939368B2 JP S5939368 B2 JPS5939368 B2 JP S5939368B2 JP 52028437 A JP52028437 A JP 52028437A JP 2843777 A JP2843777 A JP 2843777A JP S5939368 B2 JPS5939368 B2 JP S5939368B2
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JP
Japan
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chromium
powder
slurry
treatment
treatment method
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Application number
JP52028437A
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English (en)
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JPS53113266A (en
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敏夫 湊
卓也 森下
実 多田
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Sakai Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Sakai Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Fire-Extinguishing Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粉状物中の六価クロムを三価クロムに還元する
新規な処理方法に関するものであり、その目的とすると
ころは製鋼工程から集塵されるダスト等の六価クロム含
有粉状物を、近年、産業副生品として大量に製出される
硫酸第1鉄を処理剤として用い、簡易かつ迅速に、しか
も経済的に処理し得る方法を提供し、公害防止および産
業副生品の二次利用に貢献する点にある。
従来における一般的な処理方法は、粉状物をスラリー化
するか、もしくは浸出処理して六価クロム含有液となし
、亜硫酸塩等の還元剤を加えて水酸化クロムとして沈殿
させるか、吸着法、電解法、イオン交換樹脂による処理
等を適用するのであり、通常の六価クロム含有廃水の処
理法と同△であって複雑な処理工程と共に煩雑なpH調
整を行なったり、設備や操業に費用がかかる等、廃物で
ある粉状物の処理法としては極めて不利である。
処理対象の粉状物は製鋼工程や他の金属精錬工程あるい
はセメント製造工程、石灰石処理工程等より集塵される
ものであって、含有される六価クロム量は通常数ppm
〜数百ppm程度である。
このような粉状物の処理においては理想的には六価クロ
ムに対して当量の処理剤を使用すればよいのであるが、
粉状物中の六価クロム量は一定せず、著しい変動があり
、処理の都度含有量を測定してそれに見合う処理剤を添
加することは実際的には不可能であり、また粉状物を直
接処理する場合は廃水処理におけるような完全な溶液反
応とは異なり、大量の粉状物中の極く微量の六価クロム
と微量の処理剤とを完全に反応させることは非常に困難
である。
本発明者らはスラリー化や浸出処理を行なうことなく、
粉状物を直接処理する方法に関して鋭意研究を重ねた結
果、粉状物に対してFeSO4゜7H20として0.5
wt%以上の硫酸第1鉄を添加し、かつ反応系を5〜3
5wt%の湿潤状態となして混練することにより、粉状
物中の六価クロム量の変動(数ppm〜数百ppm)に
無関係に処理後の粉状物の溶出濃度(環境庁告示第49
年度65号の産業廃棄物の検査方法による溶出試験・・
・・・・10チスラリー)を0.O5ppm以下となし
得ることおよび迅速な処理が可能であることを見い出し
本発明を完成するに至った。
そしてまた硫酸第1鉄を処理剤として用いる場合は添加
量と共に粉状物の塩基性度を低下させる作用をし、粉状
物が中性ないし酸性になれば可溶性のFeSO4の残留
が問題となるので、処理後の粉状物を10係スラリーで
p H7,5以上となるように塩基性度を調整する必要
があることも判明している。
処理対象となる粉状物はそのほとんどが塩基性を示すも
のであるため、硫酸第1鉄の添加によって処理後の粉状
物の10受スラリーのpHが7.5以下にならない場合
は別途に塩基性度調整の手段を講じる必要がないことは
言うまでもない。
該pHが7.5以下となるような場合は混練操作の継続
中に調整剤(アルカリ剤)を添加して混練するという簡
単な操作にて塩基性度調整が可能である。
塩基性度調整剤としてはCaCO3,CaO,Ca(O
H)2.Na2co3.NaHCO3、NaOH,KO
H。
K2CO3等が好適である。
反応系を湿潤状態とするための水分量は前記の如く5〜
35wt%であるが、この範囲内の最適量は粉状物が混
練操作時にクリーム状、ペースト状あるいは泥状として
表現される状態となる量であって、それは粉状物の粒度
によって左右される。
水分付与は通常は硫酸第2鉄を水溶液で添加することで
足りるが、硫酸第1鉄を粉末で用いて別途に水を添加し
ても良い。
以下に本発明を実施例にて示す。
実施例にて使用した粉状物は製鋼用電気炉の酸化雰囲気
操業時に集塵されたダストであって、主たる成分として
酸化物換算で25〜40ヴのFe2O3,22〜40優
のZnO,4〜6%の5i02.4〜6係のCaOを含
むものである。
尚、実施例3,5においては粉塵に重クロム酸カリを添
加混合して六価クロム量を増加させたものを用いた。
実施例 1 粉塵(環境庁告示第49年度65号の産業廃棄物の検査
方法に基づく10%スラリー溶出試験・・・・”Cr6
+20 ppm、 pH10) 1 kgを混合機に
入れFeSO4・7H20として90 El/lの硫酸
第1鉄水溶液160rnlを添加し、30分間の混練を
行ない、得られる泥状物を放置乾燥し、10%スラリー
の溶出状1験を行なったところ、第1表に示す結果が得
られた。
実施例 2 実施例1と同一の粉塵1 kgに対してFeSO4−7
H20として36 g/lの硫酸第1鉄水溶液400m
1を用い、実施例1と同様の操作を行なった。
実施例 3 粉塵(溶出状1験−−Cr”210ppm、pH11,
2)500、!i’を混合機に入札FeSO4・7H2
0として270 g/lの硫酸第1鉄水溶液50m1を
添加し、30分間の混練を行ない、得られる泥状物を放
置乾燥し、10係スラリーの溶出試験を行なった。
実施例 4 粉塵(溶出試験・・・・・−Cr6+25ppm、pH
9,5)1kgを混合機に入れ、FeSO44H20と
して90 g/lの硫酸第1鉄水溶液160m/を添加
し、30分間の混線を行ない、次いで粉末炭酸カルシウ
ム20.!i’を添加し、15分間混練し、得られる泥
状物を放置乾燥し、10係スラリーの溶出試験を行なっ
た。
実施例 5 粉塵(溶出試験・・・・・・Cr6+185ppm、p
H8,0)500gを混合機に入れ、FeSO4・7H
20として270g/lの硫酸第1鉄水溶液50 ml
を添加して30分間混練し、次いで170g/l濃度の
炭酸す:・リウム水溶液30rrLlを添加し15分間
の混練を行ない、得られる泥状物を放置乾燥し、10%
スラリーの溶出試験を行なった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 六価クロム含有粉状物にFeSO4・7H20とし
    て0.5wt%以上の硫酸第1鉄を添加し、5〜35w
    t%H20の湿潤状態下で混練し、六価クロムを三価ク
    ロムに還元処理すると共に処理後の粉塵が10wt%ス
    ラリーでpH7,5以上であるように塩基仕度を調整す
    ることを特徴とするクロム含有粉状物の直接処理方法。 2 塩基仕度をCaCO3,Ca(OH)2.Ca02
    Na2 COs 、 NaHCO3、NaOH,KOH
    、K2C03から選ばれる1種以上の添加混練にて調整
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のクロ
    ム含有粉状物の直接処理方法。
JP52028437A 1977-03-14 1977-03-14 クロム含有粉状物の直接処理方法 Expired JPS5939368B2 (ja)

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JPS53113266A JPS53113266A (en) 1978-10-03
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JPS6025581A (ja) * 1983-07-22 1985-02-08 Suzuki Motor Co Ltd 六価クロム含有塗料の廃棄方法
DE19643982A1 (de) * 1996-10-31 1997-06-26 Vve Gmbh Chemnitz Verfahren zum Entfernen von giftigen Schadstoffen aus festen Industrieabfällen
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DE10341610B8 (de) * 2003-09-10 2007-09-27 Lentjes Gmbh Verfahren zur Verbrennung von festen Abfällen

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