JPS5939146Y2 - 静圧過給方式の7シリンダデイ−ゼル機関 - Google Patents

静圧過給方式の7シリンダデイ−ゼル機関

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JPS5939146Y2
JPS5939146Y2 JP4020580U JP4020580U JPS5939146Y2 JP S5939146 Y2 JPS5939146 Y2 JP S5939146Y2 JP 4020580 U JP4020580 U JP 4020580U JP 4020580 U JP4020580 U JP 4020580U JP S5939146 Y2 JPS5939146 Y2 JP S5939146Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
static pressure
exhaust pipe
diesel engine
cylinders
Prior art date
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Expired
Application number
JP4020580U
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English (en)
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JPS56142230U (ja
Inventor
祥三 杉田
弥明 宮野
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は静圧過給方式の2サイクル7シリンダデイ一ゼル
機関の改良に関するものである。
従来の静圧過給方式の7シリンダデイ一ゼル機関を第1
,2図により説明すると、第1図A、Bのa1〜a7が
第1乃至第7の各シリンダ、bがカバー付排気管、Cが
静圧排気管、dが第4シリンダa4の中心近傍の静圧排
気管d部に開[」シた過給機タービン入口管、eが過給
機、fがピスト/、gが掃気ポート、hが排気弁である
第1図Aにおいて、2は排気弁りの開口面積、Yは掃気
孔gの開口面積を示し、第1図A、B及び第2図A、B
において、第1乃至第7の各シリンダa1〜a7の排気
弁りがクランク角t1にて開くと各シリンダa1〜a7
からの排気ガスは、カバー付排気管すを経て各シリンダ
に共通の静圧排気管C内へ排出されて、圧力が低くなり
、さらに過給機タービン人口管dを経て過給機eに達す
る。
その後、クラ/り角t2にてピストンfが掃気ポートg
を開き、掃気が掃気ポーl−gよりシリンダ内へ流入し
、排気ガスを押出し、クランク角t3までシリンダ内の
掃気作用を行なう(第2図参照)。
上記のように排気ガスがカバー付排気管すから静圧排気
管C内へ排出されたときには、高い圧力が圧力波となっ
て静圧排気管C内を伝播する。
2サイクル7シリンダで同各シリンダが等間隔に配置さ
れた等間隔着火機関の場合の圧力波の伝播状態を第2図
Bに示した。
成るシリンダ(例えば第7シリンダa7)が排気行程に
入ったあと、51.4°遅れて次のシリンダ例えば第1
シリンダa1が排気行程に入り、第2図Bに示すように
そのシリンダの排気圧力波が、掃気ポートがほぼ全開近
くになっている前のシリンダの掃気作用を阻害する。
このため、掃気効率が低下して、燃焼不良による燃費の
悪化、排ガス温度の上昇等を発生する特に着火順序がa
、→a6→a3→a4→a5→a2→a7の2サイクル
7シリンダデイ一ゼル機関では、第2図Bに例外するよ
うに第1シリンダa1の排気圧力波で静圧排気管C内の
一部の圧力波イが第7シリンダa7の方向に進み、他の
圧力波口が第1シリンダa、の近ぐの静圧排気管Cの側
板方向に進み、同側板に達すると反射して第7シリンダ
a7の方向に進む。
これらの圧力波は、第7シリンダa7と側板との距離が
短いため、時差なしにほぼ同一方向に進む。
次いでこれらの圧力波は、第7シリンダa7に達して反
射するものと第7シリンダa7の近くの側板に達して反
射するものとになるので、掃排気期間中の第7シリンダ
a7の前では進行波と反射波が重なって密になる。
このため第7シリンダa7の掃排気作用を阻害して、掃
気効率の低下、燃焼不良による燃費の悪化、排ガス温度
及び排気弁温度の上昇等を発生する。
一方、中間のシリンダa2〜a6は側板から遠く、排気
ガスが静圧排気管Cの左右の長手方向に拡がるので側板
の影響(dそれ程受けない。
上記圧力波を断ち切るためには、静圧排気管C内に、小
さな透孔を多数設けるか、大きな孔を1つ設けた絞り板
を入れてやればよいが、絞り板の形状、設置場所、開口
面積等を適当に選ばないと、ダンパ効果が生じなかった
り、逆に排気ガスの流れを阻害するという問題を生じる
本案は前記の問題点に対処するもので、1台の過給機に
通じる過給機タービン入口管を第4シリンダの中心近傍
の静圧排気管部に開口して、静圧排気管内の排気ガスに
よる圧力波の他シリンダへの影響を少なくした静圧過給
方式の2サイクル7シリンダデイ一ゼル機関において、
前記静圧排気管内の第3、第4シリンダの間及び第4、
第5シリンダの間の位置に透孔を有する絞り板を設置し
たことを特徴とする静圧過給方式の2サイクル7シリン
ダデイ一ゼル機関に係り、その目的とする処は、成るシ
リンダの圧力波が他のシリンダの掃排気作用を阻害する
ことを防止することである。
また第1、第2、第3シリンダ及び第5、第6、第7シ
リンダの排気をそれぞれ1枚の絞り板を経て過給機に入
れて排気の流れにアンバランスを生じさせない改良され
た静圧過給方式の7シリンダデイ一ゼル機関を供する点
にある。
本案は前記のように1台の過給機に通じる過給機タービ
ン入口管を第4シリンダの中心近傍の静圧排気管部に開
口して、静圧排気管内の排気ガスによる圧力波の他シリ
ンダへの影響を少なくした静圧過給方式の2サイクル7
シリンダデイ一ゼル機関において、前記静圧排気管内の
第3、第4シリンダの間及び第4、第5シリンダの間の
位置に透孔を有する絞り板を設置したので、静圧排気管
内の圧力波を上記各絞り板により断ち切ることができて
、圧力波が他シリンダの掃排気作用を阻害しない。
また第1、第2、第3シリンダ及び第5、第6第7シリ
ンダの排気が各1枚の絞り板の透孔を抜けて過給機に入
るため、排気の流れにアンバランスを生じないものであ
る。
なお上記各絞り板の透孔の開口面積を静圧排気管の断面
積に対して30係以下としたのは、圧力波の他シリンダ
への影響を防止するためである。
また上記各絞り板の透孔の開口面積を静圧排気管の断面
積に対して20φ以上としたのは、排気の流れによる圧
損を許容限度内に抑えるためである。
次に本案の静圧過給方式の7シリンダデイ一ゼル機関を
第3,4.5図に示す実施例により説明すると、この7
シリンダデイ一ゼル機関でも、第1乃至第7の各シリン
ダ1a〜Ig(第5図参照)からの排気ガスが、カバー
付排気管を経て各シリンダに共通の静圧排気管内に排気
され、さらに第4シリンダ1dの中心近傍に開口した過
給機タービン入口管を経て1台の過給機に達するように
構成されていることでは前記第1図のものと同様である
が、絞り板の点で異る。
次にこの絞り板について説明すると、第3図の2が絞り
板、2aが同絞り板2に穿設した多数のう」・さな透孔
で、透孔2a全部の開口面積が静圧排気管の断面積に対
して20〜30%になっている。
また第4図は、1個の大きな透孔3aを有する絞り板の
他の実施例で、この絞り板3でも透孔3aの開口面積が
静圧排気管の断面積に対して20〜30%になっている
この絞り板2(または3)は、第5図に示すように第3
、第4シリンダ1c、1dの間及び第4、第5シリンダ
1d、1eの間の静圧排気管内に設置される。
なお過給機(第1図のe参照)への過給機タービン入口
管(第1図のd参照)は第4シリンダ1dの近傍に開口
する。
本案の静圧過給方式の2サイクル7シリンダデイ一ゼル
機関は前記のように構成されているので、第1シリンダ
1aで発生した排気による圧力波を絞り板2(またば3
)により断ち切ることができて、第7シリンダ1gの掃
排気作用を阻害することがない。
なお第1シリンダ1aで発生した排気による圧力波は絞
り板2で反射して、再び第1シリンダ1aに戻ってくる
が、この戻りは、排気開始後の早いタイミングにおいて
であり、かかるタイミングでの排気干渉が掃気作用を阻
害しないことは実験で確認されており、影響74ない。
即ち、第5図に示すように絞り板2または3が静圧排気
管のほぼ中央部である第3シリンダ1c〜第4シリンダ
1dの間及び第4シリンダ1d〜第5シリンダ1eの間
に設置されているので、第1シリンダ1aまたは第7シ
リンダ1gにより発生した排気の圧力波の伝播距離が第
2図のものに較べて短かぐなり、絞り板2または3で反
射した圧力波が排気開始後の早い時期に第1シリンダ1
aまたは第7シリンダ1gに返ってくる。
例えば第5図において、第7シリンダ1g側のAで発生
した圧力波がBにおいて絞シ板3に反射し、Cにおいて
第7シリンダ1g側に返ってくるが、この間の圧力波の
伝播距離は2Sであり、従来のものの28゜よりも短か
くなり、絞り板2または3で反射した圧力波が第5図に
示すように掃気ポート開t2後の早い時期、即ち、掃気
量の少ない掃気初期に第1シリンダ1aまたは第7シリ
ンダ1gに返ってくる。
従ってこの反射圧力波によって掃気作用が阻害されにく
くなる。
なお第3シリンダ1c及び第5シリンダ1eば、絞り板
2,3に近いが、同絞り板2,3には透孔が設けられて
おり、排気ガスの一部がこの透孔を通過するため、絞り
板2゜3の影響をそれ程受けない。
また第1、第2、第3シリンダ1 a 、1 b 、1
c及び第5、第6、第7シリンダ1e 、1f tl
gの排気が各1枚の絞り板2(または3)の透孔2a(
またば3a)を抜けて過給機に入るため、排気の流れに
アンバランスを生じないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは従来の静圧過給方式の2サイクル7シリンダ
デイ一ゼル機関を示す平面図、第1図Bはその側面図、
第2図Aは排気弁及び掃気ポートの開口面積とクランク
角との関係を示す説明図、第2図Bは同ディーゼル機関
の静圧排気管内の圧力波を示す説明図、第3図は本案に
係る静圧過給方式の2ザイクル7シリンダデイ一ゼル機
関の絞り板の一実施例を示す正面図、第4図は同絞り板
の他の実施例を示す正面図、第5図は同ディーゼル機関
の静圧排気管内の圧力波を示す説明図である。 2またば3・・・・・・絞り板、2aまたは3a・・・
・・・透子瞳

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1台の過給機に通じる過給機タービン入口管を第4シリ
    ンダの中心近傍の静圧排気管部に開口して、静圧排気管
    内の排気ガスによる圧力波の他シリンダへの影響を少な
    ぐした静圧過給方式の2サイクル7シリンダデイ一ゼル
    機関において、前記静圧排気管内の第3.第4シリンダ
    の間及び第4゜第5シリンダの間の位置に透孔を有する
    絞り板を設置したことを特徴とする静圧過給方式の2サ
    イクル7シリンダデイ一ゼル機関。
JP4020580U 1980-03-28 1980-03-28 静圧過給方式の7シリンダデイ−ゼル機関 Expired JPS5939146Y2 (ja)

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JP4020580U JPS5939146Y2 (ja) 1980-03-28 1980-03-28 静圧過給方式の7シリンダデイ−ゼル機関

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Publication Number Publication Date
JPS56142230U JPS56142230U (ja) 1981-10-27
JPS5939146Y2 true JPS5939146Y2 (ja) 1984-10-31

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