JPS5939006A - ソレノイドの吸引力の増強方法並びに其の装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鉄片が鉄芯により一吸引或いは開放され、ある
距離だけ移動して他の装置等と係合したり、該保合を解
くような用途に使用されるソレノイド装置に於いて、鉄
片と鉄芯間に作用する吸引力を増強せしめる方法並びに
其の装置に係るものである。その目的とするところは、
鉄片が一定の距離だけ移動し、而もソレノイドを設置す
る空間に制限があシ、導線の巻数を多くしたり、高電流
を流すのに問題がある用途に使用されるソレノイド装置
の吸引力を増強する方法並びに其の装置を提供すること
にある。

一般にソレノイドの吸引力は鉄片と鉄芯間の距離の２乗
に反比例し、鉄片と鉄芯間の距離を短かくするほどソレ
ノイドの吸引力は増大するが、従来電気錠に使用される
ソレノイド装置の如く、鉄芯が鉄片を吸引、解放するこ
とによって、ストッパーを鉄片上を摺動せしめストライ
ク板から後退せしめたり、ストッパーを鉄〆行り係止し
後退を不能とし、ストライク板を回動せしめたり、回動
を阻止する関係上、鉄片と鉄芯間の距離をある程度以上
短かくできず、而も電気錠の空間的制約のためソレノイ
ドのコイルの巻き数を増加することも、また大きな電流
を流すこともできないソレノイド装置では、鉄片の先端
がストライク板にか＼る圧力（ラッチ側圧）で、ストツ
ノ゛ぐ−により支持されるため、電気錠を解錠しようと
して、ソレノイドに通電しても・従来のソレノイド装置
の吸引力では鉄片が鉄芯に吸引されないこともあり、電
気錠の解錠が不可能となる欠点を存する次第である。

然るに本発明に於いては、鉄片と鉄芯のいずれかに突起
又は凹部を設け、鉄片或いは鉄芯と対峙する鉄芯或Ａは
鉄片に該突起又は凹部に挿嵌可能の凹部又は突起を設け
たから、鉄片と鉄芯間の距離を従来同様としても、鉄片
又は鉄芯から夫々鉄芯又は鉄片に突設した突起までの距
離が従来のもの（第５図）の平面対平面に比べて短かく
なり、ソレノイドの吸引力が増大し、ソレノイドのコイ
ルの巻数を増加することも、電流値を大きくする必要も
ないものである。而も鉄片に設けた凹部又は突起は鉄芯
に設けた突起又は凹部に挿嵌するため、鉄片の動く距離
は従来必要とされる距離と等しくなるものである。

今ここに本発明の実施例を示した添付図面について詳説
する。

１はソレノイドで、鉄芯２の回りに導線を巻いたコイル
３を有するものである。４はアングル状枠体て、該枠（
ｉＦ、４の基部にソレノイド１の鉄芯２の下１ｍを固定
するものである。５はソレノイド１の鉄芯２上面に対峙
する位置に設けた鉄片で、前記枠体４の先端部に成形し
た切欠凹部６に鉄片５の基部両端に穿設した切欠部７，
７を嵌合せしめ、鉄片５の先端部を鉄芯２上面に対して
揺動自在とするものである。８はばねで枠体４０基部側
方に突出成形した突部４ａと鉄片５の基部突出部５ａ聞
に介在せしめたものである。

以上によりソレノイド１のコイル３にｊｆｆｌ！したと
き、ばね８の弾力に抗して鉄片５の先端部５ｂを鉄芯２
上面に吸引せしめ、該コイル３が非通電となったとき、
ばね８の弾力により鉄芯２より鉄片５を、鉄片５の先端
部５ｂ７５＝上方に突出する如く揺動せしめて従来同様
のソレノイド装置９を構成するものである。第５図は従
来の電気錠のケースを切断した側面図を示すもので・１
０は電気錠１１のストライク板で、１２はストッパーで
、ストライク板１０の切欠１３と文才時する傾斜面１３
ａを先端に有し、その基端部と電気錠１１の内面とにば
ね１４を介在−Ｃしめ、常にストライク板１０方回に突
出するよう進ｊ尺自在に装置したものである。１５はス
トン、＜−１２の中間部に成形した後方が低下した段差
部で、ソレノイドｌが非通電となつ念とき、前記上刃に
突出する鉄片５の先端部５ｂにより係止されて、ストッ
パー１２の後退を阻止し、ストライク板１０の回動を不
可能とし、施錠を可能とするものである。またソレノイ
ドｌが通電されると、鉄片５は鉄芯２に吸引され、鉄片
５の先端５ｂは段差部１５との堡合が解かれ、ストッパ
ー１２は鉄片５の上方を摺動し、ばね１４の弾力に抗し
て後退し、ストライク板１０の回動を可能とし、解錠を
行なうものである。

実施例１ 本実施例のものは特許請求の範囲第２項に関するもので
、第１図及び第２図に示す如きものである。ここで、１
６は鉄芯２の上面に設けた突起で・鉄芯２と連設したも
のである。１７は鉄片５を貫通する凹部で、鉄片５の先
端部で鉄芯２の突起１６に対峙する位置に突設したもの
で、突起１６より僅かに大きく成形し、鉄片５が鉄芯２
に吸引されるとき、突起１６を挿嵌可能とするものであ
る。

実施例２ 本実施例のものは特許請求の範囲第３項に関するもので
、第３図及び第４図に示す如きものである。ここで、１
８は鉄芯２の上面より穿設した凹部て・入９は鉄芯２に
吸引される鉄Ｊヤ５の該凹部１８に対峙する位置に突設
した突起で、凹部１８よシ僅かに小さく成形して凹部１
８に挿嵌可能とし念ものである。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は実施
例１のもの＼ソレノイド装置の平面図、第２図は同側面
図、第３図は実施例２のもの＼ソレノイド装置の平面図
、第４図は同側面図、＠５図は従来の電気錠のケースを
切断して横方向に見た側面図である。 １・・・ソレノイド、２・・・鉄芯、３・・・コイル、
４・・・アングル状枠田、４ａ・・・突部、５・・・鉄
片、５ａ・基部突出部、５ｂ・・・先端、６・・・切欠
凹部、７・・切欠部、８・・・ばね、９・・・ソレノイ
ド装置、１０・・・ストライク板、１１・・・電気錠、
１２・・・ストッパー、１３・・・切欠、１３ａ・、・
傾斜面、１４・・・ばね、１５・・・段差部、１６・・
・突起、１７．１８・・・凹部、１９・・・突起。 出願人　昭和ロック株式会社 第７図　　　　　第２図 躬３図　　　　　第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、鉄片が一定間隔又は夫以上の間隔を、ソレノイドの
   吸引によって移行する必要のあるソレノイド装置に於い
   て、コイルを巻い几鉄芯と吸引さるべき鉄片とが吸引時
   相互嵌挿関係となるようにすることを特徴とするソレノ
   イドの吸引力の増強方法。 ２、コイルを巻いた鉄芯に突起を連設し、吸引さるべき
   鉄片の、該鉄芯の突起に対峙する位置に、該突起を挿嵌
   可能の凹部を、穿設することを特徴とするソレノイドの
   吸引力の増強装置。 ３、コイルを巻いた鉄芯に凹部を穿設し、吸引さるべき
   鉄片の該鉄芯の四部に対峙する位置に、該凹部に挿嵌可
   能の突起を突設することを特徴とするソレノイドの吸引
   力増強装置。−