JPS5938472B2 - シ−ル装置 - Google Patents

シ−ル装置

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Publication number
JPS5938472B2
JPS5938472B2 JP11172676A JP11172676A JPS5938472B2 JP S5938472 B2 JPS5938472 B2 JP S5938472B2 JP 11172676 A JP11172676 A JP 11172676A JP 11172676 A JP11172676 A JP 11172676A JP S5938472 B2 JPS5938472 B2 JP S5938472B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal ring
rotating shaft
sealing device
collar
chrome molybdenum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11172676A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5337268A (en
Inventor
浩蔵 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP11172676A priority Critical patent/JPS5938472B2/ja
Publication of JPS5337268A publication Critical patent/JPS5337268A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は主として流体変速機の回転軸などの軸封装置
に使用するシール装置の改良に関する。
従来主として流体変速機の回転軸の軸受は部分には、軸
受は部に封入した油が漏洩したり、また摺動部に土砂な
どが浸入するのを阻止する目的でシール装置が設げられ
ており、その多くは摺動部にシールリングを採用してい
る。
またシールリングとしてはマンガンブロンズが多く使用
され、このシールリングと摺接する相手材としては固定
側にFCD70 、Fe12またはFCD45などがカ
ラ材として使用され、回転軸にはF CD 4.5、S
SC81Mn2Bなどが使用されていた。
しかしこれらの組合せはシールリングの耐摩耗性を阻害
してシールリングの寿命を短縮する虞れがあることが実
験により判明した。
この発明はかかる事情に鑑みなされたものでシールリン
グにH8B5C5を使用し、これと摺接するカラ及び回
転軸などの相手材としてクロームモリブデン肌焼鋼・中
炭素クロームモリブデン鋼及び543Cのうちの1個ま
たは複数個を使用したシール装置を提供して、シールリ
ングの耐摩耗性を従来のこの種装置に比べて飛躍的に増
大しようとするものである。
以下この発明の実施例を図面を参照して説明する。
図において1は回転軸、2は該回転軸1の周囲を囲繞す
るよう設けられたカラ材で固定されている。
3は上記回転軸1とカラ材2の間に介在されたシールリ
ングでマンガンブロンズ(H8BSC3)材により形成
されており、内周側は回転軸1の周囲に形成された環状
溝1a内に嵌挿されて、環状溝1aの側面と摺接し、外
周面はカラ材2の軸孔2a内面に圧接されている。
またカラ材2内には油路2bが形成されていて、この油
路2bより各シールリング3の間に潤滑油が供給され、
一部ハ回転軸1内の油路1bを経て他の軸支承部へと移
・ 送されている。
一カマンガンブロンズ(H8BSC3)よりなるシール
リング3に対して、カラ材2及び回転軸1材としてSC
M3HやSCM21Hなどのクロムモリブデン肌焼き鋼
や中炭素モリブデン鋼または543Cja:どの炭素鋼
を使用し、これら材質のカラ材2または回転軸1を上記
シールリング3の相手材としてシールリング3に摺接さ
せ、封入された潤滑油の漏洩防止とともに軸受は部への
土砂などの浸入を防止するようにしたものである。
; 例えばH8B5C5よりなるシールリング3に対
してカラ材2をSCM211(とじた場合のシー/L/
リング外周の摩耗量を測定したところ第2図に示す結果
が得られた。
ちなみに従来のFe12をカラ材2とした場合の摩耗量
はSCM21Hの数倍1 から士数倍に達した(第2図
参照)。
また別の例としてSCM21Hにより形成したカラ材2
と、従来のFCD70を使用した場合の摩料量を測定し
たところ第3図に示す結果が得られた。
さらに第4図は回転軸1をSCM3Hにより構成して、
これをH8B5C5よりなるシールリング3と摺接させ
て側面の摩耗量を測定したもので、従来のFCD70に
より回転軸1を形成したものに比べて数倍の耐摩耗性が
得られるようになった。
同様に第5図は回転軸1を543Cにより形成してシー
ルリング3の側面摩耗量を測定したもので、従来のSC
8iMn 2BHを使用したものに比べて数倍の耐摩耗
性が得られるようになったことが明らかである。
なおこの発明のシール装置は流体変速機の回転軸に限ら
ず一般機械の回転軸の軸封装置としても使用できること
は勿論である。
この発明は以上詳述したように、マンガンブ罷ンズより
なるシールリングの相手材としてクロームモリブデン肌
焼き鋼、中炭素クロームモリブデン鋼または543C炭
素鋼により回転軸及びカラ材を形成して、上記シールリ
ングに摺接するようにしたところ、従来の鋳鉄やFCD
45、SC81Mn2BHなどによりカラ材または回転
軸を形成したものに比べてシールリングとのなじみがよ
くなり、シールリングの耐摩耗性を従来のものに比べて
飛躍的に増大できるようになる。
これにより軸封装置として使用するシールリングの寿命
向上が計れるようになり大変経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すシール装置の説明図
、第2図ないし第5図はこの発明の実験結果を示す線図
である。 1は回転軸1.2はカラ材、3はシールリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 主として回転軸1を軸封するシール装置において、
    マンガンブロンズ(H8BSC3)により形成したシー
    ルリング3の相手材として、クロームモリブデン肌焼き
    鋼または中炭素クロームモリブデン鋼もしくは543C
    により回転軸及びカラ材を形成して、上記シールリング
    3と摺接させるようにしてなるシール装置。
JP11172676A 1976-09-20 1976-09-20 シ−ル装置 Expired JPS5938472B2 (ja)

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JP11172676A JPS5938472B2 (ja) 1976-09-20 1976-09-20 シ−ル装置

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JP11172676A JPS5938472B2 (ja) 1976-09-20 1976-09-20 シ−ル装置

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Publication Number Publication Date
JPS5337268A JPS5337268A (en) 1978-04-06
JPS5938472B2 true JPS5938472B2 (ja) 1984-09-17

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JPS5337268A (en) 1978-04-06

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