JPS5938446Y2 - 鉄鋼材の耐食性重合被覆構造 - Google Patents
鉄鋼材の耐食性重合被覆構造Info
- Publication number
- JPS5938446Y2 JPS5938446Y2 JP1977141120U JP14112077U JPS5938446Y2 JP S5938446 Y2 JPS5938446 Y2 JP S5938446Y2 JP 1977141120 U JP1977141120 U JP 1977141120U JP 14112077 U JP14112077 U JP 14112077U JP S5938446 Y2 JPS5938446 Y2 JP S5938446Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- corrosion
- resistant polymer
- alloy
- steel pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は鋼管材の表面に施された耐食性重合被覆の改良
によって得られた耐食性重合被覆鋼管に係る。
によって得られた耐食性重合被覆鋼管に係る。
鼓に改良の対象となった従来の耐食性重合被覆鋼管は従
来鋼管材の表面に10〜15μのSn基−Zn合金の電
鍍層を形成し、該電鍍層をクロメート処理し且つプラス
チックで被覆してなる重合被覆をそなえた鋼管であって
、一応満足な耐食性をそなえたものとして知られている
が、この重合被覆中のSn基−Zn合金の電鍍層は所望
の耐食性を得るための層厚形成に長時間を要し、そのた
め生産能率を低下して好1しくない。
来鋼管材の表面に10〜15μのSn基−Zn合金の電
鍍層を形成し、該電鍍層をクロメート処理し且つプラス
チックで被覆してなる重合被覆をそなえた鋼管であって
、一応満足な耐食性をそなえたものとして知られている
が、この重合被覆中のSn基−Zn合金の電鍍層は所望
の耐食性を得るための層厚形成に長時間を要し、そのた
め生産能率を低下して好1しくない。
本考案にはZnの電鍍層を前記合金層の一部に置き替え
ることにより本問題を解決したもので、その要旨とする
ところは、鋼管材の表面にZnの電鍍層を形成し、該層
上にSn基−Zn合金の(以下単に合金とも称える。
ることにより本問題を解決したもので、その要旨とする
ところは、鋼管材の表面にZnの電鍍層を形成し、該層
上にSn基−Zn合金の(以下単に合金とも称える。
)電鍍層を形成し、該合金層上にクロメート膜を形敗し
、更に該クロメート膜上にプラスチック層を設けてなる
耐食性重合被覆鋼管であって、図面によって説明すると
次の通りである。
、更に該クロメート膜上にプラスチック層を設けてなる
耐食性重合被覆鋼管であって、図面によって説明すると
次の通りである。
第1図、2図に於て、1は本考案に係る耐食性重合被覆
鋼管を示し、第1図はその正面図、第2図はそのA−A
線断面図、第3図は第2図のB−B線断面の一部拡大図
であって該拡大図中、2は耐食性重合被覆を示し、1a
は該被覆の施工に供された鋼管材の部分を示す。
鋼管を示し、第1図はその正面図、第2図はそのA−A
線断面図、第3図は第2図のB−B線断面の一部拡大図
であって該拡大図中、2は耐食性重合被覆を示し、1a
は該被覆の施工に供された鋼管材の部分を示す。
耐食性重合被覆2は2a、2b、2e、2dの各層から
なり、2aは鋼管材1aの表面に電鍍されたZn層、2
bは該Zn層上に電鍍されたSn基−Zn合金層、2c
は該合金層上に施されたクロメート膜、2dは該クロノ
ート膜上に設けられたプラスチック層であって、Zn層
は5〜8μ厚、Sn基−Zn合金層は3〜6μ厚、クロ
メート膜は従来一般に利用されている1μ以下の薄膜に
形成され、又プラスチック層は0.1〜1m□厚に形成
され、主としてビニル樹脂、又はポリエチレン樹脂によ
り形成される。
なり、2aは鋼管材1aの表面に電鍍されたZn層、2
bは該Zn層上に電鍍されたSn基−Zn合金層、2c
は該合金層上に施されたクロメート膜、2dは該クロノ
ート膜上に設けられたプラスチック層であって、Zn層
は5〜8μ厚、Sn基−Zn合金層は3〜6μ厚、クロ
メート膜は従来一般に利用されている1μ以下の薄膜に
形成され、又プラスチック層は0.1〜1m□厚に形成
され、主としてビニル樹脂、又はポリエチレン樹脂によ
り形成される。
上記合金層2bの合金は従来品に於ては5n75重量%
、Zn25重量%の組成のものが用いられているが、本
考案に於てはSnが50重量%以上のSn基−Zn合金
について有効である。
、Zn25重量%の組成のものが用いられているが、本
考案に於てはSnが50重量%以上のSn基−Zn合金
について有効である。
本考案に係る耐食性重合被覆鋼管は、かぐ構成されてい
るので、生産工程について見ると、Zn層を設けてない
従来品に比べ、Zn層厚に見合う合金の減層厚によって
電鍍時間が短縮され、又製品の耐食性について見ると、
一般に知られている様にZn金属にSn基−Zn合金よ
り耐食性が劣るので、合金層の一部をZn層で置き替え
ると耐食性を減少するものと予想されるが、予想に反し
てZn層との大巾な置き替えにも拘らず耐食性わ損する
ことはない。
るので、生産工程について見ると、Zn層を設けてない
従来品に比べ、Zn層厚に見合う合金の減層厚によって
電鍍時間が短縮され、又製品の耐食性について見ると、
一般に知られている様にZn金属にSn基−Zn合金よ
り耐食性が劣るので、合金層の一部をZn層で置き替え
ると耐食性を減少するものと予想されるが、予想に反し
てZn層との大巾な置き替えにも拘らず耐食性わ損する
ことはない。
本考案品は、かく耐食性を損することなく、電鍍時間が
顕著に短縮され、且つ高価な合金の使用量が節減される
ので産業上塔するところが犬である。
顕著に短縮され、且つ高価な合金の使用量が節減される
ので産業上塔するところが犬である。
以下本考案品につき、鍍金時間の短縮効果と耐食性に及
ぼす影響について具体例を表記して説明の不備を補なう
。
ぼす影響について具体例を表記して説明の不備を補なう
。
注1= 表中の合金はSn75w%−E’Zn25w%
である。
である。
注2二No、1の耐食性はJISZ−2371によって
行い、赤色斑点発生迄約15oO 時間であった。
行い、赤色斑点発生迄約15oO 時間であった。
注3: 低下せずとあるは試料NO,1に比べて低下し
ない意である。
ない意である。
注4= メッキ時間は、No、1の場合は合金層σノ式
トリツノUtJL lIC−、INO,1,、、INO
,,5k’) % pV、J、!鉛と合金の両層形成に
要した通電時間 である。
トリツノUtJL lIC−、INO,1,、、INO
,,5k’) % pV、J、!鉛と合金の両層形成に
要した通電時間 である。
但しメッキの電流はZnについては50A/d解 、合
金については 3A、/dm2 であった。
金については 3A、/dm2 であった。
木表によれば、本考案に係る耐食性被覆鋼管は生産時、
高価なSn基−Zn合金の使用が減少され電鍍時間が顕
著に短縮され、且つ製品の耐食性を損しないことが明ら
かである。
高価なSn基−Zn合金の使用が減少され電鍍時間が顕
著に短縮され、且つ製品の耐食性を損しないことが明ら
かである。
なお本考案品の重合被覆中、クロノートとプラスチック
の各被覆について説明を省略したのは、これらの部分は
従来品のものと同一目的で使用されているからである。
の各被覆について説明を省略したのは、これらの部分は
従来品のものと同一目的で使用されているからである。
又木表に於て第一層、第二層、第三層は鋼材表面より順
次外側に設けられた層を示す。
次外側に設けられた層を示す。
但し従来品を示す試料No、 1が、亜鉛層がないのに
合金層が第二層の欄に記されているのは、横の比較を便
にしたためであって実際には合金層が第一層をなすこと
は申す迄もない。
合金層が第二層の欄に記されているのは、横の比較を便
にしたためであって実際には合金層が第一層をなすこと
は申す迄もない。
第1図は本考案に係る耐食性重合被覆鋼管の正面図、第
2図は第1図のA−A線断面図、第3図は第2図のB−
B線断面の一部拡大図である。 なお1は耐食性重合被覆鋼管、2は耐食性重合被覆であ
る。
2図は第1図のA−A線断面図、第3図は第2図のB−
B線断面の一部拡大図である。 なお1は耐食性重合被覆鋼管、2は耐食性重合被覆であ
る。
Claims (1)
- 鋼管材の表面にZnの電鍍層2aを形成し、該層上にS
n基・−Z n合金の電鍍層2bを形成し、該合金層2
b上にクロメート膜を形成し、更にとのクロメート膜上
にプラスチック層を設けてなる耐食性重合被覆鋼管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977141120U JPS5938446Y2 (ja) | 1977-10-20 | 1977-10-20 | 鉄鋼材の耐食性重合被覆構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977141120U JPS5938446Y2 (ja) | 1977-10-20 | 1977-10-20 | 鉄鋼材の耐食性重合被覆構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5467715U JPS5467715U (ja) | 1979-05-14 |
JPS5938446Y2 true JPS5938446Y2 (ja) | 1984-10-26 |
Family
ID=29116668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977141120U Expired JPS5938446Y2 (ja) | 1977-10-20 | 1977-10-20 | 鉄鋼材の耐食性重合被覆構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5938446Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6020465B2 (ja) * | 1982-03-26 | 1985-05-22 | 臼井国際産業株式会社 | 耐食性被覆鉄鋼材 |
JPS591697A (ja) * | 1982-06-29 | 1984-01-07 | Nippon Steel Corp | 容器用表面処理鋼板 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4895947A (ja) * | 1972-03-22 | 1973-12-08 | ||
JPS51110443A (en) * | 1975-03-26 | 1976-09-30 | Nippon Kokan Kk | Kuromeetoshoriseino suguretadenkiaenmetsukikohan oyobi sonoseizoho |
-
1977
- 1977-10-20 JP JP1977141120U patent/JPS5938446Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4895947A (ja) * | 1972-03-22 | 1973-12-08 | ||
JPS51110443A (en) * | 1975-03-26 | 1976-09-30 | Nippon Kokan Kk | Kuromeetoshoriseino suguretadenkiaenmetsukikohan oyobi sonoseizoho |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5467715U (ja) | 1979-05-14 |
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