JPS593836B2

JPS593836B2 - 端子取付方法および器具

Info

Publication number: JPS593836B2
Application number: JP7659179A
Authority: JP
Inventors: 昇長田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1979-06-18
Filing date: 1979-06-18
Publication date: 1984-01-26
Also published as: JPS561476A

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、被取付板へ穿つた被取付孔へピンＣ状の
端子を迅速かつ確実に取付けることのできる方法および
当該方法の実施に使用する器具に関するもので、すなわ
ち取付板へ複数個のピン状の端子を所定の間隔をもつて
着脱自在に取付けておき、被取付板面へ前記取付板を載
置するとともに前記・端子の脚部を前記被取付板の被
取付孔へ貫通し、端子の脚部を固着した後に、端子より
前記取付板を離脱することを特徴とする方法および弾性
を有する取付板へ所定の間隔をもつて複数個の突片を一
体的に形成し、各突片へ開口部および抱着部よ。

り成る開口溝を形成することを特徴とする器具である。
従来より、例えばプリント配線基板のような被取付板ヘ
テエツク端子（プリント配線基板に実装された各電気部
品が基板の配線回路どおりに取付けられているかを確認
するための端子）のような５ピン状の端子を複数個取
付けるには、電気機器の組立て現場において、プリント
配線面の各被取付孔へ端子の脚部を一本づつ挿通し、該
脚部をハンダ付けしているが、この作業には長時間を要
し、しかも端子を被取付孔へ挿通した段階では、端子１
０は安定良く起立せず、ふらついているため、ハンダ付
け操作がしずらく、また多数本の端子を挿通したプリン
ト配線基板を、ハンダ付け作業をする場所へ運ぶ際に、
端子が抜け落ち、しかもそれに気付かず、自動的に一・
シダ付けしてしまラことが・５ぁり、極めて不都合で
ある。

この発明は、これらの不都合を解消するもので、次に図
面にしたがつて具体例を詳細に説明する。

第１、２図ａで示すように取付器具として、ナイロンの
ような弾性材をもつて薄板状の取付板１ノｏを製し、
取付板１の後端下面へ突条２を一体形成し、取付板１の
前端縁へ着脱部として被取付孔６ｂ、６ｂ、６ｂ・・・
の間隔に合わせた突片３．３０３、３．３・・・を一体
形成し、各突片３へ開口部４ａぉよび抱着部４ｂより成
る開口溝４を形成し、ｓ−方、頭部５ａ）首部５ｂ、胴
部５ｃ、鍔板５ｄ、脚部５ｅより成るピン状の端子５を
複数本製し、第１図ａ矢印イで示すように必要個数の端
子５０５１５・・・を取付板１の下方より各抱着部４ｂ
内へ挿嵌し、各鍔板５ｄを各突片３の裏面へ係止させ、
ノｏ不要な突片３．３を第１、２図ａの２点鎖線で示
すように切断し、第１、２図ｂで示すように端子を取付
ける。次に第１図ｅ実線、第２図ｃ、第３図で示すよう
に、本具体例における被取付板であるプリント配線基板
６へ所定の間隔で穿つた被取１５付孔６ｂ、６ｂ３６ｂ
・・・に、脚部５ｅ、５ｅ、５゜・・・を挿通するとと
もにプリント配線基板６へ取付板１を載置する。このと
きプリント配線基板６への突条２、鍔板５ｄの下面が接
するものである。なお図中６ａはプリント配線面であり
、その端部に被取付孔６ｂｅ穿つたものである。次に各
脚部５ｅをハンダ７付けして固着し、さらに第２図ｃ矢
印口の方向に取付板１を引く。

ここに取付板１は弾性材で形成されているから、各開口
部４ａは矢印ハの方向に広がり、やがて第２図ｄのよう
に取付板１は各端子５より離脱し、同図および第１図ｄ
で示すように端子５，５，５・・・のみがプリント配線
基板６へ起立、固定するものである。このようにしてプ
リント配線基板６上へ起立固定した端子５，５，５・・
・へ、テスターを使用して、実装された各電気部品が基
板の配線回路どおりに取付けられているかを確認してい
くのである。なお、図中、８は電線で、首部５ｂへ接続
してハンダ付けして使用した場合を示す。

このように特許請求の範囲第１番目に記載した発明によ
れば、複数個のピン状の端子を所定間隔をもつて取付板
へ取付けておくから、電気機器の組立て作業において＆
糺端子を一本づつ被取付孔へ挿通していくことをせずに
すみ、被取付板面へ取付板を載置するとともに端子の脚
部を被取付孔へ挿通するという一回のみの操作で端子挿
通作業をすることができ、しかも複数本の端子を取付板
へ取付けておくから、被取付孔へ挿入された端子は従来
のようにふらつかず、安定良く起立するため、後でハン
ダ付けのような固着作業を極めて容易かつ確実にするこ
とができ、また被取付板へ挿通した後、運搬する段階で
端子が抜け落ち、気がつかないまま後でハンダ付けのよ
うな固着作業をするおそれはなく、さらに端子を取付板
へ着脱自在に取付けておき、しかも端子の脚部を固着し
た後に取付板を離脱するので、被取付板への端子取付作
業を極めて迅速に成し得るものである。

特許請求の範囲第２番目に記載した発明によれば、取付
板は弾性を有するとともに突片へは開口部および抱着部
より成る開口溝を形成するから、弾性圧により確実にピ
ン状の端子を取付けておくことができ、しかも取付板へ
の端子取付作業および被取付板への端子固着後の離脱作
業を極めて容易かつ迅速に行なうことができるものであ
る。なお、具体例のように多数の突片を形成しておけば
、端子を必要な数だけ取付け、不要な部分を切断するこ
とができ、不要部分までも被取付板へ載置して作業をす
るような不都合はなく、しかも取付けるべき端子数にあ
わせてわざわざ数種類の取付板を製しなくてもよく、効
率が良く、また、取付板の後下端へ突条を形成すれば、
端子に鍔板があつても取付板は被取付板へ安定良く載置
できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明方法および器具を説明する正面図、第
２図は同じく説明のための平面図、第３図はＸ−Ｘ断面
図、第４図はこの発明器具へ端子を取付けた状態の底面
図である。１・・・取付板、２・・・突条、３・・・突片、４・・
・開口溝、４ａ・・・開口部、４ｂ・・・抱着部、５・
・・端子、５ａ・・・頭部、５ｂ・・・首部、５ｃ・・
・胴部、５ｄ・・・鍔板、５ｅ・・・脚部、６・・・プ
リント配線基板、６ａ・・・プリント配線面、６ｂ・・
・被取付孔、７・・・ハンダ、８・・・電線。

Claims

【特許請求の範囲】１取付板へ複数個のピン状の端子を所定の間隔をもつ
て着脱自在に取付けておき、被取付板面へ前記取付板を
載置するとともに前記端子の脚部を前記被取付板の被取
付孔へ貫通し、端子の脚部を固着した後に、端子より前
記取付板を離脱することを特徴とする端子取付方法。２弾性を有する取付板へ所定の間隔をもつて複数個の
突片を一体的に形成し、各突片へ開口部および抱着部よ
り成る開口溝を形成することを特徴とする端子取付器具
。