JPS5938352A - 高強度焼結鋼の製造法 - Google Patents

高強度焼結鋼の製造法

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Publication number
JPS5938352A
JPS5938352A JP57149385A JP14938582A JPS5938352A JP S5938352 A JPS5938352 A JP S5938352A JP 57149385 A JP57149385 A JP 57149385A JP 14938582 A JP14938582 A JP 14938582A JP S5938352 A JPS5938352 A JP S5938352A
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JP
Japan
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sintered
strength
nitriding
sintering
sintered body
Prior art date
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Pending
Application number
JP57149385A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kuroishi
黒石 農士
Naoki Motooka
直樹 本岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5938352A publication Critical patent/JPS5938352A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)技術分野 本発明は疲労強度の優れた高強度焼結鋼の製造方法に関
するものである。
(ロ)技術の背景 焼結機械部品の用途の50〜60チは自動車の分野に使
用されているが、近年自動車の小型軽量化とともに焼結
部品の需要が益々増加の傾向にあり、それと共に焼結部
品に対する強度、靭性及び耐摩性向上の要求も強くなっ
ている。特に自動車部品の場合には、疲労強度も重要な
特性であり、ギアー等の高強度自動車部品に対して焼結
鋼を適用するには以上の要求を満たす様な優れた材料を
開発する必要があった。通常この様な部品に対して耐摩
性、強度を上げる手段としては熱処理を行うが、自動車
部品の場合は高い寸法精度が要求されることから熱処理
は高周波焼入を行うことが多い。従って高周波焼入性に
優れているという点も重要な課題である。
(ハ)発明の開示 これらの要求を満たす為に、本発明者らはCr系の合金
鋼に着目し適切な焼結条件を選ぶことにより靭性の優れ
た焼結鋼を作成し、これに窒化処理を施こした後、高周
波焼入を施こすことにより耐摩性、強度、靭性に優れ、
高い疲労限を有する焼結鋼が得られることを見い出した
以下に本発明の詳細な説明する。
第1表は本発明で使用する焼結鋼の代表組成である。
添加元素であるが、いずれも易酸化性でこれらの酸化物
は還元が困難で変成ガス、H2ガス等の従来の焼結鋼で
は焼結できないという問題を有していた。
どの様な問題を解決する方法として本発明者らは焼結雰
囲気として、真空に保たれた炉内にH2CO等の還元性
ガスを導入し、炉内圧力を1気圧以下具体的には80〜
300 Torrの圧力下にコントロールするという減
圧雰囲気が有効であることを見い出した。
炉内圧力を30〜300 Torrとした理由は30T
orr以下だとガス導入の効果が少いと共に、真空に近
くなると試料の還元が試料に含まれているCによって起
こり、脱炭の恐れがあることと300 Torr以上に
しても効果の増大は見られないからである。
次に焼結温度であるが、温度は1150°C,−130
0゛Cの範囲とする。この理由は1150℃以下では焼
結が不十分であり、必要な強度、靭性が得られないこと
、また1300υを越すと結晶の粗大化が起こり強度低
下の恐れが生じるからである。
また焼結体の密度は7.IJ’/ff1以上であること
が望ましい。理由は7.1 K9/cd以下の場合には
、必要な強度、靭性が得られず、また窒化処理を施した
際に窒化物の生成が空孔を通じて内部まで進む為材料が
脆くなるからである。
次に窒化処理であるが、窒化処理を行う理由は窒化処理
により焼結体・表層部に窒素拡散層を形成させ、これに
よって疲労強度の向上を図る為である。
窒化処理はタフトライドあるいはガス軟窒化いずれでも
良いが処理温度は500°C〜550°Cの範囲が望ま
しい。この理由は500℃以下では窒化が不十分となり
十分な窒素拡散層が得られないこと、また550℃を越
えると窒化過剰となり、窒化物の生成が増加し、窒化物
が内部まで進行し、材料が脆くなるからである。
次に高周波焼入であるが、高周波焼入を行う理由は窒化
処理だけでは耐摩性は改善されるが、強度が不充分であ
り、焼入によって強度向上を図る為である。
次に実施例により本発明を説明する。
実施例1゜ F e−1,Owt% Cr −Q、8 wt %Mn
−Q、25 wt%MOの合金粉末に0.5wt%のC
粉末を添加混合した後、プレスにより密度?、IP/c
Aの成形体を作成した。
試料寸法は10n、v X 10mjXX 55Mであ
る。
得られた成形体を下記条件にて焼結した。
R,T、 →s o o ’c  真空10−3咽Hノ
s o o ’c→1250°CCOガス 100To
rr1250’GX30分    COガニx、  1
00Torr1250°G−+R,T、N2ガス冷却尚
、本発明の焼結法と比較する為に同じ成形体をH2ガス
雰囲気、アンモニア分解ガス雰囲気中でも焼結を行った
。焼結温度及び時間はいずれも1250×30分である
。得られた焼結体について残留02量衝撃値を測定を行
い焼結雰囲気の影響を調べた。
その結果を第2表に示す。
本発明による焼結法では焼結後の残留02量が池の焼結
法に比べ最も低い値を示しており、還元が十分に進んで
いることが確認できた。また衝撃値についても本発明法
によるものが最も高い値を示しており、本発明による焼
結の効果を確認することができ六〇 実施例2 実施例1で得られた本発明法による焼結体について52
0°C×60分の条件でタフトライド処理による窒化を
行った。タフトライド処理後高周波焼入を行った。加熱
温度は850〜870 ’Gで冷却は油冷である。焼戻
は200′CX90分の条件で行った。
処理後硬さ、抗折力、衝撃値を測定した。その結果を第
3表に示す。
この結果、本発明法によって高い硬度を有し、しかも強
度・靭性に優れた焼結鋼が得られることが確認できた。
実施例3 本発明の特徴は疲労強度を高める方法として高周波焼入
の前に窒化処理を施こすことにあるが、窒化処理の効果
を確認する為に次の実験を行った。
実施例1と同じ材料で板曲げ疲労試験を作成し、実施例
1と同じ条件で焼結を行った。
焼結密度は7.2ji/cdである。
次に試料をA、Bの2種類に分け、試料Aについては実
施例1と同じ条件で窒化処理→高周波焼入焼戻処理を行
った。Bについては窒化処理を省略しAと同じ条件で高
周波焼入、焼戻処理を行った。
処理終了後板曲げ疲労試験を行い疲労限を測定した。
その結果を第4表に示す。
第  4  表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 fl) Cr O,6−1,2重量%、Mn 0.5 
    ’1.0重量%、M。 0.2〜0.3重量φを含み残部がFeからなる合金粉
    末に、該合金粉末の0.2〜0.5重量嘱のC粉末を添
    加混合し、この混合粉末を所定形状に型押成型後減圧で
    還元性雰囲気中で焼結し、焼結体表面に窒化処理を施し
    た後高周波熱処理を施すことを特徴とする高強度焼結鋼
    の製造法。 (2、特許請求の範囲第(1)項記載の製造法において
    、焼結後の焼結体中の残留02量が600ppm以下で
    あることを特徴とする高強度焼結鋼の製造法。 (3)特許請求の範囲第f1j項、第(2)項記載の製
    造法において、焼結後の焼結体の比重が7Allcd以
    上であることを特徴とする高強度焼結鋼の製造法(4)
    特許請求の範囲第(1)項乃至第(3)項記載の製造法
    において、焼結後の窒化処理をタフトライドあるいはガ
    ス軟窒化で処理温度が500〜550 ’Cの範囲で行
    うことを特徴とする高強度焼結鋼の製造法。
JP57149385A 1982-08-28 1982-08-28 高強度焼結鋼の製造法 Pending JPS5938352A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011152774A1 (en) * 2010-06-04 2011-12-08 Höganäs Ab (Publ) Nitrided sintered steels
JP2013047378A (ja) * 2011-07-26 2013-03-07 Jfe Steel Corp 粉末冶金用鉄基混合粉および高強度鉄基焼結体ならびに高強度鉄基焼結体の製造方法

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