JPS5938015Y2 - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

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Publication number
JPS5938015Y2
JPS5938015Y2 JP12147479U JP12147479U JPS5938015Y2 JP S5938015 Y2 JPS5938015 Y2 JP S5938015Y2 JP 12147479 U JP12147479 U JP 12147479U JP 12147479 U JP12147479 U JP 12147479U JP S5938015 Y2 JPS5938015 Y2 JP S5938015Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
solenoid
movers
air gap
load drive
Prior art date
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Expired
Application number
JP12147479U
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English (en)
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JPS5638421U (ja
Inventor
良平 打田
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱電機株式会社 filed Critical 三菱電機株式会社
Priority to JP12147479U priority Critical patent/JPS5938015Y2/ja
Publication of JPS5638421U publication Critical patent/JPS5638421U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は小型化を図ったソレノイドに関するものであ
る。
ソレノイドの吸引力を増加させるには、移動子、固定子
間を走る磁力線について、その経路が、ソレノイドの作
用方向に直角な面(以下実効作用面と呼、!;)を通過
する量を増加させることが必要である。
その方法の一つとして実効作用面を増加させるのが一般
的である。
もちろん起磁力を増加させる方法もあるが磁気回路の飽
和を考慮したとき設計上は普通最適な磁束密度が設定さ
れているので効果は小さい。
この考案は以上の点に鑑みてなされたもので、所定長の
ストロークを駆動するソレノイドについて従来の設計法
と同一の力を生成するために起磁力を増加させることな
くむしろ少クシ、かつ従来の方法で定められるよりも少
い実効作用面でそれを達成し、ソレノイドの寸法を小型
化することを目的とする。
以下図面に従って本発明を説明する。第1図は従来のソ
レノイドの構造を示す左半分を断面で示した図で、半径
方向の寸法の制約から軸方向の長さを増加させて、2つ
の励磁コイルと2つの作用面を持つ様に構成したもので
、負荷駆動軸(以下駆動軸という)1には移動子21゜
22が固定され矢印A方向に吸引力が作用するものであ
るが、固定子31.32とは矢印A方向にLなるストロ
ークを持つものとする。
コイル41゜42は固定子3L32を励磁する為のもの
であり、また駆動軸1にはバネ等によって、コイル41
.42が非励磁のとき図の様子位置に復帰して静止して
いるものとする。
ここで移動子21゜22および固定子31.32は軟磁
性材より成り、これら以外への磁束の漏洩はないものと
する。
エアギャップ51.53の矢印A方向における実効作用
面の面積をSとして、移動子21.22と固定子31,
32間のエヤギャップ53.54の長さを、今無視し、
空気中の透磁率をMとし、コイル41.42の巻数をN
として共に■なる電流を通ずるものとすれば、このソレ
ノイドの引引力Fは次式で示される。
第2図はこの考案の一実施例を示す図で、この実施例の
ものは、第1図のソレノイドと比較して次の点が異なる
駆動軸11に固着された移動子21と固定子31間のエ
ヤギャップ51における矢印A方向のギャップストロー
クをiとし、駆動軸12に固着された移動子22と固定
子32間のエヤギャップ52におけるギャップストロー
クはLとするとともに、分割された駆動軸11.12は
連結部10で同軸に遊嵌されており、滑り面13には例
えば油膜が形成されていて低いまさつ係数の状態におか
れ、駆動軸11と12とは軸方向にのみ自由に相対位置
をかえることが出来る。
駆動軸11.12とはコイル4L42が非励磁の状態に
あるときは負荷の性質筐たはリターンスプリングなどに
よって図示の位置に復帰し静止しているものとする。
このように構成されたソレノイドは、コイル41.42
を付勢すると移動子21と固定子31の間、および移動
子21と固定子32の間でそれぞれ発生する吸引力の和
により駆動軸11.12が、矢印方向に押され、エヤギ
ャップ51が零となったのちは、移動子22と固定子3
2の間に発生する吸引力のみにより駆動軸12がエヤギ
ャップ52が零となるまで矢印A方向に押し出され、こ
の駆動軸12に連結されている負荷が最大変位りの駆動
を受ける。
ついでコイル41.42を消勢すると、図示していない
リターンスプリングにより駆動軸12及び11が原状に
復帰し、待機の状態になる。
以下、駆動軸に作用する吸引力について解析する。
ここでエアギャップ51.52の矢印A方向における実
効作用面の面積をu1コイル41,42のターン数をn
lそれに通ずる電流をiとすれば、このソレノイドの吸
引力の和fは次式で示される。
ここで(2)式の値と(1)式の値とを等しくするもの
とすれば となる。
しかしてこの(3)式より、アンペアターーンniとN
Iとを同じにすれば、この実施例のものは従来のものに
比較して実効作用面積を了にすることが出来る。
また、アンペパターンniを4 TNIに減らしても実効作用面Uはなお「Sに減少させ
ることが出来る。
、L つぎに駆動軸11.12かi1矢印A方向に移動すれば
、エヤギャップ51は零トなってコイル41による吸引
力はもう増加しなくなる。
このときのエアギャップ52の寸法はL/2 であるか
ら、コイル42によるエヤギャップ52部分の吸引力f
Xは1 、 1 となる。
ここで前記の状態と同様に旧=、/””■4 U−τSならばfX=τFとなり、(1)式の値とほと
んどかわらない。
また、fX=Fとする条件を考慮すれば、u(ni)2
−7S(NI)2 であって実効作用面u=Sとするな
らば起磁力niはΣNIにすることが出来、また起磁力
n1=NIとするならば実効作用面u−−!−8にする
ことが出来る。
いずれにしてもこの実施例のソレノイドは駆動軸を2分
割してエヤギャップ長の異なる2つの移動子と固定子で
構成したので、一定のギャップ長とした従来のソレノイ
ドに比較して実効作用面の面積寸たは、起磁力もしくは
その双方を小さくすることが出来るのでソレノイドの小
型化が可能となる。
第3図はこの考案の他の実施例を示す図で、固定子を一
体に構成するとともに、駆動軸を磁路を形成する部材と
して構成を簡略化したもので前記実施例のエアギャップ
53.54はt トメーcエヤギャップ50に置換され
ており、駆動軸11と12との突合せ面14はエヤギャ
ップ50の中央部に位置する。
このようにすると、エヤギャップ51が接触した後負荷
軸12のみが移動して突合せ面14が開いたとき、この
面に発生する吸引力によってギャップ52間で発生する
吸引力を減殺されることがない。
以上説明した実施例では移動子の数を2個とし、固定子
との間に形成するエヤギャップを2個処とした例を示し
たが、移動子の数は2個に限定されるものではなく、3
個以上の複数個に分割しても良いことはいうまでもない
例えばm個の異なる移動子と固定子の組を設けてLなる
ストロークを駆動するときにはm組の移動子と固定子の
作用方向のエアギャップをLずつ異ならせた構成として
も良く、さらにはそのエアギャップLをm等分するので
なくm個に不等分割しても基本的な作用にはかわりがな
く、それぞれのギャップ長に応じた作用実効面積、起磁
力となるように設定すれば良いO この考案は以上説明したように、連結部において軸方向
に変位可能なように同軸に縦に連結された複数の負荷駆
動軸と、これらの負荷駆動軸にそれぞれ固着された複数
の移動子と、これらの移動子の各吸着面とそれぞれ長さ
の異なるエヤギャップを介して対向せる複数の吸着面を
有する固定子と、この固定子に装着され付勢時に上記各
可動子と固定子との吸着面の間に磁気吸引力を発生させ
る複数のコイルとを備え、上記数数のエヤギャップの長
さを、上記付勢時に上記各移動子が移動する方向に向っ
て順次広いギャップ長に構成したことを特徴とするもの
で、従来のソレノイドに比較して小形化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の複数の駆動部より成るソレノイドの一半
を断面で示した正面図、第2図および第3図はそれぞれ
この考案の一実施例の一半を断面で示した正面図である
。 図において1.11.12は負荷駆動軸、10は連結部
、13は滑り面、14は突合せ面、21゜22は移動子
、31.32は固定子、41.42は励磁コイル、51
,52はエヤギャップである。 なお、図中同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示
す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)連結部において軸方向に変位可能に同軸に従に連
    結された複数の負荷駆動軸と、これらの負荷駆動軸にそ
    れぞれ固着された複数の移動子と、これらの移動子の各
    吸着面とそれぞれ長さの異なるエヤギャップを介して対
    向せる複数の吸着面を有する固定子と、この固定子に装
    着され付勢時に上記各移動子と固定子の吸着面の間に磁
    気吸引力を発生させる複数のコイルとを備え、上記複数
    のエヤギャップの長さを、上記付勢時に上記各移動子が
    移動する方向に向って順次広いギャップ長に構成したこ
    とを特徴とするソレノイド。
  2. (2)負荷駆動軸を付勢時に発生する磁束の通路となる
    ように構成した実用新案登録請求の範囲第1項記載のソ
    レノイド。
JP12147479U 1979-09-03 1979-09-03 ソレノイド Expired JPS5938015Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12147479U JPS5938015Y2 (ja) 1979-09-03 1979-09-03 ソレノイド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12147479U JPS5938015Y2 (ja) 1979-09-03 1979-09-03 ソレノイド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5638421U JPS5638421U (ja) 1981-04-11
JPS5938015Y2 true JPS5938015Y2 (ja) 1984-10-22

Family

ID=29353611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12147479U Expired JPS5938015Y2 (ja) 1979-09-03 1979-09-03 ソレノイド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7079176B2 (ja) * 2018-08-29 2022-06-01 Kyb株式会社 ソレノイドアクチュエータ及び電磁比例バルブ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5638421U (ja) 1981-04-11

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