JPS5937989Y2 - 埋込型接地付コンセント - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は造営材に埋込んで使用するコンセントの改良
に関し、その目的とするところは、簡単に取付枠を接地
することができる埋込型接地付コンセントを提供するに
ある。

以下この考案の一実施例を第１図乃至第４図に基づいて
説明する。

１は器体であり、隔壁２によって凹室３を形成し、この
凹室３には接地用の刃受け４と電源用の刃受け５を収め
ている。

６は接地用の端子板、７は電源用の端子板であり夫々刃
受け４，５と接続し、収めた錠ばね８によって電線を接
続している。

９は貫通孔であり、両側に形成した平担部１０に形成し
ている。

１１は蓋体であり、前面に装着するプレート （図示せ
ず）の窓孔から露出するボス部１２にプラグ栓刃の挿入
孔１３を形成すると共に、両側には装着する取付枠１４
の固定用凹部１５と、前記器体１の貫通孔９と対応する
貫通孔１６を形成し、貫通孔９，１６を通したねじ１７
を取付枠１４のねじ孔１８に螺合して容器１９を組み立
てている。

２０は導電片であり、前記隔壁２と端子板６との隙間に
圧入して接地用の端子板６に接続する舌片２１と、ねじ
１７の径よりも小さな切欠２２を形成した接触片２３と
からなり、この切欠２２を貫通孔９，１６に対応させて
器体１の平担部１０と蓋体１１とで挾持してねじ１７を
取付枠１４のねじ孔１８に螺合するに際し、ねじ１７が
切欠２２に係合し接地用の刃受け４、端子板６と取付枠
１４を導電接続するものである。

尚、突起２４は導電片２０を仮固定して組み立て易くし
たものであり、また切欠２２を鋸歯状にすることにより
撓み易くし、ねじ１７と切欠２２の係合を強固にしてい
る。

この考案は以上説明した如く、接地用の端子板６に接続
した導電片２０にねじ１７の径よりも小さな切欠２２を
形成し、この切欠２２を前貫通孔９，１６にに対応して
ねじ１７を取付枠１４に螺合することにより取付枠１４
を接地用の端子板６に導電接続したから、貫通孔９，１
６を通したねじ１７を取付枠１４に螺合するだけで簡単
に取付枠１４を接地することができる。

従って、特に金属製のフラッシュプレートを使用した場
合にも感電事故を防止できる埋込型接地付コンセントが
得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図はこの考案の−”ＫＪ引１１Ｊを示し
第１図は分解斜視図、第２図は導電片の斜視図、第３図
は導電片の部分拡大図、第４図は接続状態を示す横１断
面図。 １・・・・・・器体、２・・・・・・隔壁、３・・・・
・・凹室、４，５・・・・・・刃受け、６，７・・・・
・・端子板、８・・・・・・鎖ばね、９．１６・・・・
・・貫通孔、１０・・・・・・平担部、１１・・・・・
・蓋体、１２・・・・・・ボス部、１３・・・・・・挿
入孔、１４・・・・・・取付枠、１５・・・・・・凹部
、１７・・・・・・ねじ、１８・・・・・・ねじ孔、１
９・・曲容器、２０・・・・・・導電片、２１・・・・
・・舌片、２２・・・・・・切欠、２３・・・・・・接
触片、２４・・・・・・突起。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 容器を形成する器体と蓋体の貫通孔を通したねじを取付
   枠に螺合して組み立ててなる埋込型接地付コンセントに
   おいて、接地用の端子板に接続した導電片に前記ねじの
   径よりも小さな切欠を形成し、この切欠を前記貫通孔に
   対応してねじを取付枠に螺合することにより取付枠を接
   地用の端子板に導電接続してなることを特徴とする埋込
   型接地付コンセント。