JPS5936940B2 - カルボキシメチルセルロ−スナトリウム塩の造粒法 - Google Patents

カルボキシメチルセルロ−スナトリウム塩の造粒法

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JPS5936940B2
JPS5936940B2 JP11965976A JP11965976A JPS5936940B2 JP S5936940 B2 JPS5936940 B2 JP S5936940B2 JP 11965976 A JP11965976 A JP 11965976A JP 11965976 A JP11965976 A JP 11965976A JP S5936940 B2 JPS5936940 B2 JP S5936940B2
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JP
Japan
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cmc
water
sodium salt
granulation
carboxymethylcellulose sodium
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Expired
Application number
JP11965976A
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JPS5345357A (en
Inventor
永尾 山本
宏臣 小林
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、カルボキシメチルセルロースナトリウム塩の
顆粒の製造法に関するものである。
カルボキシメチルセルロースナトリウム塩(以下CMC
と略す)は、水媒体あるいは有機溶媒中でアルカリセル
ロースにモノクロル酢酸又はモノクロル酢酸ナトリウム
を反応させて製造する。反応後精製工程を経たCMCは
、含有する水あるいは溶媒を、乾燥工程を経て除去する
と、不斉な大きさの固塊として得られ、通常このものを
粉砕工程を経て粉末状としたものが出荷される。
中には上述の粉砕工程であまり細かく粉砕せず、篩分し
て数十メッシュ程度の粒状で取得したものも市販されて
いる。さらに、一旦粉砕し、粉末状で得られたものを改
めて造粒し、数十メッシュ程度の顆粒として市販されて
いるものもある。粒状CMCが市販されている理由は、
粉末状CMCよりも取扱いに便利であるためであり、次
のょぅな利点を有する。
1)粉末状CMCを水に投入すると、直ちに二次凝集粒
子を生成して、その表面部分のみが水に溶解し、粘度の
高いゲル状皮膜を生成、粒子内部が水と接触するのを妨
げる。
これが所謂ママコの発生であつて、粒状のものは、この
ママコ発生現象がおさえられ、結果的に水への溶解が容
易になる。この特性は単なる粉砕篩分して得た粒子より
も、造粒によつて得た粒子の方がすぐれている。2)粉
末状CMCを流動搬送する工程に於て、滞留箇所(サイ
ロ、ホッパー等)があると、屡々その地点でブリッジを
形成し、搬送の障害になる。
粒状CMCはこれに対し、ブリッジの形成が殆んどなく
、円滑に搬送することができる。3)粉末状CMCを取
扱う場合、粉末が空中に飛散しやすく、作業環境を害う
また乾燥した雰囲気中では粉塵爆発の危険も伴う。粒状
CMCにはこのような心配がない。以上のように、粒子
状CMCは、粉末状CMCに対し、高い付加価値を有す
るが、その粒度については、20〜80メッシュの範囲
が特に有用である。
80メッシュを通過する粒子は実質的に粉末に近く、水
に投入した場合ママコの生成がみられる。
20メッシュ不通過の大きい粒子では溶解速度が小さく
、溶解に時間がかゝる。
又、大きい粒子は空隙率が大きくなり、嵩比重が小さく
、取扱いに大きな容積を要し、不経済である。粉末状C
MCから造粒して顆粒状CMCを得る方法は、粉末状C
MCに水を撒布、又は噴霧して湿潤させ、粉末を合一さ
せた状態で乾燥させることにより達成される。
(特公昭46−2190、特公昭50−29859)こ
のように造粒されたCMC粒子は一般に広い粒度分布を
有しており、篩分することによつて所望の粒度のものを
取得する。
水溶解性にすぐれたCMC粒子としては、粒度は20〜
80メツシユが好適である。
篩分の結果80メツシユを通過するものは、それら単独
、あるいは新しいバツチの粉末状CMCと混じ、再び造
粒工程に付す。20メツシユ不通過は粗大粒子は粉砕工
程を経て粉末状CMCとし、同様に再び造粒工程に付す
以上の如く、1回の造粒・篩分工程で20〜80メツシ
ユのものを取得し、その他のものは循環する。この1回
の工程で取得される20〜80メツシユのフラクシヨン
収率を造粒収率と呼ぶことにする。造粒工程に於て使用
する水の量は粉末状CMClOO重量部に対し50〜2
00重量部が適当である。
水の量が少いと造粒されずに粉末のま\で残る部分が多
くなる。水の量が多いほど粒度分布は粗い方へ片よるが
、乾燥に要する熱量が多くなる。このように水の添加量
をかえることにより、粒度分布の片よりを動かすことは
できるが、分布の巾を狭くし、造粒収率を上げることは
むつかしい。本発明者等は、粉末状CMCの顆粒造粒法
について研究した結果、造粒工程に於て水の代りにCM
C水溶液を用いることにより粒度分布を狭くすることが
でき、造粒収率が顕著に向上することを見出した。
本発明に於て用いられるCMC水溶液は、造粒しようと
するCMCの一部をとつて水溶液として用いるのが最も
合理的であるが、別に用意されたCMC水溶液を用いて
も差支えない。
CMC水溶液粘度は40)2000CPS程度が適当で
あり、濃度として4]3〜4%程度が適当である。造粒
しようとするCMC粉末に対し、水を撒布又は噴霧する
と、水は直ちに近傍のCMCに吸収され、水の移動はそ
れ以上余り進まない。混合攪拌を経ても水と接触せず粉
末のま\残る部分が多い。これに対しCMC7j(醇液
は粘着作用があり、近傍の粉末を吸着させるが、たの粘
性のため粉末中の滲透はおそく、混合撹拌の過程で、よ
り均等に系内に分配される傾向がある。以上のような挙
動が造粒工程で粒度分布を狭くする原因ではないかと考
えられる。以下に実施例をあげて本発明を説明する。実
施例 1純度99%の粉末状CMC(エーテル化度0.
7、水分9.201)、1%水洛液粘度2000CPS
く25℃〉)24kgに同じCMCを0.5%水溶液と
したもの(粘度約250CPS)17.8tを、たて型
混合攪拌器中攪拌しつ\10分間にわたつて撒布した。
さらに攪拌をつとけつ\105℃の熱風を30分間送入
し、乾燥させながら造粒した。生成物を篩分し、次のよ
うにそれぞれ取得した。20〜80メツシユ取得分率、
即ち造粒収率は67.9%であつた。
比較例 1 実施例1と同様のCMCを用い、CMC水洛液の代りに
水を用い、同様の操作によつて造粒し、篩分し、次のよ
うに取得した。
造粒収率は、50.7%であつた。
実施例 2 純度99f)の粉末状CMC〔エーテル化度0.7、水
分9.6%、1%水洛液粘度640CPS(25、C)
〕25kgに、同じCMCを1%水洛液としたもの19
tを撒布し、混合し、110℃に保つた回転ドラム中2
0分間転動造粒した。
篩分した結果、次のように取得した。造粒収率は、73
.4%であつた。
比較例 2 実施例2と同様のCMCを用い、CMC水洛液の代りに
水を用いて同様の操作を行つて造粒した。
造粒収率は、51.4%であつた。実施例 3 実施例1と同様のCMCを用い、粉末状CMC24kg
に対し、CMC水洛液を25t添加、実施例1と同様の
方法で造粒し、篩分した。
但し、熱風送入時間は30分間とした。取得物は次の通
りであつた。造粒収率は、 71−7%であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 80メッシュ以上の細かい粒度を有するカルボキシ
    メチルセルロースナトリウム塩100重量部に対し、カ
    ルボキシメチルセルロースナトリウム塩水溶液を50乃
    至200重量部添加し、混合し、乾燥し、篩分すること
    を特徴とするカルボキシメチルセルロースナトリウム塩
    の造粒法。 2 25℃に於ける粘度が40〜2000CPSのカル
    ボキシメチルセルロースナトリウム塩の水溶液を用いる
    ことを特徴とする特許請求範囲第1項記載の造粒法。
JP11965976A 1976-10-05 1976-10-05 カルボキシメチルセルロ−スナトリウム塩の造粒法 Expired JPS5936940B2 (ja)

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JPS5345357A JPS5345357A (en) 1978-04-24
JPS5936940B2 true JPS5936940B2 (ja) 1984-09-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5968384A (ja) * 1982-10-12 1984-04-18 Kao Corp 粉末状糊剤
JPS6323966A (ja) * 1986-07-17 1988-02-01 Wakunaga Pharmaceut Co Ltd 粒状糊料およびその製造法
DE3741158A1 (de) * 1987-12-04 1989-06-15 Stockhausen Chem Fab Gmbh Polymerisate mit hoher aufnahmegeschwindigkeit fuer wasser und waessrige fluessigkeiten, verfahren zu ihrer herstellung und verwendung als absorptionsmittel
ITVA20030017A1 (it) * 2003-06-03 2004-12-04 Lamberti Spa Carbossimetilcellulosa ad alta velocita' di dissoluzione in acqua.

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JPS5345357A (en) 1978-04-24

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