JPS5936875B2 - 銘木調化粧板の製造方法 - Google Patents
銘木調化粧板の製造方法Info
- Publication number
- JPS5936875B2 JPS5936875B2 JP54172757A JP17275779A JPS5936875B2 JP S5936875 B2 JPS5936875 B2 JP S5936875B2 JP 54172757 A JP54172757 A JP 54172757A JP 17275779 A JP17275779 A JP 17275779A JP S5936875 B2 JPS5936875 B2 JP S5936875B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- transparent
- synthetic resin
- manufacturing
- decorative board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は天然木に近い外観を有する銘木調化粧板の製造
方法である。
方法である。
従来、天然木に近い外観を有する化粧板は、実際の天然
木をスライスして、得られた薄板を別の木材に積層して
製造している。
木をスライスして、得られた薄板を別の木材に積層して
製造している。
しかしながら、近年に到つてこの天然木が不足しがちに
なり、このため、色のバラツキが生じたり、品揃えがで
きなくなるなどの障害が発生している。そこで、チタン
紙に木目を印刷し、これを基板に積層して化粧板とした
ものがあるが、これは外観的に著しく天然木と相違する
ものであつた。特に、松、杉、檜のような和材は明るい
色相を持つもので、秋材部の光沢、春材部の木の組織の
持つ金属光沢又はバール光沢は従来の方法では再現がで
きないのである。そこで、本発明は従来のこのような欠
点を解消して、天然木を用いることなく、一層天然木に
近い外観を有する銘木調化粧板を製造する方法を提供す
ることを目的としている。
なり、このため、色のバラツキが生じたり、品揃えがで
きなくなるなどの障害が発生している。そこで、チタン
紙に木目を印刷し、これを基板に積層して化粧板とした
ものがあるが、これは外観的に著しく天然木と相違する
ものであつた。特に、松、杉、檜のような和材は明るい
色相を持つもので、秋材部の光沢、春材部の木の組織の
持つ金属光沢又はバール光沢は従来の方法では再現がで
きないのである。そこで、本発明は従来のこのような欠
点を解消して、天然木を用いることなく、一層天然木に
近い外観を有する銘木調化粧板を製造する方法を提供す
ることを目的としている。
すなわち、本発明の一は、透明又は半透明のプラスチッ
クフィルムにヘアライン状のブラッシング加工を行ない
、この上全面にバール顔料を含むインキ又は塗料を施し
、必要に応じて裏面に白色全面印刷を施した後、更に木
目模様を印刷し、この上に透明又は着色透明の合成樹脂
をコーティング又は合成樹脂フィルムを積層して成る化
粧シートを、接着剤を介して基板に貼り合わせることを
特徴とする銘木調化粧板の製造方法であり、また、一は
、バール光沢を有するプラスチックフィルムにヘアライ
ン状のブラッシング加工を行ない、木目模様を印刷し、
この上に透明又は着色透明の合成樹脂をコーティング又
は合成樹脂フィルムを積層して成る化粧シートを、接着
剤を介して基板に貼り合わせることを特徴とする銘木調
化粧板の製造方法である。
クフィルムにヘアライン状のブラッシング加工を行ない
、この上全面にバール顔料を含むインキ又は塗料を施し
、必要に応じて裏面に白色全面印刷を施した後、更に木
目模様を印刷し、この上に透明又は着色透明の合成樹脂
をコーティング又は合成樹脂フィルムを積層して成る化
粧シートを、接着剤を介して基板に貼り合わせることを
特徴とする銘木調化粧板の製造方法であり、また、一は
、バール光沢を有するプラスチックフィルムにヘアライ
ン状のブラッシング加工を行ない、木目模様を印刷し、
この上に透明又は着色透明の合成樹脂をコーティング又
は合成樹脂フィルムを積層して成る化粧シートを、接着
剤を介して基板に貼り合わせることを特徴とする銘木調
化粧板の製造方法である。
本発明に係るプラスチックフィルムはヘアライン加工の
良いものが良く、例えばポリエチレン、ポリ塩化ビニル
であり、またポリプロピレンを主成分とする合成紙を用
いることができる。
良いものが良く、例えばポリエチレン、ポリ塩化ビニル
であり、またポリプロピレンを主成分とする合成紙を用
いることができる。
プラスチツクフイルムそのものがパール光沢を持つてい
る場合、これにヘアライン加工を施してそのまま次工程
の木目印刷に供することができる。
る場合、これにヘアライン加工を施してそのまま次工程
の木目印刷に供することができる。
しかしながら、プラスチツクフイルムが透明又は半透明
でパール光沢を持たない場合には、これにヘアライン加
工を施した後、更に全面にパール顔料を含むインキ又は
塗料を施して、これを次工程の木目印刷に供さなくては
ならない。ヘアライン加工は、目的とする木材によつて
、その密度、長短等を変える。ヘアライン加工後にバー
ル顔料を含むインキ又は塗料を施す場合には、ヘアライ
ンの凹みを埋めるほどの量を施してはならない。木目印
刷、及び透明又は着色透明の合成樹脂をコーテイング又
は合成樹脂フイルムを積層する工程は従来公知のものと
同一でよく、例えば木目模様は一色目に下地、二色目に
中地、三色目に骨になる柄を例えばグラビア印刷により
印刷する。木目模様の印刷の前に透明なインキで全面印
刷をしても良い。木目模様上に施す透明又は着色透明な
合成樹脂は、例えばウレタン、ポリエステル等であり、
また透明又は着色透明な合成樹脂フイルムを積層する場
合にはポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン
のようなオレフイン系等のフイルムが使用できる。
でパール光沢を持たない場合には、これにヘアライン加
工を施した後、更に全面にパール顔料を含むインキ又は
塗料を施して、これを次工程の木目印刷に供さなくては
ならない。ヘアライン加工は、目的とする木材によつて
、その密度、長短等を変える。ヘアライン加工後にバー
ル顔料を含むインキ又は塗料を施す場合には、ヘアライ
ンの凹みを埋めるほどの量を施してはならない。木目印
刷、及び透明又は着色透明の合成樹脂をコーテイング又
は合成樹脂フイルムを積層する工程は従来公知のものと
同一でよく、例えば木目模様は一色目に下地、二色目に
中地、三色目に骨になる柄を例えばグラビア印刷により
印刷する。木目模様の印刷の前に透明なインキで全面印
刷をしても良い。木目模様上に施す透明又は着色透明な
合成樹脂は、例えばウレタン、ポリエステル等であり、
また透明又は着色透明な合成樹脂フイルムを積層する場
合にはポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン
のようなオレフイン系等のフイルムが使用できる。
プラスチツクフイルムとして透明又は半透明なフイルム
を用いる場合、ヘアライン加工の後、任意の時に裏面の
白色インキを印刷して不透明とすることができる。
を用いる場合、ヘアライン加工の後、任意の時に裏面の
白色インキを印刷して不透明とすることができる。
本発明は以上のような構成であり、天然木を用いること
なく、天然木に近い外観を有する化粧板を得ることがで
きる。
なく、天然木に近い外観を有する化粧板を得ることがで
きる。
特にパール顔料によつて春材部のパール光沢を再現でき
ると共に、ヘアライン加工によつて天然木の組織感や材
質感を得ることができるので、一層天然木に近い外観を
有するのである。以下、実施例により本発明を説明する
。
ると共に、ヘアライン加工によつて天然木の組織感や材
質感を得ることができるので、一層天然木に近い外観を
有するのである。以下、実施例により本発明を説明する
。
実施例 １
パール光沢を持つオレフイン系合成紙（王子油化合成紙
（株）製ＳＧ＃８０）にヘアライン状のブラツシング加
工を施こし、この上に檜の木目模様を、東洋インキ製造
（株）製のポリプロピレン用グラビアインキによつて、
下地、中地、骨の順に印刷した。
（株）製ＳＧ＃８０）にヘアライン状のブラツシング加
工を施こし、この上に檜の木目模様を、東洋インキ製造
（株）製のポリプロピレン用グラビアインキによつて、
下地、中地、骨の順に印刷した。
この後、ウレタン樹脂を乾燥後の重量で５〜６ｔ／ｍ“
の塗布量となるようにグラビア印刷又はコーテイングし
た。あるいは、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等の透明又は着色透明のフイルムを接着剤で積
層しても良い。得られたシートを基材の大きさにカツト
し、ラワン合板、パーチクルボード等の基材に、水性ウ
レタン型接着剤又はエポキシ系接着剤を６０〜１２０ｙ
／Ｔｒｌ塗布し、この上に上記シートを積層して化粧板
を得た。
の塗布量となるようにグラビア印刷又はコーテイングし
た。あるいは、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等の透明又は着色透明のフイルムを接着剤で積
層しても良い。得られたシートを基材の大きさにカツト
し、ラワン合板、パーチクルボード等の基材に、水性ウ
レタン型接着剤又はエポキシ系接着剤を６０〜１２０ｙ
／Ｔｒｌ塗布し、この上に上記シートを積層して化粧板
を得た。
実施例 ２
オレフイン系合成紙（王子油化合成紙（株）製トレース
＃７５）にヘアライン状のブラツシング加工を施したシ
ートに、ポリプロピレン用透明インキ１００部に、マイ
カ粉、酸化チタンよりなる６〜３０μの粒度を持つパー
ル顔料（日本光研（株）製ＳＭＥ−９０）２０部を混合
して得たパールインキをグラビア印刷により全面印刷し
た。
＃７５）にヘアライン状のブラツシング加工を施したシ
ートに、ポリプロピレン用透明インキ１００部に、マイ
カ粉、酸化チタンよりなる６〜３０μの粒度を持つパー
ル顔料（日本光研（株）製ＳＭＥ−９０）２０部を混合
して得たパールインキをグラビア印刷により全面印刷し
た。
この後、実施例１と同様の方法により木目模様を印刷し
、ウレタン樹脂を塗布した。
、ウレタン樹脂を塗布した。
得られたシートの裏面にグラビア用白インキで全面印刷
した。
した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 透明又は半透明のプラスチックフィルムにヘアライ
ン状のブラッシング加工を行ない、この上全面に前記ブ
ラッシング加工による凹部を埋めないようにパール顔料
を含むインキ又は塗料を施し、更に木目模様を印刷し、
この上に透明又は着色透明の合成樹脂をコーティング又
は合成樹脂フィルムを積層して成る化粧シートを、接着
剤を介して基板に貼り合わせることを特徴とする銘木調
化粧板の製造方法。 ２ パール光沢を有するプラスチックフィルムにヘアラ
イン状のブラッシング加工を行ない、木目模様を印刷し
、この上に透明又は着色透明の合成樹脂をコーティング
又は合成樹脂フィルムを積層して成る化粧シートを、接
着剤を介して基板に貼り合わせることを特徴とする銘木
調化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54172757A JPS5936875B2 (ja) | 1979-12-27 | 1979-12-27 | 銘木調化粧板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54172757A JPS5936875B2 (ja) | 1979-12-27 | 1979-12-27 | 銘木調化粧板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5693516A JPS5693516A (en) | 1981-07-29 |
| JPS5936875B2 true JPS5936875B2 (ja) | 1984-09-06 |
Family
ID=15947754
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54172757A Expired JPS5936875B2 (ja) | 1979-12-27 | 1979-12-27 | 銘木調化粧板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5936875B2 (ja) |
-
1979
- 1979-12-27 JP JP54172757A patent/JPS5936875B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5693516A (en) | 1981-07-29 |
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