JPS593678B2 - 転炉排ガス冷却水の循環装置 - Google Patents

転炉排ガス冷却水の循環装置

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Publication number
JPS593678B2
JPS593678B2 JP15062377A JP15062377A JPS593678B2 JP S593678 B2 JPS593678 B2 JP S593678B2 JP 15062377 A JP15062377 A JP 15062377A JP 15062377 A JP15062377 A JP 15062377A JP S593678 B2 JPS593678 B2 JP S593678B2
Authority
JP
Japan
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hot water
tank
temperature tank
exhaust gas
outflow path
Prior art date
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Expired
Application number
JP15062377A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5483607A (en
Inventor
富士哉 橋本
茂 山崎
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication of JPS5483607A publication Critical patent/JPS5483607A/ja
Publication of JPS593678B2 publication Critical patent/JPS593678B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、転炉排ガス冷却水の循環装置に係るもので、
特にガス冷却器の休止時にも一定流量で一定温度以上の
温水を温水利用設備に供給せしめることのできる循環装
置に関するものである。
従来の転炉排ガス冷却水の循環装置は、第1図に示す如
くガス冷却器1にて吹錬中転炉Bから発生するガスの冷
却を行つて高温となつた温水を管路2を通して高温タン
ク3に導いて一旦貯留し、この温水をポンプ4にて熱交
換器5に圧送して放熱冷却し、然る後低温タンク6に導
いて一旦貯留の上、この冷水をポンプTにて前記ガス冷
却器1に圧送して再び転炉排ガスの冷却に携わらせるも
のであり、また非吹練中転炉排ガスの冷却に携わらなか
つた冷水或いは吹錬中低い温度の温水を管路2の途中に
分岐接続せる管路8を通して低温タンク6に導いて一旦
貯留し、この冷水或いは低い温度の温水をポンプTにて
ガス冷却器1に圧送するものである。つまりガス冷却器
1に常時冷水或いは低い温度の温水を流入し且つ流出し
て閉サイクルで循環させるものである。ところで、かか
る転炉排ガス冷却水の循環装置では、吹錬時に転炉排ガ
スの冷却に携わつた後高温タンク3内に一旦貯留された
温水を非吹練中もポンプ4にて熱交換器5に圧送して放
熱冷却するので、高温タンク3内の温水が次第に減少し
、終には高温タンク3が空になり、ポンプ4がキヤビテ
イーシヨンを起こすものである。
このため従来は、第1図の鎖線の如く低温タンク6と高
温タンク3との間にオーバーフロー管9を設けて、満杯
となる低温タンク6内の冷水をオーバーフロー管9を通
して高温タンク3内に逆戻して、高温タンク3内の液面
が常にある水頭以上確保されるようにし、空気などの吹
込みによりポンプ4がキヤビテイーシヨンを起すのを防
止しなければならなかつた。また高温タンク3の温水を
他に利用しようとする場合、低温タンク6からの冷水の
オーバーフローは・高温タンク3の温水温度を低下させ
ることになるため、その温水は利用できないものであつ
た。一方、前記転炉排ガス冷却水の循環装置では、温水
を熱交換器にて放熱冷却しているところから、近時温水
の廃熱を有効に利用することが要望され、種々試みられ
ているが、何分にも吹練中のみにしか温水が生じないの
で、つまり断続的にしか温水が生じないので、その温水
の有効利用を困難なものにしている。
本発明はかかる実状に鑑みてなされたものであり、前記
循環装置の問題点を解決し、且つ吹練、非吹練にかかわ
らず、高温タンクと低温タンクの途中の熱交換器をバイ
パスするように別途設けた温水利用設備に、常時一定流
量で一定温度以上の温水を供給できるようにした転炉排
ガス冷却水の循環装置を提供せんとするものである。
以下本発明による転炉排ガス冷却水の循環装置の一実施
例を第2図によつて説明すると、1は転炉Bの排ガスを
冷却するガス冷却器、3は高温タンクで、該高温タンク
3とガス冷却器1との間には切換弁2aを有する管路2
が設けられ、該管路2の途中には切換弁2aの手前位置
で、切換弁8aを有する管路8が分岐して設けられ、こ
の管路18が低温タンク又はフラツシユタンク6に接続
されている。
高温タンク3と低温タンク又はフラツシユタンク6との
間には切換弁10、熱交換器5を備えた管路11が設け
られ、該管路11の途中には切換弁10の手前位置で、
切換弁12及び流:量調整弁13を有する管路14が分
岐して設けられ、この管路14が温水利用設備15に接
続され、温水利用設備15と低温タンク又はフラツシユ
タンク6とは管路16にて接続されている。つまり温水
利用設備15は、高温タンク3と低温タンク又はフラツ
シユタンク6との途中の熱交換器5をバイパスするよう
に設けられている。前記低温タンク又はフラツシユタン
ク6とガス冷却器1との間には、途中にポンプ7を有す
る管路17が設けられている。かように構成された本発
明の転炉排ガス冷却水の循環装置に於いては、転炉Bの
通常操業時、つまり吹練中切換弁2aを開に切換弁8a
及び10を閉にし、ガス冷却器1にて転炉排ガスの冷却
を行つて高温となつた温水を管路2を通して高温タンク
3に導き、ここで温水又はN2ガス等の封入によつて圧
力制御されてさらに高温となつた温水は管路11、切換
弁12及び調整弁13を有する管路14を通して温水利
用設備15に入れ、ここで高温水の廃熱が利用される。
温水利用設備15で熱交換器或いはエネルギー変換して
温度が低下した冷水は管路16を通して低温タンク又は
フラツシユタンク6に導かれ、ここからポンプ7にて管
路17を通してガス冷却器1に圧送して再び転炉排ガス
の冷却に携わらせるものである。従つて転炉Bの通常操
業時には温水ラインに於いて密閉高温水循環(この時高
温タンク3は膨張タンクを兼ねる)又は温水循環が行わ
れ、コンスタントに温水利用ができる。然して、堅急時
又は転炉Bの休止時(非吹練中)若しくは必要温度以外
の温水が生じたときには、切換弁2aを閉に切換弁8a
を開にし、冷水又は温水を管路2,8を通して低温タン
ク又はフラツシユタンク6に導かれる。
この間、高温タンク3へは温水の供給がとだえるが、高
温タンク3内に転炉Bの通常操業時に一定量貯えられ温
水またはNガスの封入により圧力匍蜘されて高温となつ
ている保有水が肩変りして温水利用設備15の入口手前
に設けられた流量調整弁13によりタンク保有水量に見
合つただけの供給時間と量が制御されて温水利用設備1
5に供給が続けられる。即ち転炉Bの操業が断続的であ
つても温水利用設備15は停市することなく一定時間運
転を続けることができる。この場合、高温タンク3から
温水利用設備15への送水は、高温タンク3の位置水頭
圧が利用されるので、別にポンプを必要としない。従つ
てポンプ使用上に於けるキヤビテイーシヨンなどのトラ
ブルの発生を一切考慮する必要がなくなり、高温タンク
3の保有水が零になるまで送水を続けることができる。
そして温水利用設備15へ・送られた高温タンク3の保
有水は全量低温タンク又はフラツシユタンタ6に戻るの
で、転炉排ガス冷却水の循環には何ら支障がない。然し
てまた転炉Bの通常操業時及び休止時に、温水利用設備
15が支障した時或いは管路14,16が損傷した時に
は、切換弁12を閉に、切換弁10を開にして、高温タ
ンク3内の温水を管路11の熱交換器5を通して放熱冷
却した後その冷水を低温タンク又はフラツシユタンク6
に戻す。
従つて転炉Bの操業には何ら影響を与えることがない。
以上詳記した通り本発明による転炉排ガス冷却水の循環
装置によれば、転炉の通常操業時、転炉排ガスの冷却を
行つて高温となつた温水を、高温タンクを経由して温水
利用設備にコンスタントに供給できるので温水を有効に
利用できる。
また、緊急時又は転炉の休止時若しくは必要温度以外の
温水が生じた時には、その冷水又は温水が低温タンク又
はフラツシユタンクに導かれ、転炉の通常操業時に高温
タンクに貯えられた高温水が位置水頭圧により送水され
、温水利用設備の入口手前の流量調整弁により供給時間
と量が制御されて、定流量で一定温度以上の温水を温水
利用設備に供給できるので、該温水利用設備は中断する
ことなく常時運転することができる。さらに温水利用設
備が故障した時には高温タンク内の温水が熱交換器を通
して放熱冷却して低温タンク又はフラツシユタンクに戻
されるので、転炉の操業、つまり転炉排ガス冷却水の循
環には何ら支障を起すことがない等の優れた効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の転炉排ガス冷却水の循環装置の系統図、
第2図は本発明による転炉排ガス冷却水の循環装置の系
統図である。 B・・・・・・転炉、1・・・・・・ガス冷却器、2・
・・・・・管路、3・・・・・・高温タンク、5・・・
・・・熱交換器、6・・・・・・低温タンク又はフラツ
シユタンク、7・・・・・・ポンプ、11・・・・・・
管路、13・・・・・・流量調整弁、14・・・・・・
管路、15・・・・・・温水利用設備、16・・・・・
・管路、17・・・・・・管路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 転炉排ガスを冷却するガス冷却器から高温タンクに
    温水流出路を設け、該温水流出路の途中には冷水流出路
    を分岐して設けて低温タンク又はフラッシュタンクに接
    続し、高温タンクから低温タンク又はフラッシュタンク
    に熱交換器を備えた温水流出路を設け、該温水流出路の
    途中には熱交換器の手前位置で流量調整弁付温水流出路
    を分岐して設けて温水の保有熱を取り出す温水利用設備
    に接続し、該温水利用設備から低温タンク又はフラッシ
    ュタンクに冷水流出路を設け、低温タンク又はフラッシ
    ュタンクからガス冷却器にポンプを備えた冷水圧送路を
    設けて成る転炉排ガス冷却水の循環装置。
JP15062377A 1977-12-16 1977-12-16 転炉排ガス冷却水の循環装置 Expired JPS593678B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15062377A JPS593678B2 (ja) 1977-12-16 1977-12-16 転炉排ガス冷却水の循環装置

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JP15062377A JPS593678B2 (ja) 1977-12-16 1977-12-16 転炉排ガス冷却水の循環装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5483607A JPS5483607A (en) 1979-07-03
JPS593678B2 true JPS593678B2 (ja) 1984-01-25

Family

ID=15500902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15062377A Expired JPS593678B2 (ja) 1977-12-16 1977-12-16 転炉排ガス冷却水の循環装置

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JP (1) JPS593678B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6266797A (ja) * 1985-09-18 1987-03-26 Seiko Epson Corp リモ−トコントロ−ル送信集積回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6266797A (ja) * 1985-09-18 1987-03-26 Seiko Epson Corp リモ−トコントロ−ル送信集積回路

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JPS5483607A (en) 1979-07-03

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