JPS5936374Y2 - レンチ用トルクアダプタ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 近年、機械類が複雑化してボルトナツト類が奥深い個所
に設けられることが多くなり、組立・修理・分解等の際
、従来のスパナやメガネレンチ等では回動することが困
難な場合が増えている。

勿論、従来からボルトナツト類の軸心延長線上に逃がし
てトルク作業を行うソケットレンチ、六角ナツトドライ
バー等があるが、ボルトナツト類の軸心延長線上に機械
の突起又は同軸上の別の回動物等の障害物があると、作
業が不能になったり、能率が著しく低下してしまう欠点
があった。

本案はこの様な欠点を除去すべく案出されたもので、図
面に就き説明すると、本案はボルトナツト類を回動する
ためのスパナ、メガネレンチ、ソケット或はこれに類似
する座片１の軸線Ｘ−Ｘ上に適当の間隔を置いて差込片
２を配置し、これらを軸線Ｘ−Ｘを外した略Ｕ字形アー
ム３で連結して構成されている。

座片１はボルトナツトを回動するスパナ（第４図）或は
ソケット （第５図、第６図）等の形状を呈し、差込片
２は中央に差込孔４、又、その両側に固定用ピン孔５を
備えている。

又、アーム３は図示のようなＵ字形成は半楕円形、半円
形等である。

使用に際しては、差込孔４にスピンナーハンドル、ラチ
ェットハンドル、トルクレンチ等を差込みピンをピン孔
５に挿入固定してやればよい。

これによると、軸線Ｘ−Ｘ上又は横方向に障害物Ａ又は
Ｂが存在しても、常に安定したトルクを座片１へ伝達す
ることができる。

即ち座片１と差込片２が同一軸線上にあるため、座片１
を直接駆動する場合と均等となり、機械の組立・修理・
分解時にボルトナツト類の着脱を確実に行い得るため、
作業能率を著しく向上せしめ得る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案品の側面図、第２図は正面図、第３図は差
込片の平面図、第４図乃至第６図は三種の座片の平面図
である。 １・・・・・・座片、２・・・・・・差込片、３・・・
・・・アーム、４・・・・・・差込孔、５・・・・・・
ピン孔、Ａ、 Ｂ・・・・・・障害物、Ｘ−Ｘ・・・
・・・軸線。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ボルトナツト又はこれに類似するものを回動する座片１
   の軸線Ｘ−Ｘ上に差込片２を設け、これら座片１及び差
   込片２を軸線Ｘ−Ｘを外した略Ｕ字形アーム３で連結し
   て成るレンチ用トルクアダプター。