JP3038923U - レンチ - Google Patents

レンチ

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JP3038923U
JP3038923U JP1996013545U JP1354596U JP3038923U JP 3038923 U JP3038923 U JP 3038923U JP 1996013545 U JP1996013545 U JP 1996013545U JP 1354596 U JP1354596 U JP 1354596U JP 3038923 U JP3038923 U JP 3038923U
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JP
Japan
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drive shaft
box
handle
bearing hole
connecting body
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JP1996013545U
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English (en)
Inventor
孝博 末▲陰▼
Original Assignee
末▲陰▼産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハンドルに対しボックスが着脱出来るレンチに
あって、従来のものは、ボックスに対しハンドルの駆動
軸の掛け替え角度が大きいものであったがため、ハンド
ルのボックスに掛け替える小刻みな操作ができなかっ
た。 【解決手段】ハンドル1の駆動軸2に、ボックス3又は
連結体4を介し、駆動軸2とボックス3を着脱自在で係
合するものにあって、ハンドル1の駆動軸2と連結体4
の駆動軸5は、丸軸の外周面に軸の軸心方向に向かっ
て、小間隔の凹条81と101 及び凸条82と102 を多数有
し、又、ハンドル1 の駆動軸2と連結体4が係合するボ
ックス3及び連結体4の軸受孔6と7は、その孔壁面に
孔軸方向に向かって、駆動軸4に対応した小間隔の凸条
111 と91及び凹条112 と92とを多数設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、ボルトやナットの締めつけや緩め作業に用いるレンチのハンドル とボックス及びハンドルと連結体とボックスの係合に関する考案である。
【0002】
【従来の技術】
レンチにおいて、ハンドルとボックスや、ハンドルと連結体とボックスを係合 する従来の手段は、ハンドルの駆動軸や連結体の駆動軸が四角形や六角形で、ボ ックスや連結体の軸受孔が四角形や六角形となったものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のレンチは上記するように、ボックスの四角形や六角形の軸受孔や連結体 の四角形や六角形の軸受孔に、ハンドルや連結体の駆動軸が係合するものを用い ているものであるから、軸受孔に対し駆動軸を掛け変えると、駆動軸は前の位置 から60度か90度の角度で変位することになり、駆動軸の変位角が60度より 小さい角度でしか変位出来ない場合、例えば5度とか10度のような小変位角で しか変位出来ないような狭隘な場所での操作での掛け替えが困難となるものであ る。 この考案は、駆動軸の軸受孔に対する掛け替えにおいて、軸受孔に対し駆動軸 の変位角が少々小さい角度であっても、駆動軸が軸受孔との掛け替えが可能なレ ンチを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記の目的を達するために、ハンドル1に設けた駆動軸2に、ボッ クス3等の被駆動体を直接に係合したり、駆動軸2に連結体4等の被駆動体を設 け、この連結体4等の被駆動体にボックス3等の被駆動体を係合してボルトやナ ットの締め付けや緩めの操作をする駆動軸が、ボックスや連結体4等の被駆動体 に対し、着脱自在で係合するものにおいて、ハンドル1の駆動軸2と連結体4等 の被駆動体の駆動軸5は丸軸であり、又ハンドル1の駆動軸2と連結体4等の被 駆動体の駆動軸5が係合するボックス3の軸受孔6や連結体4等の被駆動体の軸 受孔7も丸孔とし、さらに、ハンドル1の駆動軸2と連結体4等の被駆動体の駆 動軸5は、軸の外周面に軸心方向に向かって、複数の凹条81と凸条82を多数条並 べて設けるとともに、ボックス3等の被駆動体の軸受孔6の孔壁面と連結体4等 の被駆動体の軸受孔7の孔壁面に、それぞれの孔の軸心方向に向かって複数の凸 条91と凹条92を多数条並べて設け、駆動軸2が軸受孔6に、駆動軸5が軸受孔7 に係合したとき、駆動軸2と駆動軸5が軸受孔6と軸受孔7に対し空転しないよ う、かつ、軸が軸受孔に着脱自在でしっかりと係合が出来るようにしたものであ る。
【0005】
【考案の実施の形態】
この考案の実施の要領を添付の図面により説明すると、図1と図2は、ハンド ル1の先端部分の二股状になった駆動軸の支承部11に、駆動軸2の基部21を、駆 動軸が二股状の支承部11に対し回転自在となるように支承部11に駆動軸2を支軸 12で枢支したものであり、駆動軸2は、その外周面において、軸心方向に向かっ て多数の凹条81と凸条82を交互に並べて設けたハンドル1の正面図と側面図であ る。
【0006】 図3は図1のA−A線での拡大した断面図で、ボックス3の軸受孔6や連結体 4の軸受孔7と係合する丸軸形の駆動軸2の外周面には多数の凹条81と凸条82が 交互に付されている。
【0007】 図4は軸受孔7部分を破断した連結体4の側面図で、軸受孔7は孔壁面に孔の 軸心の方向に向かって多数の凸条91と凹条92が交互に並んで設けられ、ハンドル 1の駆動軸2を軸受孔7に係合した際に、軸受孔7の孔壁面の凸条91と凹条92に 駆動軸2の外周面の凹条81と凸条82とが噛み合って係合し、駆動軸2は軸受孔7 内で空転することの無いようにし、ハンドル1の回転トルクを連結体4に効率よ く伝達させようとするものである。
【0008】 さらに、連結体4の軸受孔7の所在部分と反対側の部分には、ボックス3の軸 受孔6に噛み合い係合をするべく連結体の駆動軸5を有するもので、この駆動軸 5はハンドル1の駆動軸2と同様に、駆動軸5の外周面に駆動軸5の軸心方向に 向かって凹条101 と凸条102 とを交互に設けたものであるから、駆動軸5がボッ クス3や他の駆動体に係合したときに、駆動軸5がこれと係合するボックス3や 連結体4の軸受孔内で空転しないようにしたものである。
【0009】 なお、上記する駆動軸の凹条と凸条の数及び軸受孔の凸条と凹条の数は実施例 のものに限るものではなく、可能な限り多くしておくと、駆動軸は軸受孔に対し 小さい差し替え角度で差し替えることが出来て、ボルトやナットの微妙な締め付 けや緩めや、狭い場所で被駆動物の回転を可能にするものである。
【0010】 さらに、連結体4は例示したものの他に、他の実施例として、連結体4の体部 の一方の端部分に、軸受孔7を持ち、反対側の他方の端部分には、軸受孔が四角 形や六角形を有する従来のボックスに係合できる四角形や六角形の駆動軸を持つ ラチェット12を有するものであってもよく、また、連結体4の両端部分に軸受け 孔を設けたものや、連結体4の両端部分に駆動軸を設けたものであってもよく、 要はレンチのハンドル1にボックス3や従来のボックスが接続出来るものであれ ばよい。
【0011】 図5は、使用例を示した図で、ハンドル1とラチェット12を持つ連結体4 と、 ボックス3 の組み合わせであって、ハンドル1の駆動軸2が連結体4の軸受孔7 に係合し、連結体4のラチェット12の駆動軸13は、ボックス3 の軸受孔6に係合 してボルトやナットの締め付けや緩めをするものである。 なお、ハンドル1の駆動軸2や連結体4の駆動軸5は、軸心方向に向かって多 数の凹条81と凸条82を設けて、この駆動軸2や駆動軸5を、ボックス3の軸受孔 6や連結体4の軸受孔7内で、各孔の孔壁の孔の軸心方向に向かって付した凸条 91と凹条101 及び凹条92と凸条102 に両者が噛み合うよう軸受孔6や軸受孔7に 係合させて駆動軸が軸受孔内で空転しないようにしている、また、この他に、駆 動軸を角数の極めて多い多角形の断面にし、しかも、この多角形断面の駆動軸を 支受する軸受孔も駆動軸と同形の多角形断面としてもよい。しかしながら、多角 形を形成することは製造上困難なものであるから、上記するように軸の外周面と 軸受孔の孔壁面に凹条と凸条を設ける方が製造上形成がが容易であって都合のよ いものである。
【0012】 この考案の使用について、従来のボックスとハンドルの係合は、ボックスの軸受 孔が4角形や六角形で、この軸受孔内に四角形ゃ六角形となったハンドルの駆動 軸が係合した状態で、ボックスがボルトの頭やナットに係合し、ハンドルを回転 させるものである。
【0013】 しかしながら、この作業が、ハンドルの回転操作に支障のある場所であると、 ハンドルのボックスに対する掛け替えがし難くなり、忽ちボルトやナットの締め 付けや緩めが出来なくなる。例えば、ボックスの軸受孔が四角形のものであると 、少なくとも四角形の駆動軸が90度以上の回転角度を要し、また、軸受孔が六 角形であると、六角形の駆動軸が60度以上の回転角度を要求されることになる から、これらの角度以下の回転しか出来ない所での駆動軸のボックスへの掛け替 え操作は不可能となり、ボルトやナットの回転作業は出来ないことになる。
【0014】 従って、上記するようなボックスの回転角度が極めて小さく駆動軸がボックス と掛け替えが出来ないような場所での作業にあっては、レンチは使用することが 出来ないことになる。 本考案は、上記に鑑み、ボックスとハンドルの掛け替え角度を小さくするため 、ハンドル1の駆動軸2の外周面に駆動軸2の軸心方向に向かって設ける凹条81 と凸条82の間隔を極めて狭くして、駆動軸の外周面に多数の凹条81と凸条82を設 けるとともに、駆動軸2が係合するボックス3の軸受孔6の孔壁面に、駆動軸2 の凹条81と凸条82に対応した凸条91と凹条92を孔軸方向に向かって設けたことに より、ボックス3に対しハンドル1の駆動軸2の掛け替えが小刻みに出来るよう になり、狭い場所でハンドル1の回転が困難なものであっても、ボックス3への ハンドル1の掛け替えが容易であるから、ハンドル1はボックスを連続して回転 駆動する事が可能となり、ボルトやナットの締め付けや緩めの操作ができるもの である。
【0015】
【考案の効果】
この考案によると、ボックス3とハンドル1、ボックス3と連結体4、連結体 4とハンドル1等のレンチにおける駆動側と被駆動側の係合において、駆動軸に 多数の凹条と凸条を、また、駆動軸を支受する軸受孔にも、その孔壁面に軸受孔 の孔の軸心方向に向かって駆動軸の凹条と凸条に対応する凸条と凹条を設けたこ とで、駆動軸の軸受孔に対する掛け替えを小さな角度で小刻みにする事が出来て 、従来のような、狭隘な場所でハンドルの回転操作の困難なものと異なり、本考 案では、ハンドルの僅かな回転角度があれば、ハンドルはボックス等の被駆動体 に対し角度を変えて係合が出来、引き続きハンドルは被駆動体を連続回転駆動す る事が出来るとともに、駆動軸の軸受孔に対する接触面積が大となり、駆動軸が 軸受孔内で空転する事がない。
【0016】 さらに、連結体を用いると、通常、ハンドルにボックスを係合した状態のでは 、ナットやボルトの締め付け操作や緩め操作ができない様な場合にも、上記する ボルトやナットのの締め付けや緩め操作の範囲の拡大が出来る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ハンドルの正面図
【図2】 ハンドルの側面図
【図3】 A−A線拡大断面図
【図4】 軸受孔部分を破断した連結体の側面図
【図5】 レンチの使用例を示す側面図
【符号の説明】
1─ハンドル、11─支承部、12─支軸、2─ハンドルの
駆動軸、21─基部、3─ボックス、4─連結体、5─連
結体の駆動軸、6─ボックスの軸受孔7─連結体の軸受
孔、81─ハンドルの駆動軸の凹条、82─ハンドルの駆動
軸の凸条、91─連結体の軸受孔の凸条、92─連結体の軸
受孔の凹条、101 ─連結体の駆動軸の凹条、102 ─連結
体の駆動軸の凸条、111 ─ボックスの軸受孔の凸条、11
2 ─ボックスの軸受孔の凹条、12─ラチェット、13─ラ
チエットの駆動軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドル1の駆動軸2に、ボックス3と直
    接係合するものや、駆動軸2とボックス3との間に、連
    結体4を介して駆動軸2とボックス3とを間接係合する
    ものにおいて、ハンドル1の駆動軸2と、連結体4の駆
    動軸5は丸軸とからなり、しかも、駆動軸2と駆動軸5
    は、各外周面にそれぞれ、軸心方向に向かって凹条81
    凸条82及び凹条101 と凸条102 を小間隔のもとに多数並
    列設置し、また、駆動軸2と駆動軸5が係合するための
    ボックス3の軸受孔6と、連結体4の軸受孔7には、各
    孔壁に孔の軸心の方向に向かって凸条111 と凹条112
    び凸条91と凹条92を小間隔のもとに多数並列設置したこ
    とを特徴とするレンチ。
JP1996013545U 1996-12-20 1996-12-20 レンチ Expired - Lifetime JP3038923U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5544673B1 (ja) * 2013-10-30 2014-07-09 明 関 ツールホルダー

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5544673B1 (ja) * 2013-10-30 2014-07-09 明 関 ツールホルダー
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