JPS5936084B2 - 液化天然ガス冷熱発電装置の停止システム - Google Patents
液化天然ガス冷熱発電装置の停止システムInfo
- Publication number
- JPS5936084B2 JPS5936084B2 JP4723880A JP4723880A JPS5936084B2 JP S5936084 B2 JPS5936084 B2 JP S5936084B2 JP 4723880 A JP4723880 A JP 4723880A JP 4723880 A JP4723880 A JP 4723880A JP S5936084 B2 JPS5936084 B2 JP S5936084B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat medium
- intermediate heat
- turbine
- natural gas
- liquefied natural
- Prior art date
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は液化天然ガス（ＬＮＧ）冷熱発電装置の停止シ
ステムに関する。
ステムに関する。
中間熱媒体（例えばプロパン）を使用するＬＮＧ冷熱発
電装置は、本発明の一例を示す第１図を参照して説明す
ると、以下の通りである。
電装置は、本発明の一例を示す第１図を参照して説明す
ると、以下の通りである。
ＬＮＧＩは中間熱媒体の凝縮器２に供給されて加温気化
され、更に加温器３によつて海水で加温される。他方、
ＬＮＧの冷熱によつて凝縮された中間熱媒体はポンプ４
によつてその蒸発器５に供給され、ここで海水によつて
蒸発せしめられ、次いで気化中間熱媒体は発電機のター
ビン６に供給される。タービン６の駆動に供した中間熱
媒体のタービン排気は上記凝縮器２に戻され、再び凝縮
される。発電運転時には、ポンプ４の運転によつて、高
圧側の蒸発器５と低圧側の凝縮器２との間に通常、５に
９／（−ｄ程度の圧力差を作り、この圧力差を利用して
タービン６を駆動している。発電運転を停止する場合に
は、タービン６の入口弁７を瞬時に閉じて、タービン６
に流入する中間熱媒体を遮断する。一方、当該装置にお
いては、ＬＮＧの気化を継続して実施できるようにする
ことも可能である。即ち、大口径のタービンバイパス８
とポンプバイパス９を設け、発電運転を停止した場合、
これらバイパス８、９を開くことで、中間熱媒体の蒸発
器５と凝縮器２の液ヘッド差により中間熱媒体を循環さ
せ、発電運転時のＬＮＧ量においてその気化のための単
独運転が可能になる。しかし、発電運転からＬＮＧ気化
運転に移行する場合、上述の如くタービン６に流入する
中間熱媒体が瞬時に遮断されるため、ＬＮＧ気化に必要
な熱源の供給が瞬間的に停止されて、凝縮器２における
ＬＮＧ出口温度が低下し、また同時に凝縮器２の中間熱
媒体の圧力、温度共に低下することになる。従つて、タ
ービンバイパス８の弁を凝縮器２の中間熱媒体の圧力が
下がらないように開ける必要があるが、蒸発器と凝縮器
の間に上述の如く圧力差があること、および本バイパス
がＬＮＧ気化単独運転においても運転可能なように大口
径にしてあることにより、開動作において大量の中間熱
媒体が蒸発器５側から凝縮器２側に移り、蒸発器側にお
いて中間熱媒体がフラツシユ現象を起こすほか、ミスト
同伴現象により蒸発器側の中間熱媒体の量が減少して、
蒸発器５の伝熱管が液で満たされなくなり、満足な中間
熱媒体の蒸発が行われなくなる。その結果、中間熱媒体
系の圧力、温度が低下し、ＬＮＧ気化に支障を来たすよ
うになる。本発明はこれらの問題点を解決するために考
案されたものであり、その特徴は、タービンへの供給量
に相当する量の中間熱媒体を流すことができる小口径の
バイパスを上記大口径のバイパス８と並列に設け、上記
タービン入口弁７の閉塞と同時にまずこの小口径バイパ
スを開き、次いで大口径バイパス８を徐々に開放して蒸
発手段と凝縮手段との中間熱媒体の圧力を均等にするよ
うにしたことにある。
され、更に加温器３によつて海水で加温される。他方、
ＬＮＧの冷熱によつて凝縮された中間熱媒体はポンプ４
によつてその蒸発器５に供給され、ここで海水によつて
蒸発せしめられ、次いで気化中間熱媒体は発電機のター
ビン６に供給される。タービン６の駆動に供した中間熱
媒体のタービン排気は上記凝縮器２に戻され、再び凝縮
される。発電運転時には、ポンプ４の運転によつて、高
圧側の蒸発器５と低圧側の凝縮器２との間に通常、５に
９／（−ｄ程度の圧力差を作り、この圧力差を利用して
タービン６を駆動している。発電運転を停止する場合に
は、タービン６の入口弁７を瞬時に閉じて、タービン６
に流入する中間熱媒体を遮断する。一方、当該装置にお
いては、ＬＮＧの気化を継続して実施できるようにする
ことも可能である。即ち、大口径のタービンバイパス８
とポンプバイパス９を設け、発電運転を停止した場合、
これらバイパス８、９を開くことで、中間熱媒体の蒸発
器５と凝縮器２の液ヘッド差により中間熱媒体を循環さ
せ、発電運転時のＬＮＧ量においてその気化のための単
独運転が可能になる。しかし、発電運転からＬＮＧ気化
運転に移行する場合、上述の如くタービン６に流入する
中間熱媒体が瞬時に遮断されるため、ＬＮＧ気化に必要
な熱源の供給が瞬間的に停止されて、凝縮器２における
ＬＮＧ出口温度が低下し、また同時に凝縮器２の中間熱
媒体の圧力、温度共に低下することになる。従つて、タ
ービンバイパス８の弁を凝縮器２の中間熱媒体の圧力が
下がらないように開ける必要があるが、蒸発器と凝縮器
の間に上述の如く圧力差があること、および本バイパス
がＬＮＧ気化単独運転においても運転可能なように大口
径にしてあることにより、開動作において大量の中間熱
媒体が蒸発器５側から凝縮器２側に移り、蒸発器側にお
いて中間熱媒体がフラツシユ現象を起こすほか、ミスト
同伴現象により蒸発器側の中間熱媒体の量が減少して、
蒸発器５の伝熱管が液で満たされなくなり、満足な中間
熱媒体の蒸発が行われなくなる。その結果、中間熱媒体
系の圧力、温度が低下し、ＬＮＧ気化に支障を来たすよ
うになる。本発明はこれらの問題点を解決するために考
案されたものであり、その特徴は、タービンへの供給量
に相当する量の中間熱媒体を流すことができる小口径の
バイパスを上記大口径のバイパス８と並列に設け、上記
タービン入口弁７の閉塞と同時にまずこの小口径バイパ
スを開き、次いで大口径バイパス８を徐々に開放して蒸
発手段と凝縮手段との中間熱媒体の圧力を均等にするよ
うにしたことにある。
その具体例を第１図に基づいて説明すると、上記小口径
バイパス１０を大口径バイパス８と並列に設け、発電運
転からＬＮＧ気化運転に移行する場合、タービン入口弁
７を全閉状態で、小口径バイパス１０のみを瞬時に全開
とする。
バイパス１０を大口径バイパス８と並列に設け、発電運
転からＬＮＧ気化運転に移行する場合、タービン入口弁
７を全閉状態で、小口径バイパス１０のみを瞬時に全開
とする。
この時、蒸発器５から凝縮器２に流れる中間熱媒体の量
は、発電運転時と同じであるため、蒸発器５の圧力は変
化せず、また凝縮器２側の中間熱媒体の圧力も流入する
該媒体の量により均衡する。この状態で大口径バイパス
８を徐々に開放してゆくことにより、蒸発器５と凝縮器
２との中間熱媒体の圧力を均等にすることができる。ポ
ンプ４はこの圧力が均衡した後に停止し、ポンプバイパ
ス９を開放する。このように操作することにより、発電
運転時の上述の圧力差は徐々に解消されるので、上記中
間熱媒体のフラツシユ現象やミスト同伴現象は起生せず
、ＬＮＧ気化運転へスムーズに移行することができる。
は、発電運転時と同じであるため、蒸発器５の圧力は変
化せず、また凝縮器２側の中間熱媒体の圧力も流入する
該媒体の量により均衡する。この状態で大口径バイパス
８を徐々に開放してゆくことにより、蒸発器５と凝縮器
２との中間熱媒体の圧力を均等にすることができる。ポ
ンプ４はこの圧力が均衡した後に停止し、ポンプバイパ
ス９を開放する。このように操作することにより、発電
運転時の上述の圧力差は徐々に解消されるので、上記中
間熱媒体のフラツシユ現象やミスト同伴現象は起生せず
、ＬＮＧ気化運転へスムーズに移行することができる。
第１図は本発明の一例を示すフローシートであつて、１
はＬＮＧ１２は中間熱媒体の凝縮器、５はその蒸発器、
６は発電機タービン、８は大口径バイパス、１０は小口
径バイパスを示す。
はＬＮＧ１２は中間熱媒体の凝縮器、５はその蒸発器、
６は発電機タービン、８は大口径バイパス、１０は小口
径バイパスを示す。
Claims (1)
- １ 液化天然ガスの気化に供して凝縮された中間熱媒体
を蒸発させ、これを発電機のタービンに供給してその駆
動に使用した後、再度液化天然ガスの気化に循環使用す
る液化天然ガス冷熱発電装置において、中間熱媒体の蒸
発手段から凝縮手段へ至る過程にタービンと並列に、タ
ービンへの供給量に相当する量の中間熱媒体を流すこと
ができる小口径バイパスと、タービン停止時に上記凝縮
手段を液化天然ガスの気化手段として利用できる程度の
量の中間熱媒体を流すことのできる大口径バイパスを設
け、タービンへの中間熱媒体の供給遮断と同時に小口径
バイパスを開き、次いで大口径バイパスを徐々に開いて
蒸発手段と凝縮手段との中間熱媒体の圧力を均等にする
ことを特徴とする停止システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4723880A JPS5936084B2 (ja) | 1980-04-09 | 1980-04-09 | 液化天然ガス冷熱発電装置の停止システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4723880A JPS5936084B2 (ja) | 1980-04-09 | 1980-04-09 | 液化天然ガス冷熱発電装置の停止システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56143305A JPS56143305A (en) | 1981-11-09 |
| JPS5936084B2 true JPS5936084B2 (ja) | 1984-09-01 |
Family
ID=12769627
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4723880A Expired JPS5936084B2 (ja) | 1980-04-09 | 1980-04-09 | 液化天然ガス冷熱発電装置の停止システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5936084B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5163620B2 (ja) * | 2009-10-15 | 2013-03-13 | 株式会社豊田自動織機 | 廃熱回生システム |
| US8528314B2 (en) * | 2010-02-02 | 2013-09-10 | General Electric Company | Method and apparatus for combined cycle power plant startup |
| CN105114142B (zh) * | 2015-09-14 | 2016-07-06 | 航天科工哈尔滨风华有限公司 | 一种新型的lng冷能发电的成套设备 |
-
1980
- 1980-04-09 JP JP4723880A patent/JPS5936084B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56143305A (en) | 1981-11-09 |
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