JPS5935950Y2 - マグネトロン - Google Patents
マグネトロンInfo
- Publication number
- JPS5935950Y2 JPS5935950Y2 JP10349576U JP10349576U JPS5935950Y2 JP S5935950 Y2 JPS5935950 Y2 JP S5935950Y2 JP 10349576 U JP10349576 U JP 10349576U JP 10349576 U JP10349576 U JP 10349576U JP S5935950 Y2 JPS5935950 Y2 JP S5935950Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetron
- antenna
- space
- magnetic
- anode cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はマグネトロン、特に磁石内蔵型のマグネトロン
に関するものである。
に関するものである。
一般に、磁石内蔵型のマグネトロンは磁性体よりなる陽
極円管の内部両側に磁石を配置し、陽極円筒を磁気回路
の一部として用いるようにしたものであり、第1図にそ
の一例を示す。
極円管の内部両側に磁石を配置し、陽極円筒を磁気回路
の一部として用いるようにしたものであり、第1図にそ
の一例を示す。
同図においで、1は磁性材よりなる陽極円筒であり、そ
の内壁にはベイン2が突出し、内部両側には永久磁石3
.3aが配置される。
の内壁にはベイン2が突出し、内部両側には永久磁石3
.3aが配置される。
4,4aは永久磁石3゜3aの端部に配置された磁極で
あり、これら磁極4.4aは保持体5,5aで保持固定
される。
あり、これら磁極4.4aは保持体5,5aで保持固定
される。
この保持体5,5aはその外周が陽極円筒1の内周に接
する程度の外径を有する。
する程度の外径を有する。
6,7は陽極円筒1の両側を塞ぐ上板ならびに下板であ
り、これら上板6、下板7と上記保持体5,5aにより
永久磁石3,3aは挟持固定される。
り、これら上板6、下板7と上記保持体5,5aにより
永久磁石3,3aは挟持固定される。
8はベイン2との間で作用空間9を形成する陰極であり
、永久磁石3aに設けた孔lを貫通するサポートにより
保持される。
、永久磁石3aに設けた孔lを貫通するサポートにより
保持される。
10は一端がベイン2に接続されかつ上記保持体5の隅
に形成した孔mを貫通して上板6の隅に設けた出力端1
1側に導びかれるアンテナである。
に形成した孔mを貫通して上板6の隅に設けた出力端1
1側に導びかれるアンテナである。
第2図は上記マグネトロンとは異なるタイプの従来のマ
グネトロンであり、第1図と同じものは同一符号を用い
ている。
グネトロンであり、第1図と同じものは同一符号を用い
ている。
同図において、12は磁路板であり、その周辺の筒状の
側部12aは陽極円筒1の内壁に当接し、しかも上板6
との間で一定の空間nが形成される。
側部12aは陽極円筒1の内壁に当接し、しかも上板6
との間で一定の空間nが形成される。
ベイン2から保持体5の孔5bを介するアンテナ10は
この磁路板12に設けた孔12bを通過し、空間nの中
を延在して上板6の中央に設けた出力端11に接続され
る。
この磁路板12に設けた孔12bを通過し、空間nの中
を延在して上板6の中央に設けた出力端11に接続され
る。
したがって、このタイプのマグネトロンにおいては、ア
ンテナ10は保持体5の孔5bおよび磁路板12の孔1
2bを貫通し、また出力端11は」−板6の中心部に配
置されることになる。
ンテナ10は保持体5の孔5bおよび磁路板12の孔1
2bを貫通し、また出力端11は」−板6の中心部に配
置されることになる。
第3図は前述した保持体5の近傍を示す上面図であり、
段部5cに形成されかつ磁極4が突出する孔5bならび
にアンテナ10が貫通する孔5dを有する。
段部5cに形成されかつ磁極4が突出する孔5bならび
にアンテナ10が貫通する孔5dを有する。
第4図は前述した磁路板12の近傍を示す上面図であり
、アンテナ10が貫通する孔12bならびに筒状の側部
12aを有する。
、アンテナ10が貫通する孔12bならびに筒状の側部
12aを有する。
しかしながら、従来のこのような横取のマグネ。
I・ロンによると、上記保持体5や磁路板12は、永久
磁石3,3aや磁極4,4aを陽極円筒1の内部に封入
する際、同時に配設されるので、その外周が陽極円筒1
の内壁に対し所定の微少な間隙を有して接することにな
る。
磁石3,3aや磁極4,4aを陽極円筒1の内部に封入
する際、同時に配設されるので、その外周が陽極円筒1
の内壁に対し所定の微少な間隙を有して接することにな
る。
したがって、両者間の微少な間隙、持に孔5b、12b
の近傍の間隙gが電波の伝播に対して高抵抗となり、ア
ンテナ10を伝播するマイクロ波に対して損失を与えて
しまう。
の近傍の間隙gが電波の伝播に対して高抵抗となり、ア
ンテナ10を伝播するマイクロ波に対して損失を与えて
しまう。
このことは、実、験によると、この間隙gが、アンテナ
近傍に有る場合と無い場合を比較した結果、マグネトロ
ンの出力動作効率ηに差が生ずることがわかった。
近傍に有る場合と無い場合を比較した結果、マグネトロ
ンの出力動作効率ηに差が生ずることがわかった。
すなわちηは発生するマイクロ波出力Poを人力Piで
・除したもので・あり、入カニPi陽極と陰極間の電圧
:E×雷電流Ibとすると、Po P。
・除したもので・あり、入カニPi陽極と陰極間の電圧
:E×雷電流Ibとすると、Po P。
η= −X 100 = −HX 10Mで表わされる
。
。
こE・Ib
こにおいて出力動作効率:ηは間隙gの有る場合が平均
値で68%に対し、間隙gの無い場合は70%であった
ところから、この出力動作効率ηの差はこの間隙の有無
に起因していることが伴明したものである。
値で68%に対し、間隙gの無い場合は70%であった
ところから、この出力動作効率ηの差はこの間隙の有無
に起因していることが伴明したものである。
また、間隙gはアンテナ近傍以外にある場合には殆んど
影響しないことも伴った。
影響しないことも伴った。
なお、間隙・gと損失との関連を推考すると、作用空間
内に発生したマイクロ波がアンテナ10を介して外部へ
放射されるが、この時にアンテナの表面には高周波電流
が流れ、対向する陽極円筒1の内壁に高周波電流に対応
した誘導電流が流れる。
内に発生したマイクロ波がアンテナ10を介して外部へ
放射されるが、この時にアンテナの表面には高周波電流
が流れ、対向する陽極円筒1の内壁に高周波電流に対応
した誘導電流が流れる。
従ってアンテナ近傍のこの途中に保持体5や磁路板12
と陽極円筒1の内壁とに間隙(不完全接触部)があると
誘導電流の流れの妨げとなり、これがマイクロ波の損失
をまねいているものと考えられる。
と陽極円筒1の内壁とに間隙(不完全接触部)があると
誘導電流の流れの妨げとなり、これがマイクロ波の損失
をまねいているものと考えられる。
この場合、間隙の位置、大きさについては、アンテナ1
0が貫通する部分に最も近い部分で陽極円筒1に対する
保持体5や磁極板12が強制嵌合であれば間隙の発生は
ないが、組立性を考慮して0.1〜0.3 r%1程度
の間隙が設けである。
0が貫通する部分に最も近い部分で陽極円筒1に対する
保持体5や磁極板12が強制嵌合であれば間隙の発生は
ないが、組立性を考慮して0.1〜0.3 r%1程度
の間隙が設けである。
したがって、本考案の目的はアンテナを伝播するマイク
ロ波の損失を抑え・効率の高いマグネI・ロンを提供す
るものである。
ロ波の損失を抑え・効率の高いマグネI・ロンを提供す
るものである。
本考案はこのような目的を達成するために前述の間隙g
を除去するものであり、以下実施例を用いて詳細に説明
する。
を除去するものであり、以下実施例を用いて詳細に説明
する。
第5図a、bおよび第6図a、bは本考案によるマグネ
トロン、特に磁路板12と保持体5の斜視図ならびに生
新面図を示す。
トロン、特に磁路板12と保持体5の斜視図ならびに生
新面図を示す。
同図から明らかなように、磁路板12と保持体5におけ
るアンテナ10が貫通する部分の陽極円筒1の内面に接
する部分には切欠部12x、5xが設けられる。
るアンテナ10が貫通する部分の陽極円筒1の内面に接
する部分には切欠部12x、5xが設けられる。
すなわち、この切欠部12xと5xは、従来の孔12b
、5b近傍の間隙gの対応する周辺の部材を除去するこ
とにより得られるもので、これにより従来のマグネトロ
ンの間隙gは除去される。
、5b近傍の間隙gの対応する周辺の部材を除去するこ
とにより得られるもので、これにより従来のマグネトロ
ンの間隙gは除去される。
また陽極円筒1の内面に嵌合するベインと一体の円筒部
分は銀ろう付されて不完全な接触部は生じないので、保
持体5bの陽極円筒1に接する部分のみ切欠部を設ける
。
分は銀ろう付されて不完全な接触部は生じないので、保
持体5bの陽極円筒1に接する部分のみ切欠部を設ける
。
この上うな横取によると、切欠部12x、5xの近傍に
おいではマイクロ波の損失を大きくするような間隙gが
存在しないので、マイクロ波を外部に効率的に放射する
ことができる効果を奏する。
おいではマイクロ波の損失を大きくするような間隙gが
存在しないので、マイクロ波を外部に効率的に放射する
ことができる効果を奏する。
また、本考案による磁路板12、保持体5によると、従
来の孔12b、5bを有するものに比較して取付けの作
業性が良くなるという効果を奏する。
来の孔12b、5bを有するものに比較して取付けの作
業性が良くなるという効果を奏する。
ここで、本実施例においては第2図に示すマグネトロン
の場合において、磁路板12、保持体5の両方に切欠部
12x、5xを設けるものとしで説明したが、本考案は
これに限定されず、いずれか一方だけに設け、他方には
従来の孔を設けるようにしてもある程度の効果を得るこ
とができる。
の場合において、磁路板12、保持体5の両方に切欠部
12x、5xを設けるものとしで説明したが、本考案は
これに限定されず、いずれか一方だけに設け、他方には
従来の孔を設けるようにしてもある程度の効果を得るこ
とができる。
第1図ないし第4図は従来のマグネトロンの一例を示す
断面図、第5図a、 bおよび第6図a。 bは本考案によるマグネトロン、特に磁路板ならびに保
持体の一実施例を示す斜視図、上訴面図である。 1・・・・・・陽極円筒、2・・・・・・ベイン、3,
3a・・・・・・永久磁石、4,4a・・・・・・磁極
、5,5a・・・・・・保持体、6・・・・・・上板、
7・・・・・・下板、8・・・・・・陰極、9・・・・
・・作用空間、10・・・・・・アンテナ、11・・・
・・・出力端、12・・・・・・磁路板、5b、12b
・・・・・・孔、5x、12x・・・・・・切欠部。
断面図、第5図a、 bおよび第6図a。 bは本考案によるマグネトロン、特に磁路板ならびに保
持体の一実施例を示す斜視図、上訴面図である。 1・・・・・・陽極円筒、2・・・・・・ベイン、3,
3a・・・・・・永久磁石、4,4a・・・・・・磁極
、5,5a・・・・・・保持体、6・・・・・・上板、
7・・・・・・下板、8・・・・・・陰極、9・・・・
・・作用空間、10・・・・・・アンテナ、11・・・
・・・出力端、12・・・・・・磁路板、5b、12b
・・・・・・孔、5x、12x・・・・・・切欠部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ■、複数個のベインを有する陽極円筒と、上記ベインに
一端が接続され高周波を外部に放射するアンテナと、上
記陽極円筒の中心軸上に配置された陰極と、この陰極と
ベインとで形成される作用空間に軸方向の磁界を与える
一対の磁極および永久磁石とが上記陰極の上下側にそれ
ぞれ」−記陰極に対し磁極、永久磁石の順に重ねられお
・おむね円板上で上記陽極円筒の内壁に外周をかん合し
、かつ上記アンテナが所定量の空間を有して貫通する部
位を持つ部材を1個もしくは2個具備するマグネトロン
において、上記部材の上記アンテナが所定量の空間を有
して貫通する部位が上記部材の周辺の一部を切欠くこと
により形成されることを特徴とするマグネトロン32、
アンテナが所定量の空間を有して貫通する部位を有する
部材が磁極と磁石とを保持する保持体である実用新案登
録請求の範囲第1項記載のマグネトロン。 3、アンテナが所定量の空間を有して貫通する部位を有
する部材が磁気回路の一部を形成する磁路板である実用
新案登録請求の範囲第1項記載のマグネトロン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10349576U JPS5935950Y2 (ja) | 1976-08-04 | 1976-08-04 | マグネトロン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10349576U JPS5935950Y2 (ja) | 1976-08-04 | 1976-08-04 | マグネトロン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5322649U JPS5322649U (ja) | 1978-02-25 |
JPS5935950Y2 true JPS5935950Y2 (ja) | 1984-10-04 |
Family
ID=28713652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10349576U Expired JPS5935950Y2 (ja) | 1976-08-04 | 1976-08-04 | マグネトロン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5935950Y2 (ja) |
-
1976
- 1976-08-04 JP JP10349576U patent/JPS5935950Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5322649U (ja) | 1978-02-25 |
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