JPS5935838A - 外面に多数の凹部を有する円管の製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は外面に多数の凹部を有する円管の製造方法およ
び装置に関するものである。

例えば、鉄筋コンクリートの建造物を構築する際に鉄筋
同志の接続部に金属製の円管を用い、この円管と鉄筋と
の間に充填材全充填し、固化させて一体化させると言う
接続法が採用されている。

このような用途に用いられる円管はストレートな円管で
あると、充填材が円管の内壁から離脱し易く、完全な固
定は困難である。

そこで、円管の外面に多数の凹部を形成することにより
、内側に向かって多数の突起を突設し、充填材の円管か
らの離脱を防止する構造が採用されている。

一方、このような外面に多数の凹部を有する円管の製造
について考えると、例えば鋼管のメーカーから購入する
場合にはメーカーが円管の製造工程において凹部を形成
する工程を増設し、製造を行なっている。従って、製造
に際しては極めて大規模な設備が必賛で、この結果コス
ト高とガる欠点がある。

本発明は以上のような従来の欠点を除去するためになさ
れたもので、大規模な設備を必要とせず、極めて容易に
ストレートな円管から多数の凹部のある円管を得ること
ができる外面に多数の凹部を有する円管の製造方法およ
び装置を提供することを目的としている。

以下、図面と共に本発明方法および装置の詳細について
説明する。

第１図以下は本発明方法を適用した製造装置の一実施例
を説明するもので、図において全体を符号１で示す成形
装置は基板２と、加圧板３とを有し、基板２上には第２
図に示すように下型４が配置されている。

下型４は長方形の金属ブロックとして形成され、その上
面の中央部には軸線方向に沿って半円形状の溝５が形成
されている。この溝６の底面には軸線方向に沿って所定
ピッチで透孔６が形成されている。

下型４の下側には下型４と同一の大きさを有する長方形
のベース７が配置される。

このベース７は第４図に示すようにその中央部に軸線方
向に沿って下型４の透孔６と同一直径の透孔８が透孔６
と同一ピッチで形成されている。このベース７の角部近
傍には座金９を介してねじ１０が嵌合される透孔１１が
形成されておシ、この透孔１１ヲ介してねじ１０が前記
基板２側に螺合される。

ベース７の下面の中央部には軸線方向に沿って溝Ｉ２が
形成されておシ、この溝１２内には細長い板状の支持板
１３が嵌合される。この支持板１３の断面形状は前記溝
１２の断面形状と全く同一であるが、その長さはベース
７の長さよシわずかに長い。この支持板１３には先端が
鋭角状に形成されたビン１４がねじ１５によって固定さ
れた状態で突設されている。ピン１５はベース７および
下型４の透孔８，６の内径とほぼ同一の直径に形成され
、かつ透孔６，８と同一のピッチで突設されている。

ところで、符号１６で示すものはクッションシートで、
発泡合成樹脂等から所定の肉厚でかつベース７と同一の
大きさを有する長方形の板状に形成されておシ、このク
ッションシートにはベース７の透孔８と対応した位置に
透孔１７が形成されておシ、かつ座金９が嵌合される透
孔（図示省略）が形成されている。このクッションシー
ト１６は下型４とベース７との間に配置され、押圧力が
加わらない状態では弾力によシ肉厚となっておシ、第７
図からも明らかなように下型４．クッションシート１６
およびベース７のそれぞれの肉厚を合計した距離は前記
ピン１４の長さよシやや長い。すなわちビン１４の先端
は透孔６から上方へは突出していない状態にある。

ところで、ベース７の外側面の長手方向の中央部には第
２図に示すようにねじ穴７ａ、７ａが形成されておシ、
これらねじ穴７ａヲ利用してガイド板１８の下端が固定
される。

ガイド板１８は長方形状に形成され、その下端に透孔１
８Ｌ’ｉ有しこれら透孔１８ａを通してねじ１９が前記
ねじ穴７ａに螺合される。

また、ガイド板１８の下方には軸線方向に沿って長孔１
８ｂが形成されておシ、この長ＪＩＪａ　ｂ中に嵌合さ
れるねじ加が下型４の側面に形成されたねじ穴４ａ中に
螺合される。

このガイド板１８は第２図に示すように対向して１組設
けられる。

また、下型４の上面の角部にはそれぞれ透孔２１が形成
されており、これら透孔２１中にはガイドビン２２がそ
のパターンを嵌合固定されている。

一方、上側に位置する加圧板３の下面には前記ベース７
と、同様な構造を有するベース幻がねじ２４によって固
定される。

ベース２３はベース７と同一の大きさヶ有し、その上面
の中央部には、長手方向にそって溝２５が形成されてお
り、この溝５の中央部に軸線方向に添って、前記下型４
の透孔６と同一直径の透孔届が透孔６と同一ピッチで形
成されている。

ベース２３の溝２５中には、支持板がか嵌合される、支
持板ｎは溝部の断面形状とほぼ同一の断面形状を有し長
さはベース絽よシやや長い。

この支持板Ｔには、前記透孔届にそれぞれ嵌合するピン
部がねじ２９によって固定されている。

ピン２Ｂは、下型側のピン１４と同様にその下端が鋭角
状に形成され、その長さは、ピン１４とほぼ等しい。

ベース２３の下側にはクッションシート３０が配置サレ
ル。クッションシート３０ハベース２３ト同一の大きさ
を有する発泡合成樹脂板等からなシ、前記ベース２３の
透孔託と対応する位置に透孔３１が形成されている。ま
たこれら透孔３１をはさんで、クッションシート３０の
角部には透孔３２が形成されているが、これら透孔３２
中にはベース２３の下面にねじによって固定された図示
していない座金が嵌合される。

クッションシート３０の下側には上型３３が１置される
。

上型３３は、前記下型４と同様に、金属ブロックとして
形成され、その下面の中央部には軸線方向にそって、下
型４の溝と対応した位置に半円形状の溝３４が形成され
ておシ、溝３４の底面から、上面に向って貫通した状態
でベースｎの透孔届と対応して、透孔３５が形成されて
いる。これら透孔３５ヲはさんで上型３３の幅方向の両
側には下型４に突設されたガイドピン２２が摺動自在に
嵌合する透孔３６が形成されている。

透孔３６の深さ、従って、上型３３の厚さは、ガイドビ
ン２２の下型４からの突出量よシ大である。

一方、ベース囚の幅方向の両側面の両端部近傍には、そ
れぞれガイド板３７が固定される。

ガイド板３７の上端部には２本のねじ３８が嵌合されて
お〕、これらねじ３８をベース２３の側面に形成されｆ
ｃ２個づつのねじ穴２３ａに螺合させることによυガイ
ド板３７は固定される。

それぞれのガイド板ｒの中央部には、長手方向に沿って
長孔３７ａが形成されておシ、長ＪＩＪＶ　ａ中に嵌合
されるねじ３９ヲ上型３３の側面に形成されたねじ穴３
３ａ中に螺合することにより、ガイド板３７は長孔３７
＆の範囲において移動できる構造となっている。

ところで押圧力が、加わらない状態においてはピン部の
下端は透孔３５の下端から溝３４側へ突出しないように
クッションシート２３０弾発力により、上型側が支持さ
れている。

次に以上のように構成された本発明装置の動作につき説
明する。

まず、下型４のガイドビン２２に上型３３の透孔３６を
嵌合させた状態で図示していないプレス装置に載置する
。この状態で、ベース２と加圧板３との間に円柱上のク
ッション材４０ｆ：金型の左右を、はさんだ状態で配置
する。この状態ではクッション材４０により上下の型４
．３３間が離れた状態にある。

この状態で用意したストレートな円管４１を溝３．３４
間に嵌合させる。

そして、図示していないプレス装置を作動させ加圧板３
に対し大きな圧力を加える。するとクッション材４０及
びクッションシート３０が圧縮され、今まで透孔６，３
５から引っこんでいたピン１４゜２８がそれぞれの透孔
から突出し、ストレートな円管４１の上下の面にくい込
み、第１図に示すようにすシばち状の凹部４１ａが形成
される。

このようにして１回のプレス動作で円管４１の上下の対
向する位置に所定の四部４１ａ’（ｊ多数形成すること
ができる。

次に、プレス装置による押圧力を解放し、上下の型間を
離し、円管４１を、例えば第１図に示すように反時計方
向に９０°回転させる。そして再度プレス装置を作動さ
せ、加圧板３側から押圧力を作用させプレスを行うと、
クッション材４０、クッションシート３０が圧縮され、
再度、上下のピン１４　、２８が透孔６，３５から突出
し、すυばち状の四部４１ａを複数個形成する。

こ６ようにして、２回のプレス動作で円周方向に９０°
ずつの角度おきに軸線方向にそって複数個の凹部４１ａ
を形成した円管４１を得ることができる。

もちろん四部４１ａ　ｆ形成することによυ、円管４１
の内周面には多数の突起が形成されたことに々る。

なお、凹部４１ａは円周方向に添って、必ずしも９０°
間隔て力くともよく、もつと小さい角度間隔で形成して
もよいことはもちろんである。

ところで以上のようにして得られた多数の凹部を有する
円管４１ヲ鉄筋のジヨイントとして使用する場合には第
１０図に示すように鉄筋４２゜４２の端縁同志をつきあ
わせ、このつきあわせ部を円管４１でおおい、円管４１
と鉄筋４２との間に、適当な充填材４３を充填して、固
化させれば凹部４１ａ’ｉｉ形成したことによって内側
に突出する突起部が充填材４３中に嵌入しているため、
充填材４３の離脱が生じず完全なジヨイントとしての役
目を果たす。

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、スト
レートな円管に対し、プレス動作によ如上下から鋭いビ
ンを押圧して多数の凹部全形成する方法及び装置を採用
しているため、円管の製造行程とは別個に市販の円管を
利用して外面に多数の四部を有する円管を極めて容易に
製造でき、大幅なコストダウンが実現できる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を説明するもので、第１図は全体
斜視図、第２図は下型側の斜視図、第３図は上型側の分
解斜視図、第４図は、ベースの斜視図、第５図は第１図
のＡ−Ａ線断面図、第６図は第１図のＢ−Ｂ線断面図、
第７図は、第１図のＣ−Ｃ線断面図、第８図は完成した
円管の斜視図、第９図は第８図のＤ−Ｄ線拡大断面図、
第１０図は、鉄筋のジヨイントとして使用した場合の縦
断側面図。 ｌ・・・成形装置、２・・・基板、３・・・加圧板、４
・・・下型、５，３４・・・溝、６，３５・・・透孔、
７．２３・・・ベース、１３　、２７・・・支持板、１
４　、２８・・・ビン、１６　、３０・・・クッション
シート、１８．３７・・・カイト板、２２・・・ガイド
ビン、３３・・・上型、４００・・クッション材、４１
・・・円管、４１ａ・・・凹部、４２・・・鉄筋。 ＭＩ］Ｈ５９−３５８３８（６５ 特開ＢＨ３９−３５８３８（７）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ストレートの円管に対し、上下から一直線上に所
   定ピッチで配置された欽い先端を有する複数本のビンを
   大きな圧力をもって押圧させ、円管の外面に多数の凹部
   を形成することを特徴とする外面に多数の凹部を有する
   円管の製造方法。
2. （２）固定的に配置され、その上面に半円形状の溝が形
   成され、この溝の底面に所定ピッチで複数個の透孔が形
   成された下型と、この下型の下側にクッションシートに
   介して配置され、押圧力が加わらない状態ではその鋭い
   先端部を前記透孔から突出しないようにした状態で配置
   された複数本のビンと、この下型に対して昇降自在にと
   りつけられ、常時はクッション材を介して下型から離れ
   る方向に位置され、前記下型の溝と対応する位置に、半
   円形状の溝を有し、この溝の底面に前記下型側の透孔と
   対応した位置に複数個の透孔を有する上型と、この上型
   の透孔中に上方から摺動自在に嵌合され、押圧力が加わ
   らない状態ではその釧い先端が上型側の透孔から突出し
   ないようにクッションシートによって支持されている複
   数本のビンとを備えたことを特徴とする外面に多数の凹
   部を有する円管の製造装置。