JPS5935678A - ホ−ロ−物品およびその製造方法 - Google Patents

ホ−ロ−物品およびその製造方法

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JPS5935678A
JPS5935678A JP14454982A JP14454982A JPS5935678A JP S5935678 A JPS5935678 A JP S5935678A JP 14454982 A JP14454982 A JP 14454982A JP 14454982 A JP14454982 A JP 14454982A JP S5935678 A JPS5935678 A JP S5935678A
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Yoshiyasu Nobuto
吉保 延藤
Shuzo Tokumitsu
修三 徳満
Hajime Oyabu
大薮 一
Yukinobu Hoshida
幸信 星田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ホーロー物品の形成に当り、シリカ含有アル
ミニウム被覆鋼板を加熱処理し、被覆層を鉄−アルミニ
ウム合金薄膜層に転化、形成させだ後、基材として使用
するホーロー物品およびその製造方法に関するものであ
る。
従来例の構成とその問題点 従来のホーロー物品は、使用する暴利(一般にホーロー
用鋼板1JIs表示でSPPが使用される)とホーロ一
層相互間の強固な密着性を確保する必要からホーロー化
加工に先だぢ、鋼板素材はあらかじめ脱脂処理を行ない
、次に酸洗浄による表面の活性化処理、さらに酸性下(
PH*2〜3)において無電解ニッケル多孔質薄膜層の
形成処理を施していた。これらの処理は極めて工程が煩
雑であり、その簡略化が懸案事項となっていた。近年、
このひとつの解決策としてホーロー釉薬中に遷移性金属
を添加して基材とホーロ一層間の密着性を向上させ、こ
れら処理工程の一部省略化がなされて来ている。この方
法で省略が可能となったこ程は、無電解ニッケル多孔質
薄膜形成処理である。しかしこれに適合するホーロー物
品は、ホーロー釉i、にコバルト、ニッケル、マンガン
ナト極めて着色性の大きい金属元素の添加による必要性
から、特に色調にこだわら\ないものについてのみ実施
されている程度で、その他の色調を要求するホーロー物
品については、表面調整処理工程の簡易化は困難であっ
た。まだ、基材とホーロ一層間の強固な密着性を確保す
る観点からこれらの表面調整処理は、処理液の濃度、 
PH,71度等、刻々と変化する条件を厳しくコントロ
ールすることが必要である。この僅かな変動は、基材と
ホーロ一層間の密着性に極めて犬なる影響を及ぼすもの
であった。加えて化学薬品類を多量に消費するため、排
水処理対策が問題点として顕在していた。
発明の目的 本発明はこれら従来の欠点を除去し、基材とホーロ一層
相互間の強固で、かつ安定した密着性を確保したホーロ
ー物品およびその製造方法の提供を目的とするものであ
る。
発明の構成 本発明によるホーロー物品は、素材として/り力含有ア
ルミニウム被覆鋼板を、1」的とする物品形状に成形し
た後、加熱処理し、アルミニウム被覆層の全体が、鉄−
アルミニウム合金(アルフィン化合金とも称する)層に
転化させ、かつ鋼板の両表面上に一様に形成させたもの
を基材としてこの表面上にホ ロ一層を形成させるもの
である。
シリカ含有アルミニウム被覆鋼板を加熱処理して得たア
ルフィン化合金属は、鉄とアルミニウムの相互拡散によ
り、非常に多孔質の連続被覆層が形成され、この被覆層
は脆いが、極めて強固な鋼板との付着性を示すものとな
る。この被覆層の表面上にホーロ一層を形成した場合、
非常に強固な基材との密着性が確保できるものとなる。
これはシリカ含有アルミニウム被覆鋼板の加熱処理によ
って、鋼板表面組織層部へのアルミニウムの拡散浸透化
と、シリカ含有アルミニウム被覆層部への鉄成分の拡散
が生じることにより、この表面上にホーロ一層を形成し
た場合、ボーロー加工時の焼成処理時に、ホーロ一層を
構成するガラス中のアルカリ性成分と、アルミニウム成
分の相互融合化が形成され、密着の投描点が確実に形成
されることによるものである。
基材とホーロ一層間の強固な密着性は、ンリヵ含有アル
ミニウム被覆層の種類、例えば、ダル仕上げ方式、ブラ
イト化仕上げ、アルミニウム表面の酸化防止のために施
されるクロメート処理等に影響されるものではなく、ま
た、アルミニウム被覆層の大小に依存するものでもない
本発明のホーロー物品において基材とホーロ一層間の密
着は、アルフィン合金化層に一様に転化がなされている
かどうかが重要な項目であり、部分的に不均一な状態で
の加熱処理状態であれば強固な密着性は確保できないも
のとなる。
第1図は本発明によるホーロー物品の基材として使用す
るシリカ含有アルミニウム被覆鋼板の最適アルフィン合
金化加熱処理時間と加熱温度の関係を示すものである。
アルフィン合金化加熱処理の温度および時間は第1図に
おいてシリカ含有アルミニウム被覆量の大小に応じて1
.@A、B、C。
D、E、F、Gで四重れる加熱温度9時間範囲内で条件
を任意に設定すれば良い。特に本発明のホーロー物品を
得る場合、線り以下の加熱温度での処理はアルフィン合
金への転化が十分ではなく、また線0以上の加熱温度、
線E及び線2以上の加熱処理時間では、鋼板からの酸化
スケールの発生が大きくなるため基材とホーロ一層間の
強固な密着性が確保できないものとなる。
シリカ含有アルミニウム被覆鋼板の最適加熱処理条件は
、第1図に示すとおりであるが、加熱処理を栴した鋼板
を基材とし、その表面上にホーロー釉薬を塗布し、乾燥
、焼成してホーロー物品を得る処理工程を経過するが、
ホーロー釉薬を施した後の焼成(ホーロー加工上の焼成
)は第1図に示す条件になんら限定されるものではなく
、ホーロー釉薬に適合した焼成温度1時間を設定すれば
良い。さらに使用するホーロー釉薬の種類にも限定され
るものではなく、例えば、従来のポーロー釉薬であれば
、800〜860でで、アルミニウム系ホーローの場合
は、500〜600υで焼成すれば、極めて強固な基材
とホーロ一層間の密着性が確保できるものである。
実施例の説明 次に本発明の実施例について詳細に説明する。
″  (実倫例−1) 厚さ0.6調のアルスター(日新製鋼株式会社製アルミ
ナイズド鋼板の商品名)MSA−40DD(アルミニウ
ム伺着量が40 !/n〆両面のもの)を20C7πX
 20 CINの大きさに切断し、これ金eooυで2
0分間加熱処理して鋼板の表面を一様にアルフィン合金
化させた。一方、第1表に示す配合比とした材料をアル
ミするつぼに採取し、均一に混合後、1000℃で6o
分間溶融し、水中に投入して粗ガラス塊を作り、乾燥後
、ボールミルで10oメツシユ以下にホーローガラスを
作製した。
第 1 表(ガラス組成) SiO2・・・・・・・・・・・・・・300(重量部
)Na2B407 −−−・−200(//  )Na
 Go  ・・・・・・・ ・・・・1s□(#  )
2   11 KNO・・・・・・・・・・・・・・ ・ 50(−1
)L i2 C03・・・・・・・・・・・・・・・ 
20(N  )ZnO・・・・・・・・・・・・・・・
・・ 60(η )次にこのホーローガラスをベースト
シて、第2表に示す配合比の材料を300 ccボール
ミル中に採取し、2時間ミル引きを行ない、ホーロー釉
薬を作製した。
第2表(ホーロー釉薬) 第1表の組成のホーローガラス粉末・・・10Q(重量
部)黒色顔料(日本7.o−■製+293o)  ・・
s(=  )粘土(日本フェロ−■製9号)・・・・・
・・1(==)亜硝酸ソーダ・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・0.3(−)水・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・44(tt  
)次に、前述の表面が一様にアルフィン合金化した鋼板
の両表面上に前述のホーロー釉薬を、焼成後の膜厚とし
て150I1mとなるようにスプレ一方式により塗布し
、160でで10分間乾燥の後、690 ’Cで5分間
乾燥して本発明実施別品としてのホーロー物品を作製し
た。
一方、比較品としてのホーロー物品を次のようにして作
製した。
板厚0.6朋のホーロー用鋼板を20cm×20口の大
きさに切断し、この鋼板を、パクナ−20oTA(油研
化学製)2重量% 60 ’Cの溶液に10分間浸漬し
て脱脂し、60°1水洗後、連続してH2SO41o容
量%70 ”を溶液に6分間浸漬し、中和、温水洗後、
乾燥し、鋼板の表面に無電解ニッケル多孔質薄膜層を形
成した。この鋼板に、本発明実施例と同一の方法で比較
品としてのホーロー物品オニ作製した。
この本発明実抱別品と比較品とを各種試験し、第3表に
示す結果が得られ、この第3表から明らかなように、本
発明実施別品は鋼板とホーロ一層が強固で安定した密着
状態となっていることが認められた。
第3表 (実施例−2) 第4表に示す配合比の材料をボールミル中に入れ、2時
間微粒化し、ホーロー釉薬を作製した。
第4表 ガラスフリット4h 553B (日本フェロ−■製の
チタンたき込みガラス)・・・100(重量部)炭酸マ
グネシウム ・・・・・・・・・・・・・・・ 0.2
5(//  )亜硝酸ソーダ・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・ 0.25(〃)蛙目粘」二・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・   7(〃 )水・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・ 45(//  )−ツバ実砲例−1と同様にして表
面に一様なアルフィン合金化が形成された本発明実殉例
品用の鋼板と、比較品用の無電解ニッケル多孔質薄膜層
が形成処理された鋼板とに、第5表に示す月別をボール
ミル中に入れ、2時間微粒化して作製されたホーロー釉
薬を、焼成後の膜厚が150μm となるように塗布し
、150′Cで16分間乾燥後、s o o ’cで5
分間焼成して本発明実砲別品としてのホーロー物品、比
較品としてのホーロー物品をそれぞれ作製した。
これら両ホーロー物品について各種の試験をし、第5表
に示す結果が得られた。
第5表 この第5表の結果から明らかなように、本発明実施別品
は鋼板とホーロ一層が強固に安定して密着していること
が認められた。
発明の効果 以」二の説明から明らかなように本発明によるホーロー
処理は素材としてシリカ含有アルミニウム被覆鋼板を使
用し、これを加熱処理を行ない、その被覆層の全体を、
アルフィン合金に転化させて暴利とすることで、従来の
無電解ニンケル薄膜形成処理を楕した基材によるホーロ
ー物品に比較して、極めて優れた密着性を1血保でき、
加えて、本発明は素材のホーロー処理に供する処理が、
加熱処理のみで完結することから、従来の様な煩雑な工
程の条件の管理や、排水処理などの問題点解決に大きな
効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第4図は本発明に供するシリカ含有アルミニラ ・、ム
被覆鋼板の加熱処理によるアルフィン合金転化 ・のた
めの加熱温度9時間の最適範囲を示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  アルミニウム被覆層の軟化により鉄−アルミ
    ニウム合金層が表面に形成された鋼板上にホーロ一層を
    形成したホーロー物品。
  2. (2)/lJl金力アルミニウム被覆鋼板を加熱処理し
    て被覆層を鉄−アルミニウム合金層に軟化し、この鉄−
    アルミニウム合金層上にホーロ一層を形成するホーロー
    物品の製造方法。
JP14454982A 1982-08-19 1982-08-19 Hooroobutsupinoyobisonoseizohoho Expired - Lifetime JPH0247552B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60128270A (ja) * 1983-12-14 1985-07-09 Ngk Insulators Ltd 琺瑯引きアルミニウム被覆鋼板およびその製造法
JPS60197886A (ja) * 1984-03-16 1985-10-07 Ngk Insulators Ltd 琺瑯引きアルミニウム被覆鋼板
JPH02194893A (ja) * 1989-01-24 1990-08-01 Kureha Chem Ind Co Ltd 水道水のランゲリア指数の改善方法および装置

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JPS60197886A (ja) * 1984-03-16 1985-10-07 Ngk Insulators Ltd 琺瑯引きアルミニウム被覆鋼板
JPH02194893A (ja) * 1989-01-24 1990-08-01 Kureha Chem Ind Co Ltd 水道水のランゲリア指数の改善方法および装置

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