JPS5935649A - 耐食性に優れたアルミニウム合金製熱交換器 - Google Patents
耐食性に優れたアルミニウム合金製熱交換器Info
- Publication number
- JPS5935649A JPS5935649A JP14280782A JP14280782A JPS5935649A JP S5935649 A JPS5935649 A JP S5935649A JP 14280782 A JP14280782 A JP 14280782A JP 14280782 A JP14280782 A JP 14280782A JP S5935649 A JPS5935649 A JP S5935649A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- aluminum alloy
- tube material
- fin
- corrosion resistance
- Prior art date
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明はアルミニウム合金製熱交換器、とくにフィン
材にプレージングシートを用いたろう付は仕様のアルミ
ニウム合金製熱交換器に関する。
材にプレージングシートを用いたろう付は仕様のアルミ
ニウム合金製熱交換器に関する。
従来、この種の熱交換器は、管材としてＡ１１００合金
を、捷だフィン材として心材にＡ３００３合金、皮材に
Ａ４００３あるいは４３４３合金を用いたプレージング
シートヲ用いテ構成されたものが一般的である。ところ
が斯る熱交換器では、上記プレージングシートからなる
フィン材の特にＡｌ−５〜１０％Ｓｉ合金皮材の影響に
より、実用環境下において管材がアノード、フィン材が
カソードとなるため、それらの相対的電位差によって管
材の腐食か促進され、著しくは貫通孔に至って液洩れを
生ずる懸念があった。
を、捷だフィン材として心材にＡ３００３合金、皮材に
Ａ４００３あるいは４３４３合金を用いたプレージング
シートヲ用いテ構成されたものが一般的である。ところ
が斯る熱交換器では、上記プレージングシートからなる
フィン材の特にＡｌ−５〜１０％Ｓｉ合金皮材の影響に
より、実用環境下において管材がアノード、フィン材が
カソードとなるため、それらの相対的電位差によって管
材の腐食か促進され、著しくは貫通孔に至って液洩れを
生ずる懸念があった。
この発明は、上記の欠点を解決して更に一層耐食性に優
れたアルミニウム合金製熱交換器を提供しようとするも
のである。
れたアルミニウム合金製熱交換器を提供しようとするも
のである。
而して、この発明は前記の如きプレージングシートから
なるフィン材を管材にろう付けしたアルミニウム合金製
熱交換器において、前記管材が、ｓｉｏ、ｓ〜３％、Ｆ
ｅＱ、５〜２％の１種または２種を含むアルミニウム合
金からなることを特徴とするものである。
なるフィン材を管材にろう付けしたアルミニウム合金製
熱交換器において、前記管材が、ｓｉｏ、ｓ〜３％、Ｆ
ｅＱ、５〜２％の１種または２種を含むアルミニウム合
金からなることを特徴とするものである。
なお、この明細尤において％はいずれも重量％を示す。
上記ＳｉおよびＦ ｅはいずれも管材の自然電極電位の
骨化をはかり、これによってプレージングシートからな
るフィン材の自然電極電位との差を減らして管材の腐食
を防止するのに有効なものである。ＳｉおよびＦｅの含
有率か各々０．５％未満であると、上記の効果を所期す
る程度に充分実現することができない。逆にＳｉか３％
、Ｆｅが２％を超えると、アルミニウム合金の固溶強化
が大きくなり、押出し法等による管材の成形加工が困難
になるため好寸しくない。
骨化をはかり、これによってプレージングシートからな
るフィン材の自然電極電位との差を減らして管材の腐食
を防止するのに有効なものである。ＳｉおよびＦｅの含
有率か各々０．５％未満であると、上記の効果を所期す
る程度に充分実現することができない。逆にＳｉか３％
、Ｆｅが２％を超えると、アルミニウム合金の固溶強化
が大きくなり、押出し法等による管材の成形加工が困難
になるため好寸しくない。
従って、最も好ましくはＳｉｌ、Ｑ％、Ｆｅ２．Ｑ％を
基準とする程度の含有率で選ぶのが好適であり、更には
、ＳｉとＦｅの２種を前記各含有率の範囲から逸脱しな
い限度において共存せしめたものとするのが最も好適で
ある。 なお、Ｓｉおよび（または）Ｆｅを含む上記ア
ルミニウム合金は、残部に不可避不純物の倉荷が許容さ
れるものであることはいうまでもない。
基準とする程度の含有率で選ぶのが好適であり、更には
、ＳｉとＦｅの２種を前記各含有率の範囲から逸脱しな
い限度において共存せしめたものとするのが最も好適で
ある。 なお、Ｓｉおよび（または）Ｆｅを含む上記ア
ルミニウム合金は、残部に不可避不純物の倉荷が許容さ
れるものであることはいうまでもない。
この発明の実施において、フィン材は従来品同様、心材
を例えばＡ３００３合金、皮材を例えはＡ４００３合金
またはＡ４３４３合金とするプレージングシートが用い
られるものである。
を例えばＡ３００３合金、皮材を例えはＡ４００３合金
またはＡ４３４３合金とするプレージングシートが用い
られるものである。
また、熱交換器の形式としては、一般的なコルゲート・
フィン型のほか、クロス・フィン型、ドローン・カップ
型等のいずれても良い。また熱交換器の組立てに際して
のろう付けは、真空ろう付け、炉内ろう付け、ディップ
ろう付は等のいずれの方法が採用されても良い。
フィン型のほか、クロス・フィン型、ドローン・カップ
型等のいずれても良い。また熱交換器の組立てに際して
のろう付けは、真空ろう付け、炉内ろう付け、ディップ
ろう付は等のいずれの方法が採用されても良い。
以下、この発明の実施例を従来品との比較において説明
する。
する。
実施例
管材防食効果の評価は、フィン材と管材の自然電極電位
の差によって予知しうろことに鑑み、本発明において管
材として用いる Ａｌ−１％Ｆｅ、Ａｌ−２％Ｓｉ、Ａ
ｌ−１％５ｉ−１％Ｆｅの各合金と、従来品に管材とし
て一般に用いられているＡｌ１００合金の自然電極電位
）並びに一般にフィン材として用いられているプレージ
ングシート（心材：Ａ３００３、皮材：Ａ４００３）に
おける皮材（ＡＩ−９％Ｓｉ系）の自然電極電位をそれ
ぞれ測定し、その結果を第１表に示した。なお、この電
極電位の測定は、管材の試料として厚さ１．０ ｍａｎ
の押出しチューブを、またフィン材の試料として厚さ１
．５ ｔｒｖｎの圧延板を用い、（１５Ｎ −Ｎ ａ
ｃ Ｉ 、 ｐ Ｈ７，４０℃の腐食溶液中における電
極電位を基準電極にＳＣＥを用いて測定したものである
。
の差によって予知しうろことに鑑み、本発明において管
材として用いる Ａｌ−１％Ｆｅ、Ａｌ−２％Ｓｉ、Ａ
ｌ−１％５ｉ−１％Ｆｅの各合金と、従来品に管材とし
て一般に用いられているＡｌ１００合金の自然電極電位
）並びに一般にフィン材として用いられているプレージ
ングシート（心材：Ａ３００３、皮材：Ａ４００３）に
おける皮材（ＡＩ−９％Ｓｉ系）の自然電極電位をそれ
ぞれ測定し、その結果を第１表に示した。なお、この電
極電位の測定は、管材の試料として厚さ１．０ ｍａｎ
の押出しチューブを、またフィン材の試料として厚さ１
．５ ｔｒｖｎの圧延板を用い、（１５Ｎ −Ｎ ａ
ｃ Ｉ 、 ｐ Ｈ７，４０℃の腐食溶液中における電
極電位を基準電極にＳＣＥを用いて測定したものである
。
以 下 余 白
第 １ 表
Ｘ、Ａｌ−９％５ｉ系合金の電位
ズ２ 残部は不可避不純物
上表により明らかな如く、従来のＡｌ１００合金管材を
用いた熱交換器では、管材とフィン材との自然電極電位
の差が０．０５ Ｖとなるため、管材の腐食の懸念が大
であることが予知される。
用いた熱交換器では、管材とフィン材との自然電極電位
の差が０．０５ Ｖとなるため、管材の腐食の懸念が大
であることが予知される。
これに対し、本発明合金として示したＡ Ｉ −Ｆ ｅ
、Ａ Ｉ −Ｓ ｉ 、 Ａ Ｉ −Ｓ ｉ −Ｆ ｅ
合金管材を用いた熱交換器においては、フィン材との自
然電極電位の差が０．０１〜００２と著しく減少せられ
るため、管材の耐食性がより一層向上される蓋然性に高
いものであることが知見される。
、Ａ Ｉ −Ｓ ｉ 、 Ａ Ｉ −Ｓ ｉ −Ｆ ｅ
合金管材を用いた熱交換器においては、フィン材との自
然電極電位の差が０．０１〜００２と著しく減少せられ
るため、管材の耐食性がより一層向上される蓋然性に高
いものであることが知見される。
そこで、更に本発明による熱交換器か現実に従来品より
耐食性に優れたものであることを確認するため、真空ろ
う付けによりコルゲート・フィン型に製作した熱交換器
につき、ＪＩＳＺ ２３７１に準する塩水噴霧試験を
行ったところ、管材にＡｌ １００合金を用いた従来品
では２０００時間で管材に食孔を生じ、腐食洩れを発生
したのに対し、 Ａｌ−１％５ｉ−１％Ｆｅ合金からな
る管材を用いた本発明実施品においては、２０００時間
の経過後もなお腐食洩れの発生は全く認められず、現実
に耐食性に優れたものであることが確認された。
耐食性に優れたものであることを確認するため、真空ろ
う付けによりコルゲート・フィン型に製作した熱交換器
につき、ＪＩＳＺ ２３７１に準する塩水噴霧試験を
行ったところ、管材にＡｌ １００合金を用いた従来品
では２０００時間で管材に食孔を生じ、腐食洩れを発生
したのに対し、 Ａｌ−１％５ｉ−１％Ｆｅ合金からな
る管材を用いた本発明実施品においては、２０００時間
の経過後もなお腐食洩れの発生は全く認められず、現実
に耐食性に優れたものであることが確認された。
以 上
１網Ｂ５５９−３５６４９（３）
手続補正書
昭和５７年１０−月２０日
特許庁長官若 杉 和 失敗
１、事件の表示
昭和５７年特 許 願第１４２８０７号事件との関係
特許出願人 住 所 堺市海山町６丁２２４番地 氏 名（名称）昭和アルミニウム株式会社４、イ、ユカ
代表者山本敏部 ５、補正命令の日付 （自発補正） ６、 補正により増加する発明の数 ８、補正の内容 明細書第３頁第１３行のｒｓｉｔｏ％、Ｆｅ５０％」を
ｒｓｉ２．ｏ％、Ｆ’ｅ１．０％」と訂正する。
特許出願人 住 所 堺市海山町６丁２２４番地 氏 名（名称）昭和アルミニウム株式会社４、イ、ユカ
代表者山本敏部 ５、補正命令の日付 （自発補正） ６、 補正により増加する発明の数 ８、補正の内容 明細書第３頁第１３行のｒｓｉｔｏ％、Ｆｅ５０％」を
ｒｓｉ２．ｏ％、Ｆ’ｅ１．０％」と訂正する。
以上
Claims (1)
- プレージングシートからなるフィン材を管材ニロウ付け
したろう付は仕様のアルミニウム合金製熱交換器におい
て、前記管材が、Ｓ ｉ Ｑ、 ５〜３％、ＦｅＱ、５
〜２％の１種または２種を含むアルミニウム合金からな
ることを特徴とする耐食性に優れたアルミニウム合金製
熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14280782A JPS5935649A (ja) | 1982-08-18 | 1982-08-18 | 耐食性に優れたアルミニウム合金製熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14280782A JPS5935649A (ja) | 1982-08-18 | 1982-08-18 | 耐食性に優れたアルミニウム合金製熱交換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5935649A true JPS5935649A (ja) | 1984-02-27 |
| JPS6142773B2 JPS6142773B2 (ja) | 1986-09-24 |
Family
ID=15324091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14280782A Granted JPS5935649A (ja) | 1982-08-18 | 1982-08-18 | 耐食性に優れたアルミニウム合金製熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5935649A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4703339A (en) * | 1985-07-08 | 1987-10-27 | Nec Corporation | Package having a heat sink suitable for a ceramic substrate |
| US4926242A (en) * | 1984-10-03 | 1990-05-15 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Aluminum-silicon alloy heatsink for semiconductor devices |
-
1982
- 1982-08-18 JP JP14280782A patent/JPS5935649A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4926242A (en) * | 1984-10-03 | 1990-05-15 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Aluminum-silicon alloy heatsink for semiconductor devices |
| US4703339A (en) * | 1985-07-08 | 1987-10-27 | Nec Corporation | Package having a heat sink suitable for a ceramic substrate |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6142773B2 (ja) | 1986-09-24 |
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| JPH0258333B2 (ja) |