JPS5935512Y2 - 昇降自在の計量機を備えたテ−ブルリフタ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として倉庫等から計量を必要とする物品、例
えば冷凍魚類や果物等を収納したダンボール箱等を搬入
或は搬出する場合、その都度物品を床面まで降したり、
計量機に移し変えたりすることなく、作業用テーブル上
で極めてスピーディに、且つ正確に計量して次工程に搬
入或は搬出するテーブルリフターを提供することが目的
であり、以下、図示する一実施例について本考案を説明
する。

第１〜３図において、１は基台２上に主クロスリフト３
により支承し、搬送車、例えばトラック等の荷台の高さ
に合せて主シリンダ４の作用により任意に昇降する主テ
ーブルで、その上方に桧材等で成形し、前後に小シリン
ダ６の作用で軸７を中心に傾動する作業用テーブル５を
重ね合せて設けたもので、更に上記主テーブル１と作業
用テーブル５を連通ずる適宜な位置に、計量機８を内蔵
した専用テーブル９の昇降通路として、該計量機８の形
状、寸法等に合せて成形した孔１０を設け、上記専用テ
ーブル９を該孔１０の直下で上記基台２上に、専用クロ
スリフト１１を介して専用シリンダ１２の作用により独
自に昇降するよう設けたものである。

この計量機８を内蔵する専用テーブル９は、物品の計量
を必要としない場合は、作業用テーブル５上の搬出入作
業（矢印Ｇ、 Ｇ’方向）の邪魔にならないように作業
用テーブル５の作業面より下げた位置に収納し、計量機
８の上端面が下降し収納された後の孔１０は、別に設け
る補助板（図示せず）を人手を介して嵌込み、搬出入作
業に支障をきたすことがないように配慮されている。

次に計量機８であるが、従来一般に使用されている公知
のもので、これを第４図及び第５図について概数すれば
、この計量機８は物品を通常横引きに受入れるため、横
荷重を受ける傾向に対し、一般のロードセル秤ではなく
、特別な振れ止めを設けた秤である。

即ち、所謂ステーロッド式で、図示する上側フレーム１
３と下側フレーム１４との間に、複数個の重量検出用ロ
ードセル１５を設け、その内側に上側フレームスタンド
１６と、下側フレームスタンド１７を夫々同数（実施例
では８個）だけ取付け、これらをステーロッドで丁度基
盤の目のように結び合せ、横荷重に対する振れ止め防止
用としたものである。

この他、物品をころがしたり、滑り落ちないように受板
１８が設けられ、且つ横引きの際引き込んで載置し易い
ように、計量機８上の各面には適宜な面取りが施こされ
ている。

また、重量を瞬時にデジタルで表示し、且つ物品の重量
を印字するようになっている。

尚、第１〜３図に図示する１９は表示設定操作盤で、第
１図の２０は操作制御盤である。

以上のような本考案によれば、前述のように倉庫、或は
冷凍庫等から冷凍マグロや蜜柑のパック等をトラックや
其の他の搬送車に移す場合、或は逆に搬送車から倉庫内
に移すような場合、その都度床面に降したり、或は床面
から物品を持ち上げ、計量機に移す場合等、従来型では
絶えず行なわれてきたこのような余分の手間が一切省か
れ、搬出入過程で、計量も同時に行なえ、作業を極めて
容易に且つスムーズに進めることができるという著しい
効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の平面図、第２図は本考案の第１図に示
すＡ−Ａ’矢視図、第３図は本考案の第１図に示す１３
−Ｂ’矢視図、第４図は本考案に使用する計量機の一例
を示す正面図、第５図は本考案に使用する計量機の一例
を示す側面図である。 １・・・・・・主テーブル、２・・・・・・基台、３・
・・・・・作業用テーブル、８・・・・・・計量機、９
・・・・・・計量機を内蔵した専用テーブル、１０・・
・・・・計量機の昇降通路孔、１１・・・・・・計量機
専用クロスリフト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基台上に主クロスリフトにより支承し、搬送車等の荷台
   の高さに合せて任意に昇降する主テーブルと、その上方
   に前後で傾動する作業用テーブルを重ね合せて設け、上
   記主テーブルと作業用テーブルを連通ずる適宜な位置に
   、計量機を内蔵した専用テーブルの昇降通路として、該
   計量機の形状、寸法等に合せて成形した孔を設け、この
   孔の直下で」二記基台上に、専用クロスリフトを介して
   上記計量機専用テーブルを設けるようにしたことを特徴
   とする昇降自在の計量機を備えたテーブルリフター。