JPS593521B2 - 連続式鋼片加熱炉におけるスキツドパイプの冷却装置 - Google Patents
連続式鋼片加熱炉におけるスキツドパイプの冷却装置Info
- Publication number
- JPS593521B2 JPS593521B2 JP12562780A JP12562780A JPS593521B2 JP S593521 B2 JPS593521 B2 JP S593521B2 JP 12562780 A JP12562780 A JP 12562780A JP 12562780 A JP12562780 A JP 12562780A JP S593521 B2 JPS593521 B2 JP S593521B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- skid
- billet heating
- continuous billet
- cooling system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は連続式鋼片加熱炉におけるスキッドパイプの冷
却装置に関するものである。
却装置に関するものである。
従来、前記スキッドパイプは、その周囲を耐火断熱材で
被覆し、その内部に冷却水や冷媒を通すことにより冷却
するものであった。
被覆し、その内部に冷却水や冷媒を通すことにより冷却
するものであった。
しかし、気化冷却や特殊な熱媒体を循環させるものは漏
洩対策や安全に対する必要からも構造が複雑になり、設
備が大型になる。
洩対策や安全に対する必要からも構造が複雑になり、設
備が大型になる。
また冷却水を流すものでは、冷却水の熱エネルギーの有
効利用は全くなされておらず、かつ、スキッドパイプを
冷却水で30〜50℃に冷却するため、炉の熱損失も大
きく、省エネルギーの点からも問題があるばかりか、長
期使用によりスキッドパイプ内にカルシウムやシリカ等
の塩類が析出するとともにスケールが発生し、冷却効果
が低下するという欠点を有する。
効利用は全くなされておらず、かつ、スキッドパイプを
冷却水で30〜50℃に冷却するため、炉の熱損失も大
きく、省エネルギーの点からも問題があるばかりか、長
期使用によりスキッドパイプ内にカルシウムやシリカ等
の塩類が析出するとともにスケールが発生し、冷却効果
が低下するという欠点を有する。
本発明は、前記従来の冷却方法の欠点に鑑みてなされた
もので、スキッドパイプ内を熱水循環路の一部とする密
閉式循環回路を形成して、スキッドパイプで高温となっ
た熱水を、回路に設けた熱交換器によって他の流体を加
熱することにより冷却し、循環熱水の温度を余り下げる
ことなく熱の有効利用および炉の熱損失をなるべく少な
くしてスキッドパイプを保護する一方、処理水を密閉循
環回路を循環させることにより、配管中でのカルシウム
やシリカの析出や、スラッジの発生を少なくした連続式
鋼片加熱炉におけるスキッドパイプの冷却装置を提供し
ようとするものである。
もので、スキッドパイプ内を熱水循環路の一部とする密
閉式循環回路を形成して、スキッドパイプで高温となっ
た熱水を、回路に設けた熱交換器によって他の流体を加
熱することにより冷却し、循環熱水の温度を余り下げる
ことなく熱の有効利用および炉の熱損失をなるべく少な
くしてスキッドパイプを保護する一方、処理水を密閉循
環回路を循環させることにより、配管中でのカルシウム
やシリカの析出や、スラッジの発生を少なくした連続式
鋼片加熱炉におけるスキッドパイプの冷却装置を提供し
ようとするものである。
つぎに、本発明を一実施例にしたがって説明する。
図において、1は加熱炉を示し、2は内部に熱水通路を
有するスキッドパイプで、これらスキッドパイプ2は配
管3によって密閉式循環路4の一部を構成するとともに
、循環ポンプ5および熱交換器6(6a、6b、6c)
を備えている。
有するスキッドパイプで、これらスキッドパイプ2は配
管3によって密閉式循環路4の一部を構成するとともに
、循環ポンプ5および熱交換器6(6a、6b、6c)
を備えている。
7はエキスパンションタンクからなる密閉貯留タンクで
、内部の熱水Wは前記配管3に配管8により連通し、タ
ンク7の上方にはレギュレータ9を介してN2ボンベ1
0に連通し、前記密閉式循環路4に所定圧力を付与して
いる。
、内部の熱水Wは前記配管3に配管8により連通し、タ
ンク7の上方にはレギュレータ9を介してN2ボンベ1
0に連通し、前記密閉式循環路4に所定圧力を付与して
いる。
なお、11はレベルコントローラ、12はオーバフロー
トラップ、13は安全弁、14は圧力計で、15は新鮮
水供給ポンプである。
トラップ、13は安全弁、14は圧力計で、15は新鮮
水供給ポンプである。
本発明にかかる冷却装置は前記構成からなるため、循環
ポンプ5によって、熱水Wはスキッドパイプ2内に至り
、ここでスキッドパイプ2を冷却し、約200℃の熱水
となった熱水Wは、熱交換器6a、6b、6cで、たと
えば、燃焼用空気、燃料および水と熱交換して約190
℃に冷却され、前記循環を繰り返す。
ポンプ5によって、熱水Wはスキッドパイプ2内に至り
、ここでスキッドパイプ2を冷却し、約200℃の熱水
となった熱水Wは、熱交換器6a、6b、6cで、たと
えば、燃焼用空気、燃料および水と熱交換して約190
℃に冷却され、前記循環を繰り返す。
前記熱水の循環において、冷却された熱水Wはスキッド
パイプ2により加熱される。
パイプ2により加熱される。
循環熱水の減少は密閉貯留タンクTの熱水Wにより補給
される。
される。
前記の説明で明らかなように、本発明によれば、スキッ
ドパイプの冷却によって高温化された熱水は、熱交換器
により他流体の加熱に利用するだめ熱エネルギーを有効
に利用することができる。
ドパイプの冷却によって高温化された熱水は、熱交換器
により他流体の加熱に利用するだめ熱エネルギーを有効
に利用することができる。
また、スキッドパイプは高温の熱水で冷却されるため従
来より温度差が少なく、炉温度の低下が少なくて炉の熱
損失が少ない。
来より温度差が少なく、炉温度の低下が少なくて炉の熱
損失が少ない。
しかも、特別な熱媒体を使用したり蒸気化しないので装
置の構造が簡単で安価であり維持も容易である。
置の構造が簡単で安価であり維持も容易である。
さらに、精製した熱水を循環使用するため、配管(スキ
ッドパイプをも含む)内でのカルシウムの析出やスラッ
ジの発生を少なくすることができる。
ッドパイプをも含む)内でのカルシウムの析出やスラッ
ジの発生を少なくすることができる。
また、循環熱水の温度は系の圧力を変えることにより変
えることができ、熱水は蒸気化させないので配管等小型
にできる。
えることができ、熱水は蒸気化させないので配管等小型
にできる。
なお、密閉式貯留タンク内に高圧N2ガス等の不活性ガ
スを充填しているので、熱水中への02の溶解を防ぐこ
とができるとともに、熱水の熱膨張を吸収することがで
きる。
スを充填しているので、熱水中への02の溶解を防ぐこ
とができるとともに、熱水の熱膨張を吸収することがで
きる。
図面は本発明にかかる連続式鋼片加熱炉におけるスキッ
ドパイプの冷却装置を示す回路図である。 2・・・スキッドパイプ、3・・・配管、4・・・密閉
式循環路、5・・・循環ポンプ、6・・・熱交換器、7
・・・密閉貯留タンク、10・・・N2ガスボンベ。
ドパイプの冷却装置を示す回路図である。 2・・・スキッドパイプ、3・・・配管、4・・・密閉
式循環路、5・・・循環ポンプ、6・・・熱交換器、7
・・・密閉貯留タンク、10・・・N2ガスボンベ。
Claims (1)
- 1連続式鋼片加熱炉のスキッドパイプ内を熱水循環路の
一部とする密閉式循環路を形成し、この回路中に所望流
体を加熱する熱交換器を設置するとともに、回路の一部
に熱水を封入し、その上部に窒素ガスを充填した密閉貯
留タンクを設けたことを特徴とする連続式鋼片加熱炉に
おけるスキッドパイプの冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12562780A JPS593521B2 (ja) | 1980-09-09 | 1980-09-09 | 連続式鋼片加熱炉におけるスキツドパイプの冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12562780A JPS593521B2 (ja) | 1980-09-09 | 1980-09-09 | 連続式鋼片加熱炉におけるスキツドパイプの冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5751214A JPS5751214A (en) | 1982-03-26 |
JPS593521B2 true JPS593521B2 (ja) | 1984-01-24 |
Family
ID=14914731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12562780A Expired JPS593521B2 (ja) | 1980-09-09 | 1980-09-09 | 連続式鋼片加熱炉におけるスキツドパイプの冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS593521B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5610950B2 (ja) * | 2010-09-22 | 2014-10-22 | 株式会社日本製鋼所 | 排熱エネルギー回収システム |
CN103667606B (zh) * | 2013-12-12 | 2015-05-13 | 兴发铝业(成都)有限公司 | 节能型热处理循环水系统及节能方法 |
-
1980
- 1980-09-09 JP JP12562780A patent/JPS593521B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5751214A (en) | 1982-03-26 |
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