JPS5935560Y2 - 高炉の炉体排熱回収装置 - Google Patents
高炉の炉体排熱回収装置Info
- Publication number
- JPS5935560Y2 JPS5935560Y2 JP7477280U JP7477280U JPS5935560Y2 JP S5935560 Y2 JPS5935560 Y2 JP S5935560Y2 JP 7477280 U JP7477280 U JP 7477280U JP 7477280 U JP7477280 U JP 7477280U JP S5935560 Y2 JPS5935560 Y2 JP S5935560Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blast furnace
- furnace
- stave cooler
- cooling
- recovery device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Blast Furnaces (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、高炉の炉体冷却法の一つであるステーブク
ーラ一方式に適用して炉体排熱を有効に回収する排熱回
収装置に関するものである。
ーラ一方式に適用して炉体排熱を有効に回収する排熱回
収装置に関するものである。
高炉の炉体冷却法の一つであるステーブクーラ一方式は
、周知のごとく鋳鉄中に鋼管を鋳ぐるんだ冷却体を鉄皮
内面に配設し、前記鋼管内に水を導入して冷却する方式
であり、鋼管内に強制通水する水冷式と、吸収する熱で
循環ボイラ系を構威し蒸発熱で冷却する蒸発冷却式があ
る。
、周知のごとく鋳鉄中に鋼管を鋳ぐるんだ冷却体を鉄皮
内面に配設し、前記鋼管内に水を導入して冷却する方式
であり、鋼管内に強制通水する水冷式と、吸収する熱で
循環ボイラ系を構威し蒸発熱で冷却する蒸発冷却式があ
る。
蒸発冷却式は排熱回収を兼ねた方式であるが、炉体冷却
エネルギーを有効に回収するところまでは到っていない
のが現状である。
エネルギーを有効に回収するところまでは到っていない
のが現状である。
この考案は、高炉冷却エネルギーを可及的に有効に回収
する装置を提案するものである。
する装置を提案するものである。
この考案は、高炉のステーブクーラー冷却系統をシャフ
ト部と炉下部の2系統に区分し、炉下部は通常の水冷式
とし、シャフト部の冷却にフロン等の低沸点熱媒体を使
用するとともに、発生したガスでガスタービンを運転し
て電力を発生せしめ、使用したガスは凝縮器にて再び液
体化した後炉下部ステーブクーラーの冷却エネルギーに
より熱交換して循環使用することを特徴とするものであ
る。
ト部と炉下部の2系統に区分し、炉下部は通常の水冷式
とし、シャフト部の冷却にフロン等の低沸点熱媒体を使
用するとともに、発生したガスでガスタービンを運転し
て電力を発生せしめ、使用したガスは凝縮器にて再び液
体化した後炉下部ステーブクーラーの冷却エネルギーに
より熱交換して循環使用することを特徴とするものであ
る。
この考案において、フロン等の低沸点熱媒体を使用する
個所を高炉のシャフト部に限定したのは次の理由による
。
個所を高炉のシャフト部に限定したのは次の理由による
。
高炉は炉末期になると炉下部やボッシュ部にステーブ配
管の破損が見られる。
管の破損が見られる。
従って、この部分に低沸点熱媒体を使用することは経済
的に不利である。
的に不利である。
このため、ステーブ配管破損の確率の高い部分は従来ど
おり水によって冷却する。
おり水によって冷却する。
一方、シャフト部のステーブクーラーについてはこれま
でほとんど破損した経験がないため、低沸点熱媒体にて
冷却してもステーブ破損事故による経済的な問題はなく
冷却エネルギーを有効に回収できる。
でほとんど破損した経験がないため、低沸点熱媒体にて
冷却してもステーブ破損事故による経済的な問題はなく
冷却エネルギーを有効に回収できる。
また冷却エネルギーの回収にフロン等の低沸点熱媒体を
用いた理由は、低圧力で熱エネルギーを回収するには水
よりも効率的に有利なためである。
用いた理由は、低圧力で熱エネルギーを回収するには水
よりも効率的に有利なためである。
以下、この考案の一実施態様を図面について説明する。
図面はこの考案の装置構成を示す系統図で、1は高炉シ
ャフト部のステーブクーラー、2は高炉下部のステーブ
クーラー、3は低沸点熱媒体供給配管、4はガス配管、
5はガスタービン、6は発電機、7は凝縮器、8は熱交
換器、9は冷却水配管をそれぞれ示す。
ャフト部のステーブクーラー、2は高炉下部のステーブ
クーラー、3は低沸点熱媒体供給配管、4はガス配管、
5はガスタービン、6は発電機、7は凝縮器、8は熱交
換器、9は冷却水配管をそれぞれ示す。
すなわち、炉下部は従来どおり配管9よりステーブクー
ラー2に通水して冷却する。
ラー2に通水して冷却する。
シャフト部は配管3より例えばフロン(液体)を当該ス
テーブクーラー1に供給して冷却し、該ステーブクーラ
ー内で吸収熱によりガス化されたフロンガスにてガスタ
ービン5を運転し、発電機6にて電力を発生させる。
テーブクーラー1に供給して冷却し、該ステーブクーラ
ー内で吸収熱によりガス化されたフロンガスにてガスタ
ービン5を運転し、発電機6にて電力を発生させる。
ガスタービン5を出たフロンガスは凝縮器7にて液体化
され、しかる後熱交換器8で炉下部ステーブクーラー2
内の水蒸気または高温水により昇温せしめて供給配管3
に戻して循環使用する。
され、しかる後熱交換器8で炉下部ステーブクーラー2
内の水蒸気または高温水により昇温せしめて供給配管3
に戻して循環使用する。
この装置によれば、高炉全体のステーブクーラーの冷却
エネルギーを無駄なく有効に回収することができる。
エネルギーを無駄なく有効に回収することができる。
例えば、10000 T/Dの高炉においては、約10
00 kwのガスタービンによる発電が期待できる。
00 kwのガスタービンによる発電が期待できる。
以上説明したごとく、この考案によれば、高炉シャフト
部をフロン等の低沸点熱媒体で冷却することにより高温
のガスを得ることができるので、ガスタービンによる排
熱回収ができ、しかも炉下部の冷却エネルギーも有効に
利用できるので、高炉全体のステーブクーラーの冷却エ
ネルギーを無駄なく有効に回収することができる。
部をフロン等の低沸点熱媒体で冷却することにより高温
のガスを得ることができるので、ガスタービンによる排
熱回収ができ、しかも炉下部の冷却エネルギーも有効に
利用できるので、高炉全体のステーブクーラーの冷却エ
ネルギーを無駄なく有効に回収することができる。
またこの考案は低沸点熱媒体を使用する個所をステーブ
破損事故がほとんど起こらない高炉シャフト部に限った
ことにより、水に比べて高価な低沸点熱媒体を経済的に
使用することができる効果がある。
破損事故がほとんど起こらない高炉シャフト部に限った
ことにより、水に比べて高価な低沸点熱媒体を経済的に
使用することができる効果がある。
図面はこの考案の一実施態様を示す系統図である。
図中、1・・・高炉シャフト部のステーブクーラー、2
・・・高炉下部のステーブクーラー 3・・・低沸点熱
媒体供給配管、4・・・ガス配管、5・・・ガスタービ
ン、6・・・発電機、7・・・凝縮器、8・・・熱交換
器、9・・・冷却水配管。
・・・高炉下部のステーブクーラー 3・・・低沸点熱
媒体供給配管、4・・・ガス配管、5・・・ガスタービ
ン、6・・・発電機、7・・・凝縮器、8・・・熱交換
器、9・・・冷却水配管。
Claims (1)
- 高炉炉体シャフト部のステーブクーラーにフロン等の低
沸点熱媒体供給配管を、炉下部のステーブクーラーに冷
却水供給配管をそれぞれ区分して設け、前記炉体シャフ
ト部ステーブクーラー冷却系統には該ステーブクーラー
内で発生したガスを動力源とするガスタービンおよび前
記ガスを液体化する凝縮器、前記凝縮器にて液体化され
た低沸点熱媒体の昇温用熱交換器を設け、前記熱交換器
の熱媒体に炉下部ステーブクーラーの冷却エネルギーを
使用するごとく配管してなる高炉の炉体排熱回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7477280U JPS5935560Y2 (ja) | 1980-05-29 | 1980-05-29 | 高炉の炉体排熱回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7477280U JPS5935560Y2 (ja) | 1980-05-29 | 1980-05-29 | 高炉の炉体排熱回収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS571854U JPS571854U (ja) | 1982-01-07 |
JPS5935560Y2 true JPS5935560Y2 (ja) | 1984-10-01 |
Family
ID=29437467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7477280U Expired JPS5935560Y2 (ja) | 1980-05-29 | 1980-05-29 | 高炉の炉体排熱回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5935560Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-05-29 JP JP7477280U patent/JPS5935560Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS571854U (ja) | 1982-01-07 |
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