JPS593517Y2 - 黒鉛電極接続用ニツプル - Google Patents
黒鉛電極接続用ニツプルInfo
- Publication number
- JPS593517Y2 JPS593517Y2 JP1978119673U JP11967378U JPS593517Y2 JP S593517 Y2 JPS593517 Y2 JP S593517Y2 JP 1978119673 U JP1978119673 U JP 1978119673U JP 11967378 U JP11967378 U JP 11967378U JP S593517 Y2 JPS593517 Y2 JP S593517Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nipple
- graphite electrode
- hole
- electrode
- bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- Discharge Heating (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は製鋼用電気炉などに用いる黒鉛電極（以下電極
という。
という。
）を接続する場合に用いるニップルに関する。
近時製鋼用電気炉等は大型化と共に高性能化し、操業は
著しく高い負荷の下で条件が設定されるようになり、こ
のため電極も大型のもの（例えば直径６００ｍｍ以上の
もの）が多く用いられている。
著しく高い負荷の下で条件が設定されるようになり、こ
のため電極も大型のもの（例えば直径６００ｍｍ以上の
もの）が多く用いられている。
従って電極及びニップルに対する電気的、機械的な負荷
が一層顕著に大きくなり、その結果電極接続部の事故が
増大し、この点が重要な問題となっている。
が一層顕著に大きくなり、その結果電極接続部の事故が
増大し、この点が重要な問題となっている。
電極接続部の事故原因については、種々の検討がなされ
ているが、例えばニップルが折損し、更に下部電極が脱
落するに至る等の事故はニップル材の特性やそのバラツ
キに起因することが多い。
ているが、例えばニップルが折損し、更に下部電極が脱
落するに至る等の事故はニップル材の特性やそのバラツ
キに起因することが多い。
このため従来は、ニップル材の機械的強度向上を目的と
して、焼成品にタール・ピッチ含浸処理後、再焼成、黒
鉛化して素材の空隙を少なくして強度、密度を上げる方
法が採られているが充分とは云えない。
して、焼成品にタール・ピッチ含浸処理後、再焼成、黒
鉛化して素材の空隙を少なくして強度、密度を上げる方
法が採られているが充分とは云えない。
又、配合原料粉中に炭素繊維或いは耐炎繊維等のチョッ
プ・ファイバーを添加混合して製造して得られるニップ
ル材は、少なくとも３〜１０重量％の繊維を添加しない
と十分な機械的強度の向上が望めず、このためコスト高
となり、しかも製造時において繊維の均一混合が難しい
等の問題があった。
プ・ファイバーを添加混合して製造して得られるニップ
ル材は、少なくとも３〜１０重量％の繊維を添加しない
と十分な機械的強度の向上が望めず、このためコスト高
となり、しかも製造時において繊維の均一混合が難しい
等の問題があった。
その他としては、ニップルの内部にネジ孔を穿設し、こ
のネジ孔にネジ棒を螺着させて補強したニップルの考案
（実公昭３５−３０２８２号）が知られているが、ニッ
プルとネジ棒はネジ孔にて螺合一体となっているため、
ニップルに亀裂が入った場合、ネジ棒のネジ部（切欠き
として働く）に応力が集中し、共に折損することが多い
。
のネジ孔にネジ棒を螺着させて補強したニップルの考案
（実公昭３５−３０２８２号）が知られているが、ニッ
プルとネジ棒はネジ孔にて螺合一体となっているため、
ニップルに亀裂が入った場合、ネジ棒のネジ部（切欠き
として働く）に応力が集中し、共に折損することが多い
。
ネジ棒をニップル材よりも緻密にして機械的強度の大き
なものを用いても、ネジ部の欠陥を十分に補うことが出
来ず、両者間の熱膨張差が大きくなるため、かえってネ
ジ底欠損の原因にもなり易い等の問題があった。
なものを用いても、ネジ部の欠陥を十分に補うことが出
来ず、両者間の熱膨張差が大きくなるため、かえってネ
ジ底欠損の原因にもなり易い等の問題があった。
本考案の目的とするところは、か・る問題点を解決し、
ニップルの補強を十分とし、かつ電極の脱落事故を防止
するに有効な黒鉛電極接続用ニップルを提供することに
ある。
ニップルの補強を十分とし、かつ電極の脱落事故を防止
するに有効な黒鉛電極接続用ニップルを提供することに
ある。
前記目的を達成するための本考案の要旨とするところは
、黒鉛電極の接続に供せられる黒鉛ニップルの端面から
その軸線方向に貫通孔を形威し、該貫通孔に炭素繊維強
化炭素材料からなるボルトを通し、ニップル端面部で固
定してなることを特徴とする黒鉛電極接続用ニップルに
存する。
、黒鉛電極の接続に供せられる黒鉛ニップルの端面から
その軸線方向に貫通孔を形威し、該貫通孔に炭素繊維強
化炭素材料からなるボルトを通し、ニップル端面部で固
定してなることを特徴とする黒鉛電極接続用ニップルに
存する。
次に図により本考案を一実施例について説明する。
図中１，１は黒鉛電極本体、２はニップルである。
ニップル２の端面からその軸線方向に貫通孔３が１〜６
個穿設されている。
個穿設されている。
貫通孔３にその孔径より細い直径を有するボルト４が通
され、ボルトの両端はニップル端面部でナツト５で締付
けられている。
され、ボルトの両端はニップル端面部でナツト５で締付
けられている。
ボルトは頭付きポル）−４ａや両ナツト・ボルト４ｂの
形状のものが適宜選定して用いられる。
形状のものが適宜選定して用いられる。
締付は部には炭素繊維や可撓性黒鉛シート等のワッシャ
６を用いるとより締付けが確実となり、かつゆるみを防
止することが出来るので好ましいことである。
６を用いるとより締付けが確実となり、かつゆるみを防
止することが出来るので好ましいことである。
ボルト及びナツトは炭素繊維強化炭素材料で作成される
。
。
ボルトは高強度炭素繊維（引張強さ２５０ ｋｇ／ｍｍ
２以上）をボルト長方向にほぼ一方向に整列させてつく
られるが、直径方向に対する補強のため更に織布を積層
したりフィラメントワインテ゛イングを併用したものが
より好ましい。
２以上）をボルト長方向にほぼ一方向に整列させてつく
られるが、直径方向に対する補強のため更に織布を積層
したりフィラメントワインテ゛イングを併用したものが
より好ましい。
ねじ部は成形、炭化後句削加工しても良く、或いはねじ
付合型を用いて成形・炭化することにより形成しても良
い。
付合型を用いて成形・炭化することにより形成しても良
い。
本考案のニップルにおいて、炭素繊維強化炭素材料の高
強度ボルトを貫通孔に通し、ニップル端面部で締付は固
定していることは、次の如き効果を有する。
強度ボルトを貫通孔に通し、ニップル端面部で締付は固
定していることは、次の如き効果を有する。
炭素繊維強化炭素材料は、まず炭素繊維を強化材とし、
フラン樹脂、フェノール樹脂、タール・ピッチ等の有機
高分子物質をマトリックスとして複合体をつくり、これ
を炭化させて炭素マトリックスとしたものである。
フラン樹脂、フェノール樹脂、タール・ピッチ等の有機
高分子物質をマトリックスとして複合体をつくり、これ
を炭化させて炭素マトリックスとしたものである。
この材料は、電極本体やニップル材のような従来の固形
黒鉛材料にくらべかさ密度が比較的低いにもか・わらず
機械的強度が非常に大きく（曲げ強さ６倍以上、引張り
強さ７０倍以上、）直径の細いボルトを用いても十分に
補強効果を有する。
黒鉛材料にくらべかさ密度が比較的低いにもか・わらず
機械的強度が非常に大きく（曲げ強さ６倍以上、引張り
強さ７０倍以上、）直径の細いボルトを用いても十分に
補強効果を有する。
又ボルト長方向の熱膨張率もニップル材にくらべて小さ
いので使用時にゆるむことが無く締付けが完全である。
いので使用時にゆるむことが無く締付けが完全である。
貫通孔内ではボルトと全く接していない為、たとえニッ
プルの内部に亀裂が伝達することがなく、そのま・引続
いて下部電極本体を支持することができる。
プルの内部に亀裂が伝達することがなく、そのま・引続
いて下部電極本体を支持することができる。
前記ボルトを用いることにより、電極本体とニップルの
特性がほぼ同様のものでも使用可能となった為、ニップ
ル材へのタール・ピッチ含浸処理を行う必要もなく、又
使用時における熱膨張率の差によるニップルの弛みによ
る折損・脱落事故が無くなった。
特性がほぼ同様のものでも使用可能となった為、ニップ
ル材へのタール・ピッチ含浸処理を行う必要もなく、又
使用時における熱膨張率の差によるニップルの弛みによ
る折損・脱落事故が無くなった。
本考案によるニップルの効果を確認する為に直径１４ｍ
ｍ、２６ ｍｍ、３３ｍｍの炭素繊維強化炭素材料から
なるボルトを１〜６本貫通孔に通し、ニップル端面部で
締付は固定したニップルを用いて直径５０８ ｍｍ、６
１０ｍｍの電極にそれぞれ接合して実験をくり返し行っ
たところ従来発生していた弛み及び弛みによる折損或い
は脱落等による事故がｈ以下となった。
ｍ、２６ ｍｍ、３３ｍｍの炭素繊維強化炭素材料から
なるボルトを１〜６本貫通孔に通し、ニップル端面部で
締付は固定したニップルを用いて直径５０８ ｍｍ、６
１０ｍｍの電極にそれぞれ接合して実験をくり返し行っ
たところ従来発生していた弛み及び弛みによる折損或い
は脱落等による事故がｈ以下となった。
このことから本考案によるニップルは、その目的を十分
に達威し得る。
に達威し得る。
第１図は本考案によるニップルを用いた電極接合部の一
部断面図、第２図、第３図は本考案のニップルに用いる
ボルトの実施態様を示す説明図である。 符号の説明 １・・・・・・電極本体、２・・・・・・
ニップル、３・・・・・・貫通孔、４・・・・・・ボル
ト。
部断面図、第２図、第３図は本考案のニップルに用いる
ボルトの実施態様を示す説明図である。 符号の説明 １・・・・・・電極本体、２・・・・・・
ニップル、３・・・・・・貫通孔、４・・・・・・ボル
ト。
Claims (1)
- 黒鉛電極の接続に供せられる黒鉛ニップルの端面からそ
の軸線方向に貫通孔を形成し、該貫通孔に炭素繊維強化
炭素材料からなるボルトを通し、ニップル端面部で固定
してなることを特徴とする黒鉛電極接続用ニップル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978119673U JPS593517Y2 (ja) | 1978-08-31 | 1978-08-31 | 黒鉛電極接続用ニツプル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978119673U JPS593517Y2 (ja) | 1978-08-31 | 1978-08-31 | 黒鉛電極接続用ニツプル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5536533U JPS5536533U (ja) | 1980-03-08 |
| JPS593517Y2 true JPS593517Y2 (ja) | 1984-01-31 |
Family
ID=29075155
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1978119673U Expired JPS593517Y2 (ja) | 1978-08-31 | 1978-08-31 | 黒鉛電極接続用ニツプル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS593517Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102754523A (zh) * | 2009-10-23 | 2012-10-24 | Sgl碳股份公司 | 由石墨和碳纤维增强碳构成的复合材料的连接件 |
-
1978
- 1978-08-31 JP JP1978119673U patent/JPS593517Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102754523A (zh) * | 2009-10-23 | 2012-10-24 | Sgl碳股份公司 | 由石墨和碳纤维增强碳构成的复合材料的连接件 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5536533U (ja) | 1980-03-08 |
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