JPS5934794B2 - 電鋳用基板及びその製造法 - Google Patents

電鋳用基板及びその製造法

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JPS5934794B2
JPS5934794B2 JP2207277A JP2207277A JPS5934794B2 JP S5934794 B2 JPS5934794 B2 JP S5934794B2 JP 2207277 A JP2207277 A JP 2207277A JP 2207277 A JP2207277 A JP 2207277A JP S5934794 B2 JPS5934794 B2 JP S5934794B2
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JP
Japan
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conductive material
synthetic resin
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electroforming
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JP2207277A
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JPS53106643A (en
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文信 野口
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は種々の模様孔を有する金属シートを電気メッキ
にて製作するための電鋳用基板に関する。
従来からバツァリーの極板、ジューサーの沢過器、ろう
付熔接の支持体、各種工業用フィルター等の金属シート
は電鋳用基板を用いた電鋳法によつて作られている。従
来の電鋳用基板の典型は金属板の表面に印刷又は写真法
によシ絶縁体のレジストを所望の形状に形成したもので
ある。しかし、この基板は簡単に製造できる反面レジス
トの耐久性に欠け、繰返し使用によつて容易にレジスト
が損傷する欠点がある。また、このレジストは特にアル
カリ性浴中で剥離しやすく、酸性浴中でも若干劣化する
為おのずからその使用範囲が限定される。更に、基板上
にメッキされた金属シートがレジスト膜よりも厚くなる
と境界部分でメッキ金属がレジスト膜上におおいかぶさ
つた状態になるので、金属シートを基板から剥離する時
レジストもその部分で剥離し、基板を1回しか使用でき
ない。かかる従来基板の耐久性を向上させる目的で、金
属板をエッチングして所望の形状の凹凸を形成し、この
凹部にエポキシ樹脂等の絶縁物を充填した基板が提供さ
れた。しかし、この従来基板においては、絶縁物を機械
的に凹部に詰め込むため金属ど絶縁物の間に微細な間隙
が生じ、その結果メッキがその間隙に成長し、金属シー
トを基板から剥離する時金属シートが思わぬ方向に裂け
たり充填絶縁物が凹部から離脱してしまう。本発明者は
得られる金属シートの模様孔に対応する小面積のレジス
ト又は充填絶縁物が従来の基板では個々独立して基体に
接着している為に耐久性に欠けると考え、この点を改良
することにより本発明を完成させたのである。
即ち本発明の電鋳用基板は、所望の形状に凹凸を形成し
た合成樹脂基体1とこの合成樹脂基体1の凹部4内に凸
部5と同じ高さまで充填された導電性物質層とからなD
、この導電性物質層は合成樹脂基体1の凹部4の表面に
被着した導電性の薄層7と更にこの上に積層した電気メ
ツキ層9とからなる。
合成樹脂基体1は板状でもロール状でもよく、その材料
は絶縁性の熱可塑性樹脂であれば特に制限はないが、無
電解メツキ層7との密着性の優れたABS樹脂が好まし
い。
また、導電性物質層も無電解メツキ、蒸着及び電気メツ
キ等によつて被着しうるものなら何ら制限はないが、導
電性及び樹脂との密着性などの点から銅又はニツケルが
好ましい。次に、本発明の電鋳用基板の製造法について
説明する。
合成樹脂基体1に所望の形状に凹凸を形成する方法とし
ては合成樹脂基体1の熱可塑性を利用して形成されるべ
き凹部4に対応した位置に凸部3を有する成型用型2を
用いて加熱加圧成型する方法が好ましい(第1図)。
成型用型2は金属板又は金属ロールの表面に所定のパタ
ーンのレジストを形成し、エツチングするかまたは所望
に応じてメツキ盛上げ等の処理を施すことによう精度よ
く作製されるものである。加熱加圧成型の条件は用いる
合成樹脂基体によつて適当に選択される。得られた合成
樹脂基体1は凹部4及び凸部5が所望の形状で形成され
ている(第2図)。次に、この凹凸を有する基体1の表
面全体に導電性物質6を被着させる(第3図)。基体1
は絶縁性であるから、無電解メツキ、蒸着又はスパツタ
リング等の方法により被着しなければならず、従つて導
電性物質は薄層となつて被着される。次に、基体1の凸
部5頂上面に被着された導電性物質のみを研摩して除去
する。得られた基体1はその凹部4の表面にのみ導電性
物質の薄層7が被着され、凸部5が露出している(第4
図)。断面図では薄層7が各々独立しているように見え
るがこれらは全て連続したパターンで構成されているこ
とは言うまでもない。この基体1をメツキ浴に入れて電
気メツキすれば、導電性の薄層7上にのみ導電性物質が
積層される(第5図)。この導電性物質の厚い電気メツ
キ層8は凹部が完全に詰まるように、好ましくは第5図
に示すごとく厚い電気メツキ層8は凸部5よりも盛り土
るように形成される。最後に、余分な即ち盛b士がつた
部分の導電性物質を研摩して除去し、基板1の凸部5と
同じ高さの電気メツキ層9を形成して電鋳用基板を得る
(第6図)。別法によれば、最初に合成樹脂基体の表面
に導電性物質を無電解メツキ等により薄く被着し、その
後この基体を成型用型を用いて加熱加圧成型しても第3
図に示すような表面に導電性物質の薄層をもつ凹凸が形
成された基体が得られる。
従つて、以後は前記方法と同様にして電鋳用基板を製造
できる。本発明の電鋳用基板は電鋳製品である各種工業
用フイルタ一等の非メツキ部分に相当する小面積で独立
したパターンの基板絶縁部(凸部5)が基板の基体とな
つている為、従来のように剥離することが皆無であり極
めて耐久性に富む。
また、製品のメツキ部分に相当する基板導電部(導電性
物質層7及び9)は全て連続してふ−V且つ大面積であ
ること及び樹脂基体と導電性物質層とが隙間なく密着さ
れることにより、導電性物質層もまた耐久性に富んでい
る。従つて、本発明の電鋳用基板を使用すれば1枚の基
板で極めて多数の製品を得ることができる。更に、ロー
ル状の基板とすればエンドレスの製品を作ることもでき
る。実施例 1 厚さ5mmの表面を鏡面に仕上げた印刷用銅板の表面に
常法により感光液を塗布、乾燥した後、ネガ画像を原版
として露光し、現像、定着処理を施して所望パターンの
ポジ画像のレジスト膜を形成した。
この基板の裏面に裏止めを施した後塩化第2鉄液のスプ
レーエツチングにより約2mmの深さにエツチングし、
レジスト膜を剥離して成型用型を得た。次に、厚さ5m
71Lf)ABS樹脂板上に上記成型用型を載せ、平板
プレス機を用いて温度190℃圧力50kg/dでビー
ドプレスした。
型をはずした後のABS樹脂板は所望の形状の凹凸が表
面に形成されていた。このABS樹脂板を市販のプラス
チツクメツキプロセスの処理液を用いて0.5μの厚さ
に無電解ニツケルメツキを施した。次に、表面平滑な5
(7rL角の板に1500番の研摩紙を貼り合せ、これ
をもつて上記無電解ニツケルメツキしたABS樹脂板の
表面を研摩した。これによつてABS樹脂板の凸部頂上
面に被着しているニッケルのみが除去されてABS樹脂
板が露出し、凹部表面上にのみニツケル薄層が残つた。
次に、スルフアミン酸ニツケル浴を使用し且つ上記ニツ
ケル薄層を片方の電極として、ニツケルがABS樹脂板
の凸部よりも盛ジ上るまで電気メツキした。水洗、乾燥
後600番の研摩紙でメツキ段差がなくなるまで研摩し
て、同一水平面上にABS樹脂の絶縁性部分とニツケル
の導電性部分が形成された電鋳用基板を得た。この基板
を使用してスルフアミン酸ニツケル浴で電鋳製品を製造
したところ数10回のメツキ及び剥離操作後も基板に何
ら損傷が生じなかつた。実施例 2 厚さ5m7nのABS樹脂板の表面に市販のプラスチツ
クメツキプロセスの処理液を使用して0.5μの厚さに
無電解ニツケルメツキ層を形成し、更にスルフアミンニ
ツケル浴で10μの厚さに電気ニツケルメツキを施した
次にこのABS樹脂板を実施例1で作製した成型用型を
用いて実施例1と同一條件でヒートプレスした。以下、
実施例1と同様に、ABS樹脂板の凸部頂上面のニツケ
ルを研摩除去し、ニツケルを電気メツキし、更に研摩し
て同一水平面上にABS樹脂の絶縁性部分とニツケルの
導電性部分とが形成された電鋳用基板を得た。この基板
の耐久性は実施例1のそれと同様に優れたものであつた
。実施例 3 直径300mm、巾300龍の鏡面仕上げをした銅一鉄
製シリンダーの表面に実施例1と同様のホトエツチング
技術により所望形状の凹凸を形成して、ロール状の成型
用型とした。
ロールプレス彫刻機に上記ロール状成型用型と直径30
0mm巾300m11f)ABS樹脂製シリンダーを取
り付け、ロール状成型用型内にヒーターを配置して約1
90℃に加熱し圧力を50kg/C7n2として両シリ
ンダーを同一速度で回転させた。
一回転した所で装置を止め、ABS樹脂製シリンダーを
取り出したところ所望の形状の凹凸が形成されていた。
このシリンダーに実施例1と同様にして無電解ニツケル
メツキ、研摩、電気ニツケルメツキ一及び研摩の各工程
を実施し、円周平面上にABS樹脂の絶縁性部分とニツ
ケルの導電性部分とが所望のパターンで形成されたロー
ル状の電鋳用基板を得た。この得られた電鋳用マスター
シリンダーを連続電鋳箔製造装置に取ジ付け、このシリ
ンダーの円周方向に3CTL/分の周速で回転させなが
らスルフアミン酸ニツケル浴中で60μ厚の連続電鋳パ
ターン箔を連続的に製造した。長さ30mの連続電鋳パ
ターン箔の始点と終点でパターン形状に何ら変化がない
良好な電鋳品が得られ、しかも電鋳用マスターシリンダ
ーには何等損傷がなかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は本発明の電鋳用基板の製造法の一具
体例を示す概略断面図である。 1・・・・・・合成樹脂基体、2・・・・・・成型用型
、4・・・・・・凹部、5・・・・・・凸部、7・・・
・・・導電性薄層、9・・・・・・電気メツキ層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所望の形状に凹凸を形成した絶縁性の合成樹脂基体
    とこの合成樹脂基体の凹部内に凸部と同じ高さまで充填
    された導電性物質層とからなり、この導電性物質層は合
    成樹脂基体の凹部表面に被着した導電性の薄層と更にこ
    の上に積層した電気メッキ層とからなる電鋳用基板。 2 合成樹脂基体に形成されるべき凹部に対応して凸部
    を有する成型用型を用いて絶縁性の合成樹脂基体に所望
    の形状の凹凸を形成し、その後この合成樹脂基体表面に
    導電性物質を薄く被着させ、凸部頂上面の導電性物質を
    除去して凹部表面にのみ被着した導電性物質の薄層を形
    成し、次にこの導電性物質の薄層上に導電性物質の電気
    メッキを凹部が完全に詰まるまで施し、この電気メッキ
    層を研摩して凸部と同じ高さにすることを含む電鋳用基
    板の製造法。 3 平滑な絶縁性の合成樹脂基体の表面に導電性物質を
    薄く被着させ、その後合成樹脂基体に形成されるべき凹
    部に対応して凸部を有する成型用型を用いて上記基体に
    所望の形状の凹凸を形成し、凸部頂上面の導電性物質を
    除去して凹部表面にのみ被着した導電性物質の薄層を形
    成し、次にこの導電性物質の薄層上に導電性物質の電気
    メッキを凹部が完全に詰まるまで施し、この電気メッキ
    層を研摩して凸部と同じ高さにすることを含む電鋳用基
    板の製造法。
JP2207277A 1977-03-01 1977-03-01 電鋳用基板及びその製造法 Expired JPS5934794B2 (ja)

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JPS53106643A JPS53106643A (en) 1978-09-16
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003071006A1 (fr) * 2002-02-20 2003-08-28 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Moule d'electroformage fin et procede de fabrication de celui-ci

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003071006A1 (fr) * 2002-02-20 2003-08-28 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Moule d'electroformage fin et procede de fabrication de celui-ci

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