JPS593477Y2 - 熱動形過負荷継電器の操作機構 - Google Patents

熱動形過負荷継電器の操作機構

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JPS593477Y2
JPS593477Y2 JP12753078U JP12753078U JPS593477Y2 JP S593477 Y2 JPS593477 Y2 JP S593477Y2 JP 12753078 U JP12753078 U JP 12753078U JP 12753078 U JP12753078 U JP 12753078U JP S593477 Y2 JPS593477 Y2 JP S593477Y2
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JP
Japan
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operating
thermal overload
overload relay
contact switching
bimetal
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JP12753078U
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JPS5544541U (ja
Inventor
正光 日向
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富士電機株式会社
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【考案の詳細な説明】 この考案は、熱動形過負荷継電器の操作機構、一層詳細
には電気系統のシーケンスチェックを行う際、手動操作
により接点を切換える熱動形過負荷継電器の操作機構に
関するものである。
一般に、熱動形過負荷継電気は、接触器と直列に接続し
、過負荷継電器を流れる負荷電流によりヒータ部を介し
てバイメタルを加熱し、負荷電流が所定の許容値を越え
て増加した際、バイメタルの湾曲作用により継電器操作
機構を作動して継電器接点を切換え、接触器に引外し信
号を供給して接触器を遮断するために使用されている。
このような熱動形過負荷継電器は、電気系統のシーケン
スチェックを行う際、手動操作により過負荷時と同様に
接点を切換える必要があるが、従来の熱動形過負荷継電
器においては、上述の操作機構が装備されているものは
少く、また装備されている場合でも操作機構が複雑で製
品価値が高く、かつ操作機構が自動復帰式に構成されて
いないため、シーケンスチェックが完了した後、接点を
復帰させるには操作棒を復帰方向に操作する必要があり
、誤操作の惧れがある難点があった。
この難点は、接点切換操作棒の操作力をこれと交差する
方向に変換する連結部を備えたレバ一部材を設け、接点
切換操作棒の軸方向の運動を前記レバ一部材を介して接
点切換用ばね機構部へ伝達し、接点切換操作棒に操作力
が作用する期間接点が切換わり、操作力の作用が停止さ
れた際前記ばね機構部の復帰力により接点切換操作棒力
咽動的に復帰するよう構成することにより解消されるこ
とを突き止めた。
従って、本考案の一般的な目的は、簡単な構成で、手動
操作により過負荷時と同様に接点を切換えることができ
、しかも操作力の作用が停止された際、接点が自動的に
復帰して誤操作を防止することができる熱動形過負荷継
電器の操作機構を提供するにある。
この目的を達成するため、本考案においては、負荷電流
によりバイメタルを加熱し負荷電流が所定の動作電流を
越えて増加した際前記バイメタルの湾曲作用によりレバ
一部材を作動して継電器接点の切換えと共に接点切換操
作棒を移動させるよう構成した熱動形過負荷継電器にお
いて、レバ一部材の一端部に連結板を設け、この連結板
の接点切換操作棒の下端部とを連結して前記操作棒の軸
方向の運動がこれと交差する方向へ伝達されるようにし
、前記操作棒を引上げ操作している間接点の切換えが行
われるよう構成することを特徴とする。
前記の熱動形過負荷継電器の操作機構において、接点切
換操作棒の下端部に係合ピンを突設すると共に連結板に
前記操作棒の移動軸方向に傾斜した保合面を有するピン
係止孔を穿設し、前記係合ピンを前記ピン係止孔に嵌合
して接点切換操作棒と連結板とを連結して構成すること
ができる。
代案として、連結板に係合ピンを突設すると共に接点切
換操作棒の下端部にその移動軸方向に傾斜した保合面を
有するピン係止孔を穿設し、前記係合ピンを前記ピン係
止孔に嵌合して接点切換操作棒と連結板とを連結して構
成することも可能である。
また、レバ一部材は、一端部をケース壁部に枢着してな
り、他端部に連結板を設け、−変位部にバイメタルの一
端部に連動したシックに対して接離自在に補償バイメタ
ルを設けると共に他の変位部を接点切換機構に係合し、
前記補償バイメタルの一部にシーソ部材の一端部を係合
してこのシーン部材の他端部を偏心カムを備えた動作電
流調整ダイアルに弾力的に当接して構成する。
次に、本考案に係る熱動形過負荷継電器の操作機構の実
施例につき添付図面を参照しながら以下詳細に説明する
第1図は熱動形過負荷継電器の全体の構成を示すもので
、参照符号10は合成樹脂からなるケースを示し、この
ケース10の内部に3相各相毎にヒータ部12が設けら
れ、これらのヒータ部12の端子は夫々の継電器端子1
4に接続されている。
ヒータ部12の内部にはバイメタル16を挿着し、負荷
電流により前記ヒータ部12がそれぞれ発熱してバイメ
タル16を加熱するようになる。
バイメタル16の下端部はそれぞれシック18を連動し
、加熱によるバイメタル16の湾曲により、シフタ18
を図において左方に移行するよう構成する。
一方、一端部がL字状に屈折され、他端部に突起部20
を備えたシーソ22を設けて、これをケース10の内壁
部に突設したピン24に枢着し、このように構成したシ
ーソ22のL字状屈折部に切設した溝部26を温度補償
バイメタル28の切欠部30に係止し、この保合部32
を支点として前記補償バイメタル28が揺動し得るよう
構成する(第2図参照)。
ケース10の上面には、偏心カム34を備えた動作電流
調整ダイアル36を回転自在に配設し、この調整ダイア
ル36の偏心カム34をシーソ22の突起部20に対向
配設すると共に、調整ダイアル36の円周表面にテーパ
溝38を切設し、テーパ溝38とケース壁部との間に調
整ダイアル固定用の線状ばね40を介装する。
また、シーソ22の突起部20の背部とケース10の一
部に形成した凹部42との間に圧縮ばね44を介装し、
シーソ22の突起部20を偏心カム34のカム表面に圧
接するよう構成する。
一方、ケース10の壁部に接点切換レバー46を配設し
てこれを円柱状支持部48を介して枢着する。
この接点切換レバー46には、接点切換操作用突起部5
0と、補償バイメタル28の一端部を把持する把持部5
2と、操作棒60の軸方向に対して一辺が約45°傾斜
する三角孔54を穿設した連結板56とを設ける。
接点切換レバー46の把持部52には、一端部において
シフタ18と対向位置する補償バイメタル28の他端部
を挿入し、シフタ18の作動により補償バイメタル28
が保合部32を支点として図において時計方向に傾動し
た際、接点切換レバー46が支持部48を支点として時
計方向に回動するよう構成する。
また、ケース10の上部には、連結板56の三角孔54
と係合する保合ピン58を突設した接点切換操作棒60
を軸方向の所定範囲内において移動自在に配設する。
また、ケース10の壁部には、ばね機構部62を備えた
可動接点レバー64をその基部を固定させて配設し、こ
の可動接点レバー64の先端部に可動接点66を突設し
、一方この可動接点66と対向して常開接点68および
常閉接点70をケース10の壁部に配設し、接点切換レ
バー46が駆動された際、接点切換レバー46の突出部
50に当接配置された前記ばね機構部62に設けられた
操作ばね板72が押圧されて、第3図に示すように可動
接点66が常開接点68に切換わるよう構成する。
次に、このように構成した本考案装置の作用について説
明する。
先ず、動作電流を調整するため調整ダイアル36を回動
すると、線状ばね40のばね作用により偏心カム34は
安定した状態を維持しながら所望の位置に回動され、シ
ーソ22はその先端部に設けられた突起部20がばね4
4の押圧力により偏心カム34のカム表面に圧接された
状態を維持しながらピン24を支点として傾動する。
この場合、補償バイメタル28はシーソ22と係合部3
2を介して係止されており、且つ補償バイメタル28の
上端部は接点切換レバー46の把持部52で把持されて
いるため、シーソ22の傾動により補償バイメタル28
は接点切換レバー46の把持部52を支点として回動し
、補償バイメタル28とシフタ18との離間距離dが変
化する。
偏心カム34の偏心量は、シーソ22を介して補償バイ
メタル28の支点に対するレバー比により拡大され、補
償バイメタル28とシフタ18との離間距離dが変化す
ることにより、動作電流が広範囲に調整される。
いま、負荷電流が所定の調整された動作電流以下の場合
には、可動接点66は常閉接点70と接触した状態にあ
るが、負荷電流が所定の調整された動作電流を越えて増
加すると、バイメタル16の湾曲度が増加してシフタ1
8がバイメタル16の湾曲度に対応したストロークだけ
左方に駆動され、補償バイメタル28に当接し、さらに
この補償バイメタル28を係合部32を支点として時計
方向に回動偏位させる。
この時、補償バイメタル28の上端部は接点切換レバー
46の把持部52に係止されているため、補償バイメタ
ル28の時計方向への回動により、接点切換レバー46
は円柱状支持部48を支点として時計方向に回動し、接
点切換レバー46の突出部50がばね機構部62の操作
ばね板72を右方に押圧し、可動接点レバー64は常開
接点68の側に倒れて接点が切換わる(第3図)。
このようにして、接点が切換えられると、接触器用外し
信号が接触器に供給されて負荷電流が遮断される。
この結果、バイメタル16の湾曲度が所定量に減少する
と、ばね機構部62の操作ばね板72への押圧力が消滅
する。
従って、操作ばね板72は最初の状態(第1図)に復帰
し、これに伴い可動接点レバー64は再び常閉接点70
の側に倒れて接点が切換わる。
いま、電気系統のシーケンスチェックに際して、接点を
過負荷時と同様に切換えるため接点切換操作棒60を引
き上げると、接点切換操作棒60に突設した係合ピン5
8は連結板56に穿設した三角孔54の斜面に当接して
引き上げられ、接点切換操作棒60の軸方向に略直角な
方向の分力が生じて接点切換レバー46は過負荷時と同
様に時計方向に回動する。
これに伴い、接点切換レバー46の突出部50はばね機
構部62の操作ばね板72を押圧して可動接点66は常
開接点68に切換えられる(第3図参照)。
このような状態は、接点切換操作棒60が引き上げられ
ている間中持続されるが、操作者が手を離すことによっ
て接点切換操作棒60への操作力が停止された際には、
操作ばね板72の復帰力により可動接点66は再び常閉
接点70に切換わると共に、接点切換レバー46の突出
部50に操作ばね板72の力に基づいて左方向への押圧
力が作用し接点切換レバー46は反時計方向に回動し、
連結板56に穿設した三角孔54の斜面により係合ピン
58に下動方向の分力が作用して接点切換操作棒60は
下動し、最初の状態(第1図)に自動的に復帰する。
上述の実施例においては、接点切換操作棒60と接点切
換レバー46との連結部は、操作棒60に係合ピン58
を突設し、接点切換レバー46に連結した連結板56に
三角孔54を穿設して係止する構成としたが、第4図に
示すように、操作棒60に下方に斜面をもつ三角孔74
を穿設し、接点切換レバー46に係合ピン76を突設し
、三角孔74に係合ピン76を係止するよう構成しても
前述の実施例と全く同じ作用を行わせることができる。
本考案装置によれば、簡単な構成で、手動操作により過
負荷時と同様に接点を切換えることができ、しかも操作
力の作用が停止された際、接点が自動的に復帰して誤操
作を防止することができ、製造コストの低減並びに性能
の向上に資する効果が極めて大きい。
以上、本考案の好適な実施例について説明したが、本考
案の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更を
なし得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る熱動形過負荷継電器の操作機構の
一実施例を示す側断面図、第2図は第1図に示すシーン
と補償バイメタルとの係合部の構成を示す分解斜視図、
第3図は第1図に示す接点切換機構の動作状態を示す要
部側面図、第4図は第1図に示す接点切換操作棒と接点
切換レバーとの連結部の別の実施例を示す要部分解斜視
図である。 10・・・・・・ケース、12・・・・・・ヒータ部、
14・・・・・・継電器端子、16・・・・・・バイメ
タル、18・・・・・・シフタ、20・・・・・・突起
部、22・・・・・・シーソ、24・・・・・・ピン、
26・・・・・・溝部、28・・・・・・補償バイメタ
ル、30・・・・・・切欠部、32・・・・・・係合部
、34・・・・・・偏心カム、36・・・・・・動作電
流調整ダイアル、38・・・・・・テーパ溝、40・・
・・・・線状ばね、42・・・・・・凹部、44・・・
・・・圧縮ばね、46・・・・・・接点切換レバー、4
8・・・・・・円柱状支持部、50・・・・・・接点切
換操作用突出部、52・・・・・・把持部、54・・・
・・・三角孔、56・・・・・・連結板、58・・・・
・・係合ピン、60・・・・・・接点切換操作棒、62
・・・・・・ばね機構部、64・・・・・・可動接点レ
バー、66・・・・・・可動接点、68・・・・・・常
開接点、70・・・・・・常閉接点、72・・・・・・
操作ばね板、74・・・・・・三角孔、76・・・・・
・係合ピン。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)負荷電流によりバイメタルを加熱し負荷電流が所
    定の動作電流を越えて増加した際前記バイメタルの湾曲
    作用によりレバ一部材を作動して継電器接点の切換えと
    共に接点切換操作棒を移動させるよう構成した熱動形過
    負荷継電器において、レバ一部材の一端部に連結板を設
    け、この連結板と持点切換操作棒の下端部とを係合して
    前記操作棒の軸方向の運動がこれと交差する方向へレバ
    一部材に伝達されるようにし、前記操作棒の引上げ操作
    により接点の切換えが行われるよう構成したことを特徴
    とする熱動形過負荷継電器の操作機構。
  2. (2)実用新案登録請求の範囲第1項記載の熱動形過負
    荷継電器の操作機構において、接点切換操作棒の下端部
    に保合ピンを突設すると共に連結板に前記操作棒の移動
    軸方向に傾斜した保合面を有するピン係止孔を穿設し、
    前記係合ピンを前記ピン係止孔に嵌合して接点切換操作
    棒と連結板とを連結してなる熱動形過負荷継電器の操作
    機構。
  3. (3)実用新案登録請求の範囲第1項記載の熱動形過負
    荷継電器の操作機構において、連結板に保合ピンを突設
    すると共に接点切換操作棒の下端部にその移動軸方向に
    傾斜した係合面を有するピン係止孔を穿設し、前記係合
    ピンを前記ピン係止孔に嵌合して接点切換操作棒と連結
    板とを連結してなる熱動形過負荷継電器の操作機構。
  4. (4)実用新案登録請求の範囲第1項乃至第3項のいず
    れかに記載の熱動形過負荷継電器の操作機構において、
    レバ一部材は、一端部をケース壁部に枢着してなり、他
    端部に連結板を設け、−変位部にバイメタルの一端部に
    連動したシフタに対して接離自在に補償バイメタルを設
    けると共に他の変位部を接点切換機構に係合し、前記補
    償バイメタルの一部にシーソ部材の一端部を係合してこ
    のシーソ部材の他端部を偏心カムを備えた動作電流調整
    ダイアルに弾力的に当接してなる熱動形過負荷継電器の
    操作機構。
JP12753078U 1978-09-19 1978-09-19 熱動形過負荷継電器の操作機構 Expired JPS593477Y2 (ja)

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JPS5544541U JPS5544541U (ja) 1980-03-24
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